7.2.3 コマンド指定時の注意事項
ソートコマンドの指定時の注意事項を次に示します。
- 〈この項の構成〉
(1) パラメタの入力順序
各パラメタの入力順序は任意です。ただし,キー属性と+キー位置-キー長のパラメタ,および入力ファイルのファイル編成と出力ファイルのファイル編成のパラメタは,必ず,次に示す順序で入力してください。
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「キー属性」「+キー位置-キー長」
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「入力ファイルのファイル編成」「出力ファイルのファイル編成」
(2) 同一パラメタの複数指定
同一パラメタを複数指定した場合は,最後に指定したパラメタが有効になります。
(3) 複数指定できるパラメタ
複数指定できるパラメタを複数指定するときは,連続で指定してください。指定例を次に示します。
- (例)
(4) スペース(空白)の扱い
オペランドで使用する文字「-L,-o,-y,-T,-T2」の-(ハイフン)の前には,必ず,スペース(空白)を入力してください。ただし,+キー長-キー位置のハイフンの前には,スペースは不要です。指定例を次に示します。
- (例)
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「△-L128△-oOUTFILE」……有効となる
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「△-L128-oOUTFILE」……エラーとなる
(凡例) △:スペース(空白)を示す。
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また,オペランドで使用する文字「-L,-o,-y,-T,-T2」とそのあとに続けるパラメタの間にスペース(空白)を入れるかどうかは任意です。指定例を次に示します。
- (例)
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「-y128」……有効となる
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「-y△128」……有効となる
(凡例) △:スペース(空白)を示す。
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(5) 入力ファイルを複数指定する場合
固定長ファイルの場合,レコード長はすべて同じでなければなりません。
可変長ファイルまたはテキストファイルの場合,入力ファイルの中で最も小さい最小レコード長を出力ファイルの最小レコード長に適用し,入力ファイルの中で最も大きい最大レコード長を出力ファイルの最大レコード長に適用します。
(6) 一時ファイルを割り当てるディレクトリ
-T,-T2オペランドに指定する,一時ファイルを割り当てるディレクトリについて,次に示します。
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指定するディレクトリには,rsortコマンド実行ユーザの,読み込みおよび書き込み権限が必要です。
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NFSなどの共用ボリュームは指定しないでください。