Hitachi Protection Manager Software ユーザーズガイド

2.5.2 ストレージサブシステム間でバックアップおよびリストアする場合の注意事項

• ストレージサブシステム間のペアボリュームのペア生成について
  ローカルサイトとリモートサイトの間でバックアップを実行する場合，Protection Managerは自動ペア生成をしません。ペアボリュームのペア生成は，ユーザーがあらかじめ実施しておく必要があります。
  
• ストレージサブシステム間での一つの主ボリュームから複数ボリュームへのバックアップについて
  一つの主ボリュームから同時にバックアップできる副ボリュームは一つです。同時に複数の副ボリュームにはバックアップできません。
  
• ストレージサブシステム間での複数の主ボリュームから複数の副ボリュームへのバックアップについて
  複数の主ボリュームから，複数の副ボリュームへ同時にバックアップする場合，バックアップ先のボリュームは，同じ世代番号である必要があります。同じ世代番号にするには，RAID Managerの構成定義ファイル（horcm<n>.conf）に定義するMU#を同じ番号にそろえてください。システム構成については，ハードウェアの仕様を確認してください。
  複数の主ボリュームから複数の副ボリュームへ同時にバックアップする場合の構成図を次に示します。
  

  図2-10 複数の主ボリュームから複数の副ボリュームへ同時にバックアップする場合の構成例（リモートコピー）

  

• ストレージサブシステム間のRAID Managerインスタンスの起動について
  ローカルサイトから，リモートサイトのRAID Managerインスタンスは自動的に起動しません。あらかじめリモートサイトのRAID Managerインスタンスは起動しておいてください。
  

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