6.11.8 SimpleTaxonomyインターフェース

public interface SimpleTaxonomy
extends SimpleNode

XBRLのバージョン:
2.1
説明:
単純なタクソノミー文書全体を表します。
フィールドの概要:
SimpleTaxonomyインターフェースのフィールドの概要を次の表に示します。

表6-186 SimpleTaxonomyインターフェースのフィールドの概要

項番説明
1static intITEM_DEFINITION
  単純なタクソノミー文書の要素定義のうちアイテムを表します。
2static intLABEL_EDGE
  単純なタクソノミー文書のラベルリンクの一辺を表します。
メソッドの概要:
SimpleTaxonomyインターフェースのメソッドの概要を次の表に示します。

表6-187 SimpleTaxonomyインターフェースのメソッドの概要

項番説明XBRLのバージョン
1XBRLDocumentManagergetOwnerDocumentManager()
  単純なタクソノミー文書全体を表すSimpleTaxonomyオブジェクトを所有する,XBRLDocumentManager オブジェクトを取得します。
2.1
2XBRLTaxonomyDocumentgetBaseTaxonomyDocument()
  単純なタクソノミー文書の拡張元であるタクソノミー文書を表す,XBRLTaxonomyDocumentオブジェクトを取得します。
2.1
3java.lang.StringgetTargetNamespace()
  単純なタクソノミー文書を構成する,唯一のタクソノミー本体のtargetNamespace属性値を取得します。
2.1
4java.lang.StringgetPrefix()
  単純なタクソノミー文書を構成する唯一のタクソノミー本体のtargetNamespace属性値に対応する,名前空間接頭辞を取得します。
2.1
5java.lang.StringgetSchemaLocation()
  単純なタクソノミー文書を構成する唯一のタクソノミー本体が設定されている場所(ファイル名)を取得します。
2.1
6SimpleItemDefinitioncreateItemDefinition(java.lang.String name, int type, java.lang.String periodType)
  単純なタクソノミー文書を構成するアイテム要素定義を表す,新たなSimpleItemDefinitionオブジェクトを生成します。
2.1
7SimpleElementDefinition[]findElementDefinitions(int type)
  単純なタクソノミー文書を構成する要素定義を表すSimpleElementDefinitionオブジェクトの配列を取得します。
2.1
8SimpleElementDefinitiongetElementDefinition(java.lang.String name)
  単純なタクソノミー文書を構成する要素定義を表す,SimpleElementDefinitionオブジェクトを取得します。
2.1
9SimpleElementDefinitionaddElementDefinition(SimpleElementDefinition obj)
  単純なタクソノミー文書に,引数objに指定された要素定義を表すSimpleElementDefinitionオブジェクトを追加して,アクティブ状態にします。
2.1
10SimpleElementDefinitionremoveElementDefinition(SimpleElementDefinition obj)
  単純なタクソノミー文書から,引数objに指定された要素定義を表すSimpleElementDefinitionオブジェクトを削除し,非アクティブ状態にします。
2.1
11SimpleLabelcreateLabel(java.lang.String role, java.lang.String lang, java.lang.String value)
  単純なタクソノミー文書を構成するラベル要素を表す,SimpleLabelオブジェクトを生成します。
2.1
12SimpleLabelEdgecreateLabelEdge(java.lang.String role, java.lang.String arcrole, java.lang.Object from, java.lang.Object to)
  単純なタクソノミー文書を構成するラベルリンクの一つの関係(一辺)を表すSimpleLabelEdgeオブジェクトを生成します。
2.1
13SimpleEdgecreateProhibitedEdge(XBRLRelationship obj)
  単純なタクソノミー文書を構成する既存の関係の一辺を否定するSimpleEdgeオブジェクトを生成します。
2.1
14SimpleEdge[]findEdges(int type, java.lang.String role, java.lang.String arcrole, java.lang.Object from, java.lang.Object to)
  単純なタクソノミー文書を構成するリンクベースの一つの関係(一辺)を表すSimpleEdgeオブジェクトの配列をこのSimpleTaxonomyオブジェクトから取得します。
2.1
15SimpleEdgeaddEdge(SimpleEdge obj)
  単純なタクソノミー文書を構成する関係の一辺を表すSimpleEdgeオブジェクトを追加します。
2.1
16SimpleEdgeremoveEdge(SimpleEdge obj)
  単純なタクソノミー文書を構成する関係の一辺を表すSimpleEdgeオブジェクトを削除します。
2.1
17org.w3c.dom.Document[]transform()
  単純なタクソノミー文書の現在の構成をorg.w3c.dom.Documentオブジェクトへ変換した,新たなorg.w3c.dom.Documentオブジェクトの配列を取得します。
2.1
<この項の構成>
(1) getOwnerDocumentManager
(2) getBaseTaxonomyDocument
(3) getTargetNamespace
(4) getPrefix
(5) getSchemaLocation
(6) createItemDefinition
(7) findElementDefinitions
(8) getElementDefinition
(9) addElementDefinition
(10) removeElementDefinition
(11) createLabel
(12) createLabelEdge
(13) createProhibitedEdge
(14) findEdges
(15) addEdge
(16) removeEdge
(17) transform

