18.2.4 選択条件式の文字条件値
(1) 円記号(\)の扱い
選択条件式の文字条件値に円記号(\)を一つ指定し,このあとに,次の三つの特殊記号以外を指定した場合,SORTとSORT EEでは円記号(\)の扱いが異なりますので,注意してください。
-
シングルクォーテーション(')
-
ダブルクォーテーション(")
-
円記号(\)
- SORTでの円記号(\)の扱い
-
文字条件値の文字として扱われないで,エスケープ文字として扱われます。
- SORT EEでの円記号(\)の扱い
-
文字条件値の文字として扱われ,円記号(\)を含むレコードが選択されます。
(2) 必要なエスケープ文字の数(Windowsの場合)
選択条件式の文字条件値に特殊記号を含む文字列を指定する場合,指定する特殊記号により必要なエスケープ文字(\)の数が異なります。
必要なエスケープ文字の数を次の表に示します。
エスケープ文字が必要な特殊記号 |
必要なエスケープ文字の数 |
指定例 |
---|---|---|
ダブルクォーテーション(") |
3 |
/sl"c +0-1 = C'\\\"'" |
シングルクォーテーション(') |
1 |
/sl"c +0-1 = C'\''" |
円記号(\) |
1 |
/sl"c +0-1 = C'\\'" |