3.3 ID管理と採番

XML Schemaでは,XML文書内で要素を一意に保つためにxsd:ID型属性を使用します。XBRLでは,このxsd:ID型属性が持つ一意性を,アイテムとコンテキストを関係づけるためなどに使用しています。このため,インスタンス文書では,各要素のxsd:ID型属性であるid属性値(ID)を一意にする必要があります。

uCosminexus Business Reporting Processorは,インスタンス文書内のIDを管理し,インスタンス文書の作成や編集時に自動的にIDを付けます。ユーザーは,APIを利用して要素同士を関係づけるだけで,インスタンス文書内のIDが一意であるかを意識することなく,インスタンス文書の作成や編集ができます。

ここでは,IDの管理および採番方法について,説明します。

<この節の構成>
3.3.1 IDの管理とAPIを使用した要素同士の関係づけ
3.3.2 IDの採番方法