JP1/Performance Management 設計・構築ガイド
- 09-50以降のPFM - Web Consoleでは,グラフに使用されるデフォルトの系列色を変更しました。グラフの系列色は初期設定ファイル(config.xml)を編集して変更できます。詳細については,マニュアル「JP1/Performance Management 運用ガイド」の,稼働分析のためのレポートの作成について説明している章を参照してください。
- 09-50以降のPFM - Web Consoleでは,レポートのグラフの外観に変更点があります。変更点を次の表に示します。
表E-1 グラフの外観の変更点
グラフの種別 変更個所 PFM - Web Console 09-10以前 PFM - Web Console 09-50以降 すべてのグラフ 背景色 灰色 白色 データラベルと系列名 複数の系列が同一名称の場合,そのまま表示 複数の系列が同一名称の場合,名称の末尾に連番を付加して表示 3Dグラフの形状 立体
- 棒グラフ:平面グラデーション
- 円グラフ:立体
集合縦棒 データラベル 隣のデータラベルと文字列が重なる場合,文字を間引いて表示 隣のデータラベルと文字列が重なる場合,重なる部分を「...」と表示 集合横棒 データラベル 隣のデータラベルと文字列が重なる場合,文字を間引いて表示 隣のデータラベルと文字列が重なる場合,文字サイズを縮小して表示 系列色 グラフの下から上の順序で彩色 グラフの上から下の順序で彩色 円 百分率の始点 データ数に応じて変動 常に12時の位置 グラフの配置 複数グラフ表示時は左ぞろえで配置 複数グラフ表示時は中央ぞろえで配置 面・積み上げ面 データ欠落部分の表示(グラフオプションで[データ欠落部分でグラフを欠落する]選択時) データ欠落部分では面が表示されない
- データ欠落部分を0として,データ存在部分と直線で結んだ領域に面を表示
- 複数インターバルでデータ欠落が続いた場合,直前のデータ存在部分と最後のデータ欠落部分(値は0)との間を直線で結んだ領域に面を表示
積み上げ面 境界線の表示 あり なし 複合レポート グリッド表示 系列グループ1のグラフのY軸に対して表示 最前面に表示されるグラフのY軸に対して表示 Y軸ラベルの配置 系列の順序に内側から配置 グラフの前面から背面の順序に内側から配置 凡例 中央ぞろえで表示 左ぞろえで表示 系列色 最初の系列グループから昇順で彩色 最後の系列グループから昇順で彩色 - 09-50以降のPFM - Managerで,業務グループによるアクセスコントロール機能を有効にしている場合,09-10以前のPFM - Web Consoleから接続できなくなります。
- 09-50以降のPFM - BaseまたはPFM - Managerをインストールした場合,新規インストールかバージョンアップインストールかに関係なく,Agentホストリモート操作制限オプションおよびAgent間直接情報参照抑止オプションは無効に設定されます。Agentホストリモート操作制限オプションおよびAgent間直接情報参照抑止オプションを有効にしたい場合は,「5.4.11 Agentホストリモート操作制限オプションおよびAgent間直接情報参照抑止オプションの設定」(Windowsの場合)または「6.4.10 Agentホストリモート操作制限オプションおよびAgent間直接情報参照抑止オプションの設定」(UNIXの場合)を参照してください。
- 09-10-02以降のPFM - Managerを新規またはバージョンアップインストールした場合,エージェントのアラームステータスの確認状況によっては,エージェントイベントとして次に示すメッセージテキストが出力されることがあります。
詳細については,マニュアル「JP1/Performance Management リファレンス」の付録の,起動情報ファイル(jpccomm.ini)について説明している個所を参照してください。
- State change(Unconfirmed)
- State information
- State information(Unconfirmed)
- 09-00以前から09-10以降のPerformance Managementへバージョンアップインストールした場合,PFM - AgentまたはPFM - RMの各フィールドのLogプロパティがYesまたはNoに固定される場合があります。この場合に,既存のLogプロパティの設定値が異なるときには,KAVE00352-Wメッセージが共通メッセージログに出力され,設定値が変更されます。Logプロパティが固定されるレコードについては,各PFM - AgentまたはPFM - RMのマニュアルを参照してください。
- 09-10以降のPFM - BaseまたはPFM - Managerを新規にインストールした場合,および09-00以前から09-10以降へバージョンアップインストールした場合,アラーム正常回復時の測定値出力機能は無効になります。09-10以降からバージョンアップインストールした場合,アラーム正常回復時の測定値出力機能は以前の設定を引き継ぎます。アラーム正常回復時の測定値出力機能を有効にしたい場合は,「5.4.10 アラーム正常回復時の測定値出力機能の設定」(Windowsの場合)または「6.4.9 アラーム正常回復時の測定値出力機能の設定」(UNIXの場合)を参照してください。
