11.2.1 パラメタファイルの形式

パラメタファイルは,キーワードとオペランドで,改行文字を区切りとして構成します。パラメタファイルの形式を次の図に示します。また,各パラメタの指定の組み合わせを次の表に示します。

図11-2 パラメタファイルの形式

[図データ]

表11-1 パラメタの指定の組み合わせ(拡張SORTコマンド)

キーワードexec_opt(実行オプション)
select
(選択)
sort
(ソート)
sum
(集約)
[WNSORTEX](パラメタファイルの先頭)
sort_opt=i(既存ファイルの書き換え防止)
v(EBCDIKコードに従った処理)
b(数値はbig endian)
u(選択条件を満足しないレコードを選択)××
d(重複レコードの入力順序保存機能)××
h(10進数の桁数でオーバーフロー判定)××
file_org=入力ファイルのファイル編成
:出力ファイルのファイル編成※1※1
record_leng=(入力ファイルのレコード長)※2※2※2
temp_dir1=(ソート用一時ファイルディレクトリ)××
temp_dir2=(中間ファイルディレクトリ)※3※3※3
temp_dir3=(マージ用一時ファイルディレクトリ)××
select_exp=(選択条件式)××
work_size=(ワークバッファサイズ)××
sort_key=(ソートキー属性+キー位置-キー長)×※4
sum_key=(集約キー属性+キー位置-キー長)××※4
sum_field=(集約項目の属性+項目位置-項目長)××
output_file=(出力ファイル名)
input_file=
(入力ファイル名)
先頭
2番目以降×
(凡例)
◎:必ず指定するパラメタであることを示す。
○:場合によって指定が必要なパラメタであることを示す。
△:任意に指定できるパラメタであることを示す。
×:指定しても無視されるパラメタであることを示す。
注※1
入力ファイルが索引ファイルの場合必ず指定する。
注※2
入力ファイルが固定長順編成ファイルまたはテキストファイルの場合必ず指定する。
注※3
実行上のオプションを2個以上指定した場合に有効。
注※4
sort_key=またはsum_key=のどちらかを必ず指定する。

なお,任意に指定できるパラメタは,指定方法が間違っている場合,その指定は無視されます。

パラメタの指定の組み合わせの例を次に示します。

(例)索引編成のファイルから選択したレコードをソートし,出力する場合
必ず指定する項目
  • 予約語「[WNSORTEX]」
  • 実行オプションの「選択」および「ソート」
  • 入力ファイルのファイル編成
  • 出力ファイルのファイル編成
  • 選択条件式
  • ソートキー属性+キー位置-キー長
指定が任意の項目
  • 機能オプションの「既存ファイルの書き換え防止」
  • 機能オプションの「EBCDIKコードに従った処理」
  • 機能オプションの「数値はbig endian」
  • 機能オプションの「選択条件を満足しないレコードを選択」
  • 機能オプションの「重複レコードの入力順序保存機能」
  • ソート用一時ファイルディレクトリ
  • 中間ファイルディレクトリ
  • マージ用一時ファイルディレクトリ
  • ワークバッファサイズ
  • 入力ファイル名
  • 出力ファイル名
指定しても無視される項目
  • 機能オプションの「10進数の桁数でオーバーフロー判定」
  • 集約キー属性+キー位置-キー長
  • 集約項目の属性+項目位置-項目長