Hitachi Protection Manager Software ユーザーズガイド
現用サーバと待機サーバで異なるバックアップサーバを使用してバックアップする例について説明します。
- この項の構成
- (1) 現用サーバでバックアップする
- (2) 待機サーバでバックアップする
- バックアップサーバのシステムキャッシュをクリアします。
システムキャッシュをクリアするため,バックアップサーバAでdrmmountコマンドを実行して副ボリュームを一時的にマウントします。そのあと,drmumountコマンドでアンマウントします。BKServer A > drmmount -copy_group EXG001,B001 -mount_pt W:KAVX0001-I drmmountコマンドを開始します。KAVX0400-I マウントを開始します。マウントポイント = W:KAVX0401-I マウントを完了しました。マウントポイント = W:KAVX0002-I drmmountコマンドを終了します。BKServer A > drmumount -copy_group EXG001,B001KAVX0001-I drmumountコマンドを開始します。KAVX0406-I アンマウントを開始します。マウントポイント = W:KAVX0407-I アンマウントを完了しました。マウントポイント = W:KAVX0002-I drmumountコマンドを終了します。BKServer A > drmmount -copy_group EXG002,B001 -mount_pt X:KAVX0001-I drmmountコマンドを開始します。KAVX0400-I マウントを開始します。マウントポイント = X:KAVX0401-I マウントを完了しました。マウントポイント = X:KAVX0002-I drmmountコマンドを終了します。BKServer A > drmumount -copy_group EXG002,B001KAVX0001-I drmumountコマンドを開始します。KAVX0406-I アンマウントを開始します。マウントポイント = X:KAVX0407-I アンマウントを完了しました。マウントポイント = X:KAVX0002-I drmumountコマンドを終了します。BKServer A >- VSSバックアップを実行して,副ボリュームにバックアップデータを取得します。
データベースサーバAでdrmexgbackupコマンドを実行します。
バックアップIDは,未使用のID「0000000001」が付与されます。DBServer A > drmexgbackup -mode vssKAVX0001-I drmexgbackupコマンドを開始します。KAVX5019-I VSSインポートサーバに接続しました。ホスト名 =バックアップサーバAKAVX1600-I バックアップを開始します。KAVX1610-I バックアップサーバでデータベースの検証を行います。ストレージグループ名 = STR1ファイル容量 = 3[MB]KAVX1611-I ベリファイ処理が成功しました。KAVX0040-I バックアップは以下の内容で取得されています。バックアップID = 0000000001KAVX1601-I バックアップを完了しました。KAVX0002-I drmexgbackupコマンドを終了します。DBServer A >- 正しくバックアップされていることを確認します。
データベースサーバAでdrmexgcatコマンドを実行して,バックアップ情報を確認します。DBServer A > drmexgcat -target STR1STRAGEGROUP: STR1BACKUP-ID:0000000001 BACKUP-MODE: VSS STRAGEGROUP: STR1 ORIGINAL-ID:0000000001START-TIME:2007/11/01 10:00:00 END-TIME: 2007/11/01 10:05:00 HOSTNAME:EXG_SRV1T OBJECT INFORMATIONSTORE FILE FS DG DEVICE COPY-GROUPM MAILBOXSTORE MAILBOX1(STR1) D:\STR1\priv1.edb D: - Harddisk1 EXG001,B001- - - - - - - EXG001,B001P PUBLICSTORE PUBLIC1(STR1) D:\STR1\pub1.edb D: - Harddisk1 EXG001,B001- - - - - - - EXG001,B001T TRANSACT - E:\STR1\E00*.log E: - Harddisk2 EXG002,B001- - - - - - - EXG002,B001C CHECKPOINT - E:\STR1\E00.chk E: - Harddisk2 EXG002,B001- - - - - - - EXG002,B001DBServer A >- バックアップ情報を一時ファイルへエクスポートします。
データベースサーバAでdrmdbexportコマンドを実行して,バックアップ操作に関する情報を一時ファイルへエクスポートします。DBServer A > drmdbexport 0000000001 -f C:\temp\0000000001.drmKAVX0001-I drmdbexportコマンドを開始します。KAVX0002-I drmdbexportコマンドを終了します。DBServer A >- 一時ファイルをバックアップサーバへ転送します。
データベースサーバAでftpを使用して,一時ファイルをデータベースサーバAからバックアップサーバAへ転送します。DBServer A > ftp バックアップサーバAftp> Username: (ログイン名を入力)ftp> password: (パスワードを入力)ftp> put C:\temp\0000000001.drmftp> quitDBServer A >- データベースサーバから転送した一時ファイルをバックアップサーバのバックアップカタログへインポートします。
