4.4.8 コピーグループ自動選択時の動作モードの設定

通常Protection Managerは,バックアップ先の副ボリュームを自動的に選択してバックアップしますが,コピーグループのロックなどによって,複数の副ボリュームへコピーしているときに,世代番号がずれてしまうことがあります。世代番号がずれたままリストアすることを回避するために,バックアップ時に世代番号がずれた場合,エラーとなるように設定できます。

リモートコピーのバックアップの場合は,このパラメーターの定義に関係なく,セッション内での世代番号(MU#)がずれたときにはエラーになります。

表4-25 RAID Manager用連携定義ファイル(DEFAULT.dat)のパラメーター(コピーグループ自動選択時の動作モードの設定)

パラメーター説明設定できる値
(デフォルト値)
CONFIRM_GENERATION_IDENTICALローカルサイトでのバックアップ時に,コピーグループの自動選択によってセッション内での世代番号(MU#)がずれた場合の動作を設定します。
ENABLEを設定すると,ペア識別子が異なった場合はエラーになります。
DISABLEを設定した場合,およびこのパラメーターの設定を省略した場合は,世代番号がずれたときに警告を表示し,バックアップは続行します。ただし,この場合はリストアコマンドが失敗するおそれがあります。
DISABLEまたはENABLE
(ENABLE)
注※
03-50以前のProtection Managerからバージョンアップインストールした場合,以前のRAID Manager用連携定義ファイル(DEFAULT.dat)には,CONFIRM_GENERATION_IDENTICALが設定されていません。そのため,値を省略した場合の動作(DISABLEを設定した場合と同じ)となります。ENABLEに設定したい場合は,RAID Manager用連携定義ファイル(DEFAULT.dat)にパラメーターを追加してください。