2.1 重複レコードの入力順序保存機能

ソートキーの内容の同じレコードが複数ある場合,ソート結果は,ソート時にそのレコードが入力された順に並びます。これを,「重複レコードの入力順序保存機能」といいます。なお,入力ファイルが索引ファイルの場合,この機能は使えません。

製品オプション名備考
SORT EE重複レコードの入力順序保存機能(DUP|NODUPオプション)5.5.1
SORT/dオプション(Windows)7.1.2(1)
11.2.2(3)
-dオプション(UNIX)7.2.2(1)

重複レコードの入力順序保存機能を指定した場合の例を次に示します。

重複レコードの入力順序保存機能を指定した場合の例
どちらも年齢が「30」である「田中」および「渡辺」というレコードを「田中」,「渡辺」の順で入力したとします。
これらのデータを年齢順でソートした場合,重複レコードの入力順序保存機能を指定しているときは,「田中」,「渡辺」の順でソートされます。
重複レコードの入力順序保存機能を指定していないときは,「渡辺」,「田中」の順でソートされることがあります。

図2-1 重複レコードの入力順序保存機能を指定した場合の例

[図データ]