簡易セットアップツールを利用して構築したシステムに設定される値,および登録されるログインユーザの情報を説明します。
簡易セットアップツールを利用してシステムを構築した場合,Cosminexusの環境構築フレームワークに次の環境名で登録されます。
電子FWFの環境名: BLC2 |
簡易セットアップツールを利用してシステムを構築したあとに設定される項目および設定値(デフォルト値)を次の表に示します。変更可否列が○の設定項目は,簡易セットアップツールの[簡易セットアップ]画面または[簡易セットアップ - その他の設定]画面で値を変更できます。
表6-2 簡易セットアップツールを利用して構築したシステムの設定値
項番 | 分類 | 設定項目 | 設定内容 | 設定値 (デフォルト値) | 変更可否 |
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組み込みデータベース関連の設定 | |||||
1 | ユーザIDおよびパスワード | ユーザID | テーブル所有者の認可識別子 | BLC | × |
2 | パスワード | テーブル所有者のパスワード | BLC | × | |
3 | 名称 | ホスト名 | 組み込みデータベースのホスト名 | localhost | × |
4 | ポート番号 | 接続先データベースのポート番号 | 組み込みデータベースで使用するポート番号 (組み込みデータベースの環境変数PDNAMEPORT) | 22200 | ○ |
5 | その他 | RDエリアの作成ディレクトリパス | RDエリアを作成するディレクトリおよびシステムファイルを作成するディレクトリ (660MB以上必要)※1 | <BLC2のインストールディレクトリ>¥rdarea | ○ |
6 | 構築するデータベースの領域サイズ | 構築するデータベースの領域サイズ (組み込みデータベースの環境変数DB_SIZE) | L(660MB) | × | |
7 | 文字コード | 構築する組み込みデータベースの文字コード | Shift-JIS | × | |
Management Server関連の設定 | |||||
8 | ユーザIDおよびパスワード | 管理ユーザID | Management Serverへログインするための管理ユーザID (mngsvrutilコマンドの<管理ユーザID>などで使用できます。) | admin | × |
9 | パスワード | Management Serverへログインするためのパスワード (mngsvrutilコマンドの<管理パスワード>などで使用できます。) | Admin | × | |
10 | ポート番号 | リモート管理機能アクセスのためのポート番号 | Managerリモート管理機能への外部接続ポート番号 (mserver.propertiesファイルのcom.cosminexus.mngsvr.management.portキー) Server Plug-inで,Management Serverのリモート管理機能にログインするときに必要になります。 | 28099 | ○ |
11 | 論理サーバ運用ポート番号 | Management Serverへの接続用HTTPポート番号 (mserver.propertiesファイルのwebserver.connector.http.portキー) | 28080 | ○ | |
12 | 終了要求受信ポート番号 (内部管理用) | Management Serverの終了要求受信時に使用するポート番号 (mserver.propertiesファイルのwebserver.shutdown.portキー) | 28005 | ○ | |
13 | 内部通信ポート番号 (内部管理用) | Management Serverの内部で通信用として使用するポート番号 (mserver.propertiesファイルのwebserver.connector.ajp13.portキー) | 28009 | ○ | |
14 | 名称 | ホスト名 | Management Serverのホスト名 (mngsvrutilコマンドの<ホスト名>などで使用できます。) | localhost | × |
15 | サーバ名 | Management Serverのサーバ名 (Webコンテナのサーバ名) | cosmi_m | × | |
16 | Webシステム名 | Webシステム(構築するJ2EEサーバやWebサーバを含めたシステム)の名称 | BLC2 | × | |
17 | サービス定義 | Management Serverの自動起動 | マシン起動時にManagement Serverを自動起動する設定 (サービスの自動開始) | - | × |
18 | 統合ユーザ管理フレームワーク | パスワードの暗号の形式 | 平文 | - | × |
運用管理エージェントの設定 | |||||
19 | ポート番号 | エージェント接続ポート番号 | 運用管理エージェントで使用するポート番号 (adminagent.propertiesファイルのadminagent.adapter.portキー) | 20295 | ○ |
20 | サービス定義 | 運用管理エージェントの自動起動 | マシン起動時に運用管理エージェントを自動起動する設定 (サービスの自動開始) | - | × |
Webサーバ関連の設定 | |||||
21 | ポート番号 | Webブラウザからのリクエスト受付ポート番号 | Webサーバがリクエストを受け付けるポート番号 (httpsd.confファイルのPortディレクティブおよびListenディレクティブ) | 80 | ○ |
