ここでは,SEWB+/REPOSITORYに用意されている機能の中から,辞書の作成や管理に利用する機能を紹介します。SEWB+/REPOSITORY全体の機能については,マニュアル「SEWB+/REPOSITORY 運用ガイド」を参照してください。
- サーバの機能
- サーバには,リポジトリの開発資源を管理・運用するためのユティリティが用意されています(Windows 2000 Server,Windows Server 2003またはWindows Server 2003 x64で動作)。次に,辞書の管理に利用するユティリティを紹介します。なお,サーバのユティリティ群は,システム管理者だけが利用できます。
- 環境構築ユティリティ
辞書フォルダの作成や,独自の辞書環境,辞書に関する操作ログを出力するかどうかを設定します。
また,ODBC入力やERwin/ERXと連携したCSV入力をするときのタイプ変換(タイプマッピング)の規則や,APPGALLERY Enterpriseを使ったGUI作成で使用するGUI属性を設定します。
- エクスポート・インポートユティリティ
リポジトリから辞書情報を取り出すことをエクスポート,エクスポートした辞書情報をリポジトリに取り込むことをインポートといいます。辞書を分散環境へ配布したり,複製したりします。
- CSV形式ファイルの入力(CSV入力)
CSV形式ファイルからデータ項目または業務ルールの辞書情報を入力します。
- CSV形式ファイルの出力(CSV出力)
データ項目または業務ルールの辞書情報をCSV形式ファイルへ出力します。
- ODBC入力コマンド
ODBCインタフェースをサポートしているDBMS上の既存データベースからスキーマ定義情報を取り出し,データ項目を生成します。
- SEWB3辞書移行コマンド
SEWB3 データ項目辞書の辞書情報をSEWB+/REPOSITORYの辞書に移行します。
- クライアントの機能
- クライアントの機能を紹介します。
- リポジトリブラウザ
クライアントには,リポジトリの開発資源を操作,利用するための「リポジトリブラウザ」が用意されています(Windowsで動作)。リポジトリブラウザを使うと,リポジトリのシステム開発資源をクライアント側でビジュアルに操作できます。リポジトリブラウザには,次の三つの機能があります。
- リポジトリのブラウジング機能
- リポジトリに格納されたシステム開発資源をツリー形式やリスト形式で表示します。データ項目や業務ルールをリポジトリに登録したり,目的の辞書情報を検索したりできます。
- 結合項目のブラウジング機能
- データ項目を,結合関係に基づいてブラウジングしたり編集したりできます。
- 関連情報のブラウジング機能
- データ項目を,関連に基づいてブラウジングできます。
- CSV形式ファイルの入力(CSV入力)
CSV形式ファイルからデータ項目または業務ルールの辞書情報を入力します。
- CSV形式ファイルの出力(CSV出力)
データ項目または業務ルールの辞書情報をCSV形式ファイルへ出力します。