9.3.3 Web帳票アプリケーションの設定
(1) Web帳票アプリケーションのプロパティ設定
cosminexus.xmlを作成して,Web帳票アプリケーションのプロパティを設定します。
操作手順
- 「9.3.2 エンタープライズアプリケーションプロジェクトの作成」で作成したEARプロジェクトに,META-INFフォルダがあることを確認してください。
[新規 EAR アプリケーション・プロジェクト]ダイアログで[Gnerate applcation.xml deployment descriptor]をチェックしていれば自動で作成されています。
- Eclipseのメニューから[ファイル]-[新規]-[その他]を選択します。
[新規]ダイアログが表示されます。
- [XML]-[XML ファイル]を選択して,[次へ]ボタンをクリックします。
[新しいXMLファイル]ダイアログが表示されます。
![[図データ]](figure/zu091400.gif)
- 設定項目に,次に示す設定値を設定して,[次へ]ボタンをクリックします。
次のとおり設定してください。
表9-10 cosminexus.xml設定値
設定項目 | 設定値 |
---|
親フォルダを入力または選択 | [BLC2Sample/EarContent/META-INF]を選択 |
ファイル名 | cosminexus.xml |
- [新しいXMLファイル]ダイアログで[DTD ファイルからXMLファイルを作成]をチェックして,[次へ]ボタンをクリックします。
- [新しいXMLファイル]ダイアログで[XML カタログ・エントリーの選択]を選択して,[XML カタログ]エリアで以下の項目(cosminexus.xmlのDTD)を選択し,[次へ]ボタンをクリックします。
- [新しいXMLファイル]ダイアログで[完了]ボタンをクリックします。
cosminexus.xmlが作成されます。
- 作成されたcosminuxus.xmlを構築した環境にあわせて編集します。記載例を次に示します。
(cosminexus.xmlの記載例)
<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?>
<!DOCTYPE cosminexus-app PUBLIC "-//Hitachi, Ltd.//DTD Cosminexus 9.5//EN" "file:///C:/Program Files/Hitachi/Cosminexus/CC/admin/dtds/cosminexus_9_5.dtd" >
<cosminexus-app>
<war>
<module-name>blc_war.war</module-name>
<resource-ref>
<res-ref-name>BLC</res-ref-name>
<linked-to>DB_Connector_for_Executer</linked-to>
</resource-ref>
</war>
</cosminexus-app> |
- 注
- <linked-to>はリソースアダプタの設定でデプロイしたリソースアダプタ名を指定します。
cosminexus.xmlの詳細は,マニュアル「Cosminexus V9 アプリケーションサーバ アプリケーション開発ガイド」のcosminexus.xmlの作成と編集について記載されている個所を参照してください。
(2) Web帳票アプリケーションの公開(デプロイ)
(1)でcosminexus.xmlを組込んだEARプロジェクトを,J2EEサーバへ公開します。
操作手順
- Eclipse以外のツールからJ2EEサーバを起動している場合は、J2EEサーバを停止します。アプリケーションやリソースアダプタは停止せずにJ2EEサーバを停止してください。
- [サーバー]ビューでプロジェクトデプロイ先のサーバを選択して,右クリックで[追加と削除]を選択します。
- [追加と削除]ダイアログで,[使用可能]から追加するプロジェクトを選択して,[追加]ボタンをクリックします。
- [追加と削除]ダイアログで,プロジェクトが[構成済]に追加されていることを確認して,[完了]ボタンをクリックします。
![[図データ]](figure/zu091500.gif)
すでにEclipseからJ2EEサーバが起動済みの場合は,この手順終了時にプロジェクトが公開されます。
- J2EEサーバが起動していない場合は,[サーバー]ビューでプロジェクトデプロイ先のサーバを選択して,右クリックで[公開]を選択します。
正常に公開が完了すると,[サーバ]ビューの状態が[始動済み,同期済み]になります。
Eclipse以外のツール(cjstartsvコマンドや運用管理ポータルから起動)でJ2EEサーバを起動している状態でこの手順を実施すると,すでにJ2EEサーバが起動されているためエラーとなります。
- %BLC2_HOME%¥blc¥simpleform¥deployフォルダの下にBLC2Sampleフォルダが作成されているか確認します。
簡易セットアップツールを利用して開発環境を構築した場合は,更新日時などからフォルダ内のデータが更新されていることを確認してください。
J2EEサーバへのプロジェクトの公開の詳細は,マニュアル「Cosminexus V9 アプリケーションサーバ アプリケーション開発ガイド」のJ2EEサーバへのプロジェクトの公開について記載されている個所を参照してください。