開発環境と実行環境が別マシンの場合,開発環境で作成したWeb帳票アプリケーションを実行環境にコピーする必要があります。次の手順でWeb帳票アプリケーションを実行環境にコピーしてください。
なお,開発環境と実行環境が同じマシンの場合は,この節は読み飛ばしてください。
開発環境で構築したWeb帳票アプリケーションをアプリケーションディレクトリごと実行環境のマシンにコピーします。コピー先は,開発環境と同じディレクトリです。
開発環境で構築したPortal Frameworkの設定を実行環境にコピーします。次のファイルおよびフォルダを開発環境と同じディレクトリにコピーします。
開発環境と実行環境でCosminexusまたはPortal Frameworkのインストールディレクトリが異なる場合は,開発環境から実行環境へコピーしたファイルを編集する必要があります。
実行環境にコピーしたファイルのうち,次に示すファイルを編集してください。
表10-1 実行環境で編集するファイル
編集対象ファイル | 編集内容 |
---|---|
<Portal Frameworkのインストールディレクトリ>¥conf¥PortalResources.properties | 開発環境でのインストールディレクトリが設定されているので,実行環境でのインストールディレクトリに書き換えてください。 |
<Web帳票アプリケーションのコピー先ディレクトリ>¥blc_war¥WEB-INF¥web.xml | |
<Web帳票アプリケーションのコピー先ディレクトリ>¥blc_war¥WEB-INF¥sysconf¥env.file |
また,トレース出力先のパスが開発環境と実行環境で異なる場合は,EUR Form Serviceの環境設定ファイルを編集する必要があります。トレース出力先のパスを指定しているキーを適切な値に編集してください。
「(1) Web帳票アプリケーションのコピー」でコピーしたWeb帳票アプリケーション内にEUR Form連携帳票(拡張子がefdのファイル)がある場合は,送信ユニット情報を実行環境マシンのホスト名に合わせて変更してください。送信ユニット情報の変更については,「8.2.2 送信ユニット情報の変更」を参照してください。
また,開発環境からコピーしたWeb帳票アプリケーションに対応するビジネスプロセス定義,および振り分けルール定義を実行環境側でも開発環境と同様に登録してください。ビジネスプロセス定義,および振り分けルール定義の登録については,「7.5.9 ビジネスプロセス定義の登録」を参照してください。
application.xmlを編集します。インポートしたWeb帳票アプリケーションを削除して,リデプロイしたあとに再度インポートする場合にも,次に示すapplication.xmlの編集を実施してから,インポートを実行してください。
編集する内容は,次のとおりです。