2.3.2 ネットワーク機能を利用したときのファイルのアクセス権

リポジトリで管理されているドキュメントのファイルは,Windows 2000 Server,Windows Server 2003またはWindows Server 2003 x64のネットワーク接続機能を利用して参照することができます。

ドキュメントやドキュメントフォルダは,NTFS(NT File System)上では所有者がAdministratorであるファイルやディレクトリとして作成されます。また,ファイルやディレクトリのアクセス権は,ドキュメントやドキュメントフォルダのアクセス権に対応して設定されます。

なお,Windows 2000 Server,Windows Server 2003またはWindows Server 2003 x64上で,ネットワーク参照用ファイルの権限を直接変更しないでください。SEWB+/REPOSITORYから自動的に更新されるため,Windows 2000 Server,Windows Server 2003またはWindows Server 2003 x64側で設定したアクセス権は,無効になります。

ドキュメントとファイルのアクセス権の対応を表2-1に,ドキュメントフォルダとディレクトリのアクセス権の対応を表2-2に示します。

表2-1 ドキュメントとファイルのアクセス権の対応

ドキュメントのアクセス権ファイルのアクセス権
所有者の読み取り権リポジトリのユーザ 読み取り(RX)
グループの読み取り権リポジトリのグループ 読み取り(RX)
全ユーザの読み取り権Everyone 読み取り(RX)

表2-2 ドキュメントフォルダとディレクトリのアクセス権の対応

ドキュメントフォルダのアクセス権ディレクトリのアクセス権
所有者の読み取り権リポジトリのユーザ 一覧(RX)(指定なし)
グループの読み取り権リポジトリのグループ 一覧(RX)(指定なし)
全ユーザの読み取り権Everyone 一覧(RX)(指定なし)

リポジトリのユーザ,グループ名とWindows 2000 Server,Windows Server 2003またはWindows Server 2003 x64のユーザ,グループ名が異なる場合は,まず,Windows 2000 Server,Windows Server 2003またはWindows Server 2003 x64の「管理ツール」の「ローカル ユーザーとグループ」で,リポジトリのユーザ,グループ名と同名のローカルグループを作成します。そして,そのグループに所属するメンバとして該当するWindows 2000 Server,Windows Server 2003またはWindows Server 2003 x64のユーザ,グループを登録します。

クライアントのファイルシステムにチェックアウトされたファイルは,チェックアウト先のファイルシステムの種類やディレクトリのアクセス権に従います。