6.1 ログ収集ディレクトリの容量監視
想定外のログ情報の出力やディスク使用量の圧迫などが原因で,ログ収集ディレクトリの容量が不足することがあります。ログ収集ディレクトリの容量が不足すると,Log Managerがログ情報を蓄積できなくなり,収集したログ情報は破棄されます。また,Log Managerが停止する要因になります。
このような事象を事前に察知して防止するために,定期的にログ収集ディレクトリの空き容量を監視してください。容量の監視時に空き容量の不足を確認したら,容量確保のために,ログ情報をアーカイブし,ログ収集ディレクトリから削除します。
- <この節の構成>
- (1) UNIXの場合
- (2) Windowsの場合
(1) UNIXの場合
ログ収集ディレクトリの容量を確認するコマンドについて説明します。目的に応じて,次に示すコマンドを実行します。
- ディレクトリごとの容量を確認する場合
- OSのduコマンドを使用します。コマンドの実行例および実行結果の例を次に示します。
> du -ks /opt/hitachi/bjexlog/bjexlogmanager/data
4860 /opt/hitachi/bjexlog/bjexlogmanager/data |
- この例では,「/opt/hitachi/bjexlog/bjexlogmanager/data」ディレクトリの容量が4,860KBであることを示しています。
- パーティションごとの容量を確認する場合
- AIXまたはLinuxの場合,OSのdfコマンドを使用します。コマンドの実行例および実行結果の例を次に示します。
> df
Filesystem 512-blocks Free %Used Iused %Iused Mounted on
/dev/hd4 4194304 3577096 15% 3596 1% /
/dev/hd2 4194304 951320 78% 33875 24% /usr
/dev/hd9var 4194304 2472544 42% 9241 4% /var
/dev/hd3 262144 240480 9% 75 1% /tmp
/dev/hd1 20971520 3015600 86% 93778 22% /home
/proc - - - - - /proc
/dev/hd10opt 4194304 215584 95% 25939 48% /opt |
- この例では,各パーティションの使用可能容量および空き容量が表示されています。
- HP-UXの場合,OSのbdfコマンドを使用します。bdfコマンドの実行例および実行結果の例を次に示します。
> bdf
Filesystem kbytes used avail %used Mounted on
/dev/vg00/lvol3 1073152 913424 158512 85% /
/dev/vg00/lvol1 1835008 128728 1693048 7% /stand
/dev/vg00/lvol8 7987200 6997504 989696 88% /var
/dev/vg00/lvol7 8118272 2665192 5410528 33% /usr
/dev/vg00/lvol4 524288 392544 131432 75% /tmp
/dev/vg00/lvol6 8298496 7944864 350944 96% /opt
/dev/vg02/lvol1 35553280 10707326 23301723 31% /home2 |
- この例では,各パーティションの使用可能容量および空き容量が表示されています。
duコマンド,dfコマンドおよびbdfコマンドの詳細は,OSのマニュアルを参照してください。
容量を確認し,ログ情報のアーカイブが必要な場合は,「6.2 ログ情報のアーカイブと復元」を参照してログ情報をアーカイブしてください。
(2) Windowsの場合
ログ収集フォルダがあるドライブのプロパティを開いて,ドライブの容量を監視してください。容量を確認し,ログ情報のアーカイブが必要な場合は,「6.2 ログ情報のアーカイブと復元」を参照してログ情報をアーカイブしてください。