6.11.8 SimpleTaxonomyインターフェース
public interface SimpleTaxonomy
extends SimpleNode
- XBRLのバージョン:
- 2.1
- 説明:
- 単純なタクソノミー文書全体を表します。
- フィールドの概要:
- SimpleTaxonomyインターフェースのフィールドの概要を次の表に示します。
表6-186 SimpleTaxonomyインターフェースのフィールドの概要
項番 | 説明 |
---|
1 | static int | ITEM_DEFINITION 単純なタクソノミー文書の要素定義のうちアイテムを表します。 |
2 | static int | LABEL_EDGE 単純なタクソノミー文書のラベルリンクの一辺を表します。 |
- メソッドの概要:
- SimpleTaxonomyインターフェースのメソッドの概要を次の表に示します。
表6-187 SimpleTaxonomyインターフェースのメソッドの概要
項番 | 説明 | XBRLのバージョン |
---|
1 | XBRLDocumentManager | getOwnerDocumentManager() 単純なタクソノミー文書全体を表すSimpleTaxonomyオブジェクトを所有する,XBRLDocumentManager オブジェクトを取得します。 | 2.1 |
2 | XBRLTaxonomyDocument | getBaseTaxonomyDocument() 単純なタクソノミー文書の拡張元であるタクソノミー文書を表す,XBRLTaxonomyDocumentオブジェクトを取得します。 | 2.1 |
3 | java.lang.String | getTargetNamespace() 単純なタクソノミー文書を構成する,唯一のタクソノミー本体のtargetNamespace属性値を取得します。 | 2.1 |
4 | java.lang.String | getPrefix() 単純なタクソノミー文書を構成する唯一のタクソノミー本体のtargetNamespace属性値に対応する,名前空間接頭辞を取得します。 | 2.1 |
5 | java.lang.String | getSchemaLocation() 単純なタクソノミー文書を構成する唯一のタクソノミー本体が設定されている場所(ファイル名)を取得します。 | 2.1 |
6 | SimpleItemDefinition | createItemDefinition(java.lang.String name, int type, java.lang.String periodType) 単純なタクソノミー文書を構成するアイテム要素定義を表す,新たなSimpleItemDefinitionオブジェクトを生成します。 | 2.1 |
7 | SimpleElementDefinition[] | findElementDefinitions(int type) 単純なタクソノミー文書を構成する要素定義を表すSimpleElementDefinitionオブジェクトの配列を取得します。 | 2.1 |
8 | SimpleElementDefinition | getElementDefinition(java.lang.String name) 単純なタクソノミー文書を構成する要素定義を表す,SimpleElementDefinitionオブジェクトを取得します。 | 2.1 |
9 | SimpleElementDefinition | addElementDefinition(SimpleElementDefinition obj) 単純なタクソノミー文書に,引数objに指定された要素定義を表すSimpleElementDefinitionオブジェクトを追加して,アクティブ状態にします。 | 2.1 |
10 | SimpleElementDefinition | removeElementDefinition(SimpleElementDefinition obj) 単純なタクソノミー文書から,引数objに指定された要素定義を表すSimpleElementDefinitionオブジェクトを削除し,非アクティブ状態にします。 | 2.1 |
11 | SimpleLabel | createLabel(java.lang.String role, java.lang.String lang, java.lang.String value) 単純なタクソノミー文書を構成するラベル要素を表す,SimpleLabelオブジェクトを生成します。 | 2.1 |
12 | SimpleLabelEdge | createLabelEdge(java.lang.String role, java.lang.String arcrole, java.lang.Object from, java.lang.Object to) 単純なタクソノミー文書を構成するラベルリンクの一つの関係(一辺)を表すSimpleLabelEdgeオブジェクトを生成します。 | 2.1 |
13 | SimpleEdge | createProhibitedEdge(XBRLRelationship obj) 単純なタクソノミー文書を構成する既存の関係の一辺を否定するSimpleEdgeオブジェクトを生成します。 | 2.1 |
14 | SimpleEdge[] | findEdges(int type, java.lang.String role, java.lang.String arcrole, java.lang.Object from, java.lang.Object to) 単純なタクソノミー文書を構成するリンクベースの一つの関係(一辺)を表すSimpleEdgeオブジェクトの配列をこのSimpleTaxonomyオブジェクトから取得します。 | 2.1 |
