Hitachi Protection Manager Software ユーザーズガイド
リモートサイトのバックアップデータを使用して,リストアする例について説明します。ここでの操作はすべてリモートサイトで実行します。
- ローカルサイトで稼働しているExchange仮想サーバをリモートサイトにフェールオーバーします。
- バックアップデータのバックアップIDを確認します。
バックアップIDを確認するには,バックアップサーバBでdrmtapecatコマンドを実行します。BKServer B > drmtapecatBACKUP-ID BACKUP-OBJECT SNAPSHOT TIME EXPIRATION TIME BACKUP-MEDIA0000000012 MSEXCHANGE 2007/11/01 11:00:00 2007/11/01 11:30:00 MEDIA1BKServer B >- バックアップデータをリストアする副ボリュームをマウントします。
バックアップサーバBでdrmmountコマンドを実行して,副ボリュームをマウントします。BKServer B > drmmount 0000000012 -mount_pt W:KAVX0001-I drmmountコマンドを開始します。KAVX0233-I EXG003,B001を公開しました。KAVX0233-I EXG004,B001を公開しました。KAVX0234-I 物理ボリュームを再認識します。KAVX0235-I 物理ボリュームを再認識しました。KAVX0400-I マウントを開始します。マウントポイント = W:KAVX0401-I マウントを完了しました。マウントポイント = W:KAVX0400-I マウントを開始します。マウントポイント = X:KAVX0401-I マウントを完了しました。マウントポイント = X:KAVX0002-I drmmountコマンドを終了します。BKServer B >- バックアップデータをテープから副ボリュームへリストアします。
バックアップサーバBでdrmmediarestoreコマンドを実行して,テープのバックアップデータを副ボリュームへリストアします。BKServer B > drmmediarestore 0000000012KAVX0001-I drmmediarestoreコマンドを開始します。KAVX0404-I リストアを開始します。リストアの進行状況について詳しく確認する場合,バックアップ管理製品が提供する監視方法を使用し,確認してください。リストア元 = W:リストア先 = W:KAVX0404-I リストアを開始します。リストアの進行状況について詳しく確認する場合,バックアップ管理製品が提供する監視方法を使用し,確認してください。リストア元 = X:リストア先 = X:KAVX0405-I リストアを完了しました。リストア元 = W:リストア先 = W:KAVX0405-I リストアを完了しました。リストア元 = X:リストア先 = X:KAVX0040-I バックアップは以下の情報で取得されています。バックアップID = 0000000013KAVX0002-I drmmediarestoreコマンドを終了します。BKServer B >この操作で,新しいバックアップID「0000000013」が付与されて,バックアップカタログに登録されます(バックアップID「0000000011」は削除されます)。- 正しくテープから副ボリュームへリストアされていることを確認します。
バックアップサーバBでdrmexgcatコマンドを実行して,主ボリュームから副ボリュームへのバックアップを実行した日付のバックアップ情報がバックアップサーバBにリストアされていることを確認します。BKServer B > drmexgcatSTRAGEGROUP: STR1BACKUP-ID:0000000013 BACKUP-MODE: VSS STRAGEGROUP: STR1 ORIGINAL-ID:0000000011START-TIME:2007/11/01 10:00:00 END-TIME: 2007/11/01 10:05:00 HOSTNAME:EXG_SRV1T OBJECT INFORMATIONSTORE FILE FS DG DEVICE COPY-GROUPM MAILBOXSTORE MAILBOX1(STR1) D:\STR1\priv1.edb D: - Harddisk1 EXG003,B001- - - - - - - EXG003,B001P PUBLICSTORE PUBLIC1(STR1) D:\STR1\pub1.edb D: - Harddisk1 EXG003,B001- - - - - - - EXG003,B001T TRANSACT - E:\STR1\E00*.log E: - Harddisk2 EXG004,B001- - - - - - - EXG004,B001C CHECKPOINT - E:\STR1\E00.chk E: - Harddisk2 EXG004,B001- - - - - - - EXG004,B001BKServer B >- バックアップデータのリストアが完了した副ボリュームをアンマウントします。
バックアップサーバBでdrmumountコマンドを実行して,副ボリュームをアンマウントします。BKServer B > drmumount 0000000012KAVX0001-I drmumountコマンドを開始します。KAVX0406-I アンマウントを開始します。マウントポイント = W:KAVX0407-I アンマウントを完了しました。マウントポイント = W:KAVX0406-I アンマウントを開始します。マウントポイント = X:KAVX0407-I アンマウントを完了しました。マウントポイント = X:KAVX0232-I EXG003,B001を隠ぺいしました。KAVX0232-I EXG004,B001を隠ぺいしました。KAVX0234-I 物理ボリュームを再認識します。KAVX0235-I 物理ボリュームを再認識しました。KAVX0002-I drmumountコマンドを終了します。BKServer B >- バックアップ情報を一時ファイルへエクスポートします。
副ボリュームから主ボリュームへリストアするために,テープから副ボリュームへのリストア操作に関する情報をデータベースサーバにコピーする必要があります。
データベースサーバBでdrmdbexportコマンドを実行して,リストア操作に関する情報を一時ファイルへエクスポートします。BKServer B > drmdbexport 0000000013 -f C:\FTP_ROOT\0000000013.drmKAVX0001-I drmdbexportコマンドを開始します。KAVX0002-I drmdbexportコマンドを終了します。BKServer B >- 一時ファイルをデータベースサーバへ転送します。
