出力ファイルのエンディアンを変更します。

OUTBIG

可変長順編成ファイルのレコードヘッダ^※に格納されているレコード長のバイトオーダーを，big endian（上位バイトを下位番地とする）に変更して出力します。

OUTLTL

可変長順編成ファイルのレコードヘッダ^※に格納されているレコード長のバイトオーダーを，little endian（上位バイトを上位番地とする）に変更して出力します。

注※

可変長順編成ファイルは，各レコードの先頭にレコード長を2進数で格納したレコードヘッダを持ちます。

注意事項

• OUTBIGとOUTLTLを同時に指定できません。
• 出力ファイルのファイル編成が可変長順編成ファイルの場合だけ有効です。固定長順編成ファイル，テキストファイル，およびCSVファイルの場合，指定は無効になります。
• オプションを指定しない場合，または入力のエンディアンと同じエンディアンを指定した場合，レコード長のバイトオーダーは変更されません。
• オプション指定時，変換するのはレコード長だけです。2進数（n，m，a）および内部浮動小数点（f）属性のキー，比較項目，または集約項目は変更されません。
• SORT EE 08-20以降で有効なオプションです。08-20より前のバージョンでは指定できません。
• エンディアン関連のオプションの組み合わせを次の表に示します。
  

  プラットフォーム	エンディアン	-cmdoptの指定		可変長順ファイルの入力レコード長の扱い	入力レコードデータの扱い	可変長順ファイルの出力レコード長の変更
  AIX または HP-UX	big endian	−	−	big endian	big endian	変更しない
  			OUTBIG	big endian	big endian	変更しない
  			OUTLTL	big endian	big endian	変更する（little）
  		BIG	−	big endian	big endian	変更しない
  			OUTBIG	big endian	big endian	変更しない
  			OUTLTL	big endian	big endian	変更する（little）
  		INPBIG	−	big endian	big endian	変更しない
  			OUTBIG	big endian	big endian	変更しない
  			OUTLTL	big endian	big endian	変更する（little）
  		INPLTL	−	little endian	little endian	変更しない
  			OUTBIG	little endian	little endian	変更する（big）
  			OUTLTL	little endian	little endian	変更しない
  Linux または Windows	little endian	−	−	little endian	little endian	変更しない
  			OUTBIG	little endian	little endian	変更する（big）
  			OUTLTL	little endian	little endian	変更しない
  		BIG	−	little endian※	big endian	変更しない
  			OUTBIG	little endian※	big endian	変更する（big）
  			OUTLTL	little endian※	big endian	変更しない
  		INPBIG	−	big endian	big endian	変更しない
  			OUTBIG	big endian	big endian	変更しない
  			OUTLTL	big endian	big endian	変更する（little）
  		INPLTL	−	little endian	little endian	変更しない
  			OUTBIG	little endian	little endian	変更する（big）
  			OUTLTL	little endian	little endian	変更しない

（凡例）−：指定なし

注※　BIGオプションは，可変長順編成ファイルのレコード長のバイトオーダーには適用されません。レコード長はlittle endianで扱います。