Hitachi Protection Manager Software ユーザーズガイド
Protection Managerを使ってデータをバックアップする場合,運用方法に応じて, RAID Managerの構成定義ファイル(horcm<n>.conf:<n>はインスタンス番号)をインスタンスごとに作成する必要があります。
RAID Managerの構成定義ファイル(horcm<n>.conf)は次の場所にあります。
- Windows 2000 Serverの場合
- <システムドライブ>\WINNT
- Windows Server 2003またはWindows Server 2008の場合
- <システムドライブ>\Windows
- Solarisの場合
- /etc
- 注意事項
- 環境変数HORCM_CONFで構成定義ファイルのパスを設定しないでください。
Protection Managerでは,主ボリュームと副ボリュームを管理する単位として,コピーグループを使用しています。コピーグループは,RAID Manager構成定義ファイルの「dev_group」と「dev_name」を組み合わせて作成されます。
Protection Managerでは,同一サーバ上で同じコピーグループ名を使用できません。RAID Managerのインスタンスを複数使用する場合に構成定義ファイルを作成するとき,dev_groupとdev_nameの組み合わせが重複しないように注意してください。
- 注意事項
- Protection Manager では,RAID Managerのバージョンが01-18-03/06以降の場合に,構成定義ファイル(horcm<n>.conf)のHORCM_LDEVセクションをサポートしています。
作成したRAID Managerの構成定義ファイルが正しいかどうかを確認するために,RAID Managerのインスタンスが起動できるかどうかを確認してください。RAID Managerの起動方法については,RAID Managerのマニュアルを参照してください。RAID Managerのインスタンスが正しく起動できたことを確認したあと,Protection Managerをインストールしてください。
ここでは,次の運用形態での構成定義ファイルの作成方法について説明します。
- 一つの主ボリュームを複数世代にバックアップする
- 複数の主ボリュームを一つの世代にバックアップする
- 複数の主ボリュームを複数の世代にバックアップする
- ストレージサブシステム間でバックアップまたはリストアする
- マルチターゲット構成・カスケード構成を組む
- この節の構成
- 4.2.1 一つの主ボリュームを複数世代にバックアップする場合
- 4.2.2 複数の主ボリュームを一つの世代にバックアップする場合
- 4.2.3 複数の主ボリュームを複数の世代にバックアップする場合
- 4.2.4 ストレージサブシステム間でバックアップまたはリストアする場合
- 4.2.5 マルチターゲット構成・カスケード構成を組む場合