5.5.17 ファイル逐次OPEN/CLOSE機能(SEQOPNCLSオプション)
exsortコマンドでは,指定されたすべてのファイルを一度にオープンしているため,多くのファイルを指定する,ファイル分割機能またはファイル連結機能では,システムの制限によってI/Oエラーとなることがあります。ファイル逐次OPEN/CLOSE機能は,ファイル分割時の出力ファイル,およびファイル連結時の入力ファイルに対するオープンとクローズを,全ファイル一括で行わずに入出力するファイルごとに行います。ファイル分割機能およびファイル連結機能使用時に,システムのファイルディスクリプタの制限によってエラーとなっていた場合は,ファイル逐次OPEN/CLOSE機能を指定してエラーを回避してください。ただし,SORT EE,SORT,COBOL,およびISAM間での入出力ファイルの共有・排他機能は,ファイルがオープンされている間だけ有効であるため,exsortコマンド実行中であっても,オープンされていない入出力ファイルの内容は保証できません。
ファイル逐次OPEN/CLOSE機能は,ソートとコピー機能使用時だけに有効であり,マージ機能使用時は有効となりません。