XBRL2.1に準拠したインスタンス文書のXBRL DOMに単位要素(unit)を追加するサンプルコードについて説明します。
ここでは,「4.7.2 コンテキスト要素の追加」でコンテキスト要素を追加したXBRL DOMに,さらに単位要素を追加します。「iso4217:JPY」を指定することで,値の単位は「円」になります。表中の「名称」欄のインデントは,コーディング結果のインデントを示しています。
表4-26 単位要素
項番 | 名称 | 要素/属性 | 値 |
---|---|---|---|
1 | ユニットID | 属性 | U01 |
2 | 計量 | 要素 | iso4217:JPY |
単位要素の追加で使用するクラスおよびインターフェースを次の表に示します。
表4-27 単位要素の追加で使用するクラスおよびインターフェース
項番 | 使用するクラスおよびインターフェース | 説明 |
---|---|---|
1 | com.hitachi.xbrl.types.XBRLQName | XML Schemaのデータ型QNameを表します。 |
2 | com.hitachi.xbrl.instance.XBRLUnit2 | 単位要素を表します。 |
3 | com.hitachi.xbrl.instance.XBRLInstanceDocument | インスタンス文書全体を表します。 |
単位要素をXBRL DOMに追加するコードは次のとおりです。
// measure要素の作成 |
コーディング結果として,生成されるインスタンス文書は次のとおりです。
<xbrli:unit id="U01"> |