はじめに

このマニュアルは,SEWB+全体の概要,SEWB+でアプリケーション開発をする場合に利用する機能,および推奨する運用方法について説明したものです。

なお,「対象製品」のSEWB+ 基本開発環境セットは,SEWB+ 基本開発環境とGroupmax ObjectServerから構成されます。

また,SEWB+ 基本開発環境は,次に示す機能から構成されます。

対象読者

このマニュアルは次に示す方を対象としています。

マニュアルの構成

このマニュアルは,次に示す章と付録から構成されています。

第1章 SEWB+とは
SEWB+の概要について説明しています。
第2章 システムの設計
TPモニタでのシステム設計およびCORBAでのシステム設計について説明しています。
第3章 DB設計・データ項目の取り込み
システム設計でのDB設計の作業,およびDB設計で取得したデータ項目の辞書への取り込みについて説明しています。
第4章 辞書の作成
データ項目辞書と業務ルール辞書,およびアプリケーションプログラム作成と辞書の関係について説明しています。
第5章 入出力の設計
ユーザインタフェースの設計およびDB・ファイルの設計について説明しています。
第6章 適用テンプレート・部品の準備
共通部品の設計および作成について説明しています。
第7章 サーバAPの設計
TPモニタでのサーバAPの設計およびCORBAでのサーバAP設計について説明しています。
第8章 プログラムの作成
プログラム定義およびソースプログラム生成に必要な設定や手順について説明しています。
第9章 コンパイルと単体テスト
SEWB+/CONSTRUCTIONで作成したソースプログラムのコンパイル,および単体テストについて説明しています。
第10章 統合テスト
システム開発で作成したすべてのAPが連携して動作するかをチェックする,統合テストの準備および手順について説明しています。
第11章 資源の管理
SEWB+/REPOSITORYでの資源管理について説明しています。
第12章 ドキュメントの運用
ドキュメントを効率良く運用するためのポイントについて説明しています。
第13章 辞書の運用
辞書を効率良く運用するためのポイントについて説明しています。
第14章 分散開発環境
分散開発を支援するためのエクスポート・インポートの機能および運用方法について説明しています。
第15章 SEWB+のノウハウ
SEWB+を利用したシステム開発のノウハウについて説明しています。
付録A 用語解説
マニュアル中で使用している用語について説明しています。

関連マニュアル

このマニュアルの関連マニュアルを次に示します。必要に応じてお読みください。

SEWB+/REPOSITORY 運用ガイド(3020-3-N81)

SEWB+/REPOSITORY 辞書設計ガイド(3020-3-N82)

SEWB+/CONSTRUCTION アプリケーション開発ガイド(3020-3-N84)

SEWB+/RECORD DEFINER ユーザーズガイド(3020-3-N85)

SEWB+/CS - DESIGN ユーザーズガイド(3020-3-770)

SEWB+/OLTP DEFINER ユーザーズガイド(3020-3-909)

COBOL85 操作ガイド(3020-3-851)1

COBOL85 操作ガイド(3020-3-873)2

COBOL2002 操作ガイド(3020-3-D41)

WorkCoordinator Definer Version 3 ユーザーズガイド(3020-3-987)

EUR 導入(3020-7-053)3

EUR 帳票設計(3020-7-054)3

EUR 帳票出力(3020-7-055)3

EUR 導入(3020-7-471)4

EUR 帳票設計(3020-7-472)4

EUR 帳票出力(3020-7-473)4

Web Page Generator - Design ユーザーズガイド(3020-7-236)

Web Page Generator Enterprise ユーザーズガイド(3020-7-241)

APPGALLERY プログラマーズガイド(3020-7-432)

画面・帳票サポートシステム XMAP3 プログラミングガイド 画面編(3020-7-583)

画面・帳票サポートシステム XMAP3 プログラミングガイド 帳票編(3020-7-584)

トランザクショナル分散オブジェクト基盤 TPBroker ユーザーズガイド(3000-3-775)

