HiRDBの簡易セットアップツールを使用して,HiRDBの設定をします。HiRDBの簡易セットアップツールでは,HiRDBファイルシステム領域の作成,HiRDBシステムファイルの作成,RDエリアの作成などができます。
- 注意事項
- このマニュアルでは,簡易セットアップで環境定義をしていますが,システムに合わせて環境定義の詳細を検討してください。環境定義の詳細については,マニュアル「HiRDB UAP開発ガイド」を参照してください。
操作手順
- 「C:¥win32app¥hitachi¥hirdb_s¥PDISTUP¥bin¥pdistup.exe」をダブルクリックします。
[HiRDBセットアップツール-開始]ウィンドウが表示されます。
- 「セットアップ種別」で[カスタムセットアップ]ラジオボタンを選択し,次の項目の設定内容を確認してから,[次へ]ボタンをクリックします。
項目名 | 設定値 |
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運用ディレクトリ | C:¥win32app¥hitachi¥hirdb_s |
セットアップディレクトリ | C:¥win32app¥hitachi¥hirdb_s¥area |
- 「HiRDBの規模」で[大規模]ラジオボタンを選択し,[サンプルデータベースの作成]チェックボックスのチェックを外します。
- 次の項目の設定内容を確認します。
項目名 | 設定値 |
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システムファイル格納先 | C:¥win32app¥hitachi¥hirdb_s¥area |
RDエリア格納先 | C:¥win32app¥hitachi¥hirdb_s¥area |
- [詳細定義]ボタンをクリックします。
[HiRDBセットアップツール-詳細定義(セットアップ)]ウィンドウが表示されます。
- 「pd_max_users」の値を設定します。
「pd_max_users」には,リソースアダプタのコネクションプール数などを考慮し,適切な値を設定してください。
項目ごとのコネクションプール数のデフォルト値を次に示します。
設定項目 | コネクションプール数のデフォルト値 |
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リソースアダプタ(DB_Connector_for_Executer)の最大コネクション数 | 20 |
リソースアダプタ(DB_Connector_for_Manager)の最大コネクション数 | 1 |
ログイン時(統合ユーザ管理フレームワーク)のコネクション数 | ログイン同時接続数 |
コマンド実行(pdloadやSQL実行) | 1 |
デフォルト値を使用する場合,「pd_max_users」には,各設定項目のデフォルト値を合計した値(22+ログイン同時接続数)を設定します。
なお,「pd_max_users」の値を大きくした場合(ユーザ数が増えた場合)の注意事項については,マニュアル「HiRDB システム定義(Windows(R)用)」を参照してください。
- 「pd_mode_conf」の値を「AUTO」に変更します。
- メニューから[ファイル]-[システム定義のチェック]を実行します。
システム定義チェック結果に次のメッセージが表示された場合は,[HiRDBセットアップツール - 詳細定義(セットアップ)]ウィンドウを閉じてください。
「KFPS05007-I System definition check ended. return code = 0」
エラーが発生した場合は,メッセージに従って修正してから,再度システム定義のチェックを実行してください。
- [セットアップ開始]ボタンをクリックします。
次のメッセージが表示されます。
「KFPX29704-I HiRDBセットアップ処理を開始します。」
- [OK]ボタンをクリックします。
- 初めて実行する場合は,次のメッセージが表示されます。
「指定されたセットアップ先ディレクトリは存在しません。<システムエリア>ディレクトリを作成しますか?」
[はい]ボタンをクリックしてください。
- 2回目以降に実行した場合は,次のメッセージが表示されます。
「セットアップ先のHiRDB環境にはシステム定義ファイルが存在します。既存ファイルのバックアップを作成しますか?」
既存ファイルのバックアップを作成する場合は[はい]ボタン,作成しない場合は[いいえ]ボタンをクリックしてください。