Hitachi Protection Manager Software ユーザーズガイド
ホスト環境設定ファイルは,拡張コマンドを使用するシステムの構成に合わせて作成し,すべてのサーバに一つずつ配置します。ホスト環境設定ファイルはインストール時に自動生成されます。必要に応じてファイルの内容を変更してください。
ホスト環境設定ファイルは,次の場所に自動生成されます。
- Windowsの場合
- <Protection Managerのインストール先>\script\conf\host.dat
- Solarisの場合
- /opt/drm/script/conf/host.dat
ホスト環境設定ファイルのサンプルは,次の場所にあります。
- Windowsの場合
- <Protection Managerのインストール先>\script\conf\host.dat.model
- Solarisの場合
- /opt/drm/script/conf/host.dat.model
ホスト環境設定ファイルの指定項目,指定する内容およびデータの最大文字数を次の表に示します。
表4-47 ホスト環境設定ファイルの指定項目,指定する内容およびデータの最大文字数
指定項目 指定内容 設定できる値
(デフォルト値)省略※ HOST_ROLE ホストの区分を指定します。ファイルサーバまたはデータベースサーバの場合は「DB」,バックアップサーバの場合は「BK」を指定します。 DBまたはBK(DB) × MAX_LOG_LINES スクリプト用ログファイルの最大行数を1000~100000の範囲の整数で指定します。
Windowsの場合,一つの拡張コマンドで約20行出力します。ただし,WindowsのEX_DRM_FTP_PUTとEX_DRM_FTP_GETを実行した場合は約100行出力します。
Solarisの場合,一つの拡張コマンドで約10行出力します。
これらの値を目安にMAX_LOG_LINESの値を決めてください。1000~100000
(1000)× MSG_OUTPUT Windowsの場合だけ指定できます。
拡張コマンドが内部的に実行する基本コマンドのメッセージを出力するかどうかを指定します。
「NORMAL」の場合,基本コマンドのメッセージは出力されません。「DETAIL」の場合,基本コマンドのメッセージを出力します。
基本コマンドのメッセージは,スクリプト用ログファイルには出力されません。NORMALまたはDETAIL(NORMAL) ○
- (凡例)
- ○:省略できる。
- ×:省略できない。
- 注※
- 省略できる項目の場合,デフォルト値で動作します。
ホスト環境設定ファイルを作成したあとは,作成したサーバでホスト環境設定ファイルのチェックツール「EX_DRM_HOST_DEF_CHECK」を実行します。次のように実行します。
- ファイルサーバまたはデータベースサーバで実行する場合
- EX_DRM_HOST_DEF_CHECK -db -f ホスト環境設定ファイル
- バックアップサーバで実行する場合
- EX_DRM_HOST_DEF_CHECK -bk -f ホスト環境設定ファイル
エラーがあった場合はファイルの指定内容を修正し,チェックツールを再度実行します。