Hitachi Protection Manager Software ユーザーズガイド

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10.3.2 採取する資料(Solarisの場合)

この項の構成
(1) OSのログ情報
(2) Protection Managerの情報
(3) RAID Managerの情報
(4) データベースの情報(バックアップ対象がOracleデータベースの場合)
(5) オペレーション内容

(1) OSのログ情報

次の表に示すOSのログ情報を採取してください。

表10-7 OSのログ情報(Solarisの場合)

情報の種類 概要 デフォルトのファイル
システムログ syslog /var/adm/messages
システムファイル hostsファイル /etc/hosts
servicesファイル /etc/services
passwdファイル /etc/passwd
OSおよびインストール製品の情報
  • OSおよびインストール製品の名称
  • バージョン
  • パッチ情報
プロセス情報 プロセスの一覧
環境設定情報 環境変数の設定値
ディスク構成情報 論理ボリュームの構成情報
ダンプ情報 coreファイル
クラスタソフトウェア情報 定義ファイルおよびログファイル

(凡例)
-:該当しない。

注※
psコマンドを実行し,Protection Managerのプロセス(drmで始まる名称)の動作状況を確認してください。

(2) Protection Managerの情報

次の表に示すProtection Managerに関する情報を採取してください。また,ネットワーク接続でのトラブルの場合,接続先マシン上のファイルの採取も必要です。

表10-8 Protection Managerの情報(Solarisの場合)

情報の種類 概要 デフォルトのファイル
バージョン情報 Protection Managerのバージョン情報ファイル 次に該当するすべてのファイル
/opt/drm/.version*
環境設定 Protection Managerの各種環境設定ファイル 次のディレクトリ下にあるすべてのファイル
/opt/drm/conf/
標準出力ログ Protection Managerのログファイル※1 /var/opt/drm/log/drm_output.log
/var/opt/drm/log/drm_output.log.old
拡張コマンドトレースログ Protection Managerの拡張コマンド用トレースログファイル※1 /var/opt/drm/script/log/drm_script.log
/var/opt/drm/script/log/drm_script.log.old
詳細トレースログ Protection Managerのトレースログファイル※2 /var/opt/drm/log/drm_pp_trace[1-16].log
インストールトレースログ Protection Managerのインストールトレースログファイル /var/opt/drm/log/drm_inst.log
NetBackupのトレースログ Protection Managerのログファイル※3 /var/opt/drm/log/drm_nbu_backup.log
/var/opt/drm/log/drm_nbu_backup.log.old
/var/opt/drm/log/drm_nbu_restore.log
/var/opt/drm/log/drm_nbu_restore.log.old
内部処理情報 一時ファイル 次のディレクトリ下にあるすべてのファイル
/var/opt/drm/tmp/
ディクショナリマップ ディクショナリマップファイル※4 次のディレクトリ下にあるすべてのファイル
/var/opt/drm/db/

注※1
ログファイルのサイズが10MBに達すると,ファイル名の末尾に「.old」が付いたファイル(drm_output.logの場合,drm_output.log.old)が作成されます。すでに「.old」が付いたファイルが存在する場合は上書きされます。

注※2
ログファイルのサイズが10MBに達すると,1から16番の範囲で新たな番号が付いたファイルが作成されます。

注※3
drmtapebackupコマンドまたはdrmmediabackupコマンドを実行して,NetBackupのバックアップコマンドが実行された場合,drm_nbu_backup.logにコマンド操作の結果が出力されます。drm_nbu_backup.logのサイズが10MBに達すると,drm_nbu_backup.log.oldに移動されます。drm_nbu_backup.log.oldがすでにある場合は上書きされます。
drmtaperestoreコマンドまたはdrmmediarestoreコマンドを実行して,NetBackupのリストアコマンドが実行された場合,drm_nbu_restore.logにコマンド操作の結果が出力されます。drm_nbu_restore.logのサイズが10MBに達すると,drm_nbu_restore.log.oldに移動されます。drm_nbu_restore.log.oldがすでにある場合は上書きされます。

注※4
Protection Managerの構成定義ファイル(init.conf)のDRM_DB_PATHで,別のディレクトリを設定している場合は,該当するディレクトリからも資料を採取してください。

(3) RAID Managerの情報

次の表に示すRAID Managerに関する情報を採取してください。また,ネットワーク接続でのトラブルの場合,接続先マシン上のファイルの採取も必要です。

表10-9 RAID Managerの情報(Solarisの場合)

情報の種類 概要 デフォルトのファイル
環境設定 RAID Managerの各種環境設定ファイル※1 次に該当するすべてのファイル
/etc/horcm*
ログ情報 RAID Managerの各種ログファイル※2 次に示すディレクトリ下のすべてのファイル
/HORCM/log*
RAID構成情報 RAID Managerのinqraidコマンド,raidscanコマンドおよびpairdisplayコマンドの実行結果

(凡例)
-:該当しない。

注※1
別のファイルを指定している場合は,該当する資料を採取してください。

注※2
別のディレクトリにログファイルを出力するように設定している場合は,該当するディレクトリから資料を採取してください。

(4) データベースの情報(バックアップ対象がOracleデータベースの場合)

次の表に示すデータベースに関する情報を採取してください。ネットワーク接続でのトラブルの場合,接続先マシン上のファイルの採取も必要です。

表10-10 データベースの情報(バックアップ対象がOracleデータベースの場合)

ファイルの種類 ファイル格納先ディレクトリ名
Oracle Database 10g Oracle Database 11g
トレースファイル Oracle初期化パラメーターファイルのuser_dump_dest $ADR_HOME/trace
アラートファイル Oracle初期化パラメーターファイルのbackground_dump_dest $ADR_HOME/trace
インシデントダンプファイル (未サポート) $ADR_HOME/incident
COREダンプファイル Oracle初期化パラメーターファイルのcore_dump_dest $ADR_HOME/cdump
Oracle Clusterware アラートファイル※1 $CRS_home/log/hostname $ADR_HOME/trace
ASM アラート・ファイル※2 ASM初期化パラメーターファイルのbackground_dump_dest $ADR_HOME/trace

注※1
Oracle Clusterware(Oracle Database R1の場合はCluster Ready Service)がインストールされている場合に採取が必要です。

注※2
ASMがインストールされている場合に採取が必要です。

(5) オペレーション内容

トラブル発生時のオペレーション内容について,次に示す情報が必要です。

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