Hitachi Protection Manager Software ユーザーズガイド
SCRのシード機能を使用して,SCR構成で取得したバックアップデータをストレージグループのポイントインタイムリストアする例を示します。ここでは,「8.9.2 SCR構成でバックアップする」で取得したバックアップデータを例にしています。
- バックアップサーバおよびターゲットでProtection Managerサービスを起動します。
- バックアップサーバでテープ媒体のバックアップIDを確認します。
PROMPT> drmtapecatBACKUP-ID BACKUP-OBJECT SNAPSHOT TIME EXPIRATION TIME BACKUP-MEDIA0000000002 MSEXCHANGE 2002/06/01 11:00:00 2002/06/02 11:00:00 MEDIA1PROMPT>- バックアップサーバでテープ媒体からリストアするために副ボリュームをマウントします。
バックアップID「0000000002」を指定してdrmmountコマンドを実行します。PROMPT> drmmount 0000000002 -mount_pt W:KAVX0001-I drmmountコマンドを開始します。KAVX0400-I マウントを開始します。マウントポイント = W:KAVX0401-I マウントを完了しました。マウントポイント = W:KAVX0400-I マウントを開始します。マウントポイント = X:KAVX0401-I マウントを完了しました。マウントポイント = X:KAVX0002-I drmmountコマンドを終了します。PROMPT>- バックアップサーバでバックアップデータをテープ媒体から副ボリュームへリストアします。
バックアップID「0000000002」を指定してdrmmediarestoreコマンドを実行します。
バックアップID「0000000001」は削除され,新バックアップID「0000000003」が登録されます。PROMPT> drmmediarestore 0000000002KAVX0001-I drmmediarestoreコマンドを開始します。KAVX0404-I リストアを開始します。リストアの進行状況について詳しく確認する場合,バックアップ管理製品が提供する監視方法を使用し,確認してください。リストア元 = W:リストア先 = W:KAVX0404-I リストアを開始します。リストアの進行状況について詳しく確認する場合,バックアップ管理製品が提供する監視方法を使用し,確認してください。リストア元 = X:リストア先 = X:KAVX0405-I リストアを完了しました。リストア元 = W:リストア先 = W:KAVX0405-I リストアを完了しました。リストア元 = X:リストア先 = X:KAVX0040-I バックアップは以下の情報で取得されています。バックアップID = 0000000003KAVX0002-I drmmediarestoreコマンドを終了します。PROMPT>- バックアップサーバでテープ媒体から副ボリュームへのリストアの実行結果を確認します。
PROMPT> drmexgcatSTRAGEGROUP: STR1BACKUP-ID:0000000003 BACKUP-MODE: VSS STRAGEGROUP: STR1 ORIGINAL-ID:0000000001START-TIME:2007/11/01 10:00:00 END-TIME: 2007/11/01 10:05:00 HOSTNAME:EXG_SRV1T OBJECT INFORMATIONSTORE FILE FS DG DEVICE COPY-GROUPM MAILBOXSTORE MAILBOX1(STR1) D:\STR1\priv1.edb D: - Harddisk1 EXG001,B001- - - - - - - EXG001,B001P PUBLICSTORE PUBLIC1(STR1) D:\STR1\pub1.edb D: - Harddisk1 EXG001,B001- - - - - - - EXG001,B001T TRANSACT - E:\STR1\E00*.log E: - Harddisk2 EXG002,B001- - - - - - - EXG002,B001C CHECKPOINT - E:\STR1\E00.chk E: - Harddisk2 EXG002,B001- - - - - - - EXG002,B001PROMPT>- テープ媒体からのリストアが完了した副ボリュームをアンマウントします。
テープ媒体にバックアップされたバックアップID「0000000002」を指定して,副ボリュームをアンマウントします。PROMPT> drmumount 0000000002KAVX0001-I drmumountコマンドを開始します。KAVX0406-I アンマウントを開始します。マウントポイント = W:KAVX0407-I アンマウントを完了しました。マウントポイント = W:KAVX0406-I アンマウントを開始します。マウントポイント = X:KAVX0407-I アンマウントを完了しました。マウントポイント = X:KAVX0002-I drmumountコマンドを終了します。PROMPT>- バックアップサーバでバックアップカタログ情報を一時ファイルへエクスポートします。
