9.2.2 COBOL開発マネージャの注意事項

<この項の構成>
(1) プロジェクトマスタファイルをリポジトリに登録する場合
(2) プリコンパイラを使用している場合(ORACLEを利用している場合など)
(3) COBOL言語以外のソースがある場合
(4) ソースファイルに修正が発生した場合
(5) リポジトリで管理されているデータ定義ファイルを利用して,ビルドまたはリビルドを行う場合
(6) XMAP3を使用している場合
(7) 辞書を参照してコンパイルする場合
(8) プログラム定義ファイルを最新状態にする場合

(1) プロジェクトマスタファイルをリポジトリに登録する場合

コンパイル・テスト後に作成されたファイルをリポジトリに登録する場合は,あらかじめ,COBOL開発マネージャで使用するファイルをドキュメント種別としてリポジトリに登録しておきます。

(2) プリコンパイラを使用している場合(ORACLEを利用している場合など)

最初にプリコンパイラを実行させ,プリコンパイラが生成したソースプログラムをCOBOL開発マネージャに登録します。

(3) COBOL言語以外のソースがある場合

TPモニタにOpenTP1を使用している場合,スタブソースが生成されます。スタブソースはC言語で作成されているため,あらかじめC言語のコンパイラでコンパイルしておきます。

このようにCOBOL言語以外のソースがある場合は,あらかじめ専用のコンパイラでコンパイルし,オブジェクトファイルにしてからCOBOL開発マネージャに登録します。

(4) ソースファイルに修正が発生した場合

ソースファイルに修正が必要になった場合,「9.1.3 プログラムの修正」に示す手順でソースファイルを修正してください。

なお,一度リポジトリに登録されたプロジェクトファイル,プログラム定義,およびCOBOLソースを修正する場合は,事前にリポジトリからチェックアウトしてください。

ビルドを利用すると,定義情報が変更されたものだけを自動的に再生成します。

(5) リポジトリで管理されているデータ定義ファイルを利用して,ビルドまたはリビルドを行う場合

ビルドまたはリビルドを行う前に,SEWB+/REPOSITORYに接続しておく必要があります。

ただし,SEWB+/REPOSITORY-BROWSERが起動されている場合はすでにSEWB+/REPOSITORYと接続されているため,特に作業する必要はありません。

(6) XMAP3を使用している場合

COBOL85 Version5.0以前の開発マネージャを使用している場合,ビルド時にマップファイル(論理マップ,物理マップ)が生成されない場合があります。

マップ定義ファイルを更新した場合,マップファイルも保存してください。XMAP3ドローのメニューバーの[ファイル]から[上書き保存]または[ドローの終了]を選ぶと,マップファイルも保存されます。

運用の都合などでマップファイルを保存しない場合は,ビルド時にマップファイルが生成されないときがありますので,プロジェクトの編集で論理マップとマップ定義ファイルを関連づけてください。

(7) 辞書を参照してコンパイルする場合

COBOL開発マネージャの[プロジェクト]-[プロジェクトの設定]を選び,[プロジェクトの設定]ダイアログを起動します。[プロジェクトの設定]ダイアログのプロジェクト一覧でプログラム定義ファイルを選択したあと,コンパイラオプションに「/ud」を設定してください。「/ud」については,マニュアル「SEWB+/CONSTRUCTION アプリケーション開発ガイド」のコマンドでの生成(ソースプログラム)について記載されている個所を参照してください。

(8) プログラム定義ファイルを最新状態にする場合

COBOL開発マネージャの[プロジェクト]-[プロジェクトの設定]を選び,[プロジェクトの設定]ダイアログを起動します。[プロジェクトの設定]ダイアログのプロジェクト一覧でプログラム定義ファイルを選択したあと,コンパイラオプションに「/r」を設定してください。「/r」については,マニュアル「SEWB+/CONSTRUCTION アプリケーション開発ガイド」のコマンドでの生成(ソースプログラム)について記載されている個所を参照してください。