C.9 ホスト環境設定ファイルの作成

ホスト環境設定ファイルは,拡張コマンドを使用するシステムの構成に合わせて作成し,すべてのサーバに一つずつ配置します。

この節の構成
C.9.1 ホスト環境設定ファイルの形式
C.9.2 ホスト環境設定ファイルの作成例

C.9.1 ホスト環境設定ファイルの形式

ホスト環境設定ファイルは,次の名称で作成します。

Windowsの場合
<Protection Managerのインストール先>¥script¥conf¥host.dat
Solarisの場合
/opt/drm/script/conf/host.dat

ホスト環境設定ファイルの指定項目,指定する内容およびデータの最大文字数を次の表に示します。

表C-19 ホスト環境設定ファイルの指定項目,指定する内容およびデータの最大文字数(旧バージョン)

指定項目指定内容最大文字数
HOST_ROLEホストの区分を指定します。ファイルサーバまたはデータベースサーバの場合は「DB」,バックアップサーバの場合は「BK」を指定します。2
MAX_LOG_LINESスクリプト用ログファイルの最大行数を1,000~100,000の範囲の整数で指定します。6

C.9.2 ホスト環境設定ファイルの作成例

ホスト環境設定ファイルを作成する手順について説明します。

この例では,2台のファイルサーバと,テープ装置を接続したバックアップサーバの3台について,ホスト環境設定ファイルを作成します。

ホスト環境設定ファイルを作成するには:

  1. ファイルサーバAおよびファイルサーバBにホスト環境設定ファイルを作成し,必要な項目を設定します。
    ファイルの記述例を次に示します。

    HOST_ROLE=DB
    MAX_LOG_LINES=5000

  2. ファイルサーバAおよびファイルサーバBでホスト環境設定ファイルのチェックツール「EX_DRM_HOST_DEF_CHECK」を実行します。

    EX_DRM_HOST_DEF_CHECK -db -f ホスト環境設定ファイル

    エラーがあった場合はファイルの指定内容を修正し,チェックツールを再度実行します。
  3. バックアップサーバにホスト環境設定ファイルを作成し,必要な項目を設定します。
    ファイルの記述例を次に示します。

    HOST_ROLE=BK
    MAX_LOG_LINES=5000

  4. ファイルサーバAおよびファイルサーバBでホスト環境設定ファイルのチェックツール「EX_DRM_HOST_DEF_CHECK」を実行します。

    EX_DRM_HOST_DEF_CHECK -bk -f ホスト環境設定ファイル