ソートマージ


5.8.10 currencyオペランド

意味

CSVファイルの固定小数点数の数値データの通貨記号として,任意の1文字を指定します。

このオペランドは,CSVファイルを指定した場合だけ有効です。CSVファイル以外を指定した場合は,KBLS2205-Eエラーとなります。

オペランド省略時のデフォルト値を,環境ファイル「EXS_CURRENCY」で指定できます。

形式
currency=currency-symbol
指定値
currency-symbol
  • 通貨記号として,任意の1文字(半角文字)を指定します。入力データのエンコードの種別によって,指定できる文字コードの範囲が異なります。入力データのエンコードについては,「5.8.13 codetypeオペランド」を参照してください。

    入力データのエンコードの種別

    指定できる文字コードの範囲

    備考

    SJIS

    JIS8単位コード文字

    0x20〜0x7Eの英数字

    0xA1〜0xDFの半角カタカナ

    ASCII

    EUC-JP

    EUC-HJ

    UTF-8

    UCS-2LE

    UCS-2BE

    UCS-4LE

    UCS-4BE

    UTF-16LE

    UTF-16BE

    UTF-32LE

    UTF-32BE

    ASCIIコード文字

    0x20〜0x7Eの英数字

  • 環境ファイル「EXS_CURRENCY」とこのオペランドの両方を省略した場合,通貨記号に円記号(\)を仮定します。

  • デリミタ,引用符として指定した文字,改行文字,およびマルチバイト文字(日本語)を通貨記号として指定できません。

  • codetypeオペランドに指定した入力データのエンコードで,入力データ中の通貨記号を解析します。入力データのエンコードについては,「5.8.13 codetypeオペランド」を参照してください。

  • 入力データのエンコードが「UCS-2LE」,「UCS-2BE」,「UTF-16LE」または「UTF-16BE」の場合,「UCS-2」の文字コードのデータ形式となります。「付録H Unicode操作文字コード一覧(SORT EE)」の「表H-3 ASCII対応予約文字一覧」を参照してください。

  • 入力データのエンコードが「UCS-4LE」,「UCS-4BE」,「UTF-32LE」または「UTF-32BE」の場合,「UCS-4」の文字コードのデータ形式となります。「付録H Unicode操作文字コード一覧(SORT EE)」の「表H-3 ASCII対応予約文字一覧」を参照してください。