2.4.3 drmclusinit(クラスタソフトウェアのパラメーターを登録する)

書式

クラスタソフトウェアのパラメーターを登録する場合

drmclusinit クラスタソフトウェア名

登録したクラスタソフトウェアのパラメーターを表示する場合

drmclusinit -v クラスタソフトウェア名

説明

クラスタ構成の場合に,クラスタソフトウェアを制御するためのパラメーターを対話形式で登録します。

このコマンドで登録したパラメーターは,次の場所に格納されます。

Windowsの場合
<Protection Managerのインストール先>¥conf¥cluster¥<クラスタ名>.dat
Solarisの場合
/opt/drm/conf/cluster/<クラスタ名>.dat

このコマンドで登録するクラスタソフトウェアのパラメーターを次の表に示します。

表2-13 クラスタソフトウェアのパラメーター

登録する項目入力する内容
仮想サーバ名(必須)クラスタソフトウェアの管理する仮想サーバ名を入力します。
リソースグループ名(必須)サービスグループ名を入力します。
バックアップ対象となるインスタンス名またはアプリケーション名(必須)
  • ファイルシステムの場合
    -(ハイフン)を入力します。
  • SQL Serverの場合
    SQLインスタンス名を入力します。
  • Exchange Serverの場合
    ストレージグループ名を入力します。
  • Oracleの場合
    インスタンス名を入力します。
リソース種別(Windows必須,Solaris不要)「D」を入力します。
リソース名(Windows必須,Solaris不要)ディスクリソース名を入力します。サービスリソースの入力は不要です。
  • Veritas Volume Manager for Windows環境の場合
    「マウントポイント(論理ボリューム)」※1および「ディスクグループ」※2のクラスタリソース名を入力します。
ディスク名(リソース種別を指定した場合は必須)リソース名に合わせて次の情報を入力します。
  • 「マウントポイント」を指定した場合
    マウントポイント(例:「D:」)を入力します。
  • 「ディスクグループ」を指定した場合
    ディスクグループ名(例:「DG01」)を入力します。
注※1
リソースタイプが「MountV」のリソースです。
注※2
リソースタイプが「VMDg」のリソースです。

引数

-v

登録したパラメーターを表示する場合に指定します。

クラスタソフトウェア名

使用しているクラスタソフトウェアを識別するキーワードを指定します。

使用している製品がVeritas Cluster Server for WindowsまたはVeritas Cluster Server for Solarisの場合は,キーワードは「VCS」となります。

次のクラスタソフトウェアの場合,パラメーター情報を登録する必要はありません。

指定したクラスタソフトウェア名は次のファイルに格納されます。

Windowsの場合
<Protection Managerのインストール先>¥conf¥cluster¥DEFAULT.dat
Solarisの場合
/opt/drm/conf/cluster/DEFAULT.dat

注意事項

Windowsの場合の注意事項

Solarisの場合の注意事項

クラスタソフトウェアのパラメーターの登録を誤った場合,パラメーターを削除するには,次の手順で行ってください。

Windowsの場合

PROMPT> del <Protection Managerのインストール先>
¥conf¥cluster¥DEFAULT.dat
PROMPT> del <Protection Managerのインストール先>¥conf¥cluster¥クラスタソフトウェア名.dat

Solarisの場合

PROMPT> rm /opt/drm/conf/cluster/DEFAULT.dat
PROMPT> rm /opt/drm/conf/cluster/クラスタソフトウェア名.dat

クラスタソフトウェア名は,drmclusinitコマンドの引数で指定した値です。

使用例