15 | SimpleEdge | addEdge(SimpleEdge obj) 単純なタクソノミー文書を構成する関係の一辺を表すSimpleEdgeオブジェクトを追加します。 | 2.1 |
16 | SimpleEdge | removeEdge(SimpleEdge obj) 単純なタクソノミー文書を構成する関係の一辺を表すSimpleEdgeオブジェクトを削除します。 | 2.1 |
17 | org.w3c.dom.Document[] | transform() 単純なタクソノミー文書の現在の構成をorg.w3c.dom.Documentオブジェクトへ変換した,新たなorg.w3c.dom.Documentオブジェクトの配列を取得します。 | 2.1 |
- <この項の構成>
- (1) getOwnerDocumentManager
- (2) getBaseTaxonomyDocument
- (3) getTargetNamespace
- (4) getPrefix
- (5) getSchemaLocation
- (6) createItemDefinition
- (7) findElementDefinitions
- (8) getElementDefinition
- (9) addElementDefinition
- (10) removeElementDefinition
- (11) createLabel
- (12) createLabelEdge
- (13) createProhibitedEdge
- (14) findEdges
- (15) addEdge
- (16) removeEdge
- (17) transform
(1) getOwnerDocumentManager
public XBRLDocumentManager getOwnerDocumentManager()
- XBRLのバージョン:
- 2.1
- 説明:
- 単純なタクソノミー文書全体を表すSimpleTaxonomyオブジェクトを所有する,XBRLDocumentManager オブジェクトを取得します。
- 戻り値:
- 単純なタクソノミー文書全体を表すSimpleTaxonomyオブジェクトを所有する,XBRLDocumentManager オブジェクトを返します。
(2) getBaseTaxonomyDocument
public XBRLTaxonomyDocument getBaseTaxonomyDocument()
- XBRLのバージョン:
- 2.1
- 説明:
- 単純なタクソノミー文書の拡張元であるタクソノミー文書を表す,XBRLTaxonomyDocumentオブジェクトを取得します。これによって,SimpleTaxonomyオブジェクトの生成時に指定したXBRLTaxonomyDocumentオブジェクトを取得できます。
- 戻り値:
- 単純なタクソノミー文書の拡張元であるタクソノミー文書を表す,XBRLTaxonomyDocumentオブジェクトを返します。拡張元が存在しない場合にはnullを返します。
(3) getTargetNamespace
public java.lang.String getTargetNamespace()
- XBRLのバージョン:
- 2.1
- 説明:
- 単純なタクソノミー文書を構成する,唯一のタクソノミー本体のtargetNamespace属性値を取得します。
- 戻り値:
- 単純なタクソノミー文書を構成する唯一のタクソノミー本体のtargetNamespace属性値を返します。
(4) getPrefix
public java.lang.String getPrefix()
- XBRLのバージョン:
- 2.1
- 説明:
- 単純なタクソノミー文書を構成する唯一のタクソノミー本体のtargetNamespace属性値に対応する,名前空間接頭辞を取得します。
- 戻り値:
- 単純なタクソノミー文書を構成する唯一のタクソノミー本体のtargetNamespace属性値に対応する,名前空間接頭辞を返します。
(5) getSchemaLocation
public java.lang.String getSchemaLocation()
- XBRLのバージョン:
- 2.1
- 説明:
- 単純なタクソノミー文書を構成する唯一のタクソノミー本体が設定されている場所(ファイル名)を取得します。
- 戻り値:
- 単純なタクソノミー文書を構成する唯一のタクソノミー本体が設定されている場所(ファイル名)を返します。
(6) createItemDefinition
public SimpleItemDefinition createItemDefinition(java.lang.String name,
int type,
java.lang.String periodType)
- XBRLのバージョン:
- 2.1
- 説明:
- 単純なタクソノミー文書を構成するアイテム要素定義を表す,新たなSimpleItemDefinitionオブジェクトを生成します。
- 例えば,createItemDefinition("balanceSheet", SimpleItemDefinition.MONETARY_ITEM, "duration");を実行し,SimpleTaxonomy.getPrefix()の結果が「hi」である場合,タクソノミー本体では次のようなアイテム要素定義が作成されます。
