簡易セットアップツールでシステム構築を実行中に障害が発生し,システム構築に失敗した場合,簡易セットアップツールを再実行できるようにするために,簡易セットアップツールを実行する前の状態に戻す必要があります。
簡易セットアップツールを実行する前の状態に戻すには,簡易セットアップツールのアンセットアップ機能を使用してください。アンセットアップ機能を実行して失敗した場合は,「6.6.4 障害からの回復方法(システム削除時)」を参照して環境を回復してください。
ここでは,アンセットアップ機能を使用しないで,簡易セットアップツールを実行する前の状態に戻す方法について説明します。
簡易セットアップメッセージログを確認し,簡易セットアップツール実行前の状態の戻すために必要な手順を判断します。次の手順で簡易セットアップメッセージログを確認します。
確認手順
表6-5 簡易セットアップメッセージログで確認するメッセージと対応する回復方法(システム構築に失敗した場合)
メッセージID | 内容 | 回復方法 |
---|---|---|
KDLC6068-I | Business Logic - Container 2に関する構築を開始します。 | 「(2) 障害回復に必要な作業項目(システム構築時)」の作業5.→作業4.→作業3.→作業2.→作業6.~作業12.の順番に実行してください。 |
KDLC6091-I | uCosminexus Portal Frameworkに関する構築を開始します。 | 「(2) 障害回復に必要な作業項目(システム構築時)」の作業5.→作業4.→作業3.→作業6.~作業12.の順番に実行してください。 |
KDLC6051-I | uCosminexus Service Coordinator Interactive Workflowに関する構築を開始します。 | 「(2) 障害回復に必要な作業項目(システム構築時)」の作業5.→作業4.→作業6.~作業12.の順番に実行してください。 |
KDLC6031-I | Cosminexus Managerに関する構築を開始します。 | 「(2) 障害回復に必要な作業項目(システム構築時)」の作業5.~作業12.を実行してください。 |
KDLC6023-I | DBに関する構築を開始します。 | 「(2) 障害回復に必要な作業項目(システム構築時)」の作業8.→作業1.を実行してください。 |
簡易セットアップメッセージログの内容を基に,簡易セットアップツールを実行する前の状態に戻します。
次に示す作業項目の実行手順は,簡易セットアップメッセージログの内容を基に判断します。判断方法については,「(1) 簡易セットアップメッセージログの確認」を参照してください。
作業項目
>ciwsetenv -sid BLC -del |
>cmx_stop_target -m localhost -u admin -p admin -mode ALL -s BLC2 |
>mngsvrctl stop |
>adminagentctl stop |
>cddbdelete |