(1) getOwnerDocumentManager

public XBRLDocumentManager getOwnerDocumentManager()

XBRLのバージョン:
2.1
説明:
単純なタクソノミー文書全体を表すSimpleTaxonomyオブジェクトを所有する,XBRLDocumentManager オブジェクトを取得します。
戻り値:
単純なタクソノミー文書全体を表すSimpleTaxonomyオブジェクトを所有する,XBRLDocumentManager オブジェクトを返します。

(2) getBaseTaxonomyDocument

public XBRLTaxonomyDocument getBaseTaxonomyDocument()

XBRLのバージョン:
2.1
説明:
単純なタクソノミー文書の拡張元であるタクソノミー文書を表す,XBRLTaxonomyDocumentオブジェクトを取得します。これによって,SimpleTaxonomyオブジェクトの生成時に指定したXBRLTaxonomyDocumentオブジェクトを取得できます。
戻り値:
単純なタクソノミー文書の拡張元であるタクソノミー文書を表す,XBRLTaxonomyDocumentオブジェクトを返します。拡張元が存在しない場合にはnullを返します。

(3) getTargetNamespace

public java.lang.String getTargetNamespace()

XBRLのバージョン:
2.1
説明:
単純なタクソノミー文書を構成する,唯一のタクソノミー本体のtargetNamespace属性値を取得します。
戻り値:
単純なタクソノミー文書を構成する唯一のタクソノミー本体のtargetNamespace属性値を返します。

(4) getPrefix

public java.lang.String getPrefix()

XBRLのバージョン:
2.1
説明:
単純なタクソノミー文書を構成する唯一のタクソノミー本体のtargetNamespace属性値に対応する,名前空間接頭辞を取得します。
戻り値:
単純なタクソノミー文書を構成する唯一のタクソノミー本体のtargetNamespace属性値に対応する,名前空間接頭辞を返します。

(5) getSchemaLocation

public java.lang.String getSchemaLocation()

XBRLのバージョン:
2.1
説明:
単純なタクソノミー文書を構成する唯一のタクソノミー本体が設定されている場所(ファイル名)を取得します。
戻り値:
単純なタクソノミー文書を構成する唯一のタクソノミー本体が設定されている場所(ファイル名)を返します。

(6) createItemDefinition

public SimpleItemDefinition createItemDefinition(java.lang.String name,
                                                int type,
                                                java.lang.String periodType)

XBRLのバージョン:
2.1
説明:
単純なタクソノミー文書を構成するアイテム要素定義を表す,新たなSimpleItemDefinitionオブジェクトを生成します。
例えば,createItemDefinition("balanceSheet", SimpleItemDefinition.MONETARY_ITEM, "duration");を実行し,SimpleTaxonomy.getPrefix()の結果が「hi」である場合,タクソノミー本体では次のようなアイテム要素定義が作成されます。

<element name="balanceSheet"
        id="hi_balanceSheet"
        substitutionGroup="xbrli:item"
        type="xbrli:monetaryItemType"
        xbrli:periodType="duration"/>

