次に示す条件の場合，指定されたキーまたは比較項目範囲外の入力データの形式が不正でもエラーにはなりません。

• ソート機能，マージ機能，選択機能，または集約機能を使用する場合，キーまたは比較項目の属性がCSV数値データ（固定小数点数）である。

コマンドオプションの指定方法については，「5.5.24　CSV数値データ（固定小数点数）の形式チェックオプション（CSVFRMCHKオプション）」を参照してください。

CSVのデータ形式は，「付録C.2　CSVデータ形式」および「付録B.1　数値（固定小数点数）データの端数処理」を参照してください。

図2-7　CSV数値データ（固定小数点数）の形式チェックオプションの例

CSVの数値データ（固定小数点数，属性z）は，次の文字を含むことができます。

• 0〜9の数字
• データを囲んでいる引用符
• 符号
• 通貨記号
• 桁修飾文字（コンマ，小数点，空白）

これらの文字以外がセル内に含まれた場合は不正データとして扱います。

CSVFRMCHKオプションの指定がない場合，指定された有効桁に関係なく，セル内の文字すべてについて「CSV数値データ（固定小数点数）の形式」であるかをチェックします。

CSVFRMCHKオプションが指定された場合，指定された有効桁範囲だけ「CSV数値データ（固定小数点数）の形式」であるかをチェックします。指定された有効桁範囲以外のデータに不正があってもエラーにはなりません。