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付録G.3 用紙サイズ不一致時動作について

環境設定ユティリティの[PostScript設定]タブで指定する用紙サイズ不一致時の動作について,HT-4558,HT-4559,HT-4561,H-6C15,H-6C17およびH-6C26プリンタそれぞれに出力する場合の推奨値および注意事項を次に示します。

〈この項の構成〉

(1) HT-4558およびH-6C26プリンタに出力する場合

通常運用時は,HT-4558およびH-6C26プリンタのパネルで「ベストフィット」無効に設定して,「プリンタの設定に従う」を指定することを推奨します。HT-4558およびH-6C26プリンタにセットされている用紙サイズが異なる場合には,パネルにメッセージが表示されます。HT-4558プリンタの場合,環境設定ユティリティでの用紙サイズの指定については,「付録G.4 連続紙用紙幅について(HT-4558,H-6C15,H-6C17プリンタ)」を参照してください。

テスト運用時など,用紙サイズが異なっていてもそのまま印刷したい場合は,HT-4558およびH-6C26プリンタのパネルで「ベストフィット」有効に設定して,ページ調整するときは「プリンタの設定に従う」を,ページ調整しないときは方針7を指定することを推奨します。

なお,HT-4558およびH-6C26プリンタのパネルで「ベストフィット」有効に設定した場合,方針2を指定するとPostScriptエラー(configurationerror)となるのでご注意ください。

(2) HT-4559プリンタに出力する場合

HT-4559プリンタでは,方針2を指定する代わりに方針7を指定してください。

ただし,ホスト用互換形式の連続紙用FCBを用いてカスタムサイズの用紙に出力する場合や,用紙サイズ・行間値拡張形式のFCBを用いてカスタムサイズの用紙に出力する場合,方針7はPostScriptエラー(configurationerror)となるので,ほかの値を指定してください。

なお,「プリンタの設定に従う」を指定した場合,HT-4559プリンタのパネルで「ベストフィット」有効に設定している場合は方針3,「ベストフィット」無効に設定している場合は方針7と同等になります。

(3) HT-4561プリンタに出力する場合

通常運用時は,HT-4561プリンタのパネルで「代替用紙サイズ縮小印刷」を無効に設定して,「プリンタの設定に従う」を指定することを推奨します。HT-4561プリンタにセットされている用紙とサイズが異なる場合には,パネルにメッセージが表示されます。

テスト運用時など,用紙サイズが異なったままで印刷したい場合は,HT-4561プリンタのパネルで「代替用紙サイズ縮小印刷」を有効に設定し,ページ調整をするときは「プリンタの設定に従う」を,ページ調整をしないときは方針6を指定することを推奨します。

なお,「プリンタの設定に従う」(または方針7)を指定したときにHT-4561プリンタのパネルで「代替用紙サイズ縮小印刷」を有効に設定している場合は方針3と,無効に設定している場合は方針2と同等になります。

(4) H-6C15およびH-6C17プリンタに出力する場合

H-6C15およびH-6C17プリンタでは,プリンタにセットされている用紙サイズと異なるサイズを指定した場合でも,指定した値がプリンタのサポートしている用紙サイズであれば,用紙サイズ不一致とは見なさないで印刷を行います。用紙サイズ不一致と見なされるのは,プリンタがサポートしていない用紙サイズを指定した場合だけです。H-6C15およびH-6C17プリンタでは,通常運用時・テスト運用時ともに方針0を指定して,用紙サイズ不一致時にはPostScriptエラー(configurationerror)で終了させることを推奨します。プリンタがサポートしていない用紙サイズを指定してもエラー終了させないで印刷を行う場合は,方針6を指定してください。なお,方針2および方針7を指定した場合も,用紙サイズ不一致時には方針0と同じくPostScriptエラー(configurationerror)となります。

注※

セットされている用紙サイズと異なるサイズを指定して印刷を行うと,用紙からはみ出して印刷されたり,ミシン目を超えて印刷されたりします。また,指定する値によっては,プリンタが自動的に90度回転を行って印刷する場合があります。