9.4.2 処理の流れ
Oracleデータベースおよびアーカイブ済みREDOログファイルのバックアップ操作と,障害発生時のリストア・リカバリ操作の流れを次の図を基に説明します。
図9-8 Oracleデータベースとログファイルのバックアップ,リストア,リカバリの流れ
![[図]](graphics/jc090800.gif)
バックアップの流れ
- 時点AのOracleデータベースをバックアップします。
- 時点BのOracleデータベースのアーカイブ済みREDOログファイルや制御ファイルをバックアップします。
- 時点CのOracleデータベースのアーカイブ済みREDOログファイルや制御ファイルをバックアップします。
時点Dで障害発生した場合のリストア・リカバリの流れ
- バックアップの流れの手順1でバックアップしたOracleデータベースのデータをリストアします。
時点Aまでデータベースが回復します。
- バックアップの流れの手順2でバックアップしたOracleデータベースのアーカイブ済みREDOログファイルや制御ファイルを適用してリカバリします。
時点Bまでデータベースが回復します。
- バックアップの流れの手順3でバックアップしたOracleデータベースのアーカイブ済みREDOログファイルや制御ファイルを適用してリカバリします。
時点Cまでデータベースが回復します。
- 障害発生時点でのOracleデータベースのアーカイブ済みREDOログファイルや制御ファイルが破損していなければこれらのファイルを使用してリカバリします。
時点D(障害発生時点)までデータベースが回復します。