- 09-10以降のPFM - Web Consoleを新規にインストールした場合は,レポート系列ページング機能がデフォルトで有効になります。09-10以降からバージョンアップインストールした場合,レポート系列ページング機能は以前の設定を引き継ぎます。09-00以前から09-10以降へバージョンアップインストールした場合,レポート系列ページング機能は無効になります。レポート系列ページング機能を有効にしたい場合は,「5.4.6(1)(c) データの取得や表示の設定」(Windowsの場合)または「6.4.6(1)(c) データの取得や表示の設定」(UNIXの場合)を参照してください。
- 09-00以降のPFM - BaseまたはPFM - Managerを新規にインストールした場合は,プロダクト名表示機能がデフォルトで有効になります。09-00以降からバージョンアップインストールした場合,プロダクト名表示機能は以前の設定を引き継ぎます。08-51以前から09-00以降へバージョンアップインストールした場合,プロダクト名表示機能は無効になります。プロダクト名表示機能を有効にしたい場合は,「5.4.9 プロダクト名表示機能の設定」(Windowsの場合)または「6.4.8 プロダクト名表示機能の設定」(UNIXの場合)を参照してください。
- 09-00以降のPFM - Web Consoleでは,監視コンソールのWebブラウザとしてMozillaをサポートしていません。監視コンソールがUNIXの場合,WebブラウザにはFirefox 2または3を利用してください。
- バージョン08-50以降では,Solarisで,適用していないとPerformance Managementのプログラムが起動できない前提パッチがあります。必要なパッチについてはリリースノートを参照してください。
- バージョンアップする際には,古いバージョンのPerformance Managementのプログラムをアンインストールしないでください。アンインストールすると,古いバージョンで作成したレポート定義,アラーム定義,パフォーマンスデータなども一緒に削除されてしまうため,新しいバージョンで使用できなくなります。
- 08-00以降のPFM - Managerを07-50以前のPerformance Managementのプログラムと混在させてインストールする場合,08-00以降のPFM - Managerをアンインストールするには,PFM - Web Console以外のPerformance Managementプログラム,PFM - Managerの順でアンインストールする必要があります。
- 08-00以降のPFM - Baseを07-50以前のPerformance Managementのプログラムと混在させてインストールする場合,08-00以降のPFM - Baseをアンインストールするには,PFM - Web Console以外のPerformance Managementプログラム,PFM - Baseの順でアンインストールする必要があります。
- Performance Managementのプログラムを上書きインストールすると,次の項目が自動的に更新されます。
- Agent StoreおよびRemote Monitor StoreサービスのStoreデータベースファイル
- iniファイル
- 一つのホスト上で複数のサービスのセットを起動できるアプリケーションプログラムを,一つのPFM - AgentまたはPFM - RMで監視しているPFM - AgentまたはPFM - RMのインスタンス環境
- Performance Managementプログラムを新規にインストールした場合は,ステータス管理機能がデフォルトで有効になります。ただし,07-50から08-00以降へバージョンアップインストールした場合,ステータス管理機能の設定状態は元のままとなります。
- バージョン08-00以降のPerformance Managementプログラムをインストールした場合,ステータス管理機能の設定状態は次のようになります。
注※ 次の場合が該当します。
- Performance Managementのプログラムがインストールされていないホストに08-00以降のPFM - ManagerまたはPFM - Baseを新規インストールした場合
ステータス管理機能の設定状態:有効になります。
- それ以外の場合※
ステータス管理機能の設定状態:既存のままです。
なお,06-70〜07-00のPerformance Managementはステータス管理機能を持たないため,この場合の設定状態は「無効」になります。
- 06-70〜07-50のPFM - Managerを08-00以降にバージョンアップした場合
- 06-70〜07-50のPFM - Agentがインストールされている環境に,08-00以降のPFM - ManagerまたはPFM - Baseを新規インストールした場合
- バージョン08-00以降のPerformance Managementプログラムでは,Storeサービスの実行プログラム(Windowsの場合はjpcsto.exeおよびstpqlpr.exe,UNIXの場合はjpcstoおよびstpqlpr)の配置先が変更されています。PFM - ManagerおよびPFM - Agentを08-00以降にバージョンアップする際に,旧配置先のStoreサービスの実行プログラムは削除されます。
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