4.6.9 Web帳票アプリケーションのコピー(開発環境から実行環境へのコピー)

開発環境で作成したWeb帳票アプリケーションを実行環境にコピーします。

次の手順でWeb帳票アプリケーションを実行環境にコピーしてください。

<この項の構成>
(1) Web帳票アプリケーションのコピー
(2) Portal Frameworkの設定ファイルのコピー
(3) コピーしたファイルの編集
(4) EUR Form連携帳票ファイルの送信ユニット情報の変更
(5) Webシステムの再起動

(1) Web帳票アプリケーションのコピー

開発環境で構築したWeb帳票アプリケーションをアプリケーションディレクトリごと実行環境のマシンにコピーします。コピー先は,開発環境と同じディレクトリです。

コピーするアプリケーションディレクトリ
<BLC2のインストールディレクトリ>¥blc¥simpleform¥deploy¥BLC2Sample

(2) Portal Frameworkの設定ファイルのコピー

開発環境で構築したPortal Frameworkの設定を実行環境にコピーします。次のファイルを開発環境と同じディレクトリにコピーします。

(3) コピーしたファイルの編集

開発環境と実行環境でCosminexusまたはPortal Frameworkのインストールディレクトリが異なる場合は,開発環境から実行環境へコピーしたファイルを編集する必要があります。

実行環境にコピーしたファイルのうち,次に示すファイルを編集してください。

表4-10 実行環境で編集するファイル

編集対象ファイル編集内容
<Portal Frameworkのインストールディレクトリ>¥conf¥PortalResources.properties開発環境でのインストールディレクトリが設定されているので,実行環境でのインストールディレクトリに書き換えてください。
<Web帳票アプリケーションのコピー先ディレクトリ>¥blc_war¥WEB-INF¥web.xml
<Web帳票アプリケーションのコピー先ディレクトリ>¥blc_war¥WEB-INF¥sysconf¥env.file

また,トレース出力先のパスが開発環境と実行環境で異なる場合は,EUR Form Serviceの環境設定ファイルを編集する必要があります。トレース出力先のパスを指定しているキーを適切な値に編集してください。

(4) EUR Form連携帳票ファイルの送信ユニット情報の変更

(1) Web帳票アプリケーションのコピー」でコピーしたWeb帳票アプリケーション内にEUR Form連携帳票(拡張子がefdのファイル)がある場合は,送信ユニット情報を実行環境マシンのホスト名に合わせて変更してください。送信ユニット情報の変更については,「5.4.1(2)(a) 送信ユニット情報の変更」を参照してください。

(5) Webシステムの再起動

実行環境のWebシステムがすでに稼働している場合は,ファイルを編集したあとにWebシステムを再起動してください。

また,開発環境からコピーした帳票に対応するビジネスプロセス,および振り分けルールを実行環境側でも同様に登録してください。