データ項目の名称やけた数などの定義情報を,部品のプロパティ値として利用できます。データ項目をC/Sシステムのクライアント側のアプリケーション作成に利用することで,システム全体でデータの整合性を保てます。データ項目の定義情報をAPPGALLERY Enterpriseのどの部品に対応させ,プロパティ値に変換するかといった規則は,環境構築ユティリティのGUI属性で設定しておきます。SEWB+/REPOSITORYで一元管理する変換規則を「マッピング情報」といいます。
利用の概要を,図6-2に示します。
図6-2 データ項目とマッピング情報の利用の概要
![[図データ]](figure/zu060200.gif)
- 辞書登録
- 辞書の作成者がデータ項目を登録します。
- 辞書の環境設定
- 辞書の作成者,またはシステム管理者が,環境構築ユティリティを使ってマッピング情報を設定します。マッピング情報はGUI作成に使う部品ごとに用意します。詳細は,「3.1.1(12) GUI属性を設定する」を参照してください。
- クライアントアプリケーションのGUI作成
- アプリケーションの開発者が,APPGALLERY Enterpriseを使ってGUIを作成します。
- データ項目をドラッグ&ドロップ
データ項目種別に「単項目」を指定したデータ項目を利用できます。リポジトリブラウザからGUIにしたいデータ項目をドラッグし,APPGALLERY Enterpriseのキャンバス上にドロップします。
- マッピング情報を選択
データ項目をキャンバスにドロップすると,[マッピング情報の選択]ダイアログが表示されます。適用したい部品に応じたマッピング情報を選択してください。
- GUI作成
選択したマッピング情報に対応するGUI部品が,APPGALLERY Enterprise上に配置されます。この部品には,データ項目の定義情報がマッピング情報に従って変換され,自動的にプロパティに設定されます。
この部品を使用して目的のGUIを作成していきます。