<element name="balanceSheet"
id="hi_balanceSheet"
substitutionGroup="xbrli:item"
type="xbrli:monetaryItemType"
xbrli:periodType="duration"/> |
- 引数:
- name - 単純なタクソノミー文書を構成するアイテム要素定義のname属性値を指定します。
- type - 単純なタクソノミー文書を構成するアイテム要素定義のtype属性値に対応するフィールド値を指定します。指定できる値は,SimpleItemDefinitionオブジェクトのsetItemType()メソッドと同じです。
- periodType - 単純なタクソノミー文書を構成するアイテム要素定義のxbrli:periodType属性値を指定します。指定できる値はinstantまたはdurationです。
- 戻り値:
- 新たに生成されたSimpleItemDefinitionオブジェクトを返します。
- 例外:
- XBRLDOMRuntimeException -
- 引数nameまたは引数periodTypeにnullを指定した場合にスローされます。[エラーコード:20002]
- 引数nameに空文字列("")またはxsd:NCNameとして不正な文字列が指定された場合にスローされます。[エラーコード:20108]
- 引数typeに指定できない値が指定された場合にスローされます。[エラーコード:20156]
- 引数periodTypeにinstantまたはduration以外の文字列が指定された場合にスローされます。[エラーコード:20014]
(7) findElementDefinitions
public SimpleElementDefinition[] findElementDefinitions(int type)
- XBRLのバージョン:
- 2.1
- 説明:
- 単純なタクソノミー文書を構成する要素定義を表すSimpleElementDefinitionオブジェクトの配列を取得します。
- 引数:
- type - 取得する要素定義の種別を指定します。指定できる値はITEM_DEFINITIONだけです。この指定によってオブジェクトSimpleItemDefinitionが配列に含まれる可能性があります。
- 戻り値:
- 単純なタクソノミー文書を構成する要素定義を表す,SimpleElementDefinitionオブジェクトの配列を返します。引数typeに指定された種別の要素定義がこの単純なタクソノミー文書全体を表すSimpleTaxonomyオブジェクトに一つも存在しない場合は,要素数0の配列を返します。
- 例外:
- XBRLDOMRuntimeException -
- 引数typeに指定できない値が指定された場合にスローされます。[エラーコード:20156]
(8) getElementDefinition
public SimpleElementDefinition getElementDefinition(java.lang.String name)
- XBRLのバージョン:
- 2.1
- 説明:
- 単純なタクソノミー文書を構成する要素定義を表す,SimpleElementDefinitionオブジェクトを取得します。
- このバージョンでは,取得したSimpleElementDefinitionオブジェクトは常にSimpleItemDefinitionオブジェクトだけにキャストできます。
- SimpleTaxonomyオブジェクト(単純なタクソノミー文書全体を表す)に,引数nameに指定されたname属性値を持つ要素定義が存在しない場合は,nullを返します。
- 引数:
- name - 単純なタクソノミー文書を構成する要素定義のname属性値を指定します。
- 戻り値:
- 単純なタクソノミー文書を構成する要素定義を表す,SimpleItemDefinitionオブジェクトを返します。
- SimpleTaxonomyオブジェクト(単純なタクソノミー文書全体を表す)に,引数nameに指定されたname属性値を持つ要素定義が存在しない場合は,nullを返します。
- 例外:
- XBRLDOMRuntimeException -
- 引数nameにnullを指定した場合にスローされます。[エラーコード:20002]
- 引数nameに空文字列("")またはxsd:NCNameとして不正な文字列が指定された場合にスローされます。[エラーコード:20108]
(9) addElementDefinition
public SimpleElementDefinition addElementDefinition(SimpleElementDefinition obj)
- XBRLのバージョン:
- 2.1
- 説明:
- 単純なタクソノミー文書に,引数objに指定された要素定義を表すSimpleElementDefinitionオブジェクトを追加して,アクティブ状態にします。
- 引数:
- obj - 新たに追加するSimpleElementDefinitionオブジェクトを指定します。
- 戻り値:
- 新たに追加したSimpleElementDefinitionオブジェクトを返します。
- 例外:
- XBRLDOMRuntimeException -
- 引数objにnullを指定した場合にスローされます。[エラーコード:20002]
