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PRINT DATA EXCHANGE for Open


6.1.1 文字コードの扱い

印刷データと同じ文字コードでPDLデータ(PDL変換後の生成データ)を作成します。

印刷データとPDLデータの文字コードの関係を次に示します。

表6‒1 入力データの文字コードと出力データの文字コードの関係

入力データの文字コード

変換種別

出力データの文字コード

シフトJIS

GDI

シフトJIS

PostScript

シフトJIS,JIS※1※2

PDF

シフトJIS※2

ESC/P

JIS※3

Unicode(UTF-8)※4

GDI

Unicode(UTF-16LE)

PostScript

Unicode(UTF-16BE)※2※5

PDF

Unicode(UTF-16BE)※2

ESC/P

JIS※3

注※1

環境設定ユティリティの[フォント設定]タブで選択したフォントによって,対応する文字コードでPDLデータを出力します。

注※2

Windowsフォントの場合は,フォント固有のグリフIDとなります。

注※3

次の文字は画像として出力します。

・シフトJISのNEC選定IBM拡張文字に相当する文字

・シフトJISのIBM拡張文字に相当する文字

・シフトJIS範囲外の文字(入力データの文字コードがUnicodeの場合)

注※4

ファイル形式1の場合だけ使用できます。

注※5

プリンタにUnicode(UTF-16)対応フォントが搭載されていない場合,出力結果は不正になります。

印刷する文字および表示する文字は,クライアントPCのWindowsフォントや出力するプリンタのプリンタフォントを使用するため,表示する環境が異なる場合や,表示と印刷の場合で字形が異なります。詳細については,「付録D.2 文字の扱い」を参照してください。

PDE - LP Optionの場合,1バイト文字については,環境設定ユティリティの[書体設定]タブで[文字ピッチ]に[10CPI],[12CPI],または[15CPI]が指定されている文字に,ESC/Pの「カタカナコード表」の文字を出力します。[文字ピッチ]に半角が指定されている文字は,ESC/Pの漢字モードでの半角文字として出力するため,1バイトコード(JIS8)から2バイトコード(JIS)に変換します。このときの変換表を次に示します。ただし,[フォント名称]にOCR-Bが指定されている場合は,[文字ピッチ]に半角が指定されていても,字間値が3ドット以上のときは,実際には12CPIの文字で出力します。詳細については,「7.2.6(3) 書体設定の要素」を参照してください。

図6‒1 ESC/P半角文字出力時のJIS8コードからJISコードへの変換表

[図データ]

注 変換表に示されていない文字は,空白(JISコード(2121)16)として扱います。