5.4.9 ディメンジョンの指定(XBRL Dimensions1.0の場合)

インスタンス文書のディメンジョンは,プライマリー・アイテムと関連づけられた,コンテキストのシナリオ要素またはセグメント要素で指定します。

<xbrli:segment>要素および<xbrli:scenario>要素は,任意の要素を子要素にできるコンテナ要素として定義されています。XBRL Dimensions1.0では<xbrli:segment>要素および<xbrli:scenario>要素を利用して,インスタンス文書で次元を表現します。

<この項の構成>
(1) <xbrldi:typedMember>要素
(2) <xbrldi:explicitMember>要素

(1) <xbrldi:typedMember>要素

<xbrldi:typedMember>要素は,Typed Dimensionを記述するときに使用します。<xbrldi:typedMember>要素の属性を次の表に示します。

表5-51 <xbrldi:typedMember>要素の属性

属性名内容
dimensionタクソノミー文書で定義したTyped DimensionのQNameを指定します。

<xbrldi:typedMember>要素の内容には,dimension属性で記述したTyped Dimensionの正当な要素および内容を記述してください。正当な要素および内容とは,Typed Dimensionで指定するxbrldt:typedDomainRef属性の参照先の,XML Schemaの要素宣言で正当となる任意の形式です。

(2) <xbrldi:explicitMember>要素

<xbrldi:explicitMember>要素は,Explicit Dimensionを記述するときに使用します。<xbrldi:explicitMember>要素の属性を次の表に示します。

表5-52 <xbrldi:explicitMember>要素の属性

属性名内容
dimensionタクソノミー文書で定義したExplicit DimensionのQNameを指定します。

<xbrldi:explicitMember>要素の内容には,dimension属性で記述したExplicit Dimensionの正当なメンバのQNameを記述してください。