4.4.7 副ボリューム動的認識を利用するための設定

Windowsの場合,副ボリュームからテープ装置にバックアップを取得する構成で,バックアップサーバに接続された副ボリュームをOSに動的に認識させることができます。副ボリュームをOSに動的に認識させることによって,Protection Manager以外の操作で副ボリュームに対してアクセスできなくなるため,より確実なバックアップやリストアを実行することができるようになります。

表4-24 RAID Manager用連携定義ファイル(DEFAULT.dat)のパラメーター(副ボリューム動的認識を利用するための設定)

パラメーター説明設定できる値
(デフォルト値)
DEVICE_DETACHWindowsの場合に,ファイルサーバおよびデータベースサーバやバックアップサーバで,ボリュームを動的に認識させる場合に設定します。
DISABLEを設定,または設定を省略すると,ボリュームの動的認識が無効になります。ENABLEを設定すると,ボリュームを動的に認識させることができます。
DISABLEまたはENABLE
(DISABLE)
注意事項
副ボリュームを動的に認識させる場合の主ボリュームと副ボリュームに対して,デバイスアダプタポートに接続される物理ディスクのうちLUN#0のディスクは使用しないでください。LUN#0の物理ディスクを使用した場合,ほかの物理ディスクが認識されなくなるおそれがあります。