9.1.2 アーカイブ済みREDOログファイルを適用してリカバリするときの注意事項

クラスタ環境でコールドバックアップしたデータをdrmorarestoreコマンドでリストアしたあとに,drmoralogbackupコマンドでバックアップしたアーカイブ済みREDOログファイルをリカバリで適用する場合は,次の手順で行ってください。

  1. drmoracat <インスタンス名> -backup_id <バックアップID> -vでリストアするバックアップカタログを表示します。
  2. クラスタを停止します。
  3. 手順1で表示したバックアップカタログの内容を参照し,リストア対象のボリュームグループをアクティブにします。また,手順1の表示にあるディクショナリマップファイル格納ディレクトリ(DB-PATHに表示されるディレクトリ名)がストレージサブシステム上の場合,そのボリュームグループもアクティブにします。
  4. Oracleリストア対象のボリューム,ディクショナリマップのボリュームがOracleデータベースの場合,手順1の内容を参照し,マウントします。
  5. drmorarestoreコマンドで,コールドバックアップしたデータをリストアします。
  6. drmoralogbackupコマンドでバックアップしたアーカイブ済みREDOログファイルをリストアします。
  7. OracleをMount状態にし,リカバリを実行します。
  8. リカバリが完了したあとOracleインスタンスを停止します。
  9. Oracleデータベースの場合,手順4でマウントしたOracleリストア対象のボリューム,ディクショナリマップのボリュームをアンマウントします。
  10. 手順3でアクティブにしたボリュームグループを非アクティブにします。
  11. クラスタを再起動します。