ソートマージ
オペランドには,必ず指定するオペランドと任意に指定できるオペランドの2種類があります。
集約処理で使用する機能上のオプションを指定します。集約オプションのパラメタを次の表に示します。
パラメタ | 意味 |
---|---|
-e | 入力ファイルを排他モードでオープンする(ファイル排他)。 |
-i | 出力ファイルと同じ名前のファイルがすでにある場合,そのファイルの内容が書き換えられるのを防ぐ(既存ファイルの書き換え防止)。 |
-v | EBCDIKコードの体系に従ってキーを比較する。 |
-b | 集約項目に2進項目を指定した場合,集約結果のオーバーフローの判定をバイト長から桁数に変更する(2進項目の10進表示桁判定)。 |
-q | 出力データがキャッシュファイルに残っている場合,すべてのデータをファイル出力したあと,コマンドを終了する(キャッシュファイルの同期出力)。 |
-if | 集約項目に内部10進数を指定した場合,演算符号が(F)16(絶対値)である項目の集約結果を同じ演算符号(絶対値)にする。 このパラメタを指定しない場合,集約した結果の演算符号は(C)16(正)になる。 |
-B※1 | 集約キーおよび集約項目が数値項目の場合,big endian※2の数値として扱う。 |
複数のオプションを指定する場合は,次に示すどれかの方法で指定します。
この指定は省略できます。省略した場合は,次のようになります。
なお,集約オプションを指定する場合は,次の点に注意してください。
入力ファイルのファイル編成を指定します。
この指定は,省略できません。必ず指定してください。入力ファイルのファイル編成のパラメタを次の表に示します。
表10-10 入力ファイルのファイル編成のパラメタ(集約機能)
パラメタ | 意味 |
---|---|
-S | 固定長順ファイルを指定する。 |
-V | 可変長順ファイルを指定する。 |
-R | 固定長相対ファイルを指定する。 |
-W | 可変長相対ファイルを指定する。 |
-A | テキストファイルを指定する。 |
出力ファイルのファイル編成を指定します。出力ファイルのレコードの形式(固定長,可変長またはテキスト)は,入力ファイルと同じにしなければなりません。
この指定は,省略できます。指定を省略した場合は,入力ファイルと同じファイル編成が設定されます。
出力ファイルのファイル編成のパラメタを次の表に示します。
表10-11 出力ファイルのファイル編成のパラメタ(集約機能)
パラメタ | 意味 |
---|---|
:S | 固定長順ファイルを指定する。 |
:V | 可変長順ファイルを指定する。 |
:R | 固定長相対ファイルを指定する。 |
:W | 可変長相対ファイルを指定する。 |
:A | テキストファイルを指定する。 |
入力ファイル編成ごとのレコード長の指定方法を次の表に示します。
表10-12 入力ファイル編成ごとのレコード長の指定方法(集約機能)
入力ファイル編成 | レコード長の指定方法 |
---|---|
固定長順ファイル | ファイルのレコード長を「1〜65,535」バイトの範囲で指定します。 |
可変長順ファイル | 指定は不要です。指定しても無視されます。 ただし,入力できるレコード長の範囲は,1〜65,535バイトです。 |
固定長相対ファイル | |
可変長相対ファイル | |
テキストファイル | ファイルの最大レコード長を「1〜65,535」バイトの範囲で指定します。レコード長には,改行文字「X'0A'」は含みません。 この指定は省略できます。指定を省略した場合は,「65535」バイトが設定されます。 なお,レコード長を指定した方が,ソート時間が短くなります。 |
集約結果の出力先ファイルをファイル名で指定します。
この指定は,省略できます。指定を省略した場合は,集約結果を標準出力ファイルに出力します。
集約キーの属性を指定します。キー属性のパラメタを次の表に示します。
パラメタ | 意味 |
---|---|
-c | キーが文字であることを指定する。 |
-j | キーが文字(JIS8単位コード※)であることを指定する。 |
-n | キーが符号付き固定小数点2進数であることを指定する。 |
-m | キーが符号なし2進数であることを指定する。 |
-p | キーが内部10進数であることを指定する。 |
-z | キーが外部10進数であることを指定する。 |
-x | キーが左符号付き外部10進数であることを指定する。 |
-s | キーが右分離符号付き外部10進数であることを指定する。 |
-t | キーが左分離符号付き外部10進数であることを指定する。 |
-f | キーが内部浮動小数点であることを指定する。 |
-g | キーが日付(英数字)であることを指定する。 |
キーの開始バイト位置を5桁以内の数字で指定します。開始バイト位置はレコードの先頭からのバイト位置(先頭を0とする)とします。開始バイト位置に指定できる値の範囲は,「0〜65,534」です。
また,キーのバイト長を4桁以内の数字「1〜4,096」で指定します。
この指定は,省略できません。必ず指定してください。
レコードを集約するための集約項目情報を指定します。指定できる集約項目の個数は,0〜64個です。集約項目情報の形式を次の図に示します。
図10-5 集約項目情報の形式
無条件レコード抽出機能を使用する場合,集約項目の個数を0個(-aだけを指定)にします。無条件レコード抽出機能については,「2.4 無条件レコード抽出機能」を参照してください。
集約項目の属性を指定します。集約項目の属性のパラメタを次の表に示します。
集約項目を複数個指定する場合は,集約項目同士が重なってはなりません。
また,集約項目は,集約キーと重なってはなりません。
パラメタ | 意味 |
---|---|
n | 集約項目が符号付き固定小数点2進数であることを指定する。 |
m | 集約項目が符号なし2進数であることを指定する。 |
p | 集約項目が内部10進数であることを指定する。 |
z | 集約項目が外部10進数であることを指定する。 |
x | 集約項目が左符号付き外部10進数であることを指定する。 |
s | 集約項目が右分離符号付き外部10進数であることを指定する。 |
t | 集約項目が左分離符号付き外部10進数であることを指定する。 |
集約項目の開始バイト位置を5桁以内の数字で指定します。開始バイト位置はレコードの先頭からのバイト位置(先頭を0とする)とします。開始バイト位置に指定できる値の範囲は,「0〜65,534」です。
また,集約項目のバイト長を2桁以内の数字「1〜19」で指定します。
この指定は,省略できません。必ず指定してください。
集約機能の入力ファイルを指定します。出力ファイルの指定と同じファイルの指定はできません。
この指定は,省略できます。省略した場合は,入力ファイルに標準入力ファイルが設定されます。
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