4.19 Exchange環境設定ファイルの作成

Exchange環境設定ファイルは,Exchange Serverとの連携に必要な情報を設定するファイルです。また,CCR構成で自動シード機能を使用する場合は,作成が必須です。

Exchange環境設定ファイルは,次の場所に任意の名称で作成してください。

<Protection Managerのインストール先>¥conf¥exchange¥Exchange<環境設定ファイル名>.conf

Exchange環境設定ファイルのサンプルは,Protection Manager for Exchange 2007のインストール時に,次の場所に作成されます。

<Protection Managerのインストール先>¥conf¥exchange¥sample¥exchange.conf

Exchange環境設定ファイルのパラメーターを次の表に示します。

表4-73 Exchange環境設定ファイルのパラメーター

パラメーター説明デフォルト値最大文字列
(バイト数)
EXG_CCR_SEEDCCR構成の場合に,自動シード機能を有効にするか無効にするかを指定します。
自動シード機能を有効にする場合は「ON」,無効にする場合は「OFF」を指定します。
OFF3
EXG_CCR_PASSIVE_NODEEXG_CCR_SEEDパラメーターに「ON」を指定した場合,指定が必須です。
待機サーバのホスト名またはIPアドレスを指定します。IPアドレスはIPv4形式またはIPv6形式で指定できます。
なし255
EXG_SCR_SEEDSCR構成の場合に,SCRのシード機能を有効にするか無効にするかを指定します。
SCRのシード機能を有効にする場合は「ON」,無効にする場合は「OFF」を指定します。
-efオプションが指定されていない場合またはEXG_SCR_SEEDパラメーターが存在しない場合は,「OFF」の値と同じ動作をします。
OFF3
EXG_IGNORE_ERROR_TARGETEXG_SCR_SEEDパラメーターに「ON」を指定した場合に,ストレージグループに設定されているターゲットのうち一部のターゲットに接続できなくても,シード処理を実行するかを指定します。
一部のターゲットに接続できなくても,シード処理を実行する場合は「ON」を,一つでも接続できないターゲットがあればエラーとする場合は「OFF」を指定します。
-efオプションが指定されていない場合またはEXG_IGNORE_ERROR_TARGETパラメーターが存在しない場合は,「OFF」の値と同じ動作をします。
OFF3

Exchange環境設定ファイルの記述規則は次のとおりです。