5.6.2 Webプロジェクトの作成

MyEclipseを使用してWebプロジェクトを作成し,Webプロジェクト内のフォルダにWeb帳票アプリケーションをコピーして,WARを作成します。

<この項の構成>
(1) Webプロジェクトの生成
(2) Web帳票アプリケーションのコピー
(3) Webプロジェクトの設定

(1) Webプロジェクトの生成

新規Webプロジェクトを生成します。

操作手順

  1. Eclipseのメニューから[ファイル]-[新規]-[プロジェクト]を選択します。
    [新規プロジェクト]ダイアログが表示されます。
  2. [MyEclipse]-[Javaエンタープライズ・プロジェクト]-[Webプロジェクト]を選択して,[次へ]ボタンをクリックします。
    [Webプロジェクトの作成]ページが表示されます。
  3. Webプロジェクトのプロパティを設定します。
    次のとおり設定してください。

    表5-4 Webプロジェクトのプロパティの設定値

    設定項目設定値
    プロジェクト名blc_war
    ロケーション[デフォルト・ロケーションの使用]のチェックを外します。
    ディレクトリーC:¥blcwar_project
    ソース・フォルダーwebSample/WEB-INF/src
    Webルート・フォルダーwebSample
    コンテキスト・ルートURL/blc
    J2EE仕様レベル[J2EE 1.4]を選択します。
    JSTLサポート[JSTLライブラリーをWEB-INF/libフォルダーに追加する]のチェックを外します。
    各項目を設定したあとの画面は,次のようになります。

    [図データ]

  4. [終了]ボタンをクリックします。
    Webプロジェクトが作成されます。このとき,次のダイアログが表示されることがあります。パースペクティブを関連づけたくない場合は,チェックを外して,[はい]ボタンをクリックしてください。

    [図データ]

(2) Web帳票アプリケーションのコピー

Webプロジェクトの作成によって生成されたフォルダに,Web帳票アプリケーションのファイルを配置します。

Webプロジェクトを作成したあとは,次のようなフォルダ構成になっています。

/blcwar_project
  ├─/.myeclipse
  └─/webSample
        ├─/META-INF
        └─/WEB-INF
              ├─/classes
              ├─/lib
              └─/src

<Webルート・フォルダー>下に,Web帳票アプリケーションをコピーします。

5.4.2 Web帳票アプリケーション(webSample)の作成」で作成した作業ディレクトリをwebSampleフォルダ下にコピーしてください。コピー元とコピー先を示します。

Web帳票アプリケーションをコピーしたあとのフォルダ構成は,次のようになります。

/blcwar_project
  ├─/.myeclipse
  └─/webSample
        ├─/adportlets
        ├─/app
        ├─/contents
        ├─/css
        ├─/efd
        ├─/form
        ├─/html
        ├─/images
        ├─/js
        ├─/manual
        ├─/META-INF
        ├─/portlets
        └─/WEB-INF
              ├─/classes
              ├─/lib
              └─/src

ファイルをコピーしたあとに,Eclipse上でフォルダの状態を更新するため,[パッケージ・エクスプローラー]タブでWebプロジェクトを選択し,右クリックで[更新]を選択してください。

注※
[パッケージ・エクスプローラー]タブが表示されていない場合は,Eclipseのメニューから[ウィンドウ]-[ビューの表示]-[パッケージ・エクスプローラー]を選択してください。

(3) Webプロジェクトの設定

Webプロジェクトのプロパティを確認し,Web帳票アプリケーションのコンパイルに必要なライブラリを追加します。

操作手順

  1. [パッケージ・エクスプローラー]上で,作成したWebプロジェクト(webSample)を選択し,メニューから[プロジェクト]-[プロパティー]を選択します。
    [プロパティー:<Webプロジェクト名>]ウィンドウが表示されます。
  2. 左ペインで[Javaのビルド・パス]を選択し,右ペインで[ソース]タブを選択します。
  3. 「ビルド・パス上のソース・フォルダー」に"blc_war/webSample/WEB-INF/src"が設定されていることを確認します。
  4. Eclipseのメニューから[ウィンドウ]-[設定]を選択します。
    [設定]ダイアログが表示されます。
  5. 左ペインで[MyEclipse]-[Javaエンタープライズ・プロジェクト]-[ライブラリ・セット]を選択し,[J2EE 1.4]タブでJARファイルのシステムドライブを確認します。
    次に示すJARファイルを確認してください。ファイルがない場合は,[JAR/ZIPの追加]ボタンをクリックして追加してください。

    表5-5 確認するJARファイル

    JARファイル名格納フォルダ
    j2ee-javax.jar<Cosminexusのインストールディレクトリ>¥CC¥client¥lib
    csmjaxp.jar<Cosminexusのインストールディレクトリ>¥jaxp¥lib
    注※
    5.2 開発環境のインストール」でインストールした環境とシステムドライブが異なる場合は,環境に合わせて再登録してください。詳細は,マニュアル「Cosminexus アプリケーション開発ガイド」のライブラリパスの設定について記載されている個所を参照してください。
  6. [プロパティー:<Webプロジェクト名>]ウィンドウの左ペインで[MyEclipse]-[Web]を選択し,右ペインで[デプロイメント]タブを選択します。
  7. デプロイメント・ポリシーを設定して,[OK]ボタンをクリックします。
    次のとおり設定してください。

