6.9.1 XBRLAbstractBinaryクラス

public abstract class XBRLAbstractBinary
extends java.lang.Object

XBRLのバージョン:
2.0および2.1
説明:
任意の方式に従ってエンコードされたバイナリデータを表す抽象クラスです。エンコードの方式はサブクラスで定義します。
メソッドの概要:
XBRLAbstractBinaryクラスのメソッドの概要を次の表に示します。

表6-122 XBRLAbstractBinaryクラスのメソッドの概要

項番説明XBRLのバージョン
1intlength()
  XBRLAbstractBinaryオブジェクトが保持するバイト配列の長さを取得します。
2.0および2.1
2bytebyteAt(int index)
  指定したインデックスの位置にあるバイトを取得します。
2.0および2.1
3byte[]toByteArray()
  XBRLAbstractBinaryオブジェクトが保持するバイト配列のコピーを取得します。
2.0および2.1
4abstract java.lang.StringtoString()
  XBRLAbstractBinaryオブジェクトが保持するバイト配列をエンコードして,文字列に変換します。
2.0および2.1
5booleanequals(java.lang.Object obj)
  XBRLAbstractBinaryオブジェクトとほかのオブジェクトが等しいかどうかを調べます。
2.0および2.1
6inthashCode()
  XBRLAbstractBinaryオブジェクトのハッシュコードを取得します。
2.0および2.1
<この項の構成>
(1) length
(2) byteAt
(3) toByteArray
(4) toString
(5) equals
(6) hashCode

(1) length

public int length()

XBRLのバージョン:
2.0および2.1
説明:
XBRLAbstractBinaryオブジェクトが保持するバイト配列の長さを取得します。
戻り値:
XBRLAbstractBinaryオブジェクトが保持するバイト配列の長さを返します。

(2) byteAt

public byte byteAt(int index)

XBRLのバージョン:
2.0および2.1
説明:
指定したインデックスの位置にあるバイトを取得します。
引数:
index - 取得したいバイトのインデックスを指定します。
戻り値:
指定したインデックスの位置にあるバイトを返します。
例外:
XBRLDOMRuntimeException -
  • 引数indexによって指定したインデックスが配列の境界を超える場合にスローされます。[エラーコード:25001,25002]

(3) toByteArray

public byte[] toByteArray()

XBRLのバージョン:
2.0および2.1
説明:
XBRLAbstractBinaryオブジェクトが保持するバイト配列のコピーを取得します。
戻り値:
XBRLAbstractBinaryオブジェクトが保持するバイト配列のコピーを返します。

(4) toString

public abstract java.lang.String toString()

XBRLのバージョン:
2.0および2.1
説明:
XBRLAbstractBinaryオブジェクトが保持するバイト配列をエンコードして,文字列に変換します。変換後の文字列は,サブクラスで定義するエンコードの方式によって異なります。
オーバーライド:
クラスjava.lang.Object内のtoString()
戻り値:
XBRLAbstractBinaryオブジェクトが保持するバイト配列をエンコードした文字列を返します。

(5) equals

public boolean equals(java.lang.Object obj)

XBRLのバージョン:
2.0および2.1
説明:
XBRLAbstractBinaryオブジェクトとほかのオブジェクトが等しいかどうかを調べます。
オーバーライド:
クラスjava.lang.Object内のequals()
引数:
obj - XBRLAbstractBinaryオブジェクトと比較するオブジェクトを指定します。
戻り値:
XBRLAbstractBinaryオブジェクトが引数objで指定したオブジェクトと等しい場合はtrue,等しくない場合はfalseを返します。

(6) hashCode

public int hashCode()

XBRLのバージョン:
2.0および2.1
説明:
XBRLAbstractBinaryオブジェクトのハッシュコードを取得します。
オーバーライド:
クラスjava.lang.Object内のhashCode()
戻り値:
XBRLAbstractBinaryオブジェクトのハッシュコードを返します。