引数:
name - 単純なタクソノミー文書を構成するアイテム要素定義のname属性値を指定します。
type - 単純なタクソノミー文書を構成するアイテム要素定義のtype属性値に対応するフィールド値を指定します。指定できる値は,SimpleItemDefinitionオブジェクトのsetItemType()メソッドと同じです。
periodType - 単純なタクソノミー文書を構成するアイテム要素定義のxbrli:periodType属性値を指定します。指定できる値はinstantまたはdurationです。
戻り値:
新たに生成されたSimpleItemDefinitionオブジェクトを返します。
例外:
XBRLDOMRuntimeException -
  • 引数nameまたは引数periodTypeにnullを指定した場合にスローされます。[エラーコード:20002]
  • 引数nameに空文字列("")またはxsd:NCNameとして不正な文字列が指定された場合にスローされます。[エラーコード:20108]
  • 引数typeに指定できない値が指定された場合にスローされます。[エラーコード:20156]
  • 引数periodTypeにinstantまたはduration以外の文字列が指定された場合にスローされます。[エラーコード:20014]

(7) findElementDefinitions

public SimpleElementDefinition[] findElementDefinitions(int type)

XBRLのバージョン:
2.1
説明:
単純なタクソノミー文書を構成する要素定義を表すSimpleElementDefinitionオブジェクトの配列を取得します。
引数:
type - 取得する要素定義の種別を指定します。指定できる値はITEM_DEFINITIONだけです。この指定によってオブジェクトSimpleItemDefinitionが配列に含まれる可能性があります。
戻り値:
単純なタクソノミー文書を構成する要素定義を表す,SimpleElementDefinitionオブジェクトの配列を返します。引数typeに指定された種別の要素定義がこの単純なタクソノミー文書全体を表すSimpleTaxonomyオブジェクトに一つも存在しない場合は,要素数0の配列を返します。
例外:
XBRLDOMRuntimeException -
  • 引数typeに指定できない値が指定された場合にスローされます。[エラーコード:20156]

(8) getElementDefinition

public SimpleElementDefinition getElementDefinition(java.lang.String name)

XBRLのバージョン:
2.1
説明:
単純なタクソノミー文書を構成する要素定義を表す,SimpleElementDefinitionオブジェクトを取得します。
このバージョンでは,取得したSimpleElementDefinitionオブジェクトは常にSimpleItemDefinitionオブジェクトだけにキャストできます。
SimpleTaxonomyオブジェクト(単純なタクソノミー文書全体を表す)に,引数nameに指定されたname属性値を持つ要素定義が存在しない場合は,nullを返します。
引数:
name - 単純なタクソノミー文書を構成する要素定義のname属性値を指定します。
戻り値:
単純なタクソノミー文書を構成する要素定義を表す,SimpleItemDefinitionオブジェクトを返します。
SimpleTaxonomyオブジェクト(単純なタクソノミー文書全体を表す)に,引数nameに指定されたname属性値を持つ要素定義が存在しない場合は,nullを返します。
例外:
XBRLDOMRuntimeException -
  • 引数nameにnullを指定した場合にスローされます。[エラーコード:20002]
  • 引数nameに空文字列("")またはxsd:NCNameとして不正な文字列が指定された場合にスローされます。[エラーコード:20108]

(9) addElementDefinition

public SimpleElementDefinition addElementDefinition(SimpleElementDefinition obj)

XBRLのバージョン:
2.1
説明:
単純なタクソノミー文書に,引数objに指定された要素定義を表すSimpleElementDefinitionオブジェクトを追加して,アクティブ状態にします。
引数:
obj - 新たに追加するSimpleElementDefinitionオブジェクトを指定します。
戻り値:
新たに追加したSimpleElementDefinitionオブジェクトを返します。
例外:
XBRLDOMRuntimeException -
  • 引数objにnullを指定した場合にスローされます。[エラーコード:20002]
  • 引数objに指定したSimpleElementDefinitionオブジェクトのname属性値と同じname属性値を持つアクティブなSimpleElementDefinitionオブジェクトがこのSimpleTaxonomyオブジェクトに存在する場合,または同じ対象名前空間で同じname属性値を持つXBRLTaxonomyElementオブジェクトが拡張元であるXBRLTaxonomyDocumentオブジェクトに存在する場合にスローされます。[エラーコード:22002]
  • 引数objに指定したSimpleElementDefinitionオブジェクトのid属性値と同じid属性値を持つ,アクティブなSimpleElementDefinitionオブジェクトがこのSimpleTaxonomyオブジェクトに存在する場合にスローされます。[エラーコード:22003]
  • 引数objに指定したSimpleElementDefinitionオブジェクトがこのSimpleTaxonomyオブジェクトから生成されたオブジェクトでない場合に,スローされます。[エラーコード:22008]

