業務ルールを定義する場合,業務ルールの処理内容(ルールスクリプト),業務ルールの名称,および業務ルールとデータ項目の関連を定義します。業務ルールとデータ項目との関連は,データ分析工程で抽出したデータ制約の種別によって定義内容が異なります。データ制約は「項目固有制約」と「項目関連制約」に分類されます。また,それぞれの処理内容によって「チェックルール」と「導出ルール」に分類されます。
「業務ルール名」,「標準名称」,「フリガナ」,「コメント」および「フィールド1~3」のことです。「業務ルール名」,「標準名称」および「フリガナ」は業務ルールを識別しやすいように定義します。「コメント」は処理概要やソースプログラムへの展開条件,注意事項などを記述します。「フィールド1~3」は,プロジェクト独自の情報を定義するなど自由に使用できます。
業務ルールとデータ項目とを関連づけるため適用データを専用にするか共用にするかや,適用条件,ルールスクリプトで使用するキーワードなどを定義します。
業務ルールが特定のデータ項目だけに対応するのか,複数のデータ項目に対応するのかを選択します。複数のデータ項目に対応する必要がある場合,ドメインに業務ルールを対応させて適用を継承させる,継承関係を利用することをお勧めします。
業務ルールに使用するデータ項目の仮の名称です。
データ項目がどのような条件(処理の入力または出力)にあるときに,その業務ルールをAPに適用させるのかという情報を指定します。適用条件は,プログラム作成に必要な業務ルールをSEWB+/CONSTRUCTIONで抽出する場合にキーとなる情報です。したがって,SEWB+/CONSTRUCTIONでの利用も考慮した指定が必要になります。
ソースプログラムに展開する業務ルールの処理を,AP開発に使用するプログラミング言語別にコーディングします。