付録D.4 集約項目
NULLセル(null項目)はゼロ値を仮定して加算します。ただし,同一キーのレコードがなく,集約項目の加算が発生しなかった場合,データが変更されることはありません。
null項目をデータがない項目と解釈し,集約対象外にしたい場合は,コマンドオプションのSUMNONULLを指定します。
SUMNONULLオプションの詳細は「5.5.19 NULLセルの集約オプション(SUMNULKEY,SUMNONULLオプション)」を参照してください。
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レコード1と2,レコード4と5,およびレコード6と7は,null項目をゼロ値と仮定して集約します。
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レコード3は,加算する同一キーのレコードがないので,集約項目は変更しないでNULLセル(空のセル)のまま出力します。
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レコード6と7は,どちらもnull項目なので,NULLセル(空のセル)で出力します。
図D‒8 null項目の集約例(SUMNONULLオプション指定あり) -
レコード1,6,8および10〜12は,null項目を集約対象外とします。
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レコード1〜3は同一キー(ST80)ですが,null項目のレコード1は加算されません。レコード1はそのまま出力します。次に,レコード2と3を集約した結果を出力します。
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レコード4〜6は同一キー(UM10)ですが,null項目のレコード6は加算されません。レコード4と5を集約した結果を出力します。次に,レコード6をそのまま出力します。
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レコード7〜9は同一キー(WQ60)ですが,null項目のレコード8は加算されません。結果的にレコード6〜8は集約されずに,そのまま出力します。
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レコード10〜12は同一キー(XW45)ですが,すべてnull項目なので加算されずに,そのまま出力します。