- 引数objに指定したSimpleElementDefinitionオブジェクトのname属性値と同じname属性値を持つアクティブなSimpleElementDefinitionオブジェクトがこのSimpleTaxonomyオブジェクトに存在する場合,または同じ対象名前空間で同じname属性値を持つXBRLTaxonomyElementオブジェクトが拡張元であるXBRLTaxonomyDocumentオブジェクトに存在する場合にスローされます。[エラーコード:22002]
- 引数objに指定したSimpleElementDefinitionオブジェクトのid属性値と同じid属性値を持つ,アクティブなSimpleElementDefinitionオブジェクトがこのSimpleTaxonomyオブジェクトに存在する場合にスローされます。[エラーコード:22003]
- 引数objに指定したSimpleElementDefinitionオブジェクトがこのSimpleTaxonomyオブジェクトから生成されたオブジェクトでない場合に,スローされます。[エラーコード:22008]
(10) removeElementDefinition
public SimpleElementDefinition removeElementDefinition(SimpleElementDefinition obj)
- XBRLのバージョン:
- 2.1
- 説明:
- 単純なタクソノミー文書を表すSimpleTaxonomyオブジェクトから,引数objに指定された要素定義を表すSimpleElementDefinitionオブジェクトを削除し,非アクティブ状態にします。
- また,引数objに指定されたSimpleElementDefinitionオブジェクトがこのSimpleTaxonomyオブジェクトに存在するアクティブ状態のSimpleEdgeオブジェクトから参照されている場合には,関連するすべてのSimpleNodeオブジェクトも非アクティブ状態に変更します。ただし,このSimpleElementDefinitionオブジェクト以外のSimpleElementDefinitionオブジェクトのアクティブ状態は変更しません。
- アクティブ状態が変更される可能性のあるオブジェクトは,SimpleEdgeオブジェクトおよびSimpleLabelオブジェクトです。
- 引数:
- obj - 削除するSimpleElementDefinitionオブジェクトを指定します。
- 戻り値:
- 単純なタクソノミー文書から削除されたSimpleElementDefinitionオブジェクトを返します。削除する要素定義がこのSimpleTaxonomyオブジェクトに存在しない場合にはnullを返します。
- 例外:
- XBRLDOMRuntimeException -
- 引数objにnullを指定した場合にスローされます。[エラーコード:20002]
- 引数objに指定したSimpleElementDefinitionオブジェクトが,このSimpleTaxonomyオブジェクトから生成されたオブジェクトでない場合にスローされます。[エラーコード:22008]
(11) createLabel
public SimpleLabel createLabel(java.lang.String role,
java.lang.String lang,
java.lang.String value)
- XBRLのバージョン:
- 2.1
- 説明:
- 単純なタクソノミー文書を構成するラベル要素を表す,SimpleLabelオブジェクトを生成します。
- 引数:
- role - 新たに作成するラベル要素のxlink:role属性値を指定します。指定できる値はSimpleLabel.setRole()メソッドと同じです。省略する場合はnullを指定します。
- lang - 新たに作成するラベル要素のxml:lang属性値を指定します。
- value - 新たに作成するラベル要素の内容を指定します。
- 戻り値:
- 新たに生成されたSimpleLabelオブジェクトを返します。
- 例外:
- XBRLDOMRuntimeException -
- 引数langまたは引数valueにnullを指定した場合にスローされます。[エラーコード:20002]
- 引数roleに指定できない値が指定されている場合にスローされます。[エラーコード:20156]
(12) createLabelEdge
public SimpleLabelEdge createLabelEdge(java.lang.String role,
java.lang.String arcrole,
java.lang.Object from,
java.lang.Object to)
- XBRLのバージョン:
- 2.1
- 説明:
- 単純なタクソノミー文書を構成するラベルリンクの一つの関係(一辺)を表すSimpleLabelEdgeオブジェクトを生成します。
- 引数:
- role - 新たに作成するラベルリンクの一つの関係が属する,link:labelLinkのrole属性値を指定します。指定できるカスタムロール値と標準値は次のとおりです。
- 指定できるカスタムロール値
- ここで指定できるカスタムロールは,拡張元であるXBRLTaxonomyDocumentオブジェクトのgetRoleTypes()メソッドでXBRLRoleTypeオブジェクトを取得した際,getUsedOn()メソッドで取得されるリストが次の値を持つものだけです。
- 名前空間:http://www.xbrl.org/2003/linkbase
- ローカル名:labelLink
- この条件に該当するカスタムロールについて,XBRLRoleTypeオブジェクトのgetRoleURI()メソッドで取得される値を指定します。
