機能別に設計,製造された個々のプログラムを統合して,一つのプログラムに組み立てることをシステム統合といいます。プログラムの連動テストや,検査の目的で他部署にプログラムを提出するといったリリース時に,システム統合の作業が必要です。
リポジトリを利用して,システムを統合する場合の運用例を説明します。
他部署にプログラムを提出するといったリリース時に,システム統合の責任者は,リリース用のシステムバージョンを作成します。リリース用のシステムバージョンは,個々のプログラムの最新版を指しているシステムバージョン「System V1.0」を複製して作成します。このとき,バージョン種別は「固定」にします。リリース用のシステムバージョンは,リリースごとに作成します。
リリース用の固定のシステムバージョンを作成することによって,以降に,個々のドキュメントが更新されても,リリース時の版を識別できます。
ここでは,システムバージョン「System V1.0」を複製して,「System V1.0 Release1」を作成する手順を説明します。
項目 | 設定内容 |
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システムバージョン名 | System V1.0 Release1 |
バージョン種別 | 固定 |
複製先 | システムバージョンの複製先 |
項目 | 設定内容 |
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所有者のアクセス権 | フルコントロール |
グループのアクセス権 | 読み取り |
全ユーザのアクセス権 | 読み取り |