ここでは,1リクエストのメモリ使用量を測定する方法について説明します。
EUR Form Serviceの環境設定ファイルのEfdBufferSizeキーで,帳票ファイルのサイズを設定してください。EfdBufferSizeキーの設定については,マニュアル「電子フォームシステム EUR Form uCosminexus EUR Form システム設計・管理」を参照してください。
J2EEサーバおよびHitachi Web Serverを起動する前に,次の設定および確認をしてください。
add.jvm.arg=-XX:+HitachiVerboseGC |
GC(ガーベージコレクション)の発生時のログファイルを出力し,リクエスト入力前と入力後のメモリ使用量の増分値を計算します。メモリ使用量の取得手順を示します。
取得手順
%COSMINEXUS_HOME%¥jdk¥jre¥bin¥javagc.exe -p <cjstartsvのプロセスID> |
次に示すログファイルの例を基に,メモリ使用量の算出方法について説明します。
図C-1 リクエスト入力前と入力後のログファイル
この例では,リクエスト入力前のメモリ使用量(GC発生後)は30,774KBで,リクエスト入力後(GC発生前)のメモリ使用量は118,985KBです。リクエスト入力前と入力後の増分を計算すると次のようになります。
118,985-30,774=88,211(単位はKB)
計算の結果,1リクエスト当たりのメモリ使用量は88,211KBとなります。
メモリについては,マニュアル「Cosminexus システム設計ガイド」のJavaVMのチューニングを参考にして検討してください。