1.8.2 EX_DRM_ORA_DEF_CHECK(オペレーション定義ファイルの内容チェック,および一時ディレクトリの自動生成をする)

書式

データベースサーバのオペレーション定義ファイルの内容をチェックする場合

EX_DRM_ORA_DEF_CHECK オペレーションID -db

バックアップサーバのオペレーション定義ファイルの内容をチェックする場合

EX_DRM_ORA_DEF_CHECK オペレーションID -bk

説明

オペレーション定義ファイルの記述内容をチェックし,問題がなかった場合は拡張コマンドの使用する一時ディレクトリを自動生成します。

なお,次の場合は,定義ファイルチェックツールの再実行が必要となります。

オペレーション定義ファイルの記述内容のチェックでは,オペレーション定義ファイルが存在することをチェックしてから,オペレーション定義ファイルのすべての指定項目について,次のことをチェックします。

このほか,オペレーション定義ファイルの各指定項目について,次の表に示す指定内容をチェックします。旧バージョンで作成したオペレーション定義ファイルをチェックする場合は,マニュアル「Hitachi Protection Manager Software ユーザーズガイド」の,旧バージョンとの互換性についての記述を参照してください。

表1-21 オペレーション定義ファイルのチェック内容(EX_DRM_ORA_DEF_CHECK)

項目名チェック内容
BACKUP_OBJECTORACLE」が指定されていること
DB_SERVER_NAME
  • DB_SERVER_NAME」と「INSTANCE_NAME」の組み合わせでデータベース接続できること
  • SET_DRM_HOSTNAME」に1が指定されている場合に,「DB_SERVER_NAME」の値がProtection Managerの構成定義ファイル「init.conf」の「DRM_DB_PATH」に設定されているデータベースサーバ名と一致していること
INSTANCE_NAMEDB_SERVER_NAME」と「INSTANCE_NAME」の組み合わせでデータベース接続できること
TARGET_NAME表領域名が実在すること
SET_DRM_HOSTNAME0または1が指定されていること
注※
表領域,データベースおよびディレクトリの名称は,大文字と小文字が区別されます。

チェックツールで自動生成されるディレクトリは,次のとおりです。

表1-22 EX_DRM_ORA_DEF_CHECKで自動生成されるディレクトリ

EX_DRM_ORA_DEF_CHECKの実行場所拡張コマンド用一時ディレクトリ制御ファイルおよび初期化パラメーターファイルの格納先ディレクトリ
データベースサーバ<ディクショナリマップファイル格納ディレクトリと同じ階層のscript_workディレクトリ>/<オペレーションID>/DB
(例)
ディクショナリマップファイル格納ディレクトリが「/var/opt/drm/db」,オペレーションIDが「Operation_A」の場合,拡張コマンド用一時ディレクトリは,「/var/opt/drm/script_work/Operation_A/DB」となります。
drmorainitコマンド実行時に指定したバックアップファイル格納ディレクトリ
バックアップサーバ/var/opt/drm/script/tmp/<オペレーションID>/BK/var/opt/drm/script/tmp/<オペレーションID>/AP

前提条件

次の前提条件があります。

引数

オペレーションID

処理の対象となるリソースを表す固有の文字列を指定します。指定したオペレーションIDに対応したオペレーション定義ファイルの情報が,拡張コマンドの実行に使用されます。

-db

データベースサーバのオペレーション定義ファイルの内容をチェックする場合に指定します。

-bk

バックアップサーバのオペレーション定義ファイルの内容をチェックする場合に指定します。

戻り値

0:正常終了した場合

0以外:エラーが発生した場合

エラーの発生条件

次の場合には,この拡張コマンドはエラーとなります。

使用例