(10) removeElementDefinition

public SimpleElementDefinition removeElementDefinition(SimpleElementDefinition obj)

XBRLのバージョン:
2.1
説明:
単純なタクソノミー文書を表すSimpleTaxonomyオブジェクトから,引数objに指定された要素定義を表すSimpleElementDefinitionオブジェクトを削除し,非アクティブ状態にします。
また,引数objに指定されたSimpleElementDefinitionオブジェクトがこのSimpleTaxonomyオブジェクトに存在するアクティブ状態のSimpleEdgeオブジェクトから参照されている場合には,関連するすべてのSimpleNodeオブジェクトも非アクティブ状態に変更します。ただし,このSimpleElementDefinitionオブジェクト以外のSimpleElementDefinitionオブジェクトのアクティブ状態は変更しません。
アクティブ状態が変更される可能性のあるオブジェクトは,SimpleEdgeオブジェクトおよびSimpleLabelオブジェクトです。
引数:
obj - 削除するSimpleElementDefinitionオブジェクトを指定します。
戻り値:
単純なタクソノミー文書から削除されたSimpleElementDefinitionオブジェクトを返します。削除する要素定義がこのSimpleTaxonomyオブジェクトに存在しない場合にはnullを返します。
例外:
XBRLDOMRuntimeException -
  • 引数objにnullを指定した場合にスローされます。[エラーコード:20002]
  • 引数objに指定したSimpleElementDefinitionオブジェクトが,このSimpleTaxonomyオブジェクトから生成されたオブジェクトでない場合にスローされます。[エラーコード:22008]

(11) createLabel

public SimpleLabel createLabel(java.lang.String role,
                              java.lang.String lang,
                              java.lang.String value)

XBRLのバージョン:
2.1
説明:
単純なタクソノミー文書を構成するラベル要素を表す,SimpleLabelオブジェクトを生成します。
引数:
role - 新たに作成するラベル要素のxlink:role属性値を指定します。指定できる値はSimpleLabel.setRole()メソッドと同じです。省略する場合はnullを指定します。
lang - 新たに作成するラベル要素のxml:lang属性値を指定します。
value - 新たに作成するラベル要素の内容を指定します。
戻り値:
新たに生成されたSimpleLabelオブジェクトを返します。
例外:
XBRLDOMRuntimeException -
  • 引数langまたは引数valueにnullを指定した場合にスローされます。[エラーコード:20002]
  • 引数roleに指定できない値が指定されている場合にスローされます。[エラーコード:20156]

(12) createLabelEdge

public SimpleLabelEdge createLabelEdge(java.lang.String role,
                                      java.lang.String arcrole,
                                      java.lang.Object from,
                                      java.lang.Object to)

