Hitachi Protection Manager Software ユーザーズガイド
主ボリュームのディスクを交換する例を次に示します。
図D-3 主ボリュームのディスクを交換する例(Solarisの場合)
- 次のRAID Managerのコマンドを実行し,交換する主ボリュームのペア定義を削除します。
PROMPT> pairsplit -g SI01 -S- 主ボリュームを管理するホストで主ボリュームが属しているディスクグループの定義を削除します。
OSによって手順は異なりますが,基本的には次の手順でディスクグループの定義を削除します。
(1)ファイルシステムをアンマウントします。
(2)ディスクグループをエクスポートします。- 主ボリュームを管理するホストで新しい主ボリュームを使って交換前と同じ構成で再定義します。
OSによって手順は異なりますが,基本的には次の手順で再定義します。
(1)ディスクグループおよび論理ボリュームを作成します。
(2)ファイルシステムをマウントします。- 主ボリュームを管理するホストで対象のRAID Managerインスタンスの定義ファイルの内容を新しい主ボリュームのPort,TargetID,LUに変更し,RAID Managerインスタンスを再起動します。
PROMPT> horcmshutdown.sh 10 PROMPT> horcmstart.sh 10- 次のコマンドを実行し,主ボリュームを管理するホストで新しい主ボリュームと副ボリュームとのペアを生成します。
PROMPT> paircreate -g SI01 -vl -c 15- pairevtwaitコマンドを実行し,ペア状態がPAIRになるまで待ちます。
PROMPT> pairevtwait -g SI01 -s PAIR -t 10 180- pairsplitコマンドを実行し,ペアを分割します。
PROMPT> pairsplit -g SI01- drmmountコマンドを実行し,副ボリュームをマウントします。
PROMPT> drmmount 0000000053- drmmediarestoreコマンドを実行し,副ボリュームを管理するホストでテープデータをリストアします。
PROMPT> drmmediarestore 0000000053- drmumountコマンドを実行し,副ボリュームをアンマウントします。
PROMPT> drmumount 0000000053- 副ボリュームを管理するホストで,テープからリストアしたときのバックアップカタログをエクスポートし,主ボリュームを管理するホストへ転送します。
PROMPT> drmdbexport 0000000054 -f /tmp/expfile PROMPT> ftp dbhost- 主ボリュームを管理するホストで,カタログをインポートします。
PROMPT> drmdbimport -f /tmp/expfile- -forceオプションを指定してdrmfsrestoreコマンドを実行し,副ボリュームから主ボリュームへリストアします。
PROMPT> drmfsrestore 0000000155 -resync -force