9.4.2 bjexla_bjexexec.confBJEX実行ログ監視設定ファイル

バッチジョブ実行サーバでのBJEX実行ログの監視について設定します。

<この項の構成>
(1) 格納ディレクトリ・ファイル名
(2) パラメーター一覧
(3) 設定の反映時期
(4) パラメーター詳細
(5) 注意事項
(6) 定義例

(1) 格納ディレクトリ・ファイル名

UNIXの場合:/opt/hitachi/bjexlog/bjexlogagent/conf/bjexla_bjexexec.conf

Windowsの場合:Log Agentのインストール先フォルダ¥conf¥bjexla_bjexexec.conf

(2) パラメーター一覧

表9-4 bjexla_bjexexec.confのパラメーター一覧

パラメーター名内容規定値起動中の変更可否
WATCHBJEXの実行ログの監視の有無ON※1
FILENAME監視するBJEXの実行ログのファイル名UNIXの場合:
/opt/hitachi/bjex/log/BjexLog.log
Windowsの場合:
All Usersのプロファイルのドキュメントフォルダ/Hitachi/BJEX/log/BjexLog.log
×
WATCH_INTERVALBJEXの実行ログを監視する間隔3※1
WATCH_RETRY_MAXBJEXの実行ログのファイル監視失敗時に,監視をリトライする回数5※1
MAX_SIZEBJEXの実行ログのログ情報を一時蓄積するファイルの容量の上限1※1
FORMAT※2収集対象とするログ情報.*※1
EXFORMAT※2収集対象外とするログ情報なし※1
REPLACE_LINEFEED改行コードの置換文字列"?"※1
(凡例)
○:Log Agentの起動中に,パラメーターの値を変更できます。
×:Log Agentの起動中に,パラメーターの値を変更しないでください。
注※1
引数にreloadを指定して実行したbjexlagent(Log Agent設定コマンド)が正常に完了して(KAKH501-Iが出力されて),BJEXの実行ログの収集が開始されたとき,設定の変更が有効になります。
注※2
監視対象のメッセージが重複している場合,EXFORMATパラメーターの指定が優先されます。

(3) 設定の反映時期

UNIXの場合,設定内容は,引数にstartまたはreloadを指定してbjexlagent(Log Agent設定)コマンドを実行したときに,反映され有効になります。

Windowsの場合,設定内容は,WindowsのサービスからLog Agentを開始したとき,またはreloadを指定してbjexlagent(Log Agent設定コマンド)を実行したときに,反映され有効になります。

(4) パラメーター詳細

WATCH
BJEXの実行ログを監視するかどうかを指定します。
  • ON:監視します。
  • OFF:監視しません。
規定値は「ON」です。
FILENAME
監視するBJEXの実行ログのファイル名をフルパスまたは相対パスで指定します。Windowsの場合でもファイル区切り記号には,「/」を使用します。
UNIXの規定値:/opt/hitachi/bjex/log/BjexLog.log
Windowsの規定値:All Usersのプロファイルのドキュメントフォルダ/Hitachi/BJEX/log/BjexLog.log
WATCH_INTERVAL
BJEXの実行ログを監視する間隔を1~30の整数値で指定します。単位は秒です。
規定値は「3」です。
WATCH_RETRY_MAX
BJEXの実行ログのファイル監視に失敗した場合に,監視のリトライ回数を1~99の整数値で指定します。単位は秒です。
このパラメーターに指定した回数だけ監視をリトライしても読み込めないときは,BJEXの実行ログの監視を中断します。WATCH_INTERVALパラメーターに指定した秒数が経過するまで,監視を停止します。
規定値は「5」です。
MAX_SIZE
BJEXの実行ログのログ情報を一時蓄積するファイルの容量の上限を,1~1024の整数値で指定します。単位はMBです。
一時蓄積ファイルの容量がこのパラメーターに指定した値を超えると,一時蓄積ファイルの上限を超えたことを示すメッセージ(KAKH107-W)が出力されます。Log Managerへログ情報が送信されないまま,一時蓄積ファイルへのログ情報の蓄積が継続されると,ファイルの容量がMAX_SIZEパラメーターに指定した値の2倍になった時点で,最大蓄積量に到達したことを示すメッセージ(KAKH100-E)が出力されます。また,それまで蓄積していたログ情報が破棄され,ログ情報の蓄積が中断されます。
規定値は「1」です。
FORMAT
BJEXの実行ログのうち,収集対象とするログ情報を1,024バイト以内の正規表現で指定します。
正規表現は,java.util.regex.Patternsクラスで表現できる形式で指定します。複数の形式を指定する場合は論理和で指定します。
例えば,「.*err.*|.*Err.*」を指定すると,BJEX実行ログから「err」または「Err」を含むログ情報だけを収集します。
java.util.regexパッケージで使用できる正規表現および正規表現の指定例については,マニュアル「uCosminexus Batch Job Execution Server ログビューア 操作ガイド」を参照してください。
規定値は「.*」です。
EXFORMAT
BJEXの実行ログのうち,収集対象外とするログ情報を1,024バイト以内の正規表現で指定します。
正規表現は,java.util.regex.Patternsクラスで表現できる形式で指定します。複数の形式を指定する場合は論理和で指定します。
例えば,「.*KAKCd4-I.*」を指定すると,BJEXの実行ログのうち,タイプコードがI(情報)に該当するログ情報を除いて収集します。
java.util.regexパッケージで使用できる正規表現および正規表現の指定例については,マニュアル「uCosminexus Batch Job Execution Server ログビューア 操作ガイド」を参照してください。
規定値はありません。
REPLACE_LINEFEED
BJEX実行ログのメッセージテキスト中に改行コードが含まれる場合に,Log Managerに転送する前にLog Agentで改行コードを置き換えるときの文字列を0~64文字以内の半角文字で指定します。置換文字列は,必ず「"」で囲んで指定してください。
0文字("")を指定した場合,改行コードを削除し,改行コード前後の文字を連結します。
(指定例)
  • 改行コードを疑問符に置き換える場合
    REPLACE_LINEFEED="?"
  • 改行コードをAbcdという4文字に置き換える場合REPLACE_LINEFEED="Abcd"
  • 改行コードを削除(次の行と連結)する場合
    REPLACE_LINEFEED=""
規定値は,「"?"」(半角の疑問符)です。

(5) 注意事項

(6) 定義例