1.4.4 コマンド実行時のユーザー権限
Protection Managerのコマンドを実行するときは,次の権限が必要です。
- OSの管理者権限および管理者特権
- Windowsの場合
- Protection Managerのコマンドを実行するサーバで,実行するユーザーにローカルでのAdministrator権限が必要です。
- また,OSがWindows Server 2008の場合,さらにOSの管理者特権が必要になります。OSの管理者特権がないと,エラーメッセージが表示されて,コマンドの実行が失敗します。
- Solarisの場合
- Protection Managerのコマンドを実行するユーザーにroot権限が必要です。
- データベースアクセス権限
- バックアップ対象がSQL Serverデータベースの場合
Protection Managerのコマンドを実行するときは,SQL Serverに,Windows認証でアクセスします。このため,Protection Managerのコマンド実行ユーザーを,SQL Serverのsysadmin固定サーバロールのメンバーとして登録する必要があります。
- バックアップ対象がExchangeデータベースの場合
Protection Managerのコマンドを実行するユーザーを,ドメインのEnterprise AdminsグループまたはExchange Domain Serversグループに所属させる必要があります。
- バックアップ対象がOracleデータベースの場合
Protection Managerのコマンドを実行するときは,drmorainitコマンドで登録するOracleログインユーザー名でOracleにアクセスします。このため,Oracleログインユーザー名に,SYSDBAシステム権限が必要です。
ASMを使用する場合には,ASMインスタンス接続ユーザーにSYSASM権限が必要です。
コマンドごとに必要となる権限の詳細については「5.4.1 コマンドを実行するユーザーに必要な権限」を参照してください。