ソートマージ
集約コマンドの使用例を示します。
文字項目をキーとして集約する例を示します。ここでは,商品コードをキーとして売上数を集約する例を示します。
集約の条件は,次のとおりです。
また,ソートの条件は,次のとおりです。
入力する集約コマンドを次の図に示します。
図10-6 入力する集約コマンド(その1)
集約コマンドの指定内容を次の表に示します。
表10-15 集約コマンドの指定内容(その1)
項番 | 入力項目 | 指定内容 |
---|---|---|
1 | rsort | ソート処理のコマンド「rsort」を指定する。 |
2 | -S | 入力ファイルを「固定長順ファイル」で指定する。 |
3 | -L128 | 入力ファイルおよび出力ファイルのレコード長を「128」バイトで指定する。 |
4 | -c | キーの整列順序を「昇順」,属性を文字項目の「文字」で指定する。 |
5 | +5-4 | キーの開始バイト位置を「5」バイト目,バイト長を「4」バイトで指定する。 |
6 | -INFILE | ソートするファイルのファイル名「INFILE」を指定する。 |
7 | rsum | 集約処理のコマンド「rsum」を指定する。 |
8 | -S | 入力ファイルを「固定長順ファイル」で指定する。 |
9 | -L128 | 入力ファイルおよび出力ファイルのレコード長を「128」バイトで指定する。 |
10 | -oOUTFILE | 集約結果の出力先ファイル名「OUTFILE」を指定する。 |
11 | -c | 集約キーの属性を文字項目の「文字」で指定する。 |
12 | +5-4 | 集約キーの開始バイト位置を「5」バイト目,バイト長を「4」バイトで指定する。 |
13 | -ap | 集約項目の属性を数字項目の「内部10進数」で指定する。 |
14 | +17-4 | 集約項目の開始バイト位置を「17」バイト目,バイト長を「4」バイトで指定する。 |
文字項目をキーとして,集約項目を2個指定して集約する例を示します。ここでは,ソート済みの商品名を集約キーとして,売上数および売上金額を集計する例を示します。
集約の条件は,次のとおりです。
入力する集約コマンドを次の図に示します。
図10-7 入力する集約コマンド(その2)
集約コマンドの指定内容を次の表に示します。
表10-16 集約コマンドの指定内容(その2)
入力項目 | 指定内容 |
---|---|
rsum | 集約処理のコマンド名「rsum」を指定する。 |
-S | 入力ファイルを「固定長順ファイル」で指定する。 |
-L128 | 入力ファイルおよび出力ファイルの最大レコード長を「128」バイトで指定する。 |
-c | 集約キーの属性を文字項目の「文字」で指定する。 |
+9-24 | 集約キーの開始バイト位置を「9」バイト目,バイト長を「24」バイトで指定する。 |
INFILE | 集約するファイルのファイル名「INFILE」を指定する。 |
-oOUTFILE | 集約結果の出力ファイル名「OUTFILE」を指定する。 |
-ap | 集約項目(売上数)の属性を数字項目の「内部10進」で指定する。 |
+37-4 | 集約項目(売上数)の開始バイト位置を「37」バイト目,バイト長を「4」バイトで指定する。 |
z | 集約項目(売上金額)の属性を数字項目の「外部10進」で指定する。 |
+41-8 | 集約項目(売上金額)の開始バイト位置を「41」バイト目,バイト長を「8」バイトで指定する。 |
All Rights Reserved. Copyright (C) 2008, 2016, Hitachi, Ltd.