1.2 Protection Manager製品の紹介
Protection Managerでは,バックアップ,リストアのための基本機能を,Protection Manager Copy Controllerという製品で提供しています。さらに,ユーザーのシステム環境や運用目的に応じて,各種のオプション製品を組み合わせて利用することもできます。オプション製品は,Protection Manager Copy Controller上で動作します。
ここでは,Protection Managerの各製品と,その役割を紹介します。
- Protection Managerの基本機能を提供(必須)
- Protection Manager Copy Controller
Protection Managerの基本機能を提供します。オプション製品の基盤として必要なほか,ファイルシステムのデータを対象にバックアップ,リストアする場合に使用します。
- DBMS上に構築したデータベースに対する操作機能を提供(オプション)
- Protection Manager for SQL
SQL Serverデータベースを対象にしたバックアップ,リストアを実現します。
- Protection Manager for Exchange
Exchangeデータベースを対象にしたバックアップ,リストアを実現します。
- Protection Manager for Oracle
Oracleデータベースを対象にしたバックアップ,リストアを実現します。
- 画面からProtection Managerの機能を利用できる機能を提供(オプション)
- Protection Manager Console
Protection Managerが提供する機能を,画面から操作できるようにする製品です。システム管理者は,バックアップ対象のボリューム情報や,バックアップカタログをビジュアルに確認しながら操作できるため,効率良い運用を実現できます。この製品は,Windows環境で,ファイルシステム,Exchangeデータベース,またはSQL Serverデータベースを対象にした運用に適用できます。Protection Manager Consoleの詳細については,マニュアル「Hitachi Protection Manager Software Console ユーザーズガイド」を参照してください。
また,Protection Manager Consoleをインストールすると, Setup GUIを使用できます。
Setup GUIとは,Protection Managerの運用に必要な動作環境の設定をGUIで実行する機能です。GUIでの設定なので,コマンドを実行したり,設定ファイルを編集したりといった操作は不要です。また,必要な項目だけを順序よく設定できます。