3.2.1 HiRDBのインストール

HiRDB(HiRDB/Single Server)およびHiRDB SQL Executerをインストールします。組み込みデータベースを使用する場合,HiRDB/Single Serverのインストールの説明は読み飛ばしてください。

なお,このマニュアルではインストールディレクトリはデフォルトを使用しています。また,システムドライブをCドライブとして説明しています。

<この項の構成>
(1) インストール前の準備
(2) HiRDB/Single Serverのインストール
(3) HiRDB SQL Executerのインストール
(4) システム環境変数Pathの確認

(1) インストール前の準備

タイムゾーンを示すシステム環境変数TZにJST-9を追加します。

操作手順

  1. [マイコンピュータ]を右クリックし,[プロパティ]を選択します。
    [システムのプロパティ]ダイアログが表示されます。
  2. [詳細設定]タブの[環境変数]ボタンをクリックします。
    [環境変数]ダイアログが表示されます。
  3. 「システム環境変数」で,[新規]ボタンをクリックし,次のシステム変数を追加します。
    変数名:TZ
    変数値:JST-9
  4. [OK]ボタンをクリックします。
    システム環境変数TZが追加されます。

(2) HiRDB/Single Serverのインストール

すべてのWindowsアプリケーションを終了し,HiRDB/Single Serverをインストールします。

HiRDB/Single Serverは,インストーラの指示に従ってインストールしてください。「TZが設定されています」というメッセージが表示されたら,[OK]ボタンをクリックしてください。「TZが設定されていません」というメッセージが表示されたら,システム環境変数TZにJST-9を設定してください。

インストール完了後,マシンを再起動してください。

(3) HiRDB SQL Executerのインストール

HiRDB SQL Executerをインストールします。HiRDB SQL Executerは,HiRDBの設定,操作をするSQL文の実行に使用します。

組み込みデータベースを使用する場合には,uCosminexus Developer Professionalをインストールしたあとに,<Cosminexusのインストールディレクトリ>¥DB¥utility¥Executerからインストールしてください。

HiRDB SQL Executerは,インストーラの指示に従ってインストールしてください。ファイル上書きの確認メッセージが何回か表示されます。現在使用しているファイルのバージョンの方が新しい場合は,[いいえ]ボタンをクリックしてください。

注意事項
インストール時にWindowsのファイアウォールへの登録を選択する画面が表示された場合は,「例外リストに登録する」を選択してください。

(4) システム環境変数Pathの確認

次の手順で,システム環境変数Pathが正しく設定されているか確認します。

操作手順

  1. [マイコンピュータ]を右クリックし,[プロパティ]を選択します。
    [システムのプロパティ]ダイアログが表示されます。
  2. [詳細設定]タブの[環境変数]ボタンをクリックします。
    [環境変数]ダイアログが表示されます。
  3. 「システム環境変数」で[編集]ボタンをクリックします。
    システム環境変数Pathに次の変数値が追加されているかどうかを確認してください。
    変数名:Path
    変数値:C:¥win32app¥hitachi¥hirdb_s¥CLIENT¥UTL
    追加されていない場合は,手動で追加してください。