XBRLのバージョン:
2.1
説明:
単純なタクソノミー文書を構成するラベルリンクの一つの関係(一辺)を表すSimpleLabelEdgeオブジェクトを生成します。
引数:
role - 新たに作成するラベルリンクの一つの関係が属する,link:labelLinkのrole属性値を指定します。指定できるカスタムロール値と標準値は次のとおりです。
指定できるカスタムロール値
ここで指定できるカスタムロールは,拡張元であるXBRLTaxonomyDocumentオブジェクトのgetRoleTypes()メソッドでXBRLRoleTypeオブジェクトを取得した際,getUsedOn()メソッドで取得されるリストが次の値を持つものだけです。
  • 名前空間:http://www.xbrl.org/2003/linkbase
  • ローカル名:labelLink
この条件に該当するカスタムロールについて,XBRLRoleTypeオブジェクトのgetRoleURI()メソッドで取得される値を指定します。
指定できる標準値
http://www.xbrl.org/2003/role/link
arcrole - 新たに作成する<link:labelArc>要素のxlink:arcrole属性値を指定します。指定できるカスタムアークロール値と標準値は次のとおりです。
指定できるカスタムアークロール値
ここで指定できるカスタムアークロールは,拡張元であるXBRLTaxonomyDocumentオブジェクトのgetArcroleTypes()メソッドでXBRLArcroleTypeオブジェクトを取得した際,getUsedOn()メソッドで取得されるリストが次の値を持つものだけです。
  • 名前空間:http://www.xbrl.org/2003/linkbase
  • ローカル名:labelArc
この条件に該当するカスタムアークロールについて,XBRLArcroleTypeオブジェクトのgetArcroleURI()メソッドで取得される値を指定します。
指定できる標準値
http://www.xbrl.org/2003/arcrole/concept-label
from - 新たに作成する<link:labelArc>要素のxlink:from属性値が参照するオブジェクトを指定します。指定できるオブジェクトは次のとおりです。
  • SimpleConceptDefinition
  • XBRLTaxonomyItem
  • XBRLTaxonomyTuple
to - 新たに作成する<link:labelArc>要素のxlink:to属性値が参照するオブジェクトを指定します。指定できる値はSimpleLabelだけです。
戻り値:
新たに生成されたSimpleLabelEdgeオブジェクトを返します。
例外:
XBRLDOMRuntimeException -
  • 引数role,引数arcrole,引数fromまたは引数toにnullを指定した場合にスローされます。[エラーコード:20002]
  • 引数roleまたは引数arcroleに対し,指定できない値が指定されている場合にスローされます。[エラーコード:20156]
  • 引数fromまたは引数toに対し,指定できないオブジェクトが指定されている場合にスローされます。[エラーコード:22001]
  • 引数fromに指定されたオブジェクトがXBRLTaxonomyItemオブジェクトまたはXBRLTaxonomyTupleオブジェクトであり,かつそのオブジェクトを所有するXBRLTaxonomyDocumentオブジェクトがこのSimpleTaxonomyオブジェクトの生成時に指定されたXBRLTaxonomyDocumentオブジェクトと異なる場合にスローされます。[エラーコード:22007]
  • 引数fromまたは引数toに指定されたオブジェクトがSimpleConceptDefinitionオブジェクトまたはSimpleLabelオブジェクトであり,かつそのオブジェクトを所有するSimpleTaxonomyオブジェクトがこのSimpleTaxonomyオブジェクトと異なる場合にスローされます。[エラーコード:22008]
  • 引数toに指定したSimpleLabelオブジェクトがすでに別のSimpleLabelEdgeオブジェクトの子ノードである場合にスローされます。[エラーコード:20005]

(13) createProhibitedEdge

public SimpleEdge createProhibitedEdge(XBRLRelationship obj)

XBRLのバージョン:
2.1
説明:
単純なタクソノミー文書を構成する既存の関係の一辺を否定するSimpleEdgeオブジェクトを生成します。
引数:
obj - 指定できるオブジェクトはXBRLLabelRelationshipだけです。それによって生成されるSimpleEdgeオブジェクトはSimpleLabelEdgeです。
戻り値:
新たに生成されたSimpleEdgeオブジェクトを返します。
例外:
XBRLDOMRuntimeException -
  • 引数objにnullを指定した場合にスローされます。[エラーコード:20002]
  • 引数objに指定されたXBRLRelationshipオブジェクトを所有するXBRLTaxonomyDocumentオブジェクトが,このSimpleTaxonomyオブジェクトの生成時に指定されたXBRLTaxonomyDocumentオブジェクトと異なる場合にスローされます。[エラーコード:22007]
  • 引数objにXBRLLabelRelationshipオブジェクト以外が指定された場合にスローされます。[エラーコード:22001]

(14) findEdges

public SimpleEdge[] findEdges(int type,
                             java.lang.String role,
                             java.lang.String arcrole,
                             java.lang.Object from,
                             java.lang.Object to)

XBRLのバージョン:
2.1
説明:
単純なタクソノミー文書を構成するリンクベースの一つの関係(一辺)を表すSimpleEdgeオブジェクトの配列をこのSimpleTaxonomyオブジェクトから取得します。
引数:
type - 取得するリンクの一辺を表す値を指定します。指定できる値はLABEL_EDGEだけです。この指定によって,オブジェクトSimpleLabelEdgeが戻り値の配列に含まれる可能性があります。
role - 取得するリンクが属する拡張リンクのrole属性値を指定します。取得条件に加えない場合にはnullを指定します。
arcrole - 取得するリンクのアーク型要素のxlink:arcrole属性値を指定します。取得条件に加えない場合にはnullを指定します。
from - 取得するリンクのアーク型要素のxlink:from属性値が参照するオブジェクトを指定します。取得条件に加えない場合にはnullを指定します。
to - 取得するリンクのアーク型要素のxlink:to属性値が参照するオブジェクトを指定します。取得条件に加えない場合にはnullを指定します。
戻り値:
単純なタクソノミー文書を構成するリンクベースの一つの関係(一辺)を表すSimpleEdgeオブジェクトの配列を返します。単純なタクソノミー文書全体を表すSimpleTaxonomyオブジェクトに,引数に指定された条件を満たすSimpleEdgeオブジェクトが一つも存在しない場合は,要素数0の配列を返します。
例外:
XBRLDOMRuntimeException -
  • 引数typeに指定できない値が指定されている場合にスローされます。[エラーコード:20156]

