5.3.1 運用操作での注意事項
- Protection Managerのコマンドを実行中に,LVMのコマンドで構成を変更しないでください。
- LVMのコマンドで構成を変更した場合は,Protection Managerのコマンドの実行条件に合った構成に設定し直したあと,ディクショナリマップを更新してください。
- クラスタ構成でProtection Managerを使用する場合,RAID Manager用連携定義ファイル(DEFAULT.dat)に記述するインスタンスは現用サーバおよび待機サーバに同じインスタンスを指定してください。
- バックアップサーバのインスタンスを起動してからProtection Managerを運用してください。バックアップサーバのインスタンスが起動していないとRAID Managerのコマンドがエラー終了します。
- RAID Managerのコマンドを実行中に,Protection Managerのコマンドを実行しないでください。また,Protection Managerのコマンドを実行しているときに,RAID Managerのコマンドを実行しないでください。
- 補足説明
- Protection Managerは,内部的にRAID ManagerのCLI機能を使用しています。RAID Managerが提供するコマンドを使用して,ペアボリュームの状態や構成の変更などの操作をする場合には,Protection Managerが動作していないことを確認してください。
- RAID Managerが提供するコマンドでペアボリュームの構成を変更した場合,Protection Managerのコマンドの実行条件に合った構成に設定し直したあと,ディクショナリマップファイルを更新してください。
- 副ボリュームを参照するシステムでシステムをリブートした場合,副ボリュームが自動的にマウントされることがあります。
このような場合,マウントされてしまった,バックアップやリストアの処理に利用される副ボリュームを,OSが提供するディスク管理機能を使用し,手動でアンマウントしてください。なお,この操作は,必ずProtection Managerのコマンドを使用する前に行ってください。