1.4.5 IPv6を使用するシステム構成の条件

IPv6を使用するシステム構成の条件について説明します。

この項の構成
(1) Protection Managerがサポートする対応ノードの組み合わせ
(2) Protection ManagerがFTPを使用する場合にIPv6をサポートするOS

(1) Protection Managerがサポートする対応ノードの組み合わせ

Protection Managerは,デュアルスタックノードを使用した構成でIPv6をサポートしています。

Protection Managerがサポートするサーバ側とクライアント側の対応ノードを次の表に示します。

表1-5 Protection Managerがサポートする対応ノードの組み合わせ

クライアント側サーバ側
IPv4ノードIPv6ノード※1※2デュアルスタックノード※1
IPv4ノード×※3
IPv6ノード※1※2×※3××
デュアルスタックノード※1×※4
(凡例)
○:サポート
×:非サポート
注※1
クライアント側がWindows Server 2003 SP2またはWindows Server 2008で構成されている場合だけ,IPv6が使用できます。
注※2
IPv6ノードを使用した構成は,Protection Managerの動作保証の対象外とします。
注※3
IPv4とIPv6では使用するプロトコルが異なるため,IPv4ノードとIPv6ノードの間で通信はできません。
注※4
ホスト名を指定した場合,名前解決したIPアドレスを使ってIPv4形式で接続を試行します。IPv4形式で接続に成功した場合,それ以降は常にIPv4形式で接続します。IPv4形式で接続に失敗した場合,IPv6形式で接続を試行します。IPv6形式で接続に成功した場合,それ以降は常にIPv6形式で接続します。

(2) Protection ManagerがFTPを使用する場合にIPv6をサポートするOS

Protection ManagerがFTPを使用する場合に,IPv6による通信をサポートしているOSを次に示します。

Protection Managerは,EX_DRM_FTP_PUTコマンドまたはEX_DRM_FTP_GETコマンドでFTPを使用します。