7.1.1 データベースをバックアップおよびリストアするときの注意事項
- drmsqlbackupコマンドに-targetまたは-fオプションを指定する場合,同じ論理ボリュームに含まれるすべてのデータベースを指定してください。すべてのデータベースを指定しない場合は,コマンドがエラーになります。
- drmsqlrestoreコマンドを,名称を変更したSQL Serverデータベースに対し実行する場合,必ずリストア対象データベースをデタッチし,コマンドを実行してください。SQL Serverデータベースをデタッチしないでリストア操作をした場合は,drmsqlrestoreコマンドが正常に終了しないで,SQL Serverデータベースがリストア後に使用できなくなることがあります。
- drmsqllogbackupコマンドで指定するバックアップIDは,オリジナルIDを指定することもできます。この場合,オリジナルIDの先頭に「0:」を付加し,バックアップIDと同様に,コマンドの引数として指定してください。この機能は,対象とするバックアップカタログが削除されてしまい,バックアップIDを特定できない場合に使用できます。使用例を次に示します。
- オリジナルIDが0000000001に対し実行されたトランザクションログバックアップ情報を参照する場合
PROMPT> drmsqllogbackup 0:0000000001 -v
- オリジナルIDが0000000001に対し実行されたトランザクションログバックアップ情報を削除する場合
PROMPT> drmsqllogbackup 0:0000000001 -d
- drmsqlbackupコマンドで一度にバックアップできるデータベースの最大数は64です。65個以上のデータベースをバックアップする場合は,drmsqlbackupコマンドを複数回に分けて実行してください。
- Veritas Cluster Server for Windows環境でバックアップおよびリストアコマンド実行中に,Windowsのエクスプローラなどで対象のボリュームにアクセスしないでください。クラスタリソースのオフラインへの切り替えに失敗して,バックアップおよびリストアコマンドがエラーになることがあります。
- IPF環境でSQL Server 2000 Service Pack 4を使用する場合,hotfix902150の適用が必要です。