Hitachi Protection Manager Software ユーザーズガイド
副ボリューム上にバックアップデータが保存されている場合に,ストレージグループをリストアする例について説明します。この例では,副ボリュームと主ボリュームを再同期することでリストアします。
ストレージグループをリストアするには:
- バックアップデータのバックアップIDを確認します。
副ボリュームから主ボリュームへのリストアに使用するバックアップデータのバックアップIDを確認します。バックアップIDを確認するには,データベースサーバでdrmexgcatコマンドを実行します。DBServer> drmexgcatSTORAGEGROUP: STORAGE_1BACKUP-ID:0000000001 BACKUP-MODE: COLD STORAGEGROUP: STORAGE_1 ORIGINAL-ID:0000000001START-TIME:2003/06/01 17:45:36 END-TIME: 2003/06/01 17:52:36::なお,リストアコマンド実行時に-targetオプションを指定して,特定のストレージグループに関するデータベースやインフォメーションストアをリストアする場合には,リストア対象を確認してください。- バックアップID記録ファイルを作成します。
バックアップIDを指定してEX_DRM_BACKUPID_SETを実行し,バックアップID記録ファイルを作成します。ここでは,オペレーションID「Operation_A」を使用します。DBServer > EX_DRM_BACKUPID_SET Operation_A -backup_id 0000000001- 副ボリュームのデータを主ボリュームへリストアします。
データベースサーバでEX_DRM_EXG_RESTOREを実行し,主ボリュームと副ボリュームを再同期することでリストアします。DBServer > EX_DRM_EXG_RESTORE Operation_A -resyncEX_DRM_EXG_RESTOREには,オペレーションID「Operation_A」を指定します。Protection Managerは,オペレーション定義ファイルからリストアに必要な情報を取得します。また,手順2で登録したバックアップID記録ファイルからバックアップIDを取得してリストアします。