17.1.3 ファイルの配置

ソート機能では,入力ファイル,出力ファイル,および一時ファイルを次の表に示す組み合わせで使用します。

表17-3 使用ファイルの組み合わせ

ソート方式フェーズ使用ファイル
入力ファイルソート用一時ファイルマージ用一時ファイル出力ファイル
インコアソート○(IN)
最終マージ○(OUT)
アウトコア
(中間マージ無し)
ソート○(IN)○(OUT)
最終マージ○(IN)○(OUT)
アウトコア
(中間マージあり)
ソート○(IN)○(OUT)
中間マージ○(IN)○(OUT)
最終マージ○(IN)○(OUT)
(凡例)
○:組み合わせ対象  -:該当しない

同時に使用するファイルを,それぞれ別々のボリュームに配置すると,入出力効率が向上します。

また,他プロセスと競合の少ないボリュームを選択してください。

なお,入力ファイルと出力ファイルを同時に使用することはないため,同一ボリューム上に配置しても問題ありません。また,指定したワークバッファサイズが小さいと,中間マージが動作することがあります。この場合は,ソート用一時ファイルとマージ用一時ファイルを同時に使用するため,ソート用一時ファイルと別のボリュームにマージ用一時ファイルを配置してください。

各ファイルは,最低でも3ボリュームに分けて配置することを推奨します。

なお,入力ファイルとは別のボリュームに出力ファイルを配置する場合は,ソート用/マージ用一時ファイルの配置ボリュームと分けて配置することを推奨します。

SORT EEでは,出力ファイルを複数個指定できます。このため,できるだけ別々のボリュームに分けて配置してください。