インスタンス文書は,タクソノミー文書に定義された項目に従って実際の値が入力されたドキュメントです。タクソノミー文書と同様にリンクベースを埋め込み,リンクを上書きできます。また,インスタンス文書では,項目と脚注を関係づける脚注リンクを記述することもできます。
このためインスタンス文書の検証では,タクソノミー文書と同様に,次の内容を検証します。
- XMLスキーマ検証
- リンクの検証(リンクの整合性チェック)
- インスタンス文書の形式の検証
- 指定方法
- インスタンス文書を検証するかどうかは,プロパティまたはAPIで指定します。指定するプロパティを次に示します。
- 通常の検証
cbrp.parse.validate
- 完全な妥当性検証
cbrp.parse.validate.full-checking
- 指定方法の詳細については,「4.16.1 プロパティの指定方法と優先順位」を参照してください。
- また,これらのプロパティで検証しない設定にした場合でも,XBRL DOMを作成できないエラーについては必ず検証します。検証内容については,「付録A XBRL文書の検証内容と対応するメッセージID」を参照してください。
- <この節の構成>
- 2.4.1 XMLスキーマ検証
- 2.4.2 リンクの検証
- 2.4.3 インスタンス文書の形式の検証