Hitachi Protection Manager Software ユーザーズガイド
Protection Managerでは,CCR構成でのバックアップをサポートしています。CCRはExchange Server 2007の高可用性機能の一つで,次の特徴があります。
- 現用サーバと待機サーバのボリューム間でログシップ(トランザクションログのレプリケーション)が実行されます。
- VSSバックアップを実行する場合,SCCでは現用サーバでのバックアップだけしか実行できませんが,CCRでは待機サーバでのバックアップも実行できます。
- 待機サーバでバックアップを実行することで,現用サーバでの処理の負担を軽減できます。
このマニュアルでは,リストア時に自動でシード処理を実行する機能を自動シード機能と呼びます。シード処理の詳細については,Exchange Server 2007のマニュアルを参照してください。
CCR構成には,次の四つのパターンがあります。
- 現用サーバだけでバックアップする場合の構成
- 待機サーバだけでバックアップする場合の構成
- 現用サーバと待機サーバで異なるバックアップサーバを使用してバックアップする場合の構成
- 現用サーバと待機サーバで同じバックアップサーバを使用してバックアップする場合の構成
- この節の構成
- 2.12.1 現用サーバだけでバックアップする場合の構成
- 2.12.2 待機サーバだけでバックアップする場合の構成
- 2.12.3 現用サーバと待機サーバで異なるバックアップサーバを使用してバックアップする場合の構成
- 2.12.4 現用サーバと待機サーバで同じバックアップサーバを使用してバックアップする場合の構成