uCosminexus Business Reporting Processorの以前のバージョンとの動作の差異について説明します。動作の差異を次の表に示します。
04-00と05-00の差異
表C-1 uCosminexus Business Reporting Processorの動作の差異(04-00と05-00の差異)
項番 | 動作の差異 |
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1 | 05-00では,Genericsに対応しました。そのため,「6. APIリファレンス」の各メソッドの形式には,Genericsに対応したメソッドの戻り値が記載されています。04-00の場合,Genericsに対応していないため戻り値を記載したメソッドの形式は使用できません。 |
03-00と04-00の差異
表C-2 uCosminexus Business Reporting Processorの動作の差異(03-00と04-00の差異)
項番 | 動作の差異 |
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1 | インスタンス文書にfloat型やdouble型の要素,属性があり,値として+NaN,-NaN,Infinity,+Infinity,-Infinity等を指定している場合,インスタンス文書の読み込みで,03-00ではエラーは発生しませんでしたが,04-00ではエラー(KEBR11005-E, KEBR10036-E)が発生します。 |
2 | インスタンス文書等の読み込み時に対象となるスキーマが見つからない場合,03-00では致命的エラー(KEBR11002-E)のみが発生しますが,04-00では警告(KEBR11004-W)と致命的エラー(KEBR11002-E)が発生します。 |
3 | インスタンス文書にanyURI型の要素,属性があり,値として "|"等の文字(XML Schema Part2 仕様書 3.2.17 anyURIにて定められているエスケープ文字)が含まれていた場合,03-00では,KEBR11005-E(詳細情報=KECX06036-E,KECX06020-Eに起因する)のエラーが発生しますが,04-00では発生しません。 ただし,03-00で上記エラーを無視して続行した場合に致命的エラー(KEBR10030-E)となることは変わりません。 |
4 | XBRLInstanceDocumentWriterインターフェース等のwriteメソッドでファイル出力する場合, 03-00では,XML宣言の直後に改行が出力されますが,04-00では出力されません。 |