この例では,バックアップ管理製品としてNetBackupを使用しています。次の設定内容を前提とします。
なお,Windowsの場合,例で使用している「CLASS」は「POLICY」と置き換えてもかまいません。ただし,同一のMOUNT_POINTに対してPOLICYとCLASSの両方を指定してはいけません。
A.7.1 バックアップ管理製品と連携するための情報を登録する例
バックアップ管理製品と連携するための情報を登録するには,バックアップサーバでdrmtapeinitコマンドを実行します。次のように実行します。
PROMPT> drmtapeinit
PROMPT> KAVX0411-I バックアップ管理製品名を入力してください:
NBU
PROMPT> KAVX0417-I バックアップカタログの保存日数を入力してください:
10
バックアップ管理製品と連携するための構成定義ファイルが作成されたことを確認します。
NBU 10 |
なお,バックアップ管理製品と連携するための情報を登録する手順の詳細は,「4.11.1 バックアップ管理製品と連携するための情報を登録する」を参照してください。
A.7.2 テープバックアップ用構成定義ファイルの設定例
テープバックアップ用構成定義ファイルの設定例を示します。
テープバックアップ用構成定義ファイルは,バックアップサーバに配置します。この例では,バックアップサーバから副ボリュームにマウントするマウントポイント(W:,X:,Y:,Z:)を指定しています。また,メタファイルの格納先として,「default」を指定しています。メタファイルの格納先は絶対パスでもかまいません。この場合,この例では「C:¥FTP_ROOT¥script¥OperationA¥AP」と指定します。
INST_PATH=C:¥Program Files¥VERITAS¥NetBackup MOUNT_POINT=W: CLASS=Class1 SCHEDULE=Schedule1 MOUNT_POINT=X: CLASS=Class2 SCHEDULE=Schedule2 MOUNT_POINT=Y: CLASS=Class3 SCHEDULE=Schedule3 MOUNT_POINT=Z: CLASS=Class4 SCHEDULE=Schedule4 MOUNT_POINT=default CLASS=Class5 SCHEDULE=Schedule5 PARALLEL_COUNT=5 |
なお,テープバックアップ用構成定義ファイルの詳細は,「4.11.2 テープバックアップ用構成定義ファイルの作成」を参照してください。