バックアップサーバBでftpを使用して,一時ファイルをバックアップサーバBからデータベースサーバBへ転送します。BKServer B > ftp データベースサーバBftp> Username: (ログイン名を入力)ftp> password: (パスワードを入力)ftp> get 0000000013.drmftp> quitBKServer B >- バックアップサーバから転送した一時ファイルをデータベースサーバのバックアップカタログへインポートします。
データベースサーバBでdrmdbimportコマンドを実行して,一時ファイルをバックアップカタログへインポートします。DBServer B > drmdbimport -f C:\0000000013.drmKAVX0001-I drmdbimportコマンドを開始します。KAVX0418-I ファイル名で指定されたバックアップ情報をバックアップカタログに追加しました。インポートされたバックアップID = 0000000012KAVX0002-I drmdbimportコマンドを終了します。DBServer B >- 正しくインポートされていることを確認します。
データベースサーバBでdrmexgcatコマンドを実行して,主ボリュームから副ボリュームへのバックアップを実行した日付のバックアップ情報がデータベースサーバBにインポートされていることを確認します。DBServer B > drmexgcatSTRAGEGROUP: STR1BACKUP-ID:0000000012 BACKUP-MODE: VSS STRAGEGROUP: STR1 ORIGINAL-ID:0000000011START-TIME:2007/11/01 10:00:00 END-TIME: 2007/11/01 10:05:00 HOSTNAME:EXG_SRV1T OBJECT INFORMATIONSTORE FILE FS DG DEVICE COPY-GROUPM MAILBOXSTORE MAILBOX1(STR1) D:\STR1\priv1.edb D: - Harddisk1 EXG003,B001- - - - - - - EXG003,B001P PUBLICSTORE PUBLIC1(STR1) D:\STR1\pub1.edb D: - Harddisk1 EXG003,B001- - - - - - - EXG003,B001T TRANSACT - E:\STR1\E00*.log E: - Harddisk2 EXG004,B001- - - - - - - EXG004,B001C CHECKPOINT - E:\STR1\E00.chk E: - Harddisk2 EXG004,B001- - - - - - - EXG004,B001DBServer B >- TrueCopyのペアを分割します。
データベースサーバBでRAID Managerを使用して,TrueCopyのペアを分割します。DBServer B > set HORCMINST=<インスタンス番号>DBServer B > set HORCC_MRCF=DBServer B > pairsplit -g TC001 -rwDBServer B > pairsplit -g TC002 -rwDBServer B > pairdisplay -g TC001 -CLIGroup PairVol L/R Port# TID LU Seq# LDEV# P/S Status Fence Seq# P-LDEV# MTC01 B001 L CL2-C 8 3 14053 2817 P-VOL PSUS NEVER 14050 2817 -TC01 B001 R CL2-C 8 2 14050 2817 S-VOL SSUS NEVER - 2817 -DBServer B >pairdisplay -g TC002 -CLIGroup PairVol L/R Port# TID LU Seq# LDEV# P/S Status Fence Seq# P-LDEV# MTC02 B001 L CL2-C 8 3 14053 2818 P-VOL PSUS NEVER 14050 2818 -TC02 B001 R CL2-C 8 2 14050 2818 S-VOL SSUS NEVER - 2818 -DBServer B >- 副ボリュームのデータを主ボリュームにリストアします。
データベースサーバBでdrmexgrestoreコマンドを実行して,副ボリュームのデータを主ボリュームにリストアします。DBServer B > drmexgrestore 0000000012 -resync -recoveryKAVX0001-I drmexgrestoreコマンドを開始します。KAVX5019-I VSSインポートサーバに接続しました。ホスト名 = バックアップサーバBKAVX1805-I インフォメーションストアをディスマウントしています。ストレージグループ名 = STR1KAVX1700-I リストアを開始します。KAVX1701-I リストアを完了しました。KAVX1806-I インフォメーションストアをマウントしています。ストレージグループ名 = STR1DBServer B >- TrueCopyのペアを再同期します。
データベースサーバBでRAID Managerを使用して,TrueCopyのペアを再同期します。DBServer B > set HORCMINST=<インスタンス番号>DBServer B > set HORCC_MRCF=DBServer B > pairresync -g TC001DBServer B > pairresync -g TC002DBServer B > pairdisplay -g TC001 -CLIGroup PairVol L/R Port# TID LU Seq# LDEV# P/S Status Fence Seq# P-LDEV# MTC01 B001 L CL2-C 8 3 14053 2817 P-VOL PAIR NEVER 14050 2817 -TC01 B001 R CL2-C 8 2 14050 2817 S-VOL PAIR NEVER - 2817 -DBServer B >pairdisplay -g TC002 -CLIGroup PairVol L/R Port# TID LU Seq# LDEV# P/S Status Fence Seq# P-LDEV# MTC02 B001 L CL2-C 8 3 14053 2818 P-VOL PAIR NEVER 14050 2818 -TC02 B001 R CL2-C 8 2 14050 2818 S-VOL PAIR NEVER - 2818 -DBServer B >