uCosminexus Batch Job Execution Server 使用の手引(Windows(R)用)

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3.9.6 プリンタへの出力要求

SYSOUTデータファイルをプリンタに出力する場合,次に示す機能がある。

<この項の構成>
(1) 文字配列テーブル名または文字セットイメージ名
(2) 一定書式,枠組の印刷
(3) その他の情報
(4) 注意事項
(5) SYSOUT出力の書式属性指定機能

(1) 文字配列テーブル名または文字セットイメージ名

SYSOUTデータファイル出力時,標準以外の文字を印刷する場合,SYSOUTデータファイルを定義するDD要素のCHARS属性で文字配列テーブル名または文字セットイメージ名を指定する。詳細については,マニュアル「PRINT DATA EXCHANGE for Open」またはPDEのドキュメントを参照のこと。

(2) 一定書式,枠組の印刷

一定の書式,枠組をSYSOUTデータファイルのレコードにかぶせて印刷(オーバレイ印刷)するには,PDEと連携して書式オーバレイを使用する。書式オーバレイを使用する場合,SYSOUTデータファイルを定義するDD要素のOVERLAY属性で書式オーバレイモジュール名を指定する。

(3) その他の情報

SYSOUTデータファイル出力時に,漢字モード・ノンインパクトモードの切り替えや,文字セットイメージの変更の有無を指定できる。

(4) 注意事項

各設定が実際の帳票に有効となるかどうかについては,PDE側の設定内容に依存する。詳細については,マニュアル「PRINT DATA EXCHANGE for Open」またはPDEのドキュメントを参照のこと。

(5) SYSOUT出力の書式属性指定機能

スプールに出力するファイルに対する書式属性は設定ファイル(SysoutClassパラメータ)およびジョブ定義XMLファイル(DD要素およびJOBPARM要素)で指定できる。

スプールに出力するファイルに対する書式属性の指定を次の表に示す。

表3-21 スプールに出力するファイルに対する書式属性

オペランドまたは属性 書式属性 SysoutClassパラメータ DD要素※1 JOBPARM要素※2
CHARS 文字セットイメージ名
CMT 注釈
COPIES 複写回数
COPYG グループ複写回数
DEST 出力先識別子
FCB イメージ名
FCDFLT デフォルト機能キャラクタイメージ名
FORMS 書式番号
HOLD 出力保留
MODE プリンタモード
OPTCDJ 行単位で文字配列テーブルを切り替える指定
OVERC 適用枚数
OVERLAY イメージ名
RECFM 制御文字の指定
ROOM 仕分け番号
SYSOUT クラス名

(凡例)
○:指定できる。
−:指定できない。

注※1 ファイル別に書式属性を指定する場合に指定する。

注※2 DD要素に指定がない場合の仮定値を指定する。


 

印刷属性の優先順位を次に示す。

  1. DD要素
  2. JOBPARM要素
  3. SysoutClassパラメータ

SysoutClassパラメータにも指定がない場合,PDEの仮定値に従う。