OpenTP1 Version 7 分散トランザクション処理機能 OpenTP1 解説(3000-3-D50)

OpenTP1 Version 7 分散トランザクション処理機能 OpenTP1 システム定義(3000-3-D52)

OpenTP1 Version 7 分散トランザクション処理機能 OpenTP1 運用と操作(3000-3-D53)

OpenTP1 インターネットゲートウェイ機能 TP1/Web 使用の手引(3000-3-D62)

注※1
COBOL85 Version5.0の場合にお読みください。
注※2
COBOL85 Version6.0,COBOL85 Version7.0の場合にお読みください。
注※3
EUR Version 4の場合にお読みください。
注※4
EUR Version 5の場合にお読みください。

マニュアル体系

SEWB+シリーズのマニュアル体系を次に示します。

[図データ]

読書手順

このマニュアルは,利用目的に合わせて次の個所をお読みいただくことをお勧めします。

マニュアルを読む目的記述個所
SEWB+の概要について知りたい1章
SEWB+を利用した,TPモニタおよびCORBAでのシステム設計について知りたい2章
システム設計でのDB設計の作業,およびDB設計で取得したデータ項目の辞書への取り込みについて知りたい3章
データ項目辞書と業務ルール辞書,およびアプリケーションプログラム作成と辞書の関係について知りたい4章
ユーザインタフェースの設計およびDB・ファイルの設計について知りたい5章
共通部品の設計および作成について知りたい6章
TPモニタでのサーバAPの設計およびCORBAでのサーバAP設計について知りたい7章
プログラム定義およびソースプログラム生成に必要な設定や手順について知りたい8章
SEWB+/CONSTRUCTIONで作成したソースプログラムのコンパイル,および単体テストについて知りたい9章
統合テストの準備および手順について知りたい10章
SEWB+/REPOSITORYでの資源管理について知りたい11章
ドキュメントを効率良く運用するためのポイントについて知りたい12章
辞書を効率良く運用するためのポイントについて知りたい13章
分散開発を支援するためのエクスポート・インポートの機能および運用方法について知りたい14章
SEWB+を利用したシステム開発のノウハウについて知りたい15章
このマニュアルで使用する用語について知りたい付録A

このマニュアルでの表記

このマニュアルでは,製品名および機能名を次のように表記しています。

正式名称表記
EUR Professional EditionEUR
End User Reporting
Groupmax Object Server Version 6Groupmax Object ServerObject Server
Groupmax High-end Object Server Version 6Groupmax High-end Object Server
Microsoft(R) ExcelMicrosoft Excel
Microsoft(R) Visual Basic(R)VB
Microsoft(R) Visual C++(R)VC++
Microsoft(R) Windows(R) 2000 Professional Operating System 日本語版Windows 2000 ProfessionalWindows 2000Windows
Microsoft(R) Windows(R) 2000 Server Operating System 日本語版Windows 2000 Server
Microsoft(R) Windows(R) 2000 Advanced Server Operating System 日本語版
Microsoft(R) Windows(R) 2000 Datacenter Server Operating System 日本語版
Microsoft(R) Windows(R) XP Home Edition Operating System 日本語版Windows XP
Microsoft(R) Windows(R) XP Professional Operating System 日本語版
Microsoft(R) Windows Server(TM) 2003, Enterprise Edition x86 日本語版Windows Server 2003
Microsoft(R) Windows Server(TM) 2003, Standard Edition x86日本語版
Microsoft(R) Windows Server(TM) 2003 R2, Enterprise Edition x86 日本語版
Microsoft(R) Windows Server(TM) 2003 R2, Standard Edition x86日本語版
Microsoft(R) Windows Server(TM) 2003, Enterprise x64 Edition 日本語版Windows Server 2003 x64
Microsoft(R) Windows Server(TM) 2003, Standard x64 Edition 日本語版
Microsoft(R) Windows Server(TM) 2003 R2, Enterprise x64 Edition 日本語版
Microsoft(R) Windows Server(TM) 2003 R2, Standard x64 Edition 日本語版
Microsoft(R) Windows Vista(TM) Business 日本語版Windows Vista
Microsoft(R) Windows Vista(TM) Enterprise 日本語版
Microsoft(R) Windows Vista(TM) Ultimate 日本語版
Microsoft(R) WordMicrosoft Word
SEWB+/CS - DESIGNSEWB+/CS-DESIGN
SEWB+ 基本開発環境のプログラム構築支援機能SEWB+/CONSTRUCTION
SEWB+ 基本開発環境のレコード設計支援機能SEWB+/RECORD DEFINER
SEWB+ 基本開発環境のリポジトリ管理機能SEWB+/REPOSITORYSEWB+/REPOSITORY
SEWB+ 基本開発環境のリポジトリブラウザ機能SEWB+/REPOSITORY-BROWSERまたはリポジトリブラウザ

