uCosminexus Batch Job Execution Server ログビューア 導入・運用ガイド

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6.2 ログ情報のアーカイブと復元

BJEXログビューアの稼働中は,ログ収集サーバのログ収集ディレクトリで,ログ情報を蓄積したファイルが増えていきます。そのため,ログ収集ディレクトリの容量が満杯になる前に,定期的にログ情報の蓄積ファイルをアーカイブして,ログ収集ディレクトリから削除する必要があります。

アーカイブし,削除したログ情報は,Log Viewerでの検索対象になりません。そのため,アーカイブしたログ情報を検索対象に戻す場合は,アーカイブする前と同じディレクトリに復元する必要があります。

ここでは,ログ収集サーバでのログ情報のアーカイブ,および復元について説明します。

<この節の構成>
(1) UNIXの場合
(2) Windowsの場合

(1) UNIXの場合

(a) ログ情報のアーカイブと削除

ログ情報のアーカイブおよび削除は,次のどれかのディレクトリの単位で行います。ファイルの単位でのアーカイブおよび削除は行わないでください。

ログ情報のアーカイブおよび削除手順を次に示します。ログ収集サーバのマシンで実行してください。

  1. tarコマンドを実行して,ディレクトリをアーカイブします。
    実行するコマンドの形式を次に示します。
     
    tar -cvf アーカイブファイル名.tar アーカイブするディレクトリ
     
    引数-cvfに指定する値を次に示します。斜体で示す部分を環境に合わせて変更してください。
    • アーカイブファイル名.tar
      アーカイブファイル名を指定します。アーカイブファイルの拡張子はtarです。
    • アーカイブするディレクトリ
      アーカイブするディレクトリを指定します。

    ■コマンドの実行例
    「ログ種別」ディレクトリの単位でアーカイブするときは,次のコマンドを実行します。なお,アーカイブファイル名は「20081001.tar」とします。また,ログ収集ディレクトリは設定ファイルの規定値(/opt/hitachi/bjexlog/bjexlogmanager/data),マシン名ディレクトリは「hostA」,日付ディレクトリは「20081001」,ログ種別は「syslog」とします。
     
    tar -cvf 20081001.tar /opt/hitachi/bjexlog/bjexlogmanager/data/hostA/20081001/syslog
     
    コマンドを実行すると,アーカイブファイルが作成されます。
  2. rmコマンドを実行して,ディレクトリを削除します。
    実行するコマンドの形式を次に示します。
     
    rm -r 削除するディレクトリ
     
    引数-rに指定する値を次に示します。斜体で示す部分を環境に合わせて変更してください。
    • 削除するディレクトリ
      手順1でアーカイブするディレクトリに指定したディレクトリを指定します。

    ■コマンドの実行例
    手順1の例でアーカイブしたディレクトリを削除するときは,次のコマンドを実行します。
     
    rm -r /opt/hitachi/bjexlog/bjexlogmanager/data/hostA/20081001/syslog
     
    コマンドを実行すると,ディレクトリが削除されます。

tarコマンドおよびrmコマンドの詳細は,OSのマニュアルを参照してください。

(b) アーカイブしたログファイルの復元

アーカイブしたログ情報は,アーカイブしたディレクトリの単位で,該当するディレクトリに復元します。ログ情報の復元は,ログ収集サーバのマシンで実行してください。

tarコマンドを実行して,ログファイルを復元します。

実行するコマンドの形式を次に示します。

 
tar -xvf 復元するアーカイブファイル名.tar
 

引数-xvfに指定する値を次に示します。斜体で示す部分を環境に合わせて変更してください。

■コマンドの実行例
(a) ログ情報のアーカイブと削除」でアーカイブしたディレクトリを復元するときは,次のコマンドを実行します。なお,復元するアーカイブファイル名は「20081001.tar」とします。
 
tar -xvf 20081001.tar
 
コマンドを実行すると,アーカイブファイルが復元されます。

tarコマンドの詳細は,OSのマニュアルを参照してください。

(2) Windowsの場合

(a) ログ情報のアーカイブと削除

ログ情報のアーカイブおよび削除は,次のどれかのフォルダの単位で行います。ファイルの単位でのアーカイブおよび削除は行わないでください。

ログ情報のアーカイブおよび削除手順を次に示します。ログ収集サーバのマシンで実行してください。

  1. Windowsのエクスプローラで,アーカイブ対象のフォルダを右クリックして表示されたメニューから「コピー」を選択します。
  2. Windowsのエクスプローラで,アーカイブ先のフォルダまたはドライブで右クリックして表示されたメニューから「貼り付け」を選択します。
  3. Windowsのエクスプローラで,アーカイブ対象のフォルダを右クリックし表示されたメニューから「削除」を選択します。

(b) アーカイブしたログファイルの復元

アーカイブしたログ情報は,アーカイブしたフォルダの単位で,該当するフォルダに復元します。アーカイブしたログ情報を復元する手順を次に示します。

  1. Windowsのエクスプローラで,アーカイブしたフォルダを右クリックして表示されたメニューから「コピー」を選択します。
  2. Windowsのエクスプローラで,ログ情報の適切な場所を右クリックして表示されたメニューから「貼り付け」を選択します。

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