5.2 開発環境のインストール

最初に,開発環境の中のプログラム動作確認環境の構築に必要なソフトウェアをインストールします。次に示すソフトウェアを,上から順番にインストーラの指示に従ってインストールしてください。

注※1
uCosminexus Developer Professionalでは,開発環境で使用できる組み込みデータベースを標準で提供しています。組み込みデータベースを使用する場合は,インストール作業は不要です。組み込みデータベースの設定については,「3.4 HiRDBの設定」を参照してください。また,組み込みデータベースの設定および操作にHiRDB SQL Executerを使用する場合は,「3.2.1(3) HiRDB SQL Executerのインストール」を参照して,インストールしてください。
データベースを別マシンにインストールする場合は,JDBCドライバを用意してください。ただし,SQL Serverをインストールする場合は,インストール先に関係なく,必ずJDBCドライバを用意してください。
  • HiRDBの場合:HiRDB Type4 JDBC Driver
  • Oracleの場合:Oracle JDBC Thin Driver
  • SQL Serverの場合:Microsoft SQL Server 2005 JDBC Driver
注※2
Eclipse PlatformおよびMyEclipse for Cosminexusをインストールしたあとに,プラグインの組み込みが必要になります。Eclipse PlatformおよびMyEclipse for Cosminexusのインストール,およびプラグインの組み込みについては,マニュアル「Cosminexus アプリケーション開発ガイド」を参照してください。ただし,マニュアル「Cosminexus アプリケーション開発ガイド」にあるインスタントセットアップは使用しないでください。

次に,BLC帳票やEUR Form連携帳票を開発する場合は,プログラム開発環境として下記ソフトウェアをインストールしてください。

注※3
Windows VistaでBLSGの条件定義機能を利用する場合,環境設定ファイル格納フォルダに環境設定ファイル(blsgsqlparts.csv)が格納されている必要があります。Windows Vistaで,BLSGをProgram Filesフォルダ以下にインストールしている場合,blsgsqlparts.csvを次のフォルダへコピーしてください。なお,システムドライブをCドライブとして示しています。
コピー元
<BLSGのインストールディレクトリ>¥conf
コピー先
C:¥ProgramData¥HITACHI¥HBPM¥blsg¥conf
また,blsgsqlparts.csvはBLSG起動時に利用します。そのため,blsgsqlparts.csvをコピーする前にBLSGを起動していた場合は,コピー後にBLSGを再起動してください。なお,ProgramDataフォルダは,デフォルトでは非表示となっています。

なお,以降では,各ソフトウェアを次に示すデフォルトのインストール先にインストールしたものとして説明します。なお,システムドライブをCドライブとして示しています。

表5-1 ソフトウェアのデフォルトのインストール先(開発環境)

ソフトウェア名インストール先(デフォルト)
uCosminexus Developer ProfessionalC:¥Program Files¥HITACHI¥Cosminexus
EclipseC:¥eclipse
Hitachi Business Logic - Container 2C:¥Program Files¥HITACHI¥HBPM2
uCosminexus EUR Form ServiceC:¥Program Files¥HITACHI¥EUR Form Service
uCosminexus Service Coordinator Interactive WorkflowC:¥Program Files¥HITACHI¥CSCIW
uCosminexus Interactive Workflow Development Plug-inC:¥Program Files¥HITACHI¥CSCIWClient
uCosminexus Portal FrameworkC:¥Program Files¥HITACHI¥CosmiPortal
Hitachi Business Logic - Container - Script GeneratorC:¥Program Files¥HITACHI¥HBPM¥blsg
EUR Professional EditionC:¥Program Files¥HITACHI¥EUR Pro
データベースHiRDBC:¥win32app¥hitachi¥hirdb_s
OracleC:¥oracle¥product¥10.2.0¥db_1
SQL ServerC:¥Program Files¥Microsoft SQL Server
JDBCドライバSQL ServerC:¥Program Files¥Microsoft SQL Server 2005 JDBC Driver
Windowsのファイアウォールを有効にしている場合の注意
ソフトウェアのインストール後,DOSプロンプトを開いて次のコマンドを実行し,ファイアウォールの例外リストに登録してください。

表5-2 例外リスト登録コマンド

項番実行コマンド
1

netsh firewall add allowedprogram program="%COSMINEXUS_HOME%¥CC¥server¥bin¥cjstartsv.exe" name="Cosminexus Component Container" mode=ENABLE

2

netsh firewall add allowedprogram program="%COSMINEXUS_HOME%¥httpsd¥httpsd.exe" name="Cosminexus (Hitachi Web Server)" mode=ENABLE

 
また,データベースにHiRDBを使用し,かつデータベースサーバとアプリケーションサーバのマシンが異なる場合,Javaを使用してデータベースサーバに接続するための例外リスト登録が必要です。
例として,java.exeプログラムを例外リストに登録する方法を次に示します。
DOSプロンプトを開き,次のコマンドを実行してください。

netsh firewall add allowedprogram program="%COSMINEXUS_HOME%¥jdk¥bin¥java.exe" name="Java" mode=ENABLE

また,必要に応じて,ファイアウォールの設定の「スコープの変更」で,接続を許可するマシンをデータベースサーバのIPアドレスに限定してください。
なお,ここでは,電子フォームワークフローセットを利用する上で最低限の設定についてだけ説明しています。例外リストの詳細な設定については,各ソフトウェアのファイアウォールに関する説明を参照してください。