Hitachi Protection Manager Software ユーザーズガイド
Exchange環境設定ファイルは,Exchange Serverとの連携に必要な情報を設定するファイルです。また,CCR構成で自動シード機能を使用する場合は,作成が必須です。
Exchange環境設定ファイルは,次の場所に任意の名称で作成してください。
<Protection Managerのインストール先>\conf\exchange\Exchange<環境設定ファイル名>.conf
Exchange環境設定ファイルのサンプルは,Protection Manager for Exchange 2007のインストール時に,次の場所に作成されます。
<Protection Managerのインストール先>\conf\exchange\sample\exchange.conf
Exchange環境設定ファイルのパラメーターを次の表に示します。
パラメーター 説明 デフォルト値 最大文字列
(バイト数)EXG_CCR_SEED CCR構成の場合に,自動シード機能を有効にするか無効にするかを指定します。
自動シード機能を有効にする場合は「ON」,無効にする場合は「OFF」を指定します。OFF 3 EXG_CCR_PASSIVE_NODE EXG_CCR_SEEDパラメーターに「ON」を指定した場合,指定が必須です。
待機サーバのホスト名またはIPアドレスを指定します。IPアドレスはIPv4形式またはIPv6形式で指定できます。なし 255 EXG_SCR_SEED SCR構成の場合に,SCRのシード機能を有効にするか無効にするかを指定します。
SCRのシード機能を有効にする場合は「ON」,無効にする場合は「OFF」を指定します。
-efオプションが指定されていない場合またはEXG_SCR_SEEDパラメーターが存在しない場合は,「OFF」の値と同じ動作をします。OFF 3 EXG_IGNORE_ERROR_TARGET EXG_SCR_SEEDパラメーターに「ON」を指定した場合に,ストレージグループに設定されているターゲットのうち一部のターゲットに接続できなくても,シード処理を実行するかを指定します。
一部のターゲットに接続できなくても,シード処理を実行する場合は「ON」を,一つでも接続できないターゲットがあればエラーとする場合は「OFF」を指定します。
-efオプションが指定されていない場合またはEXG_IGNORE_ERROR_TARGETパラメーターが存在しない場合は,「OFF」の値と同じ動作をします。OFF 3 Exchange環境設定ファイルの記述規則は次のとおりです。
- パラメーター名は,大文字と小文字を区別する。
- 先頭が「#」で始まる行は,コメント行となる。
- パラメーターは,「<パラメーター名>=<パラメーター値>」と記述する。
- パラメーター名とパラメーター値は半角イコール「=」で区切る。