2.5
複数の宛先の選択
ここでは,受付作業で稟議先を同時に二人指定できるようにする方法を説明します。
処理の概要
販売契約稟議EUR帳票に,宛先ドロップダウンリストを追加します。
振り分けルール定義で,次の内容を定義します。
BLCの受信ボックステーブル(以降,BLC_INBOX_Tと表記します)のNMITEM3カラムおよびNMITEM4カラムの値を稟議作業の作業者として割り当てる振り分けルールを作成する。
稟議業務ステップに稟議2作業を追加し,二つの作業に振り分けルールを設定する。
稟議業務ステップのあとに,申請者確認業務ステップを追加する。
申請者確認業務ステップでは,承認作業または受付作業が完了したあとに,申請者本人が処理の状況を確認します。
ユーザ追加処理で,次の処理を追加します。
受付作業(稟議業務ステップの一つ前の作業)で帳票を表示したときに,稟議2作業の宛先情報をドロップダウンリストへ追加する。
受付作業で帳票の[承認]ボタンをクリックしたときに,BLC_INBOX_TのNMITEM3カラムおよびNMITEM4カラムに稟議1作業および稟議2作業の宛先を設定する。
帳票定義を編集して,受付作業でだけ,稟議2作業の宛先ドロップダウンリストを表示するようにします。
<この節の構成>
2.5.1 カスタマイズするファイル
2.5.2 EUR Form帳票定義ファイルのカスタマイズ
2.5.3 ビジネスプロセス定義および振り分けルール定義のカスタマイズ
2.5.4 ユーザ追加処理のカスタマイズ
2.5.5 帳票定義のカスタマイズ
2.5.6 帳票の生成,BLC実行環境へのデプロイとワーク管理データベースへの登録
2.5.7 参照先