Hitachi Protection Manager Software ユーザーズガイド
- この節の構成
- C.12.1 同一インスタンス内のデータベースまたは表領域を並列実行している場合の注意事項
C.12.1 同一インスタンス内のデータベースまたは表領域を並列実行している場合の注意事項
- バックアップサーバ側で拡張コマンドを実行する場合,オペレーションIDが異なっていても同じインスタンスを指定しているときは,一つのオペレーションIDの運用が完了するまではほかのオペレーションIDを指定した拡張コマンドを実行しないでください。
- 同一インスタンス内のデータベースまたは表領域を並列実行する場合,次の条件によっては,バックアップ対象オブジェクトがバックアップされなかったり,指定していない対象をバックアップしたりすることがあります。
(1) バックアップ対象オブジェクトがバックアップされない場合
バックアップサーバでEX_DRM_ORAFILE_EXTRACTまたはEX_DRM_SQLFILE_EXTRACTを実行したあとに,この操作で使用したオペレーション定義ファイルと同じインスタンスを指定している別のオペレーションIDを指定してEX_DRM_ORAFILE_EXTRACTまたはEX_DRM_SQLFILE_EXTRACTを実行すると,バックアップファイル格納ディレクトリをいったんクリアし,後から実行した分で上書きします。このため,先に実行した分が反映されません。
バックアップサーバでEX_DRM_ORAFILE_EXTRACTまたはEX_DRM_SQLFILE_EXTRACT実行後に,この操作で使用したオペレーション定義ファイルと同じインスタンスを指定している別のオペレーションIDを指定してテープリストアをすると,その分がバックアップファイル格納ディレクトリに混入してしまいます。