5.3.6 クラスタ環境でコマンドを実行する場合の注意事項

クラスタ環境では,Protection Managerのコマンドを実行する前に,環境変数DRM_HOSTNAMEを次のように設定する必要があります。

Windowsの場合
PROMPT> set DRM_HOSTNAME=<仮想サーバ名>
バックアップ対象がExchangeデータベースの場合,仮想サーバ名にはExchange仮想サーバ名を指定してください。
Solarisの場合
PROMPT> DRM_HOSTNAME=<仮想サーバ名>
PROMPT> export DRM_HOSTNAME

Windows Server 2003で,VCSクラスタを使用したクラスタ構成の場合,バックアップ,リストアを実行するときは,事前にWindowsの「コンピュータの管理」画面を使用してWindows Management Instrumentationサービスのスタートアップの種類が無効になっていないことを確認してください。

スタートアップの種類が無効になっている場合,-modeオプションにcoldを指定したバックアップコマンド,および-resyncオプションを指定したリストアコマンドは,クラスタリソースのオフラインへの切り替えに失敗したことを示すエラーメッセージを表示してエラー終了します。