    表5-6 デプロイメント・ポリシーの設定値

    設定項目設定値
    ライブラリーのデプロイメント・ポリシー[ワークベンチのデフォルト設定を使用]のチェックを外します。
    [Webプロジェクトのビルド・パス上のJAR]のチェックを外します。
    各項目を設定したあとの画面は,次のようになります。

    [図データ]

  8. [プロパティー:<Webプロジェクト名>]ウィンドウの左ペインで[Javaのビルド・パス]を選択し,右ペインで[ライブラリー]タブを選択します。
  9. [外部JARの追加]ボタンをクリックして,JARファイルを追加します。
    次に示すライブラリ(外部JARファイル)を追加してください。

    表5-7 追加するライブラリ(外部JARファイル)

    JARファイル名格納先
    csciw.jar<CSCIWのインストールディレクトリ>¥lib
    hitj2ee.jar<Cosminexusのインストールディレクトリ>¥CC¥lib
    hntrlib2j.jarC:¥Program Files¥HITACHI¥HNTRLib2¥classes
    castor.jar<Portal Frameworkのインストールディレクトリ>¥lib
    ecs.jar<Portal Frameworkのインストールディレクトリ>¥lib
    hitachiportal.jar<Portal Frameworkのインストールディレクトリ>¥lib
    jakarta-oro.jar<Portal Frameworkのインストールディレクトリ>¥lib
    portlet.jar<Portal Frameworkのインストールディレクトリ>¥lib
    portletwebsso.jar<Portal Frameworkのインストールディレクトリ>¥lib
    portletwebssolib.jar<Portal Frameworkのインストールディレクトリ>¥lib
    velocity.jar<Portal Frameworkのインストールディレクトリ>¥lib
    village.jar<Portal Frameworkのインストールディレクトリ>¥lib
    pdjdbc2.jar
    (HiRDBを使用する場合)
    <Cosminexusのインストールディレクトリ>¥DB¥CLIENT¥UTL
    ojdbc14.jar
    (Oracleを使用する場合)
    C:¥oracle¥product¥10.2.0¥Client_1¥jdbc¥lib¥ojdbc14.jar
    sqljdbc.jar
    (SQL Serverを使用する場合)
    C:¥Program Files¥Microsoft SQL Server 2005 JDBC Driver¥sqljdbc_1.1¥jpn
    注※
    システムドライブにインストールされます。システムドライブがCドライブの場合を記載しています。
  10. [ライブラリー]タブの「ビルド・パス上のJARおよびクラス・フォルダー」に次のJARファイルがあることを確認します。
    ファイルがない場合は,[JARの追加]ボタンをクリックして追加してください。

    表5-8 追加または確認するライブラリ(JARファイル)

    JARファイル名格納先
    EURForm.jar<Webプロジェクトのディレクトリ>¥webSample¥WEB-INF¥lib
    blc.jar<Webプロジェクトのディレクトリ>¥webSample¥WEB-INF¥lib
    hitachiportalctn.jar<Webプロジェクトのディレクトリ>¥webSample¥WEB-INF¥lib
  11. [ライブラリー]タブの「J2EE 1.4 Libraries」を選択します。
    外部JARファイルおよびJARファイルを追加したあとの[ライブラリー]タブが次のように表示されることを確認してください。

    [図データ]

    HiRDBを利用する場合の例です。
  12. [プロパティー:<Webプロジェクト名>]ウィンドウで[OK]ボタンをクリックします。
  13. 「blc_war」プロジェクトを選択します。
  14. 右クリックで[MyEclipse]-[検査実行]を選択します。
    Webプロジェクトがビルドされます。Webプロジェクトのビルド結果は,[コンソール]ビューに表示されます。[コンソール]ビューが表示されていない場合は,Eclipseのメニューから[ウィンドウ]-[ビューの表示]-[コンソール]を選択してください。
    なお,[問題]ビューにはエラーが表示されますが,次に示す方法で解除できます。
    14-1 エラーの発生しているリソース(ファイルまたはフォルダ)を選択します。

    表5-9 対象リソース

    ファイル格納場所ファイル名/フォルダ名
    C:¥blcwar_project¥webSample¥form¥includeBLCFMCconst.inc
    BLCFMCbaseTag.inc
    C:¥blcwar_project¥webSample¥portletsportaloperationフォルダ
    C:¥blcwar_project¥webSamplejsフォルダ
    C:¥blcwar_project¥webSample¥WEB-INFtemplatesフォルダ
    14-2 右クリックで[MyEclipse]-[検査から除外]を選択します。
    選択したリソース(ファイルまたはフォルダ)を検査対象外にできます。
    対象リソースのうち,templatesフォルダ下のファイルだけがカスタマイズできます。
    カスタマイズするファイルを検査対象にする場合は,次の手順で検査を実行してください。
    14-3 カスタマイズ前に,対象ファイルを選択し,右クリックで[MyEclipse]-[検査から除外]を選択します。
    「検査から除外」のチェックが外れて,検査対象に戻ります。問題ビューにエラーが表示されるファイルについては,そのエラーを覚えておいてください。
    14-4 カスタマイズ後,対象ファイルを選択し,右クリックで[MyEclipse]-[検査実行]を選択します。
    対象ファイルの検査が実行されます。カスタマイズ前に問題ビューに表示されていたエラー以外のエラーが表示された場合は,対処してください。