9.6.3 ファイル共用を使用してリストアする例
ファイル共用を使用して,バックアップサーバに,Oracleデータベースをリストアする手順について説明します。手順1から3までの操作,および手順5以降の操作の詳細については,「9.3.4 Oracleデータベースをテープからリストアする」を参照してください。
ファイル共用を使用してOracleデータベースをリストアするには:
- drmtapecatコマンドを実行して,バックアップデータのバックアップIDを確認します。
- EX_DRM_TAPE_RESTOREを実行して,バックアップしたデータをテープから副ボリュームへリストアします。
- EX_DRM_DB_EXPORTを実行して,バックアップ情報を一時ファイルへエクスポートします。
- EX_DRM_ORAFILE_PACKを実行して,リストア時に作成された制御ファイルを一時フォルダに退避します。
- 一時ファイルをバックアップサーバからデータベースサーバにコピーします。
データベースサーバでcpコマンドを実行して,バックアップサーバの拡張コマンド用一時ディレクトリからデータベースサーバの拡張コマンド用一時ディレクトリに,一時ファイルをコピーします。
DBServer > cp -p /nfs/Operation_A.drm <データベースサーバの拡張コマンド用一時ディレクトリ>/Operation_A/DB
DBServer > cp -p /nfs/Operation_A.cpio <データベースサーバの拡張コマンド用一時ディレクトリ>/Operation_A/DB
- EX_DRM_DB_IMPORTを実行して,バックアップサーバから転送した一時ファイルをデータベースサーバのバックアップカタログへインポートします。
- EX_DRM_ORAFILE_EXTRACTを実行して,コピーした制御ファイルをデータベースサーバに展開します。
- EX_DRM_ORA_RESTOREを実行して,副ボリュームのデータを主ボリュームへリストアします。
- SQL*Plusを使用して,Oracleデータベースをリカバリします。