5.1.1 拡張コマンド

拡張コマンドは,バックアップやリストアを自動化する運用に適したコマンドです。

拡張コマンドには次の特徴があります。

拡張コマンドを使った運用では,あらかじめ処理の対象となるリソース情報やバックアップに関連する情報を定義しておくことができ,操作の負荷を軽減できます。そのため,これらの情報を頻繁に参照する必要がある,バックアップやリストアなどの処理については,拡張コマンドを使用した運用を推奨します。

ユーザーの判断が必要なため自動化できない処理については,拡張コマンドではなく基本コマンドを使用して運用してください。自動化できない処理の例を次に示します。

拡張コマンドは,内部で基本コマンドを実行しています。拡張コマンドと基本コマンドの対応については,「5.2 拡張コマンドと基本コマンドの対応」を参照してください。

拡張コマンドは,次の場所に格納されています。

Windowsの場合
<Protection Managerのインストール先>¥script¥bin
Solarisの場合
/opt/drm/script/bin