ソートマージ

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12.4.1 文字項目をキーとしてソートし集約する例

文字項目をキーとしてソートし集約する例を示します。ここでは,商品コードをキーとして売上数を集約する例を示します。

<この項の構成>
(1) 条件
(2) 入力するコマンド
(3) コマンドの指定内容
(4) rsortsumコマンドを使用しない場合

(1) 条件

ソートし集約する条件は次のとおりです。

(2) 入力するコマンド

入力するrsortsumコマンドを次の図に示します。

図12-2 入力するrsortsumコマンド

[図データ]

(3) コマンドの指定内容

rsortsumコマンドの指定内容を次の表に示します。

表12-1 rsortsumコマンドの指定内容

項番 入力項目 指定内容
1 rsortsum ソートし集約する処理のコマンド「rsortsum」を指定する。
2 -S 入力ファイルおよび出力ファイルを「固定長順ファイル」で指定する。
3 -L128 入力ファイルおよび出力ファイルのレコード長を「128」バイトで指定する。
4 -c ソートキーの属性を文字項目の「文字」で指定する。
5 +5-4 ソートキーの開始バイト位置を「5」バイト目,バイト長を「4」バイトで指定する。
6 -ap 集約項目(売上数)の属性を数字項目の「内部10進」で指定する。
7 +17-4 集約項目(売上数)の開始バイト位置を「17」バイト目,バイト長を「4」バイトで指定する。
8 -w/sort/tmp rsortsumコマンドで使用する中間ファイルのディレクトリを「/sort/tmp」に指定する。
9 -oOUTFILE ソートし集約する結果の出力先ファイル名「OUTFILE」を指定する。
10 INFILE ソートし集約するファイルのファイル名「INFILE」を指定する。

注1
ソートキーの比較はJIS8単位コード体系に従うので,指定を省略します。

注2
出力ファイルのファイル編成は,入力ファイルと同じなので,指定を省略します。

(4) rsortsumコマンドを使用しない場合

rsortsumコマンドを使用しないで実行する場合のコマンドの例を次の図に示します。

図12-3 rsortsumコマンドを使用しない場合の例

[図データ]