22 | 名称 | 論理サーバ名 | Webサーバ名称 | Web_SERV | × |
J2EEサーバ関連の設定 | |||||
23 | ポート番号 | ネーミングサービス受付ポート番号 | J2EEサーバがネーミングサービスとして利用するCORBAネーミングサービスのポート番号 (usrconf.propertiesファイルのejbserver.naming.portキー) | 900 | ○ |
24 | J2EEサーバ稼働確認ポート番号 (内部管理用) | J2EEサーバが利用するRMIレジストリのポート番号 (usrconf.propertiesファイルのejbserver.rmi.naming.portキー) | 23152 | ○ | |
25 | 簡易Webサーバポート番号 (内部管理用)※2 | 簡易Webサーバのポート番号 (usrconf.propertiesファイルのejbserver.http.portキー) | 8080 | ○ | |
26 | Webサーバとの通信に使用するポート番号 | Webサーバとの通信に使用するポート番号 (usrconf.propertiesファイルのwebserver.connector.ajp13.portキー) | 8007 | ○ | |
27 | 名称 | 論理サーバ名 | J2EEサーバ名称 (cjstartsvコマンドの<サーバ名>などで使用できます。) | J2EE_SERV | × |
28 | CSCIWManagementServer用DB Connector名 (CSCIWManagementServer用リソースアダプタ名) | DB ConnectorのRARファイルの表示名 (cjdeployrarコマンドの<リソースアダプタ名>などで使用できます。) | DB_Connector_for_Manager | × | |
29 | Web帳票アプリケーション用DB Connector名 (Web帳票アプリケーション用リソースアダプタ名) | DB_Connector_for_Executer | × | ||
30 | CSCIWのアプリケーション | CSCIWのアプリケーション名 | CSCIWManagementServer | × | |
31 | サンプル帳票アプリケーション | BLCがサンプルで提供しているWeb帳票アプリケーション名 | BLC2Sample | × | |
32 | JavaVM | JavaVMメモリ使用量 | JavaVMのメモリ使用量 | 最小値:256MB 最大値:512MB | × |
33 | コネクションプール | CSCIWManagementServer用DB Connectorのコネクションプール数 | DB Connectorのコネクションプーリングでプールするコネクション数 | 最大値:1 最小値:1 | × |
34 | Web帳票アプリケーション用DB Connectorのコネクションプール数 | 最大値:5 最小値:5 | × | ||
35 | その他 | サーブレットのデフォルトマッピング | サーブレットのデフォルトマッピングを有効にするかどうかの指定(usrconf.propertiesファイルのwebserver.container.servlet.default_mapping.enabledキー) | true | × |
PRF関連の設定 | |||||
36 | 名称 | 論理サーバ名 | PRFの論理サーバ名 | PRF | × |
CSCIW関連の設定 | |||||
37 | CSCIW | システムID | CSCIWのシステムID | BLC | × |
Portal Framework関連の設定 | |||||
38 | リポジトリ | リポジトリの種別 | アクセス制御やパーソナライズをするための設定情報格納先の種別 | DB | × |
39 | 接続先名称 | 接続先リポジトリの名称 | BLC | × | |
40 | 構成名称 | Portal Framework用のリポジトリ構成情報の名称 | PORTAL_USER | × | |
41 | BLC用のリポジトリ構成情報の名称 | BLC_USER | × | ||
EUR Form関連の設定 | |||||
42 | 送信ユニット情報 | EUR連携帳票の送信先URLのホスト名またはIPアドレス | 簡易セットアップツールを実行する自マシンのホスト名またはIPアドレス (EUR Form連携帳票の[送信ユニットのプロパティ]-[送信先URL]で指定するホスト名またはIPアドレス) | localhost | ○※3 |
BLC | |||||
43 | 名称 | サンプル帳票アプリケーションの展開先ディレクトリ | 展開ディレクトリ形式でアプリケーションをデプロイする場合に使用する展開先ディレクトリ※4 | <BLC2のインストールディレクトリ>¥blc¥simpleform¥deploy | ○ |
44 | コンテキストルート | サンプル帳票アプリケーションのコンテキストルート | Web帳票アプリケーションのコンテキストルート (アクセスURLに関連) | blc | × |
簡易セットアップツールを利用して環境を構築すると,システムにログインするためのユーザとして,「付録A BLCのサンプル」にあるユーザが登録されます。システムにログインする場合は,これらのユーザのユーザIDとパスワードを使用してログインしてください。