- 意味
- テキストファイルおよびCSVファイルの出力レコードの改行文字を指定します。
- このオペランドは,出力ファイルのファイル編成にテキストファイルまたはCSVファイルを指定した場合だけ有効です。固定長順編成ファイル,または可変長順編成ファイルを指定した場合は,KBLS2200-Eエラーとなります。
- オペランド省略時のデフォルト値を,環境ファイル「EXS_OUTRECSEPA」で指定できます。
- 形式
recsepa=record-separator-type
- 指定値
- record-separator-typeに指定する値を次の表に示します。
指定値 | 意味 |
---|
CRLF | CRLFを改行とします。 |
LF | LFを改行とします。 |
- 注意事項
(a) 入力ファイルが固定長順または可変長順編成ファイルの場合
固定長順または可変長順の入力ファイルを,テキストファイルに変更して出力(ファイル編成変更)する場合の注意事項を次に示します。
- 環境ファイル「EXS_OUTRECSEPA」およびこのオペランドを省略した場合,LFを付加します。
出力ファイルのrecsepa指定 (環境ファイルEXS_OUTRECSEPA) | 出力レコードの改行文字 |
---|
指定なし | LF |
LF | LF |
CRLF | CRLF |
(b) 入力ファイルがテキストまたはCSVファイルの場合
- 「recsepa=CRLF」または「recsepa=LF」を指定した場合,入力レコードの改行文字の種類に関係なく,このオペランドに指定した改行文字で出力します。改行文字を変更したい場合に指定してください。
- 最終レコードに改行文字がなく,eofで終わっている入力ファイルを指定した場合,改行文字がない入力レコードには改行文字が付加されて出力されます。
- 環境ファイル「EXS_OUTRECSEPA」およびこのオペランドを省略した場合,入力ファイルに指定した改行文字※1で出力します。入力レコードの改行文字は変更されません。
出力ファイルのrecsepa指定 (環境ファイルEXS_OUTRECSEPA) | 入力ファイルのrecsepa指定 (環境ファイルEXS_RECSEPA) | 出力レコードの改行文字 |
---|
指定なし | 指定なし(LFを仮定) | LF |
LF | LF |
CRLF | CRLF |
LFCRLF | 入力レコードの改行文字※2 |
LF | - | LF |
CRLF | - | CRLF |
- 注※1
- -inpfile,-catinp,または-spllitinpのrecsepaオペランド,または環境ファイル「EXS_RECSEPA」に指定した入力ファイルの改行文字。
- 注※2
- 入力レコードごとの改行文字を変更しないで出力します。CRLFとLFが混在している入力ファイルの場合,出力レコードもCRLFとLFが混在するので注意してください。また,最終レコードに改行がなく,eofで終わっている入力ファイルを指定した場合,改行がない入力レコードには,「LF」が付加されて出力されます。
- 実際の入力レコードの改行文字が「CRLF」の場合,recsepaオペランドに指定する改行文字の種別や出力レコード長によって,「CR」がデータとして残ってしまう場合があります。ただし,入力レコードの改行文字を自動判定する「recsepa=LFCRLF」を指定している場合は「CR」がデータとして残ることはありません。出力レコード長の変更と改行文字の関係を次の図に示します。
![[図データ]](figure/zx041600.gif)
注※1
入力ファイルの改行文字を「recsepa=LF」と指定した場合,「CR」は入力データとして扱います。
注※2
出力レコード長(reclen)の指定がない場合,レコード末尾に「LF」を付加します。「CR」はデータとしてレコードの末尾に残るので注意してください。
注※3
出力レコード長(reclen)の指定がない場合,レコード末尾の「CR」を改行文字として扱い,「LF」を付加します。
注※4
入力ファイルの改行文字を「recsepa=CRLF」と指定した場合,「CR」は改行文字として扱います。
注※5
出力レコード長(reclen)の指定がない場合,レコード末尾に「LF」を付加します。
注※6
出力レコード長(reclen)の指定がない場合,レコード末尾に「CRLF」を付加します。
![[図データ]](figure/zx041700.gif)
注※1
入力ファイルの改行文字を「recsepa=LF」と指定した場合,「CR」は入力データとして扱います。
注※2
実レコード長がminlenよりも小さい場合,「CR」以降をパディングし,改行文字を付加します。「CR」はデータとしてレコードの途中に残るため注意してください。
注※3
入力ファイルの改行文字を「recsepa=CRLF」と指定した場合,「CR」は改行文字として扱います。
注※4
実レコード長がminlenよりも小さい場合,入力データ以降をパディングし,改行文字を付加します。
![[図データ]](figure/zx041800.gif)
注※1
入力ファイルの改行文字を「recsepa=LF」と指定した場合,「CR」は入力データとして扱います。
注※2
minlen≦実レコード長≦reclenである場合,レコード末尾に「LF」を付加します。「CR」はデータとしてレコードの末尾に残るため注意してください。
注※3
入力ファイルの改行文字を「recsepa=CRLF」と指定した場合,「CR」は改行文字として扱います。
注※4
minlen≦実レコード長≦reclenである場合,レコード末尾に改行文字を付加します。
![[図データ]](figure/zx041900.gif)
注※1
入力ファイルの改行文字を「recsepa=LF」と指定した場合,「CR」は入力データとして扱います。
注※2
実レコード長がreclenより大きい場合,出力レコード長以降を切り捨て,レコード末尾に改行文字を付加します。
注※3
入力ファイルの改行文字を「recsepa=CRLF」と指定した場合,「CR」は改行文字として扱います。