バックアップサーバAでdrmdbimportコマンドを実行して,一時ファイルをバックアップカタログへインポートします。
バックアップIDは,未使用のID「0000000001」が付与されます。BKServer A > drmdbimport -f C:\FTP_ROOT\0000000001.drmKAVX0001-I drmdbimportコマンドを開始します。KAVX0418-I ファイル名で指定されたバックアップ情報をバックアップカタログに追加しました。インポートされたバックアップID = 0000000001KAVX0002-I drmdbimportコマンドを終了します。BKServer A >- 正しくインポートされていることを確認します。
バックアップサーバAでdrmexgcatコマンドを実行して,主ボリュームから副ボリュームへのバックアップを実行した日付のバックアップ情報がバックアップサーバAにインポートされていることを確認します。BKServer A > drmexgcat -target STR1STRAGEGROUP: STR1BACKUP-ID:0000000001 BACKUP-MODE: VSS STRAGEGROUP: STR1 ORIGINAL-ID:0000000001START-TIME:2007/11/01 10:00:00 END-TIME: 2007/11/01 10:05:00 HOSTNAME:EXG_SRV1T OBJECT INFORMATIONSTORE FILE FS DG DEVICE COPY-GROUPM MAILBOXSTORE MAILBOX1(STR1) D:\STR1\priv1.edb D: - Harddisk1 EXG001,B001- - - - - - - EXG001,B001P PUBLICSTORE PUBLIC1(STR1) D:\STR1\pub1.edb D: - Harddisk1 EXG001,B001- - - - - - - EXG001,B001T TRANSACT - E:\STR1\E00*.log E: - Harddisk2 EXG002,B001- - - - - - - EXG002,B001C CHECKPOINT - E:\STR1\E00.chk E: - Harddisk2 EXG002,B001- - - - - - - EXG002,B001BKServer A >- バックアップデータが格納されている副ボリュームをマウントします。
バックアップサーバAでdrmmountコマンドを実行して,副ボリュームをマウントします。BKServer A > drmmount 0000000001 -mount_pt W:KAVX0001-I drmmountコマンドを開始します。KAVX0400-I マウントを開始します。マウントポイント = W:KAVX0401-I マウントを完了しました。マウントポイント = W:KAVX0400-I マウントを開始します。マウントポイント = X:KAVX0401-I マウントを完了しました。マウントポイント = X:KAVX0002-I drmmountコマンドを終了します。BKServer A >- 副ボリュームのバックアップデータをテープへバックアップします。
バックアップサーバAでdrmmediabackupコマンドを実行して,副ボリュームのバックアップデータをテープへバックアップします。
バックアップIDは,未使用のID「0000000002」が付与されます。BKServer A > drmmediabackup 0000000001KAVX0001-I drmmediabackupコマンドを開始します。KAVX0402-I バックアップを開始します。バックアップの進行状況について詳しく確認する場合,バックアップ管理製品が提供する監視方法を使用し,確認してください。バックアップ元 = W:KAVX0402-I バックアップを開始します。バックアップの進行状況について詳しく確認する場合,バックアップ管理製品が提供する監視方法を使用し,確認してください。バックアップ元 = X:KAVX0403-I バックアップを完了しました。バックアップ元 = W:KAVX0403-I バックアップを完了しました。バックアップ元 = X:KAVX0040-I バックアップは以下の内容で取得されています。バックアップID = 0000000002KAVX0002-I drmmediabackupコマンドを終了します。BKServer A >- 正しくテープへバックアップされていることを確認します。
バックアップサーバAでdrmtapecatコマンドを実行して,主ボリュームから副ボリュームへのバックアップを実行した日付のバックアップ情報があることを確認します。BKServer A > drmtapecat -backup_id 0000000002BACKUP-ID BACKUP-OBJECT SNAPSHOT TIME EXPIRATION TIME BACKUP-MEDIA0000000002 MSEXCHANGE 2002/06/01 11:00:00 2002/06/02 11:00:00 MEDIA1BKServer A >- バックアップデータが格納されている副ボリュームをアンマウントします。
バックアップサーバAでdrmumountコマンドを実行して,副ボリュームをアンマウントします。BKServer A > drmumount 0000000001KAVX0001-I drmumountコマンドを開始します。KAVX0406-I アンマウントを開始します。マウントポイント = W:KAVX0407-I アンマウントを完了しました。マウントポイント = W:KAVX0406-I アンマウントを開始します。マウントポイント = X:KAVX0407-I アンマウントを完了しました。マウントポイント = X:KAVX0002-I drmumountコマンドを終了します。BKServer A >
