3.1.2 Protection Managerのインストール(Solarisの場合)
ここでは,OSがSolarisの場合に新規インストールする手順,およびバージョンアップインストールする手順について説明します。
- 03-50より前のバージョンからバージョンアップインストールする場合は,現在インストールされているProtection Managerをアンインストールしてから,新規インストールしてください。アンインストールしたとき,ユーザーファイルは削除されません。また,その後の新規インストールでもユーザーファイルは上書きしないため,ユーザーファイルは継承できます。
- この項の構成
- (1) Protection Manager Copy Controllerの新規インストール
- (2) Protection Manager Copy Controllerのバージョンアップインストール
- (3) Protection Manager for Oracleの新規インストール
- (4) Protection Manager for Oracleのバージョンアップインストール
(1) Protection Manager Copy Controllerの新規インストール
インストールするには:
- Protection Managerのインストール用CD-ROMをCD-ROMドライブにセットします。
CD-ROMは「/cdrom/<ボリュームラベル>」に自動的にマウントされます。
- install.shを実行して,Protection Manager Copy Controllerをインストールします。
次のように入力します。
PROMPT> Solaris/Copy_Controller/install.sh
install.shの中でpkgaddコマンドが実行されます。
- 次のメッセージが表示されるので「y」を入力します。
Do you want to continue with the installation of <HPTM> [y,n,?]
インストールが完了すると,プロンプトが表示されます。
Protection Manager Copy Controllerは次のディレクトリに格納されます。インストールするディレクトリは変更できません。
(2) Protection Manager Copy Controllerのバージョンアップインストール
インストールするには:
- Protection Managerのインストール用CD-ROMをCD-ROMドライブにセットします。
CD-ROMは「/cdrom/<ボリュームラベル>」に自動的にマウントされます。
- install.shを実行して,Protection Manager - Copy Controllerをインストールします。
次のようにコマンドを入力します。
PROMPT> Solaris/Copy_Controller/install.sh
- 次のメッセージが表示されるので「y」を入力します。
Do you want to overwrite this installed instance [y,n,?,q]
「n」または「q」を入力した場合は,インストールが中断されます。
- 次のメッセージが表示されるので「y」を入力します。
Do you want to continue with the installation of <HPTM> [y,n,?]
「n」を入力した場合は,インストールが中断されます。
インストールが完了すると,プロンプトが表示されます。
Protection Manager - Copy Controllerは次のディレクトリに格納されます。インストールするディレクトリは変更できません。
(3) Protection Manager for Oracleの新規インストール
インストールするには:
- Protection Managerのインストール用CD-ROMをCD-ROMドライブにセットします。
CD-ROMは「/cdrom/<ボリュームラベル>」に自動的にマウントされます。
- ライセンス情報を作成します。
ライセンス情報の種類によって手順が異なります。
- ライセンス情報がライセンスキーの場合
次のようにライセンス要求ファイルを作成します。
PROMPT> echo <ライセンスキー> > /var/tmp/drm_lic_key
- ライセンス情報がライセンスキーファイルの場合
次のようにライセンスキーファイルをコピーします。
PROMPT> cp -pf <ライセンスキーファイル名> /var/tmp/drm_lic_file
なお,作成したライセンス要求ファイル「drm_lic_key」またはライセンスキーファイル「drm_lic_file」は,インストールが成功したときに削除されます。
- install.shを実行して,Protection Manager for Oracleをインストールします。
次のように入力します。
PROMPT> Solaris/Oracle/install.sh
install.shの中でpkgaddコマンドが実行されます。
- 次のメッセージが表示されるので,インストールされているOracleのバージョンを入力します。
Input Oracle version [10,11]:
バージョン10または11以外を入力した場合は,インストールが中断されます。
ここで入力したOracleのバージョンは,Oracleバージョン記録ファイルというシステムファイルに記録され,バックアップやリストアの対象として認識されます。インストール後にOracleのバージョンを変更した場合,Oracleバージョン記録ファイルは直接変更できないため,Protection Manager for Oracleを再インストールしてOracleのバージョンを入力し直す必要があります。
- 次のメッセージが表示されるので,「y」を入力します。
Do you want to continue with the installation of <HPTM-ORA> [y,n,?]
インストールが完了すると,プロンプトが表示されます。
ライセンスの種別が一時ライセンスまたは非常ライセンスの場合,ライセンスの残り日数と満了日付をお知らせするメッセージが表示されます。
Protection Manager for Oracleは次のディレクトリに格納されます。インストールするディレクトリは変更できません。
登録したライセンス情報を表示,または更新するには,drmlicenseコマンドを実行してください。
(4) Protection Manager for Oracleのバージョンアップインストール
Protection Manager for Oracle 6.1.0-00以降のバージョンから最新バージョンへバージョンアップインストールする手順について説明します。
Protection Manager for Oracle 6.1.0-00よりも前のバージョンからProtection Manager for Oracle 6.1.0-00以降へのバージョンアップインストールはサポートしていません。Protection Manager for Oracle 6.1.0-00よりも前のバージョンがインストールされている場合,旧バージョンをアンインストールしてから新規インストールをしてください。
インストールするには:
- Protection Managerのインストール用CD-ROMをCD-ROMドライブにセットします。
CD-ROMは「/cdrom/<ボリュームラベル>」に自動的にマウントされます。
- ライセンス情報を作成します。
ライセンス情報の種類によって手順が異なります。
- ライセンス情報がライセンスキーの場合
次のようにライセンス要求ファイルを作成します。
PROMPT> echo <ライセンスキー> PROMPT> echo > /var/tmp/drm_lic_key
- ライセンス情報がライセンスキーファイルの場合
次のようにライセンスキーファイルをコピーします。
PROMPT> cp -pf <ライセンスキーファイル名> /var/tmp/drm_lic_file
なお,作成したライセンス要求ファイル「drm_lic_key」またはライセンスキーファイル「drm_lic_file」は,インストールが成功したときに削除されます。
- install.shを実行して,Protection Manager for Oracleをインストールします。
次のようにコマンドを入力します。
PROMPT> Solaris/Oracle/install.sh
- 次のメッセージが表示されるので「y」を入力します。
Do you want to overwrite this installed instance [y,n,?,q]
「n」または「q」を入力した場合は,インストールが中断されます。
- 次のメッセージが表示されるので,インストールされているOracleのバージョンを入力します。
Input Oracle version [10,11]:
バージョン10または11以外を入力した場合は,インストールが中断されます。
- 次のメッセージが表示されるので,「y」を入力します。
Do you want to continue with the installation of <HPTM-ORA> [y,n,?]
「n」を入力した場合は,インストールが中断されます。
インストールが完了すると,プロンプトが表示されます。
Protection Manager for Oracleは次のディレクトリに格納されます。インストールするディレクトリは変更できません。