4.1.4 CSV形式ファイルの出力

ここでは,辞書情報をCSV形式ファイルに出力する場合の出力規則について説明します。

ダイアログでの操作については,ヘルプを参照してください。また,CSV形式ファイル出力コマンドの指定方法については,「4.1.5 CSV形式ファイル出力コマンド(RPCsvout)の使い方」を参照してください。

<この項の構成>
(1) データ項目辞書の出力規則
(2) 業務ルール辞書の出力規則

(1) データ項目辞書の出力規則

データ項目辞書をCSV形式ファイルに出力する規則について説明します。

(a) データ項目のIDの出力

コマンドのIDの出力形式の指定に従って,データ項目のIDが仮システム内部IDまたはシステム内部IDの形式で出力されます。CSV形式ファイル出力コマンドの引数「/S IDの出力形式」,または[CSV出力オプション]ダイアログの「出力IDの形式」で指定します。IDの扱い方については,「4.1.2(1)(a) システム内部IDによるデータ項目の識別」を参照してください。

(b) 関連情報の扱い

データ項目辞書に辞書フォルダにわたる結合項目がある場合の出力規則を次に示します。

(c) 国語区分,言語区分,フィールドの指定

出力するデータ項目の定義情報の国語区分,言語区分およびフィールドを指定できます。CSV形式ファイル出力コマンドの引数「/C 出力国語別」,「/N 出力言語別」,「/I 出力フィールド別」,または[CSV出力オプション]ダイアログの「出力する辞書情報」で指定します。指定した区分の定義内容だけが,CSV形式ファイルに出力されます。データ項目の最初の行から,指定した区分に対応する行までを出力するように指定することもできます。

(d) 親データ項目と構成項目の指定

指定によって,親データ項目や構成項目を,システム内部IDや仮システムIDで出力する代わりに,プリフィックスを付けたデータ項目名でCSV形式ファイルに出力できます。CSV形式ファイル出力コマンドの引数「/R 関連するデータ項目の出力形式」,または[CSV出力オプション]ダイアログの「出力IDの形式」で指定します。

関連するデータ項目が同一の名称で複数登録されている場合,プリフィックスを付けたデータ項目名で出力したCSV形式ファイルを,再び入力することはできません。その場合は,データ項目名を一意に変更するか,システム内部IDまたは仮システムIDでCSV形式ファイルに出力してください。

(e) 出力基準とする日時の指定

指定した日時よりもあとに更新・追加したデータ項目だけをCSV形式ファイルに出力できます。CSV形式ファイル出力コマンドの引数「/U 出力基準とする日時」,または[CSV出力オプション]ダイアログの「出力基準日時」で指定します。

(2) 業務ルール辞書の出力規則

業務ルール辞書をCSV形式ファイルに出力する規則を説明します。

(a) 業務ルールのIDの出力

コマンドのIDの出力形式の指定に従って,業務ルールのIDが仮システムIDまたはシステム内部IDの形式で出力されます。CSV形式ファイル出力コマンドの引数「/S IDの出力形式」,または[CSV出力オプション]ダイアログの「出力IDの形式」で指定します。IDについては,「4.1.2(2)(a) システム内部IDによる業務ルールの識別」を参照してください。

(b) 関連情報の扱い

業務ルール辞書に,辞書フォルダを渡ってデータ項目と関連する業務ルールがある場合の出力規則を説明します。

(c) 国語区分,言語区分,フィールドの指定

出力する業務ルールの定義情報の国語区分,言語区分およびフィールドを指定できます。CSV形式ファイル出力コマンドの引数「/C 出力国語別」,「/N 出力言語別」,「/I 出力フィールド別」,または[CSV出力オプション]ダイアログの「出力する辞書情報」で指定します。指定した区分の定義情報だけが,CSV形式ファイルに出力されます。業務ルール定義の最初の行から,指定した区分に対応する行までを出力するように指定することもできます。

(d) 業務ルールに関連するデータ項目の指定

指定によって,業務ルールに関連するデータ項目を,システム内部ID,またはプリフィックスを付けたデータ項目名でCSV形式ファイルに出力できます。CSV形式ファイル出力コマンドの引数「/R 関連するデータ項目の出力形式」または[CSV出力オプション]ダイアログの「出力IDの形式」で指定します。

関連するデータ項目が同一の名称で複数登録されている場合,プリフィックスを付けたデータ項目名で出力したCSV形式ファイルを,再び入力することはできません。その場合は,データ項目をシステム内部IDでCSV形式ファイルに出力してください。

(e) 出力基準とする日時の指定

指定した日時よりもあとに更新・追加した業務ルールだけをCSV形式ファイルに出力できます。CSV形式ファイル出力コマンドの引数「/U 出力基準とする日時」,または[CSV出力オプション]ダイアログの「出力基準日時」で指定します。