4.5.2 BLCプロパティファイルの編集
(1) BLC.BLCpropertiesの作成と編集
BLC.BLCpropertiesの作成手順および編集内容を示します。
- 作成手順
BLC.BLCproperties.samファイルをコピーして,BLC.BLCpropertiesファイルを作成します。作成したBLC.BLCpropertiesファイルは,コピー元と同じフォルダに格納してください。
- 編集内容
次の内容を編集してください。なお,プロパティの詳細は,マニュアル「Hitachi Business Logic -Container 2」のBLCのプロパティファイルを参照してください。
- デプロイメントディレクトリのパスの設定
- DeploymentDirectoryキーにデプロイメントディレクトリのパスを設定します。設定例を次に示します。
- 設定例
DeploymentDirectory= C:¥¥Program Files¥¥HITACHI¥¥HBPM2¥¥blc¥¥simpleform¥¥deploy¥¥BLC2Sample |
- かんたん開発で使用する作業ディレクトリのパスの設定
- SimpleFormWorkDirectoryキーにかんたん開発で使用する作業ディレクトリのパスを設定します。設定例を次に示します。
- 設定例
SimpleFormWorkDirectory= C:¥¥Program Files¥¥HITACHI¥¥HBPM2¥¥blc¥¥simpleform¥¥work |
必要に応じて,次の内容を編集してください。
- トレースファイルの出力先を変更する場合
- BLCが出力するトレースファイルの出力先を変更したい場合は,TracePathキーを変更してください。
- ユーザ情報のパスワードの形式を変更する場合
- BLCが管理するユーザ情報のパスワードの形式を変更する場合は,PasswordTypeキーを変更してください。PasswordTypeキーに設定できる値は次のとおりです。なお,運用開始以降は,パスワード形式を変更できません。
表4-4 PasswordTypeの設定値
設定値 | 設定されるパスワードの形式 |
---|
なし(デフォルト) | - 平文
- 入力されたままのデータになります。
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md5 | - MD5
- Message Digest Algorithm 5の略です。与えられた入力に対して128ビットのハッシュ値を出力するハッシュです。
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sha1 | - SHA-1
- Secure Hash Algorithmの略です。与えられた入力に対して160ビットのハッシュ値を出力するハッシュです。
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(2) BLCcommand.BLCpropertiesの作成および編集
BLCcommand.BLCpropertiesの作成手順および編集内容を示します。
- 作成手順
BLCcommand.BLCproperties.samファイルをコピーして,BLCcommand.BLCpropertiesファイルを作成します。作成したBLCcommand.BLCpropertiesファイルは,コピー元と同じフォルダに格納してください。
- 編集内容
必要に応じて,次の内容を編集してください。なお,プロパティの詳細は,マニュアル「Hitachi Business Logic -Container 2」のBLCのプロパティファイルを参照してください。
- トレースファイルの出力先を変更する場合
- BLCが出力するトレースファイルの出力先を変更したい場合は,TracePathの値を変更してください。