- バックアップサーバのシステムキャッシュをクリアします。
システムキャッシュをクリアするため,バックアップサーバBでdrmmountコマンドを実行して副ボリュームを一時的にマウントします。そのあと,drmumountコマンドでアンマウントします。BKServer B > drmmount -copy_group EXG003,B001 -mount_pt W:KAVX0001-I drmmountコマンドを開始します。KAVX0400-I マウントを開始します。マウントポイント = W:KAVX0401-I マウントを完了しました。マウントポイント = W:KAVX0002-I drmmountコマンドを終了します。BKServer B > drmumount -copy_group EXG003,B001KAVX0001-I drmumountコマンドを開始します。KAVX0406-I アンマウントを開始します。マウントポイント = W:KAVX0407-I アンマウントを完了しました。マウントポイント = W:KAVX0002-I drmumountコマンドを終了します。BKServer B > drmmount -copy_group EXG004,B001 -mount_pt X:KAVX0001-I drmmountコマンドを開始します。KAVX0400-I マウントを開始します。マウントポイント = X:KAVX0401-I マウントを完了しました。マウントポイント = X:KAVX0002-I drmmountコマンドを終了します。BKServer B > drmumount -copy_group EXG004,B001KAVX0001-I drmumountコマンドを開始します。KAVX0406-I アンマウントを開始します。マウントポイント = X:KAVX0407-I アンマウントを完了しました。マウントポイント = X:KAVX0002-I drmumountコマンドを終了します。BKServer B >- VSSバックアップを実行して,副ボリュームにバックアップデータを取得します。
データベースサーバBでdrmexgbackupコマンドを実行します。
バックアップIDは,未使用のID「0000000001」が付与されます。DBServer B > drmexgbackup -mode vssKAVX0001-I drmexgbackupコマンドを開始します。KAVX5019-I VSSインポートサーバに接続しました。ホスト名 =バックアップサーバBKAVX1600-I バックアップを開始します。KAVX1610-I バックアップサーバでデータベースの検証を行います。ストレージグループ名 = STR1ファイル容量 = 3[MB]KAVX1611-I ベリファイ処理が成功しました。KAVX0040-I バックアップは以下の内容で取得されています。バックアップID = 0000000001KAVX1601-I バックアップを完了しました。KAVX0002-I drmexgbackupコマンドを終了します。DBServer B >- 正しくバックアップされていることを確認します。
データベースサーバBでdrmexgcatコマンドを実行して,バックアップ情報を確認します。DBServer B > drmexgcatSTRAGEGROUP: STR1BACKUP-ID:0000000001 BACKUP-MODE: VSS STRAGEGROUP: STR1 ORIGINAL-ID:0000000001START-TIME:2007/11/01 10:00:00 END-TIME: 2007/11/01 10:05:00 HOSTNAME:EXG_SRV1T OBJECT INFORMATIONSTORE FILE FS DG DEVICE COPY-GROUPM MAILBOXSTORE MAILBOX1(STR1) D:\STR1\priv1.edb D: - Harddisk1 EXG003,B001- - - - - - - EXG003,B001P PUBLICSTORE PUBLIC1(STR1) D:\STR1\pub1.edb D: - Harddisk1 EXG003,B001- - - - - - - EXG003,B001T TRANSACT - E:\STR1\E00*.log E: - Harddisk2 EXG004,B001- - - - - - - EXG004,B001C CHECKPOINT - E:\STR1\E00.chk E: - Harddisk2 EXG004,B001- - - - - - - EXG004,B001DBServer B >- バックアップ情報を一時ファイルへエクスポートします。
データベースサーバBでdrmdbexportコマンドを実行して,バックアップ操作に関する情報を一時ファイルへエクスポートします。DBServer B > drmdbexport 0000000001 -f C:\temp\0000000001.drmKAVX0001-I drmdbexportコマンドを開始します。KAVX0002-I drmdbexportコマンドを終了します。DBServer B >- 一時ファイルをバックアップサーバへ転送します。
データベースサーバBでftpを使用して,一時ファイルをデータベースサーバBからバックアップサーバBへ転送します。DBServer B > ftp バックアップサーバBftp> Username: (ログイン名を入力)ftp> password: (パスワードを入力)ftp> put C:\temp\0000000001.drmftp> quitDBServer B >- データベースサーバから転送した一時ファイルをバックアップサーバのバックアップカタログへインポートします。
