8.1.4 使用例

マージコマンドの使用例を示します。

<この項の構成>
(1) 文字項目でマージする例
(2) 複数の文字項目で順ファイルをマージする例

(1) 文字項目でマージする例

文字項目のキーを使ってマージする例を示します。

(a) 条件

マージの条件は,次のとおりです。

(b) 入力するコマンド

入力するマージコマンドを次の図に示します。

図8-2 入力するマージコマンド(その1)

[図データ]

(c) コマンドの指定内容

マージコマンドの指定内容を次の表に示します。

表8-6 マージコマンドの指定内容(その1)

入力項目指定内容
wnmergeマージ処理のコマンド名「wnmerge」を指定する。
/gv入力ファイルのファイル編成を「可変長順編成ファイル」で指定する。
/oOUTFILEマージ結果の出力ファイル名「OUTFILE」を指定する。
/cキーの整列順序を「昇順」,属性を文字項目の「文字」で指定する。
+0-5キーの開始バイト位置を「0」バイト目,バイト長を「5」バイトで指定する。
INFILE1
INFILE2
マージする入力ファイルのファイル名「INFILE1」および「INFILE2」を指定する。
出力ファイルのファイル編成は,入力ファイルと同じなので,指定を省略する。

(2) 複数の文字項目で順ファイルをマージする例

複数の文字項目のキーを使ってマージする例を示します。

(a) 条件

マージの条件は,次のとおりです。

(b) 入力するコマンド

入力するマージコマンドを次の図に示します。

図8-3 入力するマージコマンド(その2)

[図データ]

(c) コマンドの指定内容

マージコマンドの指定内容を次の表に示します。

表8-7 マージコマンドの指定内容(その2)

入力項目指定内容
wnmergeマージ処理のコマンド名「wnmerge」を指定する。
/gs入力ファイルのファイル編成を「固定長順編成ファイル」で指定する。
/l128レコード長128バイトを指定する。
/oOUTFILEマージ結果の出力ファイル名「OUTFILE」を指定する。
/c第1キーの整列順序を「昇順」,属性を文字項目の「文字(英数字および漢字)」で指定する。
+0-5第1キーの開始バイト位置を「0」バイト目,バイト長を「5」バイトで指定する。
/cr第2キーの整列順序を「降順」,属性を文字項目の「文字」で指定する。
+10-6第2キーの開始バイト位置を「10」バイト目,バイト長を「6」バイトで指定する。
INFILE1
INFILE2
INFILE3
マージする入力ファイルのファイル名「INFILE1」,「INFILE2」,および「INFILE3」を指定する。
出力ファイルのファイル編成は,入力ファイルと同じなので,指定を省略する。