付録A.1 正規表現の構文

Log Viewerの検索条件には,java.util.regexパッケージで使用できる正規表現を指定します。java.util.regexパッケージの詳細は,JavaTM 2 Platform, Standard Editionの対象バージョンのAPI仕様を参照してください。

ここでは,java.util.regexパッケージで使用できる主な正規表現の構文について説明します。正規表現および数量子の主な構文を次の表に示します。

表A-1 正規表現の主な構文

構文説明
abc「abc」を検索します。
¥¥バックスラッシュ文字を検索します。
[abc]「a」,「b」または「c」を検索します。
[^abc]「a」,「b」および「c」以外の文字を検索します。
[a-zA-Z]「a」~「z」または「A」~「Z」を検索します。
[a-d[m-p]]「a」~「d」または「m」~「p」を検索します。
[a-dm-p]と指定した場合と同じです。
[a-z&&[def]]「d」,「e」または「f」を検索します。
[a-z&&[^bc]]「b」および「c」を除いた「a」~「z」を検索します。
[a-z&&[^m-p]]「m」~「p」を除いた「a」~「z」を検索します。
¥tタブ文字を検索します。
¥n改行を検索します。
¥rキャリッジリターン文字を検索します。
.すべての文字を検索します。
¥d数字を検索します。
[0-9]と指定した場合と同じです。
¥D数字以外を検索します。
[^0-9]と指定した場合と同じです。
¥s空白文字を検索します。
[¥t¥n¥f¥r¥x0B]と指定した場合と同じです。
¥S空白文字以外を検索します。
[^¥s]と指定した場合と同じです。
¥w単語構成文字を検索します。
[0-9a-zA-Z]と指定した場合と同じです。
¥W非単語文字を検索します。
[^¥w]と指定した場合と同じです。
X|YXまたはYを検索します。

表A-2 数量子の主な構文

構文説明
X?Xが0回または1回出現する最長の文字列を検索します。
X*Xが0回以上出現する最長の文字列を検索します。
X+Xが1回以上出現する最長の文字列を検索します。
X{n}Xがn回出現する最長の文字列を検索します。
X{n,}Xがn回以上出現する最長の文字列を検索します。
X{n,m}Xがn回以上,m回以下出現する最長の文字列を検索します。
X??Xが0回または1回出現する最短の文字列を検索します。
X*?Xが0回以上出現する最短の文字列を検索します。
X+?Xが1回以上出現する最短の文字列を検索します。
X{n}?Xがn回出現する最短の文字列を検索します。
X{n,}?Xがn回以上出現する最短の文字列を検索します。
X{n,m}?Xがn回以上,m回以下出現する最短の文字列を検索します。
X?+Xが0回または1回出現するできるだけ長い文字列を検索します。
X*+Xが0回以上出現するできるだけ長い文字列を検索します。
X++Xが1回以上出現するできるだけ長い文字列を検索します。
X{n}+Xがn回出現するできるだけ長い文字列を検索します。
X{n,}+Xがn回以上出現するできるだけ長い文字列を検索します。
X{n,m}+Xがn回以上,m回以下出現するできるだけ長い文字列を検索します。