5.10.4
minlenオペランド
意味
可変長順,テキスト,またはCSVファイルの最小レコード長を指定します。
形式
minlen
=
minimum-record-length
レコード編集(-reorgパラメタ,reorgオペランド)の指定があり,かつ出力ファイルのファイル編成が可変長順の場合,このオペランドの指定は必須です(入力レコードと出力レコードのレコード長が変わらなくても必要です)。同様に,reclenオペランドの指定も必須となります。必須指定の詳細については,「
5.10.3 reclenオペランド
」の「形式」を参照してください。
入力ファイルと出力ファイルのファイル編成が異なり,かつ出力ファイルのファイル編成が可変長順の場合,このオペランドの指定は必須です(入力レコードと出力レコード長が変わらなくても必要です)。同様に,reclenオペランドの指定も必須となります。必須指定の詳細については,「
5.10.3 reclenオペランド
」の「形式」を参照してください。
出力ファイルのファイル編成が,固定長順編成ファイルの場合は,指定できません。指定した場合,KBLS1664-Eエラーとなります。
指定値
minimum-record-length
出力レコード長を,5桁以内の数字で指定します。
出力ファイル編成
指定できる範囲
固定長順編成ファイル
1~65,535
可変長順編成ファイル
1~65,535
テキストファイル
※
1~65,535
CSVファイル
※
0~65,535
注※
入力データのエンコードが「UCS-2LE」,「UCS-2BE」,「UTF-16LE」または「UTF-16BE」の場合,レコード長は2の倍数でなければなりません。
入力データのエンコードが「UCS-4LE」,「UCS-4BE」,「UTF-32LE」または「UTF-32BE」の場合,レコード長は4の倍数でなければなりません。
可変長順編成ファイルの場合,minlenオペランドの指定値を最小レコード長に設定します。
注意事項
(a)
レコード編集機能を指定している場合の注意事項
複数のレコード編集機能を指定した場合は,最後に指定したレコード編集後のレコード長を検証します。
レコード編集後の最小レコード長が,このオペランドで指定した出力レコード長より小さい場合はエラーとなります。レコード編集とminlenオペランドの関係については,「
5.8.14 reorgオペランド
」の「
表5-11 レコード編集とreclenオペランドおよびminlenオペランドとの関係
」および「
表15-12 出力ファイルのファイル編成とreclenオペランドおよびminlenオペランドとの関係
」を参照してください。
(b)
レコード編集機能を指定していない場合の注意事項
このオペランドに指定したレコード長で,出力レコード長をそろえます。
固定長順編成ファイルの場合は,このオペランドに指定した出力レコード長にそろえて出力します。出力レコード長のそろえ方については,「
5.10.3 reclenオペランド
」の「
表5-17 固定長順編成ファイルの出力レコードのそろえ方
」を参照してください。
可変長順編成ファイル,テキストファイル,またはCSVファイルの場合は,このオペランドに指定した出力レコード長にそろえて出力します。出力レコード長のそろえ方については,「
5.10.3 reclenオペランド
」の「
表5-17 固定長順編成ファイルの出力レコードのそろえ方
」を参照してください。
出力ファイルの最小レコード長は,改行文字を除いた長さとなります。出力レコードの改行文字の種類は,-outfile,-catout,または-splitoutのrecsepaオペランドの指定で決まります。詳細は,「
5.10.5 recsepaオペランド
」を参照してください。