2.5 レコード構造の設計

データ項目を整えたあと,RDB(Relational Data Base)やファイルのレコード構造や,通信のインタフェーステーブルなどアプリケーション開発に使用するレコードの構造を,最上位結合項目としてデータ項目辞書に登録,またはレコード定義ファイルを作成します。このマニュアルでは,これを「レコード定義」と呼びます。レコード定義は,次のアプリケーション開発の場面で利用されます。

なお,アプリケーション開発で使用するツールによって,どちらのレコード定義を使用するかどうかを選択します。

使用するツール最上位結合項目
(辞書のレコード定義)
レコード定義ファイル
(SEWB+/RECORD DEFINERのレコード定義)
SEWB+/CONSTRUCTION
EUR Professional Edition×
APPGALLERY Enterprise×
(凡例)
○:使用できる
×:使用できない
注※
SEWB+/RECORD DEFINERでは,最上位結合項目(レコードの構成情報を含む)を,簡単にレコード定義に取り込めます。また,データ項目辞書に登録されていない項目(COBOL言語のFILLERなど)についてもレコード定義の構成要素として使用できます。このため,SEWB+/CONSTRUCTIONでのアプリケーション開発の場合には,SEWB+/RECORD DEFINERのレコート定義を使用することを推奨します。

<この節の構成>
2.5.1 辞書のレコード定義(最上位結合項目)とプログラムの関係
2.5.2 辞書のレコード定義(最上位結合項目)を登録する