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PRINT DATA EXCHANGE for Open


13.2.2 エラー発生時の入出力データの扱い

PDE for Openの監視サービス,またはコマンド起動によるPDL変換でエラーが発生したときの入出力データの扱いを示します。なお,Prinfina MANAGER SPと連携する場合については,「Prinfina MANAGER SP取扱説明書」を参照してください。

〈この項の構成〉

(1) 通常出力時

変換時にエラーが発生した印刷データは,入力ファイル退避フォルダ「PDE for Openインストールフォルダ\ERROROUT\」に移動します。一度エラーが発生した帳票データは,変換の対象となりません。入力ファイル退避フォルダから再度監視サービスの監視フォルダへ移動するか,コマンド起動時の引数に入力ファイルとして指定することで変換の対象となります。なお,ファイル出力時に変換時エラーが発生した場合,出力中のファイルは削除されます。

(2) バッチジョブ実行システム連携時

変換時にエラーが発生した場合は,環境設定ユティリティの[共通設定]画面の「エラー発生時の動作」で選択した設定に従います。

SYSOUT管理ファイルを入力ファイル退避フォルダから再度監視サービスの監視フォルダへ移動するか,コマンド起動時の引数に入力ファイル名として指定することで,変換の完了していない印刷データファイルだけが変換の対象となります。なお,ファイル出力時に変換エラーが発生した場合,出力中のファイルは削除されます。

(3) PDE - Access Control Option連携時

PDE - Access Control Optionでエラーが発生した場合は,「PDE for Openインストールフォルダ\ERROROUT\tmp」にセキュリティ設定のないPDFファイル(拡張子なしのファイル)が移動します。このセキュリティ設定のないPDFファイルは,次のPDE - Access Control Option実行時に削除されます。