8.4.3 ユーザースクリプトの例

ユーザースクリプトの作成例を次に示します。

表8-1 ユーザースクリプトの作成例

スクリプト本文解説

LOCAL_BACKUP=YES(1)

#前処理セクション

#なし

#後処理セクション

[POST_PROC](2)

#副ボリュームのテープバックアップ

[CMD]

CMDLINE=C:¥tmp¥tapebackup.bat

TIMEOUT=NOWAIT(3)

END_CODE=TERMINATE_NZ(4)

LOCATION=REMOTE(5)

PARENT_STAT=NORMAL(6)

(1)必ずYESを指定します。
(2)ユーザー後処理セクションの開始
(3)コマンドの終了を待たないで次のコマンドを実行します。
(4)コマンドの戻り値が0以外をエラーとして扱います。
(5)リモートサーバで実行します。バックアップコマンドに-sオプション指定が必須です。
(6)バックアップコマンドが正常の場合だけ実行します。

副ボリュームをテープにバックアップするtapebackup.batの例を次に示します。

rem NTBACKUPでジョブ「Job 1」を実行してテープ「Tape 1」にG:¥, H:¥をコピーバックアップ

rem バックアップ元の指定はバックアップ選択ファイル(C:¥tmp¥exg.bks)を使用

rem 環境変数DRMENV_COMMENTとして渡されるバックアップコメントをバックアップジョブの説明に設定

"C:¥Windows¥system32¥ntbackup.exe" backup "@C:¥tmp¥exg.bks" /j "Job 1" /a /t "Tape 1" /D "%DRMENV_COMMENT%" /m copy

IF NOT "%errorlevel%"=="0" GOTO ERROR

rem テープバックアップ後,バックアップサーバにインポートされたバックアップIDを指定して副ボリュームをアンマウント

"C:¥Program Files¥Hitachi¥DRM¥bin¥drmumount.exe" %DRMENV_R_BACKUPID%

IF NOT "%errorlevel%"=="0" GOTO ERROR

exit 0

:ERROR

exit 1

注 remで始まる行はコメントです。