PROMPT> drmdbexport 0000000003 -f C:\FTP_ROOT\0000000003.drmKAVX0001-I drmdbexportコマンドを開始します。KAVX0002-I drmdbexportコマンドを終了します。PROMPT>- バックアップサーバでエクスポートした一時ファイルをでソースへftp転送します。
PROMPT> ftp <ソース名>ftp> Username: (ログイン名を入力)ftp> password: (パスワードを入力)ftp> get 0000000003.drmftp> quitPROMPT>- ソースへ転送した一時ファイルをソースのバックアップカタログへインポートします。
バックアップカタログに,新バックアップIDが登録されます。
バックアップIDは,未使用のID「0000000002」が付与されます。PROMPT> drmdbimport -f C:\0000000005.drmKAVX0001-I drmdbimportコマンドを開始します。KAVX0418-I ファイル名で指定されたバックアップ情報をバックアップカタログに追加しました。インポートされたバックアップID = 0000000002KAVX0002-I drmdbimportコマンドを終了します。PROMPT>- ソースでインポートの実行結果を確認します。
PROMPT> drmexgcatSTRAGEGROUP: STR1BACKUP-ID:0000000002 BACKUP-MODE: VSS STRAGEGROUP: STR1 ORIGINAL-ID:0000000001START-TIME:2007/11/01 10:00:00 END-TIME: 2007/11/01 10:05:00 HOSTNAME:EXG_SRV1T OBJECT INFORMATIONSTORE FILE FS DG DEVICE COPY-GROUPM MAILBOXSTORE MAILBOX1(STR1) D:\STR1\priv1.edb D: - Harddisk1 EXG001,B001- - - - - - - EXG001,B001P PUBLICSTORE PUBLIC1(STR1) D:\STR1\pub1.edb D: - Harddisk1 EXG001,B001- - - - - - - EXG001,B001T TRANSACT - E:\STR1\E00*.log E: - Harddisk2 EXG002,B001- - - - - - - EXG002,B001C CHECKPOINT - E:\STR1\E00.chk E: - Harddisk2 EXG002,B001- - - - - - - EXG002,B001PROMPT>- SCRのシード機能を有効にした状態で,副ボリュームのバックアップデータを主ボリュームへポイントインタイムリストアします。
PROMPT> drmexgrestore 0000000002 -resync -recovery -ef exchange.confKAVX0001-I drmexgrestoreコマンドを開始します。KAVX1526-I Exchange環境設定ファイルを読み込みました。Exchange環境設定ファイル名 = exchange.confKAVX0256-I Protection Managerサービスに接続します。ホスト名 = ターゲットKAVX0256-I Protection Managerサービスに接続します。ホスト名 = バックアップサーバKAVX1741-I Exchange Serverのレプリケーション機能を中断しました。ターゲット = ターゲットストレージグループ名 = STR1KAVX1805-I インフォメーションストアをディスマウントしています。ストレージグループ名 = STR1KAVX1700-I リストアを開始します。KAVX5111-I アンマウントを実行します。マウントポイント名 = D:KAVX5111-I アンマウントを実行します。マウントポイント名 = E:KAVX5108-I コピーグループの再同期を実行します。コピーグループ名 = EXG001,B001KAVX5108-I コピーグループの再同期を実行します。コピーグループ名 = EXG002,B001KAVX5109-I コピーグループのペア分割を実行します。コピーグループ名 = EXG001,B001KAVX5109-I コピーグループのペア分割を実行します。コピーグループ名 = EXG002,B001KAVX5110-I マウントを実行します。マウントポイント名 = E:KAVX5110-I マウントを実行します。マウントポイント名 = D:KAVX1701-I リストアを完了しました。KAVX1806-I インフォメーションストアをマウントしています。ストレージグループ名 = STR1KAVX1745-I シード処理を開始しますターゲット = ターゲットストレージグループ名 = STR1KAVX1746-I シード処理が完了しました。ターゲット = ターゲットストレージグループ名 = STR1KAVX1743-I Exchange Serverのレプリケーション機能を再開しました。ターゲット = ターゲットストレージグループ名 = STR1KAVX0002-I drmexgrestoreコマンドを終了します。