HiRDBを使用する場合は,BLCテーブルのほかにLOB列格納用RDエリアを追加する必要があります。ここでは,LOB列格納用RDエリアの追加およびBLCテーブルの作成について説明します。
次のテーブルを作成する場合,LOB列格納用RDエリアを作成する必要があります。
表5-2 LOB列格納用RDエリアが必要なテーブル
テーブル名 | ファイル名 | デフォルトLOB用RDエリア名 |
---|---|---|
BLC_PORTAL_INFO_T | BLCPortalInfo.txt※ | RLOB1 |
BLC_FILE_T | BLCFile.txt※ | RLOB2 |
なお,このマニュアルでは,HiRDBの簡易セットアップツールを使用しているため,LOB列格納用RDエリア「RLOB1」は自動的に追加されます。LOB列格納用RDエリア「RLOB2」については,次の手順で追加してください。なお,LOB列格納用RDエリアを追加する手順の詳細については,マニュアル「HiRDB コマンドリファレンス(Windows(R)用)」を参照してください。
操作手順
pdfmkfs -n 1000 -l 10 -k DB -i C:¥win32app¥hitachi¥hirdb_s¥area¥sys99 |
create rdarea RLOB2 ............................................ (1) |
(1):RDエリア名を指定します。
(2):手順1.で作成したシステム領域のパスを指定します。
(3):セグメント数を指定します。
pdmod -a C:¥temp¥RLOB2.txt |
バッチファイルを使用して,BLCテーブルを作成します。
操作手順
表5-3 バッチファイル(createTables.bat)の編集内容(HiRDB)
項番 | 変数名 | 設定値 | 説明 |
---|---|---|---|
1 | SQLExecuterDir | "C:¥Program Files¥HITACHI¥PDSQL" | HiRDB SQL Executerのインストールディレクトリを指定します。 |
2 | USER_ID | BLC | 「5.2.2 ユーザの登録(HiRDB)」で登録した認可識別子を指定します。 |
3 | PASSWORD | BLC | 「5.2.2 ユーザの登録(HiRDB)」で登録したパスワードを指定します。 |
4 | HOST_NAME | <データベースサーバのホスト名> | データベースサーバのホスト名を指定します。 |
5 | NAME_PORT | 22200 | データベースサーバのポート番号を指定します。 |
setlocal |
DROP TABLE BLC_USER_INFO_T; |