6.6.1 障害対策の流れ

簡易セットアップツールの実行中に障害が発生した場合の対処の流れを次に示します。

図6-1 障害発生時の対処の流れ(簡易セットアップツール)

[図データ]

<図の説明>

障害発生の検知
簡易セットアップツールでシステム構築を実行したときに障害が発生すると,コンソール(標準出力または標準エラー出力)または[簡易セットアップ]画面のコンソールに,エラーメッセージが表示されます。
簡易セットアップツールでシステム削除を実行したときに障害が発生すると,コンソール(標準出力または標準エラー出力)または[簡易セットアップ]画面のコンソールに警告メッセージとエラーメッセージが表示されます。
障害情報の取得
[簡易セットアップ]画面のコンソールに出力されるメッセージと同様のメッセージが,簡易セットアップメッセージログに出力されます。簡易セットアップメッセージログに日付や時間などの情報が出力されるため,この情報を基に障害の原因を調査できます。
障害発生個所の特定
コンソール(標準エラー出力),[簡易セットアップ]画面のコンソール,または簡易セットアップメッセージログに出力されるメッセージを確認し,どの手順でエラーが発生しているかを確認します。
障害発生個所が簡易セットアップツールの場合か,簡易セットアップツール以外の場合かを判断するには,簡易セットアップメッセージログを基に現在どの処理を実行しているかを参照し,出力されたエラー情報から判断する必要があります。
障害要因の特定
障害発生個所が簡易セットアップツールの場合,エラーメッセージからその障害要因を調査します。障害発生個所が簡易セットアップツール以外の場合,関連するプログラムの障害情報を取得し,障害要因を調査します。
障害要因が特定できない場合,簡易セットアップメンテナンスログおよび簡易セットアップログを取得し,管理者に連絡します。
注意事項
簡易セットアップツールを再実行すると,logフォルダ以下の一部の実行結果が初期化されます。簡易セットアップツールを再実行する前に,logフォルダ以下のファイルおよびフォルダをすべて退避してください。
対処
障害要因を取り除き,「6.6.3 障害からの回復方法(システム構築時)」または「6.6.4 障害からの回復方法(システム削除時)」に記載された内容に従って回復します。
簡易セットアップツールの再実行
回復作業が完了したら,簡易セットアップツールを再実行します。