バックアップサーバBでdrmdbimportコマンドを実行して,一時ファイルをバックアップカタログへインポートします。
バックアップIDは,未使用のID「0000000001」が付与されます。BKServer B > drmdbimport -f C:\FTP_ROOT\0000000001.drmKAVX0001-I drmdbimportコマンドを開始します。KAVX0418-I ファイル名で指定されたバックアップ情報をバックアップカタログに追加しました。インポートされたバックアップID = 0000000001KAVX0002-I drmdbimportコマンドを終了します。BKServer B >- 正しくインポートされていることを確認します。
バックアップサーバBでdrmexgcatコマンドを実行して,主ボリュームから副ボリュームへのバックアップを実行した日付のバックアップ情報がバックアップサーバBにインポートされていることを確認します。BKServer B > drmexgcatSTRAGEGROUP: STR1BACKUP-ID:0000000001 BACKUP-MODE: VSS STRAGEGROUP: STR1 ORIGINAL-ID:0000000001START-TIME:2007/11/01 10:00:00 END-TIME: 2007/11/01 10:05:00 HOSTNAME:EXG_SRV1T OBJECT INFORMATIONSTORE FILE FS DG DEVICE COPY-GROUPM MAILBOXSTORE MAILBOX1(STR1) D:\STR1\priv1.edb D: - Harddisk1 EXG003,B001- - - - - - - EXG003,B001P PUBLICSTORE PUBLIC1(STR1) D:\STR1\pub1.edb D: - Harddisk1 EXG003,B001- - - - - - - EXG003,B001T TRANSACT - E:\STR1\E00*.log E: - Harddisk2 EXG004,B001- - - - - - - EXG004,B001C CHECKPOINT - E:\STR1\E00.chk E: - Harddisk2 EXG004,B001- - - - - - - EXG004,B001BKServer B >- バックアップデータが格納されている副ボリュームをマウントします。
バックアップサーバBでdrmmountコマンドを実行して,副ボリュームをマウントします。BKServer B > drmmount 0000000001 -mount_pt W:KAVX0001-I drmmountコマンドを開始します。KAVX0400-I マウントを開始します。マウントポイント = W:KAVX0401-I マウントを完了しました。マウントポイント = W:KAVX0400-I マウントを開始します。マウントポイント = X:KAVX0401-I マウントを完了しました。マウントポイント = X:KAVX0002-I drmmountコマンドを終了します。BKServer B >- 副ボリュームのバックアップデータをテープへバックアップします。
バックアップサーバBでdrmmediabackupコマンドを実行して,副ボリュームのバックアップデータをテープへバックアップします。
バックアップIDは,未使用のID「0000000002」が付与されます。BKServer B > drmmediabackup 0000000001KAVX0001-I drmmediabackupコマンドを開始します。KAVX0402-I バックアップを開始します。バックアップの進行状況について詳しく確認する場合,バックアップ管理製品が提供する監視方法を使用し,確認してください。バックアップ元 = W:KAVX0402-I バックアップを開始します。バックアップの進行状況について詳しく確認する場合,バックアップ管理製品が提供する監視方法を使用し,確認してください。バックアップ元 = X:KAVX0403-I バックアップを完了しました。バックアップ元 = W:KAVX0403-I バックアップを完了しました。バックアップ元 = X:KAVX0040-I バックアップは以下の内容で取得されています。バックアップID = 0000000002KAVX0002-I drmmediabackupコマンドを終了します。BKServer B >- 正しくテープへバックアップされていることを確認します。
バックアップサーバBでdrmtapecatコマンドを実行して,主ボリュームから副ボリュームへのバックアップを実行した日付のバックアップ情報があることを確認します。BKServer B > drmtapecat -backup_id 0000000002BACKUP-ID BACKUP-OBJECT SNAPSHOT TIME EXPIRATION TIME BACKUP-MEDIA0000000002 MSEXCHANGE 2002/06/01 11:00:00 2002/06/02 11:00:00 MEDIA1BKServer B >- バックアップデータが格納されている副ボリュームをアンマウントします。
バックアップサーバBでdrmumountコマンドを実行して,副ボリュームをアンマウントします。BKServer B > drmumount 0000000001KAVX0001-I drmumountコマンドを開始します。KAVX0406-I アンマウントを開始します。マウントポイント = W:KAVX0407-I アンマウントを完了しました。マウントポイント = W:KAVX0406-I アンマウントを開始します。マウントポイント = X:KAVX0407-I アンマウントを完了しました。マウントポイント = X:KAVX0002-I drmumountコマンドを終了します。BKServer B >