4.3.1 SEWB3 データ項目辞書の移行作業

ここでは,SEWB3辞書移行コマンドを使用した移行作業について説明します。SEWB3のエクスポート機能の使い方については,マニュアル「SEWB3 データ項目設計支援 使用の手引」を参照してください。

<この項の構成>
(1) 移行作業の流れ
(2) 辞書フォルダへの登録

(1) 移行作業の流れ

移行作業の流れを,図4-7に示します。

図4-7 移行作業の流れ

[図データ]

移行作業
SEWB3のデータ項目辞書はUNIFY2000リポジトリまたはISAMリポジトリに格納されています。次に移行作業の手順を説明します。
SEWB3辞書移行コマンドを使用して移行できるのは,シフトJISのロケール環境で作成したデータ項目辞書だけです。したがって,シフトJIS以外のロケール環境で作成したデータ項目辞書をこのコマンドで移行しても,SEWB+/REPOSITORYおよびSEWB+/REPOSITORYの機能を使用するクライアントプログラムの動作は保証されませんので注意してください。日本語EUC環境で作成したデータ項目辞書を移行したい場合には,SEWB3でシフトJISコードに変換したあと,そのファイルをエクスポートして,SEWB+への移行に使用してください。変換の手順については,マニュアル「SEWB3 運用の手引」の異なる言語間のコード変換の説明を参照してください。
  1. SEWB3のエクスポート機能を使って,移行するデータ項目辞書をエクスポートファイルに取り出します。
  2. エクスポートファイルをPC環境に,バイナリモードで転送します。
    または,OS(Windows 2000 Server,Windows Server 2003もしくはWindows Server 2003 x64)のネットワーク機能を使用して,PCからエクスポートファイルを参照できるようにします。
  3. エクスポートファイルを指定してSEWB3辞書移行コマンドを実行します。
移行後の辞書情報の確認と変更作業
移行した辞書情報をSEWB+/REPOSITORYの辞書でどのように利用するか検討し,必要に応じて辞書情報を加工します。辞書情報の確認と変更や,データ項目の継承関係,結合関係を定義する作業にはリポジトリブラウザを使用します。また,移行した辞書情報をCSV形式ファイル出力コマンドを使ってCSV形式ファイルに出力すれば,他のアプリケーション上で確認と変更作業をすることもできます。

(2) 辞書フォルダへの登録

辞書フォルダへの登録規則を次に説明します。