通常Protection Managerは,バックアップ先の副ボリュームを自動的に選択してバックアップしますが,コピーグループのロックなどによって,複数の副ボリュームへコピーしているときに,世代番号がずれてしまうことがあります。世代番号がずれたままリストアすることを回避するために,バックアップ時に世代番号がずれた場合,エラーとなるように設定できます。
リモートコピーのバックアップの場合は,このパラメーターの定義に関係なく,セッション内での世代番号(MU#)がずれたときにはエラーになります。
表4-25 RAID Manager用連携定義ファイル(DEFAULT.dat)のパラメーター(コピーグループ自動選択時の動作モードの設定)
パラメーター | 説明 | 設定できる値 (デフォルト値) |
---|---|---|
CONFIRM_GENERATION_IDENTICAL | ローカルサイトでのバックアップ時に,コピーグループの自動選択によってセッション内での世代番号(MU#)がずれた場合の動作を設定します。 ENABLEを設定すると,ペア識別子が異なった場合はエラーになります。 DISABLEを設定した場合,およびこのパラメーターの設定を省略した場合は,世代番号がずれたときに警告を表示し,バックアップは続行します。ただし,この場合はリストアコマンドが失敗するおそれがあります。 | DISABLEまたはENABLE※ (ENABLE) |