Hitachi Protection Manager Software ユーザーズガイド
拡張コマンドを実行すると,次の一時ファイルが生成されます。
- SQL Serverメタファイル(バックアップ対象がSQL Server データベースの場合)
- バックアップID記録ファイル
- バックアップ情報のファイル
これらの一時ファイルは,FTPサービスによってサーバ間で転送されます。FTPサービスを使用するには,これらの一時ファイルのコピーを格納する拡張コマンド用一時ディレクトリをファイルサーバまたはデータベースサーバ,およびバックアップサーバで作成しておく必要があります。
- Windowsの場合(バックアップ対象がファイルシステムの場合)
- ファイルサーバの一時ディレクトリは,次の名称で作成します。
<任意のディレクトリ>\<オペレーションID>
ファイルサーバがクラスタ構成の場合,ファイルサーバの拡張コマンド用一時ディレクトリは共有ディスク上に作成してください。- バックアップサーバの一時ディレクトリは,次の名称で作成します。
<FTPサイトのホームディレクトリ>\<オペレーションID>
FTPサイトのホームディレクトリは,IISで設定するFTPサイトのホームディレクトリです。- Windowsの場合(バックアップ対象がSQL Serverデータベースの場合)
- データベースサーバの一時フォルダは,インスタンスごとに作成してください。次の名称で作成します。
<任意のフォルダ>\<インスタンス名>
「任意のフォルダ」には,VDIメタファイル格納ディレクトリで使用しているフォルダとは異なるディレクトリを指定してください。
データベースサーバがクラスタ構成の場合は,データベースサーバの一時ファイル格納用フォルダを共用ディスク上に作成してください。- バックアップサーバの一時フォルダは,FTPサイトのホームディレクトリの下に作成します。このフォルダ名は,オペレーション定義ファイルの「BK_DATA_FILE_DIR」で指定する値と一致させる必要があります。次の名称で作成します。
<FTPサイトのホームディレクトリ>\<データベースサーバ名>\<インスタンス名>
FTPサイトのホームディレクトリは,IISで設定するFTPサイトのホームディレクトリです。- Windowsの場合(バックアップ対象がExchangeデータベースの場合)
- データベースサーバの一時フォルダは,拡張コマンドのインストールフォルダの下に作成します。一時フォルダの名称は,オペレーション定義ファイルの「DB_DATA_FILE_DIR」に指定する値と一致させる必要があります。
データベースサーバがクラスタ構成の場合は,データベースサーバの一時ファイル格納用フォルダを共用ディスク上に作成してください。- バックアップサーバの一時フォルダは,FTPサイトのホームディレクトリの下に作成します。このフォルダ名は,オペレーション定義ファイルの「BK_DATA_FILE_DIR」で指定する値と一致させる必要があります。次の名称で作成します。
<FTPサイトのホームディレクトリ>\<対象サーバ名>\-
FTPサイトのホームディレクトリは,IISで設定するFTPサイトのホームディレクトリです。- Solarisの場合
- ファイルサーバまたはデータベースサーバ,およびバックアップサーバの一時ディレクトリは,次の名称で作成します。
- <任意のディレクトリ>/<オペレーションID>