C.6 Protection Managerの動作環境の設定

拡張コマンドを実行するためのProtection Managerの動作環境を設定します。

拡張コマンドを実行するためのProtection Managerの動作環境を設定するには:

  1. SQL Serverの情報を設定します。(バックアップ対象がSQL Serverデータベースの場合)
    処理の対象とするSQL Serverインスタンスに対してdrmsqlinitコマンドを実行します。出力されるメッセージに従って,次に示す項目を登録します。
    • VDIメタファイル格納ディレクトリ
    • VDI生成タイムアウト時間
    • UNDOログファイルディレクトリ
    • トランザクションログバックアップファイルディレクトリ
    注※
    VDIメタファイル格納ディレクトリには,「C.3 VDIメタファイル格納ディレクトリの作成(バックアップ対象がSQL Serverデータベースの場合)」で作成したディレクトリを登録します。
    • RAC環境判定
    • Oracleデータベース名
    • ASMインスタンス名
    • ASMインスタンス接続ユーザー名
    • ASMインスタンス接続パスワード
    • ASMネットサービス名
    • ASMホームディレクトリ
    • Oracleログインユーザー名
    • Oracleログインパスワード
    • Oracleホームディレクトリ
    • Oracleネットサービス名
    • 初期化パラメーターファイル
    • バックアップファイル格納ディレクトリ※
    • ログ格納ディレクトリ
  2. Oracleインスタンスの情報を登録します。(バックアップ対象がOracleデータベースの場合)
    バックアップおよびリストアの対象となるOracleインスタンスに対してdrmorainitコマンドを実行します。出力されるメッセージに従って,次に示す項目を登録します。
    • RAC環境判定
    • Oracleデータベース名
    • ASMインスタンス名
    • ASMインスタンス接続ユーザー名
    • ASMインスタンス接続パスワード
    • ASMネットサービス名
    • ASMホームディレクトリ
    • Oracleログインユーザー名
    • Oracleログインパスワード
    • Oracleホームディレクトリ
    • Oracleネットサービス名
    • 初期化パラメーターファイル
    • バックアップファイル格納ディレクトリ
    • ログ格納ディレクトリ
    注※
    バックアップファイル格納ディレクトリには,「C.4 バックアップファイル格納ディレクトリの作成(バックアップ対象がOracleデータベースの場合)」で作成したディレクトリを登録します。
  3. ディクショナリマップファイルを作成します。
    バックアップ対象がファイルシステムの場合
    -refreshオプションを指定してdrmfsdisplayコマンドを実行します。
    バックアップ対象がSQL Serverデータベースの場合
    -refreshオプションを指定してdrmsqldisplayコマンドを実行します。
    バックアップ対象がExchangeデータベースの場合
    -refreshオプションを指定してdrmexgdisplayコマンドを実行します。
    バックアップ対象がOracleデータベースの場合
    -refreshオプションを指定してdrmoradisplayコマンドを実行します。
  4. バックアップ管理製品の情報を設定します。
    drmtapeinitコマンドを実行します。出力されるメッセージに従って,次に示す項目を登録します。
    • バックアップ管理製品名
    • テープバックアップ用のバックアップカタログの保存日数