開発環境でサンプル帳票を作成します。サンプル帳票は,紙帳票の形式でWebブラウザに表示できるEUR Form連携帳票を使用します。かんたん帳票のサンプルの作成手順については,マニュアル「電子フォームワークフローセット 作ってみよう かんたん帳票」を参照してください。
なお,次に示す(2)の作業が完了しているサンプル帳票が提供されています。このサンプル帳票を使用する場合は,(1)の作業だけ実施してください。ただし,アプリケーションサーバ以外からアクセスするときは,「(2)(a) 送信ユニット情報の変更」を参照して,送信ユニット情報の送信先URLを変換してください。変換対象ファイルは,次に示すフォルダ内の拡張子がefdのファイルです。
<BLC2のインストールディレクトリ>¥tools¥sample¥sampleform¥webhome¥efd
- <この項の構成>
- (1) サンプル帳票のコピー
- (2) サンプル帳票ファイルの生成
帳票ジェネレータ(BLSG)機能を使用して,サンプル帳票ファイルを生成します。サンプル帳票ファイルを生成する前に,送信ユニット情報を変更する必要があります。
(a) 送信ユニット情報の変更
サンプル帳票では,送信ユニット情報の送信先URLが,デフォルトのlocalhostに設定されています。バッチファイル(replaceurl.bat)を使用して,この送信先URLの設定をアプリケーションサーバのURLに変更する必要があります。
バッチファイルの格納パス,変換対象ファイル,および置換文字列を示します。
- バッチファイルの格納パス
C:¥Program Files¥HITACHI¥EUR Form Service¥Sample¥replaceurl.bat
- 変更対象ファイル
- Windows XPの場合
- <BLSGのインストールディレクトリ>¥data¥eurform¥SellingAgreementEUR.efd
- Windows Vistaの場合
- C:¥ProgramData¥HITACHI¥HBPM¥blsg¥data¥eurform¥SellingAgreementEUR.efd※
- 注※ ProgramDataフォルダは,デフォルトでは非表示となっています。
- 置換文字列
置換対象URL文字列:http://localhost/blc/
設定値(置換後のURL):http://<アプリケーションサーバのホスト名>※/blc/
- 注※
- Web帳票アプリケーションにログインするときのホスト名と同じ名前にしてください。IPアドレスでログインしたときはIPアドレスを設定してください。また,ポート番号を指定する場合は,ポート番号を含んで設定してください。
- バッチファイルの実行について
- バッチファイルを実行する前に,バッチファイルの中身を修正する必要があります。設定内容については,マニュアル「電子フォームシステム EUR Form uCosminexus EUR Form サーバプログラム開発」にあるEFormReplaceURLクラスのURL,および変換ツール起動サンプルの説明を参照してください。
- バッチファイル(replaceurl.bat)は,フォルダ単位で変換されます。適宜,変更後のフォルダを作成してください。正しく変更されたあとに,変更後のフォルダから変更前のフォルダへファイルをコピーしてください。
なお,送信ユニット情報の変更には,EUR Form帳票定義(.efs)ファイルを編集し,「送信ユニットのプロパティ」の「送信先URL」の値を変更する方法もあります。この場合は,BLSGで送信ユニット情報の一覧ファイル,またはEUR Form帳票の定義ファイルを読み込み直してから,「(b) 帳票ファイル生成時のエンコードの設定」および「(c) 帳票ジェネレータ(BLSG)を利用したサンプル帳票ファイルの生成」を実施します。
(b) 帳票ファイル生成時のエンコードの設定
帳票ジェネレータ(BLSG)で生成するファイルのエンコードを事前に設定します。
操作手順
- [スタート]-[プログラム]-[Hitachi Business Logic - Container]-[BLSG]を選択します。
帳票ジェネレータ(BLSG)機能が起動し,メイン画面が表示されます。
- メニューから[ツール]-[オプション]を選択します。
[開発環境設定]ダイアログが表示されます。
- [生成オプション]タブを選択し,[追加]ボタンをクリックします。
[生成オプションの編集]ダイアログが表示されます。
- 次の値を設定します。
変数名 | 設定値 |
---|
EXECN2ASC | yes |
N2ASCOPT | -encoding Shift_JIS |
- [OK]ボタンをクリックします。
[生成オプションの編集]ダイアログの「生成オプション一覧」に設定した内容が追加されます。
- [保存]ボタンをクリックします。
設定した内容が保存されます。
(c) 帳票ジェネレータ(BLSG)を利用したサンプル帳票ファイルの生成
帳票ジェネレータ(BLSG)を起動して,サンプル帳票ファイルを生成します。
操作手順
- [スタート]-[プログラム]-[Hitachi Business Logic - Container]-[BLSG]を選択します。
帳票ジェネレータ(BLSG)機能が起動し,メイン画面が表示されます。
- メニューから[ファイル]-[開く]を選択し,サンプル帳票ファイル(SampleConsultationEUR 販売契約稟議EUR)を選択します。
- メニューから[生成]-[帳票ファイル生成]を選択します。
出力先フォルダパスに設定したフォルダに,フォルダとファイルが生成されます。ここでは,次のフォルダ下に生成されます。
- Windows XPの場合
- <BLSGのインストールディレクトリ>¥output
- Windows Vistaの場合
- C:¥ProgramData¥HITACHI¥HBPM¥blsg¥output※
- 注※ ProgramDataフォルダは,デフォルトでは非表示となっています。