このマニュアルで使用する略語

このマニュアルで使用している略語を示します。

略語正式名称
APApplication Program
APIApplication Program Interface
C/SシステムClient and Server System
CASEComputer Aided Software Engineering
CORBACommon Object Request Broker Architecture
CSVComma Separated Value
DB(RDB)Data Base(Relational Data Base)
DBMSData Base Management System
DDLData Definition Language
DLLDynamic Linkage Library
DOAData Oriented Approach
ER(図)Entity Relationship
GUIGraphical User Interface
IDLInterface Definition Language
ODBCOpen Database Connectivity
OLTPOnline Transaction Processing
ORBObject Request Broker
OSOperating System
PCPersonal Computer
RPCRemote Procedure Call
UOCUser Own Coding
SISystem Integration
SQLStructured Query Language
WSWorkstation
XMLeXtensible Markup Language

このマニュアルで使用している記号

このマニュアルで使用する記号を次のように定義します。

記号意味
[ ]メニュー
[ ]ボタン
など
メニュータイトル,メニュー項目,ボタンなどを示します。
[A]-[B]-の前に示した[A]メニューから[B]を選択することを示します。

図中で使用する記号

[図データ]

このマニュアルで使用する画面図と操作説明で使用するOSのメニュー項目について

このマニュアルでは,特に断りのないかぎり,次に示すOSの場合に表示される画面,メニュー名およびアイコンを使用して説明しています。これらのOS以外を使用している場合,画面,メニュー名およびアイコンが異なることがあります。詳細は各OSのマニュアルを参照してください。

機能名OS
SEWB+/REPOSITORYWindows Server 2003
SEWB+/REPOSITORY-BROWSERWindows Vista
SEWB+/CONSTRUCTION
SEWB+/RECORD DEFINER

COBOL言語について

このマニュアルの「9. コンパイルと単体テスト」は,プログラミング言語に日立COBOL2002を使用していることを前提に記載しています。日立COBOL2002以外で作成されたソースプログラムをコンパイル・テストする場合は,それぞれのコンパイラのマニュアルを参照してください。

マニュアルとヘルプを効果的にお使いいただくために

SEWB+ではオンラインヘルプ(以降,ヘルプと略します)を提供しています。利用の目的に応じて,マニュアルとヘルプを使い分けることをお勧めします。

マニュアルは,SEWB+の概要を理解したいときや,自プロジェクトに適した運用を検討するときにお使いください。

ヘルプは,SEWB+の各プログラムプロダクトを実際に操作しながら機能の詳細を知りたいときにお使いください。ダイアログの操作方法やメニューバーの利用方法などの詳細や,注意事項を参照できます。

常用漢字以外の漢字の使用について

このマニュアルでは,常用漢字を使用することを基本としていますが,次に示す用語については常用漢字以外の漢字を使用しています。

個所(かしょ) 全て(すべて) 汎用(はんよう) 必須(ひっす)

KB(キロバイト)などの単位表記について

1KB(キロバイト),1MB(メガバイト),1GB(ギガバイト),1TB(テラバイト)はそれぞれ1,024バイト,1,0242バイト,1,0243バイト,1,0244バイトです。