5.10.11 csvreorgオペランド
- 意味
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CSVファイルの出力レコード編集フォーマットを指定します。
このオペランドは,CSVファイルを指定した場合だけ有効です。CSVファイル以外を指定した場合は,KBLS1522-Eエラーとなります。
編集フォーマットの指定例および注意事項については,「5.8.15 csvreorgオペランド」を参照してください。
- 形式
csvreorg=csv-reorganization-format [△csv-reorganization-format … ]
指定できるフォーマットの個数は,1〜128個です。
入力レコード中の編集するセル(以降,編集セルと呼びます)を指定した位置に置くことで,レコード形式を再編成する機能です。編集セルは,指定した順序に従って,前の編集セルの後方に隣接して置かれます。
csv-reorganization-formatの形式を次に示します。
- csv-reorganization-formatオペランド形式1
[insert_cellpos]+cellpos [−cellnum]
入力レコード中のセルと,挿入位置を指定します。
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[insert_cellpos]+cellpos [−cellnum]は必ず続けて指定してください。それぞれの値の間に空白やタブを指定しないでください。
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[insert_cellpos]+cellpos [−cellnum]を複数指定する場合は,1個以上の空白またはタブで区切って指定します。
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- csv-reorganization-formatオペランド形式2
[insert_cellpos]+insertdata−cnt
挿入データ形式と,挿入位置を指定します。
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[insert_cellpos]+insertdata−cntは必ず続けて指定してください。それぞれの値の間に空白やタブを指定しないでください。
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[insert_cellpos]+insertdata−cntを複数指定する場合は,1個以上の空白またはタブで区切って指定します。
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- 指定値
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- insert_cellpos
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レコード内のセルの挿入位置(レコード編集後のセルの位置)を,番号で指定します。insert_cellposに指定する値は,「5.8.15 csvreorgオペランド」の「insert_cellpos」を参照してください。
- +cellpos [−cellnum ]
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レコード内の編集セルの位置と個数を指定します。cellposおよびcellnumに指定する値は,「5.8.15 csvreorgオペランド」の「+cellpos [−cellnum]」を参照してください。
- +insertdata
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挿入するデータの形式を指定します。insertdataに指定する値については,「5.8.15 csvreorgオペランド」の「+insertdata」を参照してください。
- −cnt
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挿入データの繰り返し回数を数字で指定します。
繰り返しの回数に指定できる範囲は1〜レコード長の上限値で,指定できる桁数はレコード長の上限値をバイト単位に変換した値の桁数以内です。
表5‒33 cntに指定できる繰り返しの回数の範囲 レコードの上限値
Windows版,UNIXの32ビット版SORT EE
UNIXの64ビット版SORT EE
環境変数「EXSORT64MAXRECLEN」の指定
なしまたは指定が無効
あり
65,535
65,535
「EXSORT64MAXRECLEN」に指定した「レコード長の上限値」
環境変数「EXSORT64MAXRECLEN」ついては「14.1 SORT EEの環境変数の設定」を参照してください。
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+insertdataで挿入するデータの形式を指定した場合,この指定は省略できません。
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挿入データに「NULL(NULLセル)」を指定した場合,繰り返し回数は必ず1となります。2以上を指定しても1が仮定されます。
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「挿入データのバイト長※×繰り返し回数」の値は,レコード長の上限値以下にする必要があります。
注※ 16進数で指定した場合は,2桁で1バイトです。
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