Hitachi Protection Manager Software コマンドリファレンス

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2.1 基本コマンド一覧

Protection Managerで提供する基本コマンドを次の表に示します。

Solarisでは,manコマンドでProtection Managerが提供する基本コマンドの説明を表示できます。

表2-1 基本コマンド一覧(バックアップ対象がファイルシステムの場合)

基本コマンド名 機能の概要
drmfsbackup ファイルシステムを副ボリュームにバックアップします。
drmfscat ファイルシステムのバックアップ情報を一覧で表示します。
drmfsdisplay
  • ファイルシステムの情報を一覧で表示します。
  • ディクショナリマップファイルを最新の状態に更新します。
drmfsrestore ファイルシステムをリストアします。

表2-2 基本コマンド一覧(共通系コマンド)

基本コマンド名 機能の概要
drmappcat ホスト上のカタログ情報を表示します。
drmcgctl
  • コピーグループをロックします。
  • ロックしたコピーグループのロックを解除します。
  • コピーグループの一覧を表示します。
drmclusinit クラスタソフトウェアのパラメーターを登録します。
drmdbexport バックアップ情報をファイルへエクスポートします。
drmdbimport ファイルからバックアップ情報をインポートします。
drmdevctl 物理ボリュームを隠ぺいおよび隠ぺい解除します(Windowsの場合)。
drmhostinfo ホスト情報の一覧を表示します。
drmlicense ライセンス情報を表示,追加,または更新します。
drmresync コピーグループを再同期します。
drmvssimport VSSインポートサーバを起動または停止します(Windowsの場合)。

表2-3 基本コマンド(テープ系コマンド)

基本コマンド名 機能の概要
drmmediabackup バックアップデータをテープへバックアップします。
drmmediarestore テープに格納したバックアップデータをリストアします。
drmmount 副ボリュームをマウントします。
drmtapebackup バックアップデータをテープへバックアップします。
drmtapecat テープのバックアップ情報を一覧で表示します。
drmtapeinit バックアップ管理製品のパラメーターを登録します。
drmtaperestore テープに格納したバックアップデータをリストアします。
drmumount 副ボリュームをアンマウントします。

表2-4 基本コマンド(ユーティリティコマンド)

基本コマンド名 機能の概要
drmdbconvert 03-50より前のバージョンのバックアップカタログを最新のProtection Managerで使えるようにします。
drmdbsetup Protection Managerのデータベースを作成・削除します。

表2-5 基本コマンド一覧(バックアップ対象がSQL Serverデータベースの場合)

基本コマンド名 機能の概要
drmsqlbackup SQL Serverデータベースを副ボリュームにバックアップします。
drmsqlcat SQL Serverデータベースのバックアップ情報を一覧で表示します。
drmsqldisplay
  • SQL Serverデータベースの情報を一覧で表示します。
  • ディクショナリマップファイルを最新の状態に更新します。
drmsqlinit SQL Serverのパラメーターを登録します。
drmsqllogbackup SQL Serverのトランザクションログをバックアップします。
drmsqlrecover リストアしたSQL Serverデータベースをリカバリします。
drmsqlrecovertool リストアしたSQL ServerデータベースをGUIを使ってリカバリします。
drmsqlrestore SQL Serverデータベースをリストアします。

表2-6 基本コマンド一覧(バックアップ対象がExchangeデータベースの場合)

基本コマンド名 機能の概要
drmexgbackup ストレージグループを副ボリュームにバックアップします。
drmexgcat ストレージグループのバックアップ情報を一覧で表示します。
drmexgdisplay
  • ストレージグループの情報を一覧で表示します。
  • ディクショナリマップファイルを最新の状態に更新します。
drmexgrestore ストレージグループをリストアします。
drmexgverify ストレージグループとバックアップ情報の整合性を検証します。

表2-7 基本コマンド一覧(バックアップ対象がOracleデータベースの場合)

基本コマンド名 機能の概要
drmorabackup Oracleデータベースを副ボリュームにバックアップします。
drmoracat Oracleデータベースのバックアップ情報を一覧で表示します。
drmoradisplay
  • Oracleデータベースの情報を一覧で表示します。
  • ディクショナリマップファイルを最新の状態に更新します。
drmorainit Oracleのパラメーターを登録します。
drmoralogbackup アーカイブ済みREDOログファイルおよび制御ファイルを,ログ格納ディレクトリにバックアップします。
drmorarestore Oracleデータベースをリストアします。

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