Hitachi Protection Manager Software ユーザーズガイド

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6.5.3 ファイルシステムをリモートサイトでリストアする

ローカルサイトに障害が発生している場合に,ファイルシステムをリモートサイトでリストアする例について説明します。

この項の構成
(1) リモートサイトでの操作

(1) リモートサイトでの操作

  1. TrueCopyのペア(常時ペア)を分割します。
    BKServer > pairsplit -g TC01 -d FS11 -S
    BKServer >
  2. バックアップデータのバックアップIDを確認します。
    バックアップIDを確認するには,バックアップサーバでdrmtapecatコマンドを実行します。
    BKServer > drmtapecat
    BACKUP-ID   BACKUP-OBJECT    SNAPSHOT TIME        EXPIRATION TIME      BACKUP-MEDIA
    0000000002  FILESYSTEM       2004/08/05 10:00:00  2004/11/05 10:00:00  MEDIA1
    :
    :
    BKServer > 
  3. バックアップしたデータをテープから副ボリュームへリストアします。
    リストアするには,バックアップサーバでEX_DRM_TAPE_RESTOREを実行します。
    Windowsの場合は,マウントポイントとして「G:」ドライブを指定します。Solarisの場合はマウントポイントとして「/mnt1」を指定します。

    Windowsの場合
    BKServer > EX_DRM_TAPE_RESTORE Operation_A -backup_id 0000000002 -mount_pt G:

    Solarisの場合
    BKServer > EX_DRM_TAPE_RESTORE Operation_A -backup_id 0000000002 -exopt -mount_pt /mnt1
    リストアを実行すると,バックアップサーバのバックアップカタログに,このリストア操作に関する情報が新しいバックアップID「0000000003」で登録されます。
  4. 正しくテープから副ボリュームへリストアされていることを確認します。
    バックアップサーバでdrmfscatコマンドを実行して,主ボリュームから副ボリュームへのバックアップを実行した日付のバックアップ情報がバックアップサーバにリストアされていることを確認します。
    BKServer > drmfscat G:
    INSTANCE: G:
    BACKUP-ID:0000000003 BACKUP-MODE: COLD INSTANCE: G: ORIGINAL-ID: 0000000001
    START-TIME:2004/08/05 10:00:00 END-TIME: 2004/08/05 10:03:00 HOSTNAME: FSServer
    T FILE          FS           DG        DEVICE              COPY-GROUP
    F G:            G:           -         Harddisk2           TC01,FS11
    F -             -            -         -                   TC01,FS11
    BKServer > 
  5. リストアしたボリュームを,ディスク管理機能を使用してマウントします。
    Windowsの場合は,「G:」ドライブにマウントします。Solarisの場合は「/mnt1」にマウントします。

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