XBRL2.1に準拠したタクソノミー文書の読み込み時に生成したXBRL DOMから,プレゼンテーションリンクを参照して,タクソノミー文書の要素を階層表示するサンプルコードについて説明します。表示名には,ラベルを使用します。
このサンプルコードでは,リンクの関係を表すインターフェースの一つである,XBRLPresentationRelationshipインターフェースを使用しています。リンクの関係を表すインターフェース(com.hitachi.xbrl.linkパッケージ)は,XBRL2.1の場合だけ使用できます。
タクソノミー本体とリンクベースの参照で使用するインターフェースを次の表に示します。
表4-22 タクソノミー本体とリンクベースの参照で使用するインターフェース
項番 | 使用するインターフェース | 説明 |
---|---|---|
1 | com.hitachi.xbrl.taxonomy.XBRLTaxonomyDocument | タクソノミー文書全体を表します。 |
2 | com.hitachi.xbrl.link.XBRLPresentationRelationship | プレゼンテーションリンクに記述されている関係のうち,一つの関係を示します。 |
3 | com.hitachi.xbrl.taxonomy.XBRLTaxonomyElement | タクソノミー文書に記述される要素の要素宣言を表します。 |
4 | com.hitachi.xbrl.taxonomy.XBRLLabel | 要素のラベルを表します。 |
5 | com.hitachi.xbrl.util.XBRLConstants | ユーザーアプリケーションで利用できる定数を定義します。 |
タクソノミー本体とリンクベースを参照するコードは次のとおりです。
// タクソノミー文書のパース |
サンプルのタクソノミー文書を参照したときの実行結果を次に示します。
タクソノミー文書のパースに成功しました。 |