19.1.5 キーまたは項目の不正による障害の対処方法
コマンド処理中にキーまたは項目の不正による障害が発生した場合は,処理を中止し,すべてのファイルをクローズします。また,次のメッセージを表示します。
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KBLS1211-E キーにエラーデータを検出しました。
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KBLS1320-E 比較項目にエラーデータを検出しました。
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KBLS1411-E 集約項目にエラーデータを検出しました。
これらのメッセージが表示された場合に,障害の詳しい原因を知る方法を次に示します。
- 〈この項の構成〉
(1) メッセージを確認する
19.1.5項のリード文に記述したメッセージには,次のような情報が表示されます。
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障害の原因となったレコードを含むファイルのファイル名
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障害の原因となったレコードのレコード番号
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不正なキーまたは項目の番号
(2) sortrdmpの内容を確認する
キーまたは項目の不正による障害が発生すると,デバッグ情報ファイル「sortrdmp」または「exsortrdmp」に,不正なキーまたは項目を含んだレコードが出力されます。sortrdmpまたはexsortrdmpの内容を確認することによって,どのような不正があったかを知ることができます(sortrdmpおよびexsortrdmpの内容はテキストエディタで確認することができます)。
なお,sortrdmpおよびexsortrdmpに出力されたレコードは,実際のレコードとは長さが異なることがありますが,キーまたは項目はすべて含んでいます。
キーまたは項目の不正による障害時の処理を次の図に示します。