8.2.3 ストレージグループを副ボリュームにバックアップする

単一サーバ構成のシステムで,ストレージグループを副ボリュームにバックアップする処理について説明します。

ストレージグループをバックアップするには:

  1. コピーグループを再同期します。
    SANRISE1000シリーズを使用する場合,SANRISE9500Vシリーズ,Hitachi AMS/WMSシリーズ,Hitachi AMS2000シリーズ,Hitachi TMS1000,またはHitachi SMSシリーズでShadowImageを使用する場合は,データベースサーバでEX_DRM_RESYNCを実行し,コピーグループを再同期します。バックアップする前にコピーグループを再同期することで,バックアップを高速化できます。ここでは,コピーグループ名を「VG01,vol01」とします。

    DBServer> EX_DRM_RESYNC Operation_A -cg VG01,vol01 -copy_size 7

  2. ストレージグループを副ボリュームへバックアップします。
    ストレージグループをバックアップします。バックアップするには,EX_DRM_EXG_BACKUPを実行します。引数として,オペレーションID「Operation_A」を指定します。この例では,トランザクションログファイルを削除してコールドバックアップします。

    DBServer > EX_DRM_EXG_BACKUP Operation_A -mode cold -transact_log_del

    コールドバックアップする場合は,-mode coldを指定します。-mode coldを省略しても,-mode coldが指定されて,コールドバックアップされます。
    オンラインバックアップする場合は,-mode onlineを指定します。オンラインバックアップをする場合は,-transact_log_delオプションは指定できません。