20.4 ワークバッファサイズ
SORTコマンドのワークバッファサイズの移行内容を示します。
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SORTからの移行ポイント
SORT EEは,ソート機能で使用するワークバッファを,入力データから適切なサイズを自動的に確保し,ソート処理を行います。これをワークバッファサイズ自動見積もり機能といいます。
SORT EEは,このワークバッファサイズ自動見積もり機能がデフォルトとなります。
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SORT EEの自動算出ワークバッファサイズの上限値の設定
ワークバッファサイズ自動見積もり機能で算出したサイズに上限値を設定できます。
【例】-worksize auto,100M(100MBを上限値としてワークバッファを確保する)
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インコアソートによるソート処理の高速化
ワークバッファサイズ自動見積もり機能では,一時ファイルを作成するソート処理(アウトコアソート)を行います。
物理メモリが豊富な場合,一時ファイルを作成しないで,メモリだけでソート処理を行うインコアソートを指定することもできます。
【例】-worksize incore,2000M(2000MBを上限値としてワークバッファを確保する)