- 指定できる標準値
- http://www.xbrl.org/2003/role/link
- arcrole - 新たに作成する<link:labelArc>要素のxlink:arcrole属性値を指定します。指定できるカスタムアークロール値と標準値は次のとおりです。
- 指定できるカスタムアークロール値
- ここで指定できるカスタムアークロールは,拡張元であるXBRLTaxonomyDocumentオブジェクトのgetArcroleTypes()メソッドでXBRLArcroleTypeオブジェクトを取得した際,getUsedOn()メソッドで取得されるリストが次の値を持つものだけです。
- 名前空間:http://www.xbrl.org/2003/linkbase
- ローカル名:labelArc
- この条件に該当するカスタムアークロールについて,XBRLArcroleTypeオブジェクトのgetArcroleURI()メソッドで取得される値を指定します。
- 指定できる標準値
- http://www.xbrl.org/2003/arcrole/concept-label
- from - 新たに作成する<link:labelArc>要素のxlink:from属性値が参照するオブジェクトを指定します。指定できるオブジェクトは次のとおりです。
- SimpleConceptDefinition
- XBRLTaxonomyItem
- XBRLTaxonomyTuple
- to - 新たに作成する<link:labelArc>要素のxlink:to属性値が参照するオブジェクトを指定します。指定できる値はSimpleLabelだけです。
- 戻り値:
- 新たに生成されたSimpleLabelEdgeオブジェクトを返します。
- 例外:
- XBRLDOMRuntimeException -
- 引数role,引数arcrole,引数fromまたは引数toにnullを指定した場合にスローされます。[エラーコード:20002]
- 引数roleまたは引数arcroleに対し,指定できない値が指定されている場合にスローされます。[エラーコード:20156]
- 引数fromまたは引数toに対し,指定できないオブジェクトが指定されている場合にスローされます。[エラーコード:22001]
- 引数fromに指定されたオブジェクトがXBRLTaxonomyItemオブジェクトまたはXBRLTaxonomyTupleオブジェクトであり,かつそのオブジェクトを所有するXBRLTaxonomyDocumentオブジェクトがこのSimpleTaxonomyオブジェクトの生成時に指定されたXBRLTaxonomyDocumentオブジェクトと異なる場合にスローされます。[エラーコード:22007]
- 引数fromまたは引数toに指定されたオブジェクトがSimpleConceptDefinitionオブジェクトまたはSimpleLabelオブジェクトであり,かつそのオブジェクトを所有するSimpleTaxonomyオブジェクトがこのSimpleTaxonomyオブジェクトと異なる場合にスローされます。[エラーコード:22008]
- 引数toに指定したSimpleLabelオブジェクトがすでに別のSimpleLabelEdgeオブジェクトの子ノードである場合にスローされます。[エラーコード:20005]
(13) createProhibitedEdge
public SimpleEdge createProhibitedEdge(XBRLRelationship obj)
- XBRLのバージョン:
- 2.1
- 説明:
- 単純なタクソノミー文書を構成する既存の関係の一辺を否定するSimpleEdgeオブジェクトを生成します。
- 引数:
- obj - 指定できるオブジェクトはXBRLLabelRelationshipだけです。それによって生成されるSimpleEdgeオブジェクトはSimpleLabelEdgeです。
- 戻り値:
- 新たに生成されたSimpleEdgeオブジェクトを返します。
- 例外:
- XBRLDOMRuntimeException -
- 引数objにnullを指定した場合にスローされます。[エラーコード:20002]
- 引数objに指定されたXBRLRelationshipオブジェクトを所有するXBRLTaxonomyDocumentオブジェクトが,このSimpleTaxonomyオブジェクトの生成時に指定されたXBRLTaxonomyDocumentオブジェクトと異なる場合にスローされます。[エラーコード:22007]
- 引数objにXBRLLabelRelationshipオブジェクト以外が指定された場合にスローされます。[エラーコード:22001]
(14) findEdges
public SimpleEdge[] findEdges(int type,
java.lang.String role,
java.lang.String arcrole,
java.lang.Object from,
java.lang.Object to)
- XBRLのバージョン:
- 2.1
- 説明:
- 単純なタクソノミー文書を構成するリンクベースの一つの関係(一辺)を表すSimpleEdgeオブジェクトの配列をこのSimpleTaxonomyオブジェクトから取得します。
- 引数:
- type - 取得するリンクの一辺を表す値を指定します。指定できる値はLABEL_EDGEだけです。この指定によって,オブジェクトSimpleLabelEdgeが戻り値の配列に含まれる可能性があります。
