コマンド実行時のロケール（UNIXの場合）

選択条件式の文字条件値，およびレコード編集の文字列挿入データに日本語などのマルチバイト文字を「C'文字列'」形式で指定する場合，コマンド実行時のロケールを次のとおり指定します。

【SORT EE 08-11以前】

コマンド実行時のロケール（環境変数LANG）は，Shift_JISを設定してください。

ただし，入力データがShift_JIS以外の文字コードである場合は，16進数の文字コード（「X'16進数'」形式）で，条件値および挿入データを指定してください。

OS	LANG環境変数の値（Shift_JIS）
HP-UX	ja_JP.SJIS
AIX	Ja_JP Ja_JP.IBM-943

【SORT EE 08-20】

入力データの文字コードと同じロケールを指定してください。

入力データの文字コードと同じロケールを指定できない場合は，条件値および挿入データのマルチバイト文字を，16進数の文字コード（「X'16進数'」形式）で指定してください。

なお，SORT EE 08-20以前のバージョンでは，「UCS-2LE」，「UCS-2BE」，「UCS-4LE」，「UCS-4BE」，「UTF-16LE」，「UTF-16BE」，「UTF-32LE」および「UTF-32BE」の入力データには対応していません。

【SORT EE 08-30】

入力データの文字コードと同じロケールを指定してください。

次のどちらかの場合は，条件値および挿入データのマルチバイト文字を，16進数の文字コード（「X'16進数'」形式）で指定してください。

入力データの文字コードと同じロケールを指定できない
入力データの文字コードが，「UCS-2LE」，「UCS-2BE」，「UCS-4LE」，「UCS-4BE」，「UTF-16LE」，「UTF-16BE」，「UTF-32LE」または「UTF-32BE」である

・入力ファイル編成が固定長順編成ファイル，または可変長順編成ファイルの場合

入力データの文字コードと同じロケールを指定してください。

次のどちらかの場合は，条件値および挿入データのマルチバイト文字を，16進数の文字コード（「X'16進数'」形式）で指定してください。

入力データの文字コードと同じロケールを指定できない
入力データの文字コードが「UCS-2LE」，「UCS-2BE」，「UCS-4LE」，「UCS-4BE」，「UTF-16LE」，「UTF-16BE」，「UTF-32LE」または「UTF-32BE」である

・入力ファイル編成がテキストファイル，またはCSVファイルの場合: 入力データの文字コードと異なるロケールであっても，入力データのエンコードの種別をexsortコマンドに指定すれば，「C'文字列'」形式のマルチバイト文字の条件値および挿入データを指定できます。指定できるロケールは，前述の【SORT EE 08-20】の表「LANG環境変数の値」に記載されたロケールです。

・入力ファイル編成が固定長順編成ファイル，または可変長順編成ファイルの場合

入力データの文字コードと同じロケールを指定してください。次のどちらかの場合は，条件値および挿入データのマルチバイト文字を，16進数の文字コード（「X'16進数'」形式）で指定してください。

入力データの文字コードと同じロケールを指定できない
入力データの文字コードが「UCS-2LE」，「UCS-2BE」，「UCS-4LE」，「UCS-4BE」，「UTF-16LE」，「UTF-16BE」，「UTF-32LE」または「UTF-32BE」である

・入力ファイル編成がテキストファイル，またはCSVファイルの場合: 入力データの文字コードが「EUC-HJ」以外の場合は，異なるロケールであっても，入力データのエンコードの種別をexsortコマンドに指定すれば，「C'文字列'」形式のマルチバイト文字の条件値および挿入データを指定できます。; 入力データの文字コードが「EUC-HJ」の場合は，条件値および挿入データのマルチバイト文字を，16進数の文字コード（「X'16進数'」形式）で指定してください。; 指定できるロケールは，前述の【SORT EE 08-20】の表「LANG環境変数の値」に記載されたロケールです。

SORT EEで指定できる入力データのエンコードの種別については，「付録I.1　文字コード体系とエンコード」を参照してください。また，エンコードの指定方法については，「5.8.13　codetypeオペランド」を参照してください。