uCosminexus Batch Job Execution Server ログビューア 導入・運用ガイド

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9.4.3 bjexla_syslog.confsyslog監視設定ファイル

バッチジョブ実行サーバでのsyslogの監視について設定します。ただし,Windowsの場合はこのファイルを変更しないでください。

<この項の構成>
(1) 格納ディレクトリ・ファイル名
(2) パラメーター一覧
(3) 設定の反映時期
(4) パラメーター詳細
(5) 注意事項
(6) 定義例

(1) 格納ディレクトリ・ファイル名

UNIXの場合:/opt/hitachi/bjexlog/bjexlogagent/conf/bjexla_syslog.conf

Windowsの場合:Log Agentのインストール先フォルダ\conf\bjexla_syslog.conf

(2) パラメーター一覧

表9-5 bjexla_syslog.confのパラメーター一覧

パラメーター名 内容 規定値 起動中の変更可否
WATCH syslogの監視の有無 ON ※1
FILENAME 監視するsyslogのファイル名 /tmp/syslog.out ×
WATCH_INTERVAL syslogを監視する間隔 3 ※1
WATCH_RETRY_MAX syslogのファイル監視失敗時に,監視をリトライする回数 5 ※1
MAX_SIZE syslogのログ情報を一時蓄積するファイルの容量の上限 1 ※1
FORMAT※2 収集対象とするログ情報 .* ※1
EXFORMAT※2 収集対象外とするログ情報 なし ※1
REPLACE_LINEFEED 改行コードの置換文字列 "?" ※1

(凡例)
○:Log Agentの起動中に,パラメーターの値を変更できます。
×:Log Agentの起動中に,パラメーターの値を変更しないでください。

注※1
引数にreloadを指定して実行したbjexlagent(Log Agent設定コマンド)が正常に完了して(KAKH501-Iが出力されて),BJEXの実行ログの収集が開始されたとき,設定の変更が有効になります。

注※2
監視対象のメッセージが重複している場合,EXFORMATパラメーターの指定が優先されます。

(3) 設定の反映時期

設定内容は,引数にstartまたはreloadを指定してbjexlagent(Log Agent設定)コマンドを実行したときに,反映され有効になります。

(4) パラメーター詳細

WATCH
syslogを監視するかどうかを指定します。
  • ON:監視します。
  • OFF:監視しません。
規定値は「ON」です。

FILENAME
監視するsyslogのファイル名をフルパスまたは相対パスで指定します。
規定値は「/tmp/syslog.out」です。

WATCH_INTERVAL
syslogを監視する間隔を1〜30の整数値で指定します。単位は秒です。
規定値は「3」です。

WATCH_RETRY_MAX
syslogのファイル監視に失敗した場合に,監視のリトライ回数を1〜99の整数値で指定します。
このパラメーターに指定した回数だけ監視をリトライしても読み込めないときは,syslogの監視を中断します。WATCH_INTERVALパラメーターに指定した秒数が経過するまで,監視を停止します。
規定値は「5」です。

MAX_SIZE
syslogのログ情報を一時蓄積するファイルの容量の上限を,1〜1024の整数値で指定します。単位はMBです。
一時蓄積ファイルの容量がこのパラメーターに指定した値を超えると,一時蓄積ファイルの上限を超えたことを示すメッセージ(KAKH107-W)が出力されます。Log Managerへログ情報が送信されないまま,一時蓄積ファイルへのログ情報の蓄積が継続されると,ファイルの容量がMAX_SIZEパラメーターに指定した値の2倍になった時点で,最大蓄積量に到達したことを示すメッセージ(KAKH100-E)が出力されます。また,それまで蓄積していたログ情報が破棄され,ログ情報の蓄積が中断されます。
規定値は「1」です。

FORMAT
syslogのうち,収集対象とするログ情報を1,024バイト以内の正規表現で指定します。
正規表現は,java.util.regex.Patternsクラスで表現できる形式で指定します。複数の形式を指定する場合は論理和で指定します。
例えば,「.*err.*|.*Err.*」を指定すると,syslogから「err」または「Err」を含むログ情報だけを収集します。
java.util.regexパッケージで使用できる正規表現および正規表現の指定例については,マニュアル「uCosminexus Batch Job Execution Server ログビューア 操作ガイド」を参照してください。
規定値は「.*」です。

EXFORMAT
syslogのうち,収集対象外とするログ情報を1,024バイト以内の正規表現で指定します。
正規表現は,java.util.regex.Patternsクラスで表現できる形式で指定します。複数の形式を指定する場合は論理和で指定します。
例えば,「.*Information.*」を指定すると,syslogのうち「Information」に該当するメッセージを除いて収集します。
java.util.regexパッケージで使用できる正規表現および正規表現の指定例については,マニュアル「uCosminexus Batch Job Execution Server ログビューア 操作ガイド」を参照してください。
規定値はありません。

REPLACE_LINEFEED
syslogのメッセージテキスト中に改行コードが含まれる場合に,Log Managerに転送する前にLog Agentで改行コードを置き換えるときの文字列を0〜64文字以内の半角文字で指定します。置換文字列は,必ず「"」で囲んで指定してください。
0文字("")を指定した場合,改行コードを削除し,改行コード前後の文字を連結します。

(指定例)
  • 改行コードを疑問符に置き換える場合
    REPLACE_LINEFEED="?"
  • 改行コードをAbcdという4文字に置き換える場合
    REPLACE_LINEFEED="Abcd"
  • 改行コードを削除(次の行と連結)する場合
    REPLACE_LINEFEED=""
規定値は,「"?"」(半角の疑問符)です。

(5) 注意事項

(6) 定義例

 
WATCH=ON
FILENAME=/tmp/syslog.out
WATCH_INTERVAL=3
WATCH_RETRY_MAX=5
MAX_SIZE=1
FORMAT=.*
REPLACE_LINEFEED="?"
 

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