簡易セットアップツールは,プログラムの動作確認や開発で利用するシステムの一括構築および一括削除を実現するツールです。簡易セットアップツールを実行することで,前提ソフトウェアのセットアップや,Web帳票アプリケーションのデプロイ/開始などが一括ででき,サンプルプログラム「販売契約稟議EUR」および「かんたん帳票のサンプル業務」が実行できる状態になります。
簡易セットアップツールは,次の用途で利用できます。
- プログラム動作確認環境の構築
- サンプルプログラムの動作を確認できるデモ環境が構築できます。
- プログラム開発環境の構築
- サンプルプログラムを基に,Web帳票アプリケーションを開発できる開発/テスト環境が構築できます。
- 簡易セットアップツールで構築した環境の削除
- 簡易セットアップツールを利用して,環境を削除できます。ただし,削除できる環境は,電子フォームワークフロー ディベロッパセットのバージョン07-60の簡易セットアップツールで構築した環境だけです。
簡易セットアップツールでは,システムを構築するセットアップ機能およびシステムを削除するアンセットアップ機能を提供しています。それぞれの機能は,[簡易セットアップ]画面から実行できます。それぞれの機能で実行できる内容を次に示します。
- セットアップ機能
次の設定および操作を実行します。
- データベースサーバの構築
- Management Serverの構築
- 論理サーバのセットアップ
- CSCIWの構築
- Portal Frameworkの構築
- Web帳票アプリケーションのデプロイ/開始(サンプルプログラムの実行)
- アンセットアップ機能
次の操作を実行します。
- 論理サーバのアンセットアップ
- Management Serverの削除
- CSCIWの削除
- Portal Frameworkの削除
- Web帳票アプリケーションを展開したディレクトリの削除※
- データベースの削除
- 注※
- Web帳票アプリケーションを展開したディレクトリ下にあるEARのルートディレクトリ,およびかんたん開発用作業ディレクトリ下にあるformディレクトリとWEB-INFディレクトリも削除されます。このため,かんたん開発で生成される帳票ファイルも削除されます。必要に応じて,システムの削除を実行する前にバックアップをとっておいてください。
なお,簡易セットアップ実行時の情報,および障害発生時の情報については,[簡易セットアップ]画面のコンソールに出力されます。
また,プログラム開発環境で使用するファイル群を提供しています。このファイル群をEclipseプロジェクトにインポートすることで,プログラム開発環境のプロジェクトが作成できます。