1.3.2 クライアントの機能

リポジトリに格納された資源をユーザが利用するときに,クライアントのリポジトリブラウザを使用します。

<この項の構成>
(1) リポジトリのブラウジング機能
(2) 検索機能
(3) アクセス権の設定機能
(4) データ項目・業務ルールの作成・編集機能
(5) 結合項目のブラウジング機能
(6) データ項目・業務ルールの検査機能
(7) ドキュメントの作成・登録機能
(8) 関連情報のブラウジング機能
(9) ユーザ関連の設定機能
(10) 業務ルールのブラウジング機能
(11) 印刷機能
(12) CSV入力
(13) CSV出力

(1) リポジトリのブラウジング機能

リポジトリに格納された資源を操作(ブラウジング)する機能です。ブラウジングでは,リポジトリブラウザウィンドウを使用して,データ項目,業務ルール,ドキュメントフォルダ,ドキュメント,システムバージョンフォルダおよびシステムバージョンに対して編集することができます。

また,リポジトリブラウザウィンドウには,ルートドキュメントフォルダ,ドキュメントフォルダ,ドキュメント,辞書フォルダ,データ項目,業務ルール,システムバージョンフォルダ,システムバージョンなどをツリー形式やリスト形式で表示できます。リポジトリブラウザウィンドウの表示例を図1-2に示します。

図1-2 リポジトリブラウザウィンドウの表示例

[図データ]

(2) 検索機能

データ項目,ドキュメント,および業務ルールの名称や属性などをキーにして検索できます。検索結果は一覧で表示されます。

(3) アクセス権の設定機能

ドキュメントフォルダ,ドキュメント,データ項目,業務ルール,システムバージョンフォルダおよびシステムバージョンに対してアクセス権を設定できます。

(4) データ項目・業務ルールの作成・編集機能

リポジトリにデータ項目や業務ルールを作成できます。また,属性を表示したり,編集したりできます。

(5) 結合項目のブラウジング機能

データ項目を,結合項目の構成関係によってブラウジングできます。また,結合項目や構成項目の編集もできます。

結合項目ブラウザウィンドウの表示例を図1-3に示します。

図1-3 結合項目ブラウザウィンドウの表示例

[図データ]

(6) データ項目・業務ルールの検査機能

データ項目や業務ルールの定義内容を検査する機能です。検査項目には,名称の一意性チェックや,命名ルールとのマッチングチェックなどがあります。

なお,検査する内容は,サーバで設定できます。

(7) ドキュメントの作成・登録機能

リポジトリにドキュメントを作成したり,登録したりできます。また,ドキュメントにはバージョンを付けて管理できます。

(8) 関連情報のブラウジング機能

ドキュメントやデータ項目などを関連図で,関連ブラウザウィンドウに表示できます。関連図は,資源間の関連を表示するので,ドキュメントやデータ項目などの保守に役立ちます。

関連ブラウザウィンドウの表示例を図1-4に示します。

図1-4 関連ブラウザウィンドウの表示例

[図データ]

(9) ユーザ関連の設定機能

ドキュメント間,ドキュメントとデータ項目などに対して,ユーザが任意に関連を設定できます。

(10) 業務ルールのブラウジング機能

関連のある業務ルールとデータ項目を相互にブラウジングして,業務ルールブラウザウィンドウに表示できます。また,業務ルールブラウザから業務ルールを編集できます。

業務ルールブラウザウィンドウの表示例を図1-5に示します。

図1-5 業務ルールブラウザウィンドウの表示例

[図データ]

(11) 印刷機能

ドキュメントと関連ブラウザのインパクトレポート,およびデータ項目と業務ルールそれぞれの定義内容や一覧を印刷できます。

ただし,インパクトレポートや辞書の資源を印刷するには,クライアントにSEWB+/REPORT MANAGERが組み込まれている必要があります。SEWB+/REPORT MANAGERについては,マニュアル「SEWB+/REPORT MANAGER ドキュメント作成支援 使用の手引」を参照してください。

(12) CSV入力

CSV形式ファイルから,リポジトリのデータ項目辞書または業務ルール辞書の情報を一括して入力できます。

(13) CSV出力

CSV形式ファイルに,リポジトリのデータ項目辞書または業務ルール辞書の情報を一括して出力できます。