書式
SQL Serverのパラメーターを登録する場合
drmsqlinit インスタンス名
登録したSQL Serverのパラメーターを表示する場合
drmsqlinit -v インスタンス名
説明
SQL Serverデータベースをバックアップするために必要なSQL Serverのパラメーターをインスタンス単位に対話形式で登録します。次の情報を登録します。
表2-24 SQL Serverのパラメーター
設定内容 | 入力する内容 |
---|---|
VDIメタファイル格納ディレクトリ(任意)※1 | VDIメタファイルを格納するためのディレクトリ名を絶対パスで指定します。既存のディレクトリを指定してください。 VDIメタファイル格納ディレクトリに何も指定しないと,VDIメタファイルはSQL Serverデータベースのデータファイルと同じ場所に格納されます。VDIメタファイル管理を容易にするため,VDIメタファイル格納ディレクトリを未指定とすることを推奨します。 |
VDI生成タイムアウト秒数(必須) | VDIメタファイルを生成するときにタイムアウトする秒数を指定します。 タイムアウトの秒数は0から3600の値が指定できます。0を指定した場合,VDIメタファイルが生成されるまで無期限に待ちます。 |
UNDOファイル格納ディレクトリ(任意)※2 | UNDOファイルを格納するためのディレクトリ名を絶対パスで指定します。既存のディレクトリを指定してください。 |
トランザクションログバックアップファイル格納ディレクトリ(任意)※3 | drmsqllogbackupコマンドでバックアップするトランザクションログファイルの退避先を指定します。ディレクトリ名を絶対パスで指定します。データベースが格納されている,主ボリュームおよび副ボリューム以外の場所を指定します。 |
このコマンドで登録したパラメーターは,次の場所に格納されます。
<Protection Managerのインストール先>¥conf¥MSSQL¥インスタンス名.dat
パラメーターを登録したインスタンスを削除した場合は,「削除したインスタンス名.dat」を削除してください。
引数
-v
登録したパラメーターを表示する場合に指定します。
インスタンス名
バックアップ対象のSQL Serverインスタンスの名称を指定します。バックアップ対象がSQL Serverで既定のインスタンスの場合,「DEFAULT」と指定します。
戻り値
0:正常終了した場合
0以外:エラーが発生した場合
使用例
PROMPT> drmsqlinit SQL1
KAVX1100-I VDIメタファイル格納ディレクトリ名を入力してください: D:¥MSSQL¥Meta
KAVX1101-I VDI生成タイムアウト秒数を入力してください: 10
KAVX1102-I UNDOファイル格納ディレクトリ名を入力してください: D:¥MSSQL¥Undo
KAVX1107-I バックアップログ格納ディレクトリ名を入力してください: D:¥MSSQL¥Log
KAVX1103-I SQL Serverの情報を更新しました。
PROMPT>
PROMPT> drmsqlinit -v SQL1
VDIメタファイル格納ディレクトリ名: D:¥MSSQL¥Meta
VDI生成タイムアウト秒数 ( 0 - 3600 ): 10
UNDOファイル格納ディレクトリ: D:¥MSSQL¥Undo
トランザクションログバックアップファイル格納ディレクトリ: D:¥MSSQL¥Log
PROMPT>