- role - 取得するリンクが属する拡張リンクのrole属性値を指定します。取得条件に加えない場合にはnullを指定します。
- arcrole - 取得するリンクのアーク型要素のxlink:arcrole属性値を指定します。取得条件に加えない場合にはnullを指定します。
- from - 取得するリンクのアーク型要素のxlink:from属性値が参照するオブジェクトを指定します。取得条件に加えない場合にはnullを指定します。
- to - 取得するリンクのアーク型要素のxlink:to属性値が参照するオブジェクトを指定します。取得条件に加えない場合にはnullを指定します。
- 戻り値:
- 単純なタクソノミー文書を構成するリンクベースの一つの関係(一辺)を表すSimpleEdgeオブジェクトの配列を返します。単純なタクソノミー文書全体を表すSimpleTaxonomyオブジェクトに,引数に指定された条件を満たすSimpleEdgeオブジェクトが一つも存在しない場合は,要素数0の配列を返します。
- 例外:
- XBRLDOMRuntimeException -
- 引数typeに指定できない値が指定されている場合にスローされます。[エラーコード:20156]
(15) addEdge
public SimpleEdge addEdge(SimpleEdge obj)
- XBRLのバージョン:
- 2.1
- 説明:
- 単純なタクソノミー文書を構成する関係の一辺を表すSimpleEdgeオブジェクトを追加します。
- 同じ関係(一辺)を表すアクティブ状態のSimpleEdgeオブジェクトが存在した場合,既存のSimpleEdgeオブジェクトが最初にSimpleTaxonomyオブジェクトから削除され,引数objに指定したSimpleEdgeオブジェクトが追加されます。
- また,引数objに指定したSimpleEdgeオブジェクトが保持するSimpleConceptDefinitionオブジェクトが非アクティブ状態の場合は,アクティブ状態に変更します。アクティブ状態に変更できなかった場合は,引数objに指定されたSimpleEdgeオブジェクトの追加に失敗します。発生する例外の種類は,addElementDefinition()メソッドと同じです。
- 引数:
- obj - 新たに追加するSimpleEdgeオブジェクトを指定します。
- 戻り値:
- 新たに追加したSimpleEdgeオブジェクトを返します。
- 例外:
- XBRLDOMRuntimeException -
- 引数objにnullを指定した場合にスローされます。[エラーコード:20002]
- 引数objにSimpleEdgeオブジェクトのSimpleLabelEdgeを指定した場合に,そのオブジェクトが保持するSimpleLabelオブジェクトのid属性値を持つ異なるアクティブなSimpleLabelオブジェクトがこのSimpleTaxonomyオブジェクトに存在する場合にスローされます。[エラーコード:22003]
- 引数objに指定したSimpleEdgeオブジェクトが,このSimpleTaxonomyオブジェクトから生成されたオブジェクトでない場合にスローされます。[エラーコード:22008]
(16) removeEdge
public SimpleEdge removeEdge(SimpleEdge obj)
- XBRLのバージョン:
- 2.1
- 説明:
- 単純なタクソノミー文書を構成する関係の一辺を表すSimpleEdgeオブジェクトを削除します。ただし,このSimpleEdgeオブジェクトが保持するSimpleConceptDefinitionオブジェクトのアクティブ状態は変更されないため,オブジェクトを非アクティブ状態へ変えるにはremoveElementDefinition()メソッドを使用してください。
- また,引数objがSimpleLabelEdgeオブジェクトの場合,このSimpleLabelEdgeオブジェクトが参照するSimpleLabelオブジェクトは非アクティブ状態となります。
- 引数:
- obj - 削除するSimpleEdgeオブジェクトを指定します。
- 戻り値:
- 単純なタクソノミー文書から削除したSimpleEdgeオブジェクトを返します。削除するSimpleEdgeオブジェクトがこのSimpleTaxonomyオブジェクトに存在しない場合は,nullを返します。
- 例外:
- XBRLDOMRuntimeException -
- 引数objにnullを指定した場合にスローされます。[エラーコード:20002]
- 引数objに指定したSimpleEdgeオブジェクトがこのSimpleTaxonomyオブジェクトから生成されたオブジェクトでない場合にスローされます。[エラーコード:22008]
(17) transform
public org.w3c.dom.Document[] transform()
- XBRLのバージョン:
- 2.1
- 説明:
- 単純なタクソノミー文書の現在の構成をorg.w3c.dom.Documentオブジェクトへ変換した,新たなorg.w3c.dom.Documentオブジェクトの配列を返します。
- 配列の要素数は常に6です。ドキュメントの格納順序は次のとおりです。
インデックス | 格納されるドキュメント |
---|
0 | タクソノミー本体 |
1 | ラベルリンクベース(ラベルリンクが一つも存在しない場合にはnull) |
2 | null |
3 | null |
4 | null |
5 | null |
- 戻り値:
- 変換後のorg.w3c.dom.Documentオブジェクトの配列を返します。