データ項目を整えたあと,RDB(Relational Data Base)やファイルのレコード構造や,通信のインタフェーステーブルなどアプリケーション開発に使用するレコードの構造を,最上位結合項目としてデータ項目辞書に登録,またはレコード定義ファイルを作成します。このマニュアルでは,これを「レコード定義」と呼びます。レコード定義は,次のアプリケーション開発の場面で利用されます。
- SEWB+/CONSTRUCTIONでのデータ定義
- EUR Professional Editionでのレポート設計
- APPGALLERY EnterpriseでのOpenTP1クライアントアプリケーションの作成
なお,アプリケーション開発で使用するツールによって,どちらのレコード定義を使用するかどうかを選択します。
使用するツール | 最上位結合項目 (辞書のレコード定義) | レコード定義ファイル (SEWB+/RECORD DEFINERのレコード定義) |
---|
SEWB+/CONSTRUCTION | ○※ |
EUR Professional Edition | ○ | × |
APPGALLERY Enterprise | ○ | × |
- (凡例)
- ○:使用できる
- ×:使用できない
- 注※
- SEWB+/RECORD DEFINERでは,最上位結合項目(レコードの構成情報を含む)を,簡単にレコード定義に取り込めます。また,データ項目辞書に登録されていない項目(COBOL言語のFILLERなど)についてもレコード定義の構成要素として使用できます。このため,SEWB+/CONSTRUCTIONでのアプリケーション開発の場合には,SEWB+/RECORD DEFINERのレコート定義を使用することを推奨します。
- <この節の構成>
- 2.5.1 辞書のレコード定義(最上位結合項目)とプログラムの関係
- 2.5.2 辞書のレコード定義(最上位結合項目)を登録する