10.6.1 ディクショナリマップファイルの検証
- drmischkコマンドですべてのディクショナリマップファイルを検証します。
- Windowsの場合
- drmischk -l 3 "C:¥Program Files¥HITACHI¥DRM¥db¥DRM*"
- Solarisの場合
- drmischk -l 3 /var/opt/drm/db/DRM*
- 出力結果に従い,次の対処をします。
- メッセージKAIU020-Iが出力された場合
- ディクショナリマップファイルには障害はありません。
- drmfsdisplayまたはdrmfscatコマンドを実行してください。drmfsdisplayまたはdrmfscatコマンドが実行できれば,ディクショナリマップファイルは正常です。
- メッセージKAIU004-Eが出力された場合
- キー定義ファイル(.KDF)は紛失または不正な状態です。
- 「10.6.2 キー定義ファイル(.KDF)の回復」の手順を実行してください。
- メッセージKAIU014-Eが出力された場合
- キーファイル(.K01または.Knn)は紛失または不正な状態です。
- 「10.6.3 キーファイル(.K01または.Knn)の回復」の手順を実行してください。
- メッセージKAIU015-Eが出力された場合
- データファイル(.DRFまたは.DAT)は紛失しています。
- 「10.6.4 紛失したデータファイル(.DRFまたは.DAT)の回復」の手順を実行してください。
- メッセージKAIU015-Eが出力された場合
- データファイル(.DRFまたは.DAT)は不正な状態です。
- 「10.6.5 不正なデータファイル(.DRFまたは.DAT)の回復」の手順を実行してください。
- エラーメッセージが出力されなかった場合は,次の対処をします。
個々のディクショナリマップファイルは正しいのですが,ディクショナリマップファイル間の論理矛盾が発生していることが考えられます。この場合,「10.6.6 ディクショナリマップファイルの再作成」の手順を実行してください。