13.1.1 必要な環境設定

ここでは用途によって必要になる環境設定について,代表的なものを示します。

<この項の構成>
(1) 言語区分
(2) ERwin/ERXタイプのマッピング
(3) レコード生成キーワード

(1) 言語区分

アプリケーション開発に使用するプログラミング言語の名称を設定します。

(2) ERwin/ERXタイプのマッピング

ERwin/ERXやODBCからSEWB+/REPOSITORYにデータ項目を取り込むときに適用されるタイプマッピングを,必要に応じてカスタマイズできます。次にカスタマイズの例を示します。

(カスタマイズが必要な場合の例)
カスタマイズ前
DBにORACLEを使用している場合,ORACLEの標準のタイプマッピング変換規則AでCSV形式ファイルからデータ項目を取り込むと,次のようにマッピングされます。
ERwin/ERXのタイプSEWB+/REPOSITORYでのマッピング
分類言語別タイプCOBOLけた数
NUMBER(p〔,0〕)なしX(英数字項目)p+2
これをソース生成すると,「データ名 PIC X(p+2)」となります。
カスタマイズ内容
取り込んだデータ項目を整数として扱いたい場合は「NUMBER(p〔,0〕)」のマッピングを次のようにカスタマイズする必要があります。
ERwin/ERXのタイプSEWB+/REPOSITORYでのマッピング
分類言語別タイプCOBOLけた数
NUMBER(p〔,0〕)整数P(符号付き内部10進項目)p
このようにマッピングされたデータ項目をソース生成すると「データ名 PIC S9(p) USAGE PACKED-DECIMAL」となります。

(3) レコード生成キーワード

レコード生成キーワードには,データ項目の定義情報をどのようにソースコードに生成するかを指定します。

例えば,レコード生成キーワードのデフォルトの指定は,日立COBOL2002を前提にしています。そのため,日立COBOL2002以外のCOBOL言語を使用する場合は,タイプごとに生成するソースの文法に相違がないか確認し,必要であればレコード生成キーワードを変更します。

この指定は,SEWB+/CONSTRUCTIONでのすべてのプログラム生成およびレコードソース生成に有効になります。編集に際しては,あらかじめ十分な検討が必要です。