COBOL2002またはVisual C++を利用してシステム開発をするときの環境を構築するため,ドキュメント種別の登録とドキュメントフォルダの作成をします。
COBOL2002の開発資源には,プロジェクトマスタファイルやCOBOLソースプログラムなどがあります。
リポジトリのドキュメント種別に登録する資源の例を表4-1に示します。自動的に生成される中間ファイルについては,リポジトリでは管理しない運用をお勧めします。
表4-1 ドキュメント種別に登録するCOBOL2002の開発資源の例
ドキュメント 種別 | 種別表示 名称 | 履歴 保有数 | ファイルエクステンション | テンプレートファイルパス | ファイルデータ種別 | サブファイル |
---|---|---|---|---|---|---|
projectfile | プロジェクトマスタファイル | 65,534 | .pmi | なし | バイナリ | なし |
executefile | アプリケーション | 0 | .exe | なし | バイナリ | なし |
dynamiclinklibrary | ダイナミックリンクライブラリ | 0 | .dll | なし | バイナリ | なし |
cobolsource※1 | COBOLソースプログラム | 65,534 | .cbl※2 | なし | テキスト | なし |
oocobolsource | OOCOBOLソースプログラム | 65,534 | .ocb | なし | テキスト | なし |
cobolcopy | 登録集原文 | 65,534 | .cbl※2 | なし | テキスト | なし |
inheritfile | 参照/継承ファイル | 65,534 | .ocb | なし | テキスト | なし |
guidefine | GUI定義ファイル | 65,534 | .gcb | なし | テキスト | なし |
Visual C++の開発資源には,メイクファイルやC++ソースプログラムなどがあります。
リポジトリのドキュメント種別に登録する資源の例を表4-2に示します。自動的に生成される中間ファイルについては,リポジトリでは管理しない運用をお勧めします。
表4-2 ドキュメント種別に登録するVisual C++の開発資源の例
ドキュメント 種別 | 種別表示 名称 | 履歴 保有数 | ファイルエクステンション | テンプレートファイルパス | ファイルデータ種別 | サブファイル |
---|---|---|---|---|---|---|
makefile | メイクファイル | 65,534 | .mak | なし | テキスト | なし |
executefile | アプリケーション | 0 | .exe | なし | バイナリ | なし |
dynamiclinklibrary | ダイナミックリンクライブラリ | 0 | .dll | なし | バイナリ | なし |
staticlinklibrary | スタティックリンクライブラリ | 0 | .lib | なし | バイナリ | なし |
cppsource | C++ソースプログラム | 65,534 | .cpp | なし | テキスト | なし |
headerfile | ヘッダファイル | 65,534 | .h | なし | テキスト | なし |
resourcefile | リソースファイル | 65,534 | .rc | なし | テキスト | なし |
resourcefile2 | カスタムリソースファイル | 65,534 | .rc2 | なし | テキスト | なし |
definitionfile | モジュール定義ファイル | 65,534 | .def | なし | テキスト | なし |
iconfile | アイコンファイル | 65,534 | .ico | なし | バイナリ | なし |
ドキュメント種別を登録します。ドキュメント種別は,環境構築ユティリティで登録します。
ドキュメントフォルダの構成例を図4-1に示します。
図4-1 ドキュメントフォルダの構成例
クライアントの作業ディレクトリは,ドキュメントフォルダの構成に対応させ,おのおののディレクトリへチェックアウトします。
共有リソースは,ネットワークドライブを利用して各クライアントから参照できます。
ルートドキュメントフォルダは,環境構築ユティリティで作成します。
項目 | 設定内容 |
---|---|
ルートドキュメントフォルダ名 | Project01-00 |
ディレクトリ名 | C:¥COBOLまたはC:¥C++ |
コメント | 任意 |
所有者 | tanaka |
所有者のアクセス権 | フルコントロール |
グループ | Project |
グループのアクセス権 | 読み取り |
全ユーザのアクセス権 | 読み取り |
ルートドキュメントフォルダの下に「基本仕様書」,「機能仕様書」および「詳細設計書」のドキュメントフォルダを作成します。
各ドキュメントフォルダは,リポジトリブラウザを使って次の手順で作成します。