(15) addEdge

public SimpleEdge addEdge(SimpleEdge obj)

XBRLのバージョン:
2.1
説明:
単純なタクソノミー文書を構成する関係の一辺を表すSimpleEdgeオブジェクトを追加します。
同じ関係(一辺)を表すアクティブ状態のSimpleEdgeオブジェクトが存在した場合,既存のSimpleEdgeオブジェクトが最初にSimpleTaxonomyオブジェクトから削除され,引数objに指定したSimpleEdgeオブジェクトが追加されます。
また,引数objに指定したSimpleEdgeオブジェクトが保持するSimpleConceptDefinitionオブジェクトが非アクティブ状態の場合は,アクティブ状態に変更します。アクティブ状態に変更できなかった場合は,引数objに指定されたSimpleEdgeオブジェクトの追加に失敗します。発生する例外の種類は,addElementDefinition()メソッドと同じです。
引数:
obj - 新たに追加するSimpleEdgeオブジェクトを指定します。
戻り値:
新たに追加したSimpleEdgeオブジェクトを返します。
例外:
XBRLDOMRuntimeException -
  • 引数objにnullを指定した場合にスローされます。[エラーコード:20002]
  • 引数objにSimpleEdgeオブジェクトのSimpleLabelEdgeを指定した場合に,そのオブジェクトが保持するSimpleLabelオブジェクトのid属性値を持つ異なるアクティブなSimpleLabelオブジェクトがこのSimpleTaxonomyオブジェクトに存在する場合にスローされます。[エラーコード:22003]
  • 引数objに指定したSimpleEdgeオブジェクトが,このSimpleTaxonomyオブジェクトから生成されたオブジェクトでない場合にスローされます。[エラーコード:22008]

(16) removeEdge

public SimpleEdge removeEdge(SimpleEdge obj)

XBRLのバージョン:
2.1
説明:
単純なタクソノミー文書を構成する関係の一辺を表すSimpleEdgeオブジェクトを削除します。ただし,このSimpleEdgeオブジェクトが保持するSimpleConceptDefinitionオブジェクトのアクティブ状態は変更されないため,オブジェクトを非アクティブ状態へ変えるにはremoveElementDefinition()メソッドを使用してください。
また,引数objがSimpleLabelEdgeオブジェクトの場合,このSimpleLabelEdgeオブジェクトが参照するSimpleLabelオブジェクトは非アクティブ状態となります。
引数:
obj - 削除するSimpleEdgeオブジェクトを指定します。
戻り値:
単純なタクソノミー文書から削除したSimpleEdgeオブジェクトを返します。削除するSimpleEdgeオブジェクトがこのSimpleTaxonomyオブジェクトに存在しない場合は,nullを返します。
例外:
XBRLDOMRuntimeException -
  • 引数objにnullを指定した場合にスローされます。[エラーコード:20002]
  • 引数objに指定したSimpleEdgeオブジェクトがこのSimpleTaxonomyオブジェクトから生成されたオブジェクトでない場合にスローされます。[エラーコード:22008]

(17) transform

public org.w3c.dom.Document[] transform()

XBRLのバージョン:
2.1
説明:
単純なタクソノミー文書の現在の構成をorg.w3c.dom.Documentオブジェクトへ変換した,新たなorg.w3c.dom.Documentオブジェクトの配列を返します。
配列の要素数は常に6です。ドキュメントの格納順序は次のとおりです。
インデックス格納されるドキュメント
0タクソノミー本体
1ラベルリンクベース(ラベルリンクが一つも存在しない場合にはnull)
2null
3null
4null
5null
戻り値:
変換後のorg.w3c.dom.Documentオブジェクトの配列を返します。