ソート機能では,入力ファイル,出力ファイル,および一時ファイルを次の表に示す組み合わせで使用します。
表17-3 使用ファイルの組み合わせ
ソート方式 | フェーズ | 使用ファイル | |||
---|---|---|---|---|---|
入力ファイル | ソート用一時ファイル | マージ用一時ファイル | 出力ファイル | ||
インコア | ソート | ○(IN) | - | - | - |
最終マージ | - | - | - | ○(OUT) | |
アウトコア (中間マージ無し) | ソート | ○(IN) | ○(OUT) | - | - |
最終マージ | - | ○(IN) | - | ○(OUT) | |
アウトコア (中間マージあり) | ソート | ○(IN) | ○(OUT) | - | - |
中間マージ | - | ○(IN) | ○(OUT) | - | |
最終マージ | - | - | ○(IN) | ○(OUT) |
同時に使用するファイルを,それぞれ別々のボリュームに配置すると,入出力効率が向上します。
また,他プロセスと競合の少ないボリュームを選択してください。
なお,入力ファイルと出力ファイルを同時に使用することはないため,同一ボリューム上に配置しても問題ありません。また,指定したワークバッファサイズが小さいと,中間マージが動作することがあります。この場合は,ソート用一時ファイルとマージ用一時ファイルを同時に使用するため,ソート用一時ファイルと別のボリュームにマージ用一時ファイルを配置してください。
各ファイルは,最低でも3ボリュームに分けて配置することを推奨します。
なお,入力ファイルとは別のボリュームに出力ファイルを配置する場合は,ソート用/マージ用一時ファイルの配置ボリュームと分けて配置することを推奨します。
SORT EEでは,出力ファイルを複数個指定できます。このため,できるだけ別々のボリュームに分けて配置してください。