ソート機能,マージ機能,選択機能,または集約機能を使用する場合,キーまたは比較項目の属性が外部10進数(CSVファイルの場合は固定小数点数)または内部10進数のとき,入力データの形式が不正であってもエラーにしません。コマンドオプションの指定方法については,「5.5.9 10進キーのチェックオプション(KEYNOCHKオプション)」を参照してください。
10進キーのキーチェック緩和機能 | 不正データの扱い※ |
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指定なし | exsortコマンドが異常終了する。 |
指定あり | 内部10進数 | - 数値部が0~9以外の場合,JIS8単位コード体系に従って比較する。
- 符号部が(C)16(正),(D)16(負),(F)16(絶対値)以外の場合は,内部10進数を正値として扱う。
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外部10進数 | - ゾーン部は,比較対象外。
- 数値部が0~9以外の場合,JIS8単位コード体系に従って比較する。
- 符号部が3,7以外の場合は,外部10進数を正値として扱う。
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固定小数点数 (CSV数値データ) | - データ中に引用符,符号,通貨記号,空白,小数点,コンマが含まれている場合は,これらの文字を除外し,残った文字を外部10進数として扱う。
- ゾーン部に相当する部分は比較対象外。
- 符号部に相当する部分は無視され,常に正値として扱う。
- 数値部に相当する部分が0~9以外の場合,JIS8単位コード体系に従って比較する。
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- 注※
- 不正データと見なされる条件を次の表に示します。
ファイル編成 | 不正データの条件 |
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固定長順編成ファイル 可変長順編成ファイル テキストファイル | キーまたは比較項目のデータ形式が,次のどれかの場合は不正データと見なされます。
- 数値部が0~9以外の値。
- 符号部が不正な場合
内部10進数の場合は,(C)16(正),(D)16(負),(F)16(絶対値)以外の値。 外部10進数の場合は,3(正),7(負)以外の値。
- 外部10進数の場合,ゾーン部が3以外の値。
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CSVファイル | キーまたは比較項目のデータ形式が,次のどちらかの場合は不正データと見なされます。
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