5.2 拡張コマンドと基本コマンドの対応

拡張コマンドと基本コマンドの対応を,次の表に示します。

表5-1 拡張コマンドと基本コマンドの対応(ファイルシステムのバックアップとリストアに使用するコマンド)

拡張コマンド名対応する基本コマンド機能
EX_DRM_FS_BACKUPdrmfsbackupファイルシステムをバックアップします。
EX_DRM_FS_DEF_CHECKオペレーション定義ファイルの内容チェック,および一時ディレクトリの自動生成をします。
EX_DRM_FS_RESTOREdrmfsrestoreバックアップしたファイルシステムを主ボリュームにリストアします。
drmfscatファイルシステムのバックアップ情報を一覧で表示します。
drmfsdisplay
  • ファイルシステムの情報を一覧で表示します。
  • ディクショナリマップファイルを最新の状態に更新します。
(凡例)
-:対応するコマンドがない。

表5-2 拡張コマンドと基本コマンドの対応(共通系コマンド)

拡張コマンド名対応する基本コマンド機能
EX_DRM_BACKUPID_SETバックアップID記録ファイルを生成します。
EX_DRM_CG_DEF_CHECKコピーグループ一括定義ファイルの内容をチェックします。
EX_DRM_DB_EXPORTdrmdbexportバックアップ情報をファイルへエクスポートします。
EX_DRM_DB_IMPORTdrmdbimportファイルからバックアップ情報をインポートします。
EX_DRM_FTP_GETバックアップサーバからバックアップ情報のファイルを取得します。バックアップ対象がSQL Serverデータベースの場合,メタファイルも取得します。
EX_DRM_FTP_PUTバックアップ情報のファイルをバックアップサーバへ転送します。バックアップ対象がSQL Serverデータベースの場合,メタファイルも転送します。
EX_DRM_HOST_DEF_CHECKホスト環境設定ファイルの内容をチェックします。
EX_DRM_RESYNCdrmresyncコピーグループを再同期します。
drmappcatホスト上のカタログ情報を表示します。
drmcgctl
  • コピーグループをロックします。
  • ロックしたコピーグループのロックを解除します。
  • コピーグループの一覧を表示します。
drmclusinitクラスタソフトウェアのパラメーターを登録します。
drmdevctl副ボリュームのデバイスを隠ぺいおよび隠ぺい解除します(Windowsの場合)。
drmhostinfoホスト情報の一覧を表示します。
drmlicenseライセンス情報を表示,追加,または更新します。
drmvssimportVSSインポートサーバを起動または停止します(Windowsの場合)。
(凡例)
-:対応するコマンドがない。

表5-3 拡張コマンドと基本コマンドの対応(テープ系コマンド)

拡張コマンド名対応する基本コマンド機能
EX_DRM_CACHE_PURGEdrmmount
drmumount
副ボリュームのキャッシュをクリアします(Windowsの場合)。
EX_DRM_MOUNTdrmmountディスクボリュームをマウントします。
EX_DRM_TAPE_BACKUPdrmmount
drmmediabackup
drmtapebackup
drmumount
副ボリュームのデータをテープにバックアップします。バックアップ対象がSQL Serverデータベースの場合,メタファイルもバックアップします。
EX_DRM_TAPE_RESTOREdrmmount
drmmediarestore
drmtaperestore
drmumount
テープから副ボリュームにリストアします。
EX_DRM_UMOUNTdrmumountディスクボリュームをアンマウントします。
drmtapecatテープのバックアップ情報を一覧で表示します。
drmtapeinitバックアップ管理製品のパラメーターを登録します。
(凡例)
-:対応するコマンドがない。

表5-4 拡張コマンドと基本コマンドの対応(ユーティリティコマンド)

拡張コマンド名対応する基本コマンド機能
drmdbconvert旧バージョンのバックアップカタログを最新のProtection Managerで使えるようにします。
drmdbsetupバックアップカタログ情報およびシステムリソースのマッピング情報を格納しているディクショナリマップファイルを格納するデータベースを初期化したり,削除したりします。
(凡例)
-:対応するコマンドがない。

表5-5 拡張コマンドと基本コマンドの対応(Protection Manager for SQL)

拡張コマンド名対応する基本コマンド機能
EX_DRM_SQL_BACKUPdrmsqlbackupSQL Serverデータベースをバックアップします。
EX_DRM_SQL_DEF_CHECKオペレーション定義ファイルの内容チェック,および一時ディレクトリの自動生成をします。
EX_DRM_SQL_RESTOREdrmsqlrestoreバックアップしたSQL Serverデータベースを主ボリュームにリストアします。
EX_DRM_SQL_TLOG_BACKUPdrmsqllogbackupSQL Serverのトランザクションログをバックアップします。
EX_DRM_SQLFILE_EXTRACTSQL Serverのメタファイルをテープバックアップの対象となるフォルダに展開します。
EX_DRM_SQLFILE_PACKSQL Serverのメタファイルを退避します。
drmsqlcatSQL Serverデータベースのバックアップ情報を一覧で表示します。
drmsqldisplay
  • SQL Serverデータベースの情報を一覧で表示します。
  • ディクショナリマップファイルを最新の状態に更新します。
drmsqlinitSQL Serverのパラメーターを登録します。
drmsqlrecoverリストアしたSQL Serverデータベースをリカバリします。
drmsqlrecovertoolリストアしたSQL ServerデータベースをGUIを使ってリカバリします。
(凡例)
-:対応するコマンドがない。

表5-6 拡張コマンドと基本コマンドの対応(Protection Manager for Exchange)

拡張コマンド名対応する基本コマンド機能
EX_DRM_EXG_BACKUPdrmexgbackupストレージグループをバックアップします。
EX_DRM_EXG_DEF_CHECKオペレーション定義ファイルの内容チェック,および一時ディレクトリの自動生成をします。
EX_DRM_EXG_RESTOREdrmexgrestoreストレージグループをリストアします。
EX_DRM_EXG_VERIFYdrmmount
drmexgverify
drmumount
Exchangeデータベースの整合性を検証します。
drmexgcatストレージグループのバックアップ情報を一覧で表示します。
drmexgdisplay
  • ストレージグループの情報を一覧で表示します。
  • ディクショナリマップファイルを最新の状態に更新します。
(凡例)
-:対応するコマンドがない。

表5-7 拡張コマンドと基本コマンドの対応(Protection Manager for Oracle)

拡張コマンド名対応する基本コマンド機能
EX_DRM_ORA_BACKUPdrmorabackupOracleデータベースをバックアップします。
EX_DRM_ORA_DEF_CHECKオペレーション定義ファイルの内容チェック,および一時ディレクトリの自動生成をします。
EX_DRM_ORA_RESTOREdrmorarestoreバックアップしたOracleデータベースを主ボリュームにリストアします。
EX_DRM_ORA_TLOG_BACKUPdrmoralogbackupOracleデータベースのアーカイブ済みREDOログファイルおよび制御ファイルをバックアップします。
EX_DRM_ORAFILE_EXTRACT制御ファイルおよび初期化パラメーターファイルをテープバックアップの対象となるディレクトリに展開します。
EX_DRM_ORAFILE_PACK制御ファイルおよび初期化パラメーターファイルを退避します。
drmoracatOracleデータベースのバックアップ情報を一覧で表示します。
drmoradisplay
  • Oracleデータベースの情報を一覧で表示します。
  • ディクショナリマップファイルを最新の状態に更新します。
drmorainitOracleのパラメーターを登録します。
(凡例)
-:対応するコマンドがない。