GUI構築ツールとして,APPGALLERY,XMAP3,およびVBをクライアントAPとした,C/Sシステムを構築できます。
APPGALLERYは,キャンバス(作業用画面)にテキストやコマンドボタンなどの部品を置くことで,GUIを視覚的に設計できるツールです。
キャンバスには,画面遷移を定義できます。まず,簡単な画面構成図(ラフスケッチ画面)を記述しておいて,プロトタイプ作成時に画面遷移を定義して印刷すると,画面遷移図として使用できます。
またAPPGALLERYでは,サーバAPと電文を送受信する部品にSEWB+/REPOSITORYの定義情報を設定できます。これによって,電文の構造変更に伴うコネクタプロシジャの変更が不要になり,保守性を向上させることができます。
さらに,APPGALLERYで使用したデータ項目をサーバAP作成時にSEWB+/CONSTRUCTIONで使用すると,クライアントAPのインタフェースとの整合性を取ることができます。
APPGALLERYでのクライアントAP作成の詳細は,マニュアル「APPGALLERY プログラマーズガイド」を参照してください。
XMAP3は,レイアウト定義ウィンドウにテキストやボタンなどのオブジェクトを置くことで,表現力豊かな画面・帳票を簡単に作成できるツールです。画面・帳票を作成するには,XMAP3のドロー機能を使用します。作成した画面・帳票の定義情報は,マップ定義ファイルとして保存されます。
さらに,マップ定義ファイルをクライアントAP作成時にSEWB+/CONSTRUCTIONで使用すると,画面との整合性を取ることができます。
XMAP3での画面・帳票の作成方法については,マニュアル「画面・帳票サポートシステム XMAP3 プログラミングガイド 画面編」または「画面・帳票サポートシステム XMAP3 プログラミングガイド 帳票編」を参照してください。
VBは,フォームの上にテキストやコマンドボタンなどの部品を置くことで,インタフェースを作成します。さらに,部品に対してプロパティを設定したりコードを記述したりして,GUIを設計します。
ただし,RPCに関する処理や,クライアントAPとサーバAPのレコード形式を合わせる作業は,データ項目辞書を基にユーザが行う必要があります。