プロパティの指定方法は複数あります。ここでは,プロパティの指定方法と優先順位について説明します。
表4-53 プロパティの指定方法と優先順位
優先順位 | 指定方法 | 設定できるプロパティ |
---|---|---|
1 | XBRLTaxonomyDocumentBuilderFactoryまたはXBRLInstanceDocumentBuilderFactoryインターフェースの各メソッド | cbrp.parse.で始まるプロパティ |
2 | XBRLDocumentManagerクラスのinit()メソッド | すべてのプロパティ |
3 | JavaVMのシステムプロパティ | cbrp.parse.XBRLVersion |
4 | デフォルト設定値 | 該当しない |
優先順位2のXBRLDocumentManagerクラスのinit()メソッドは,XBRL DOMを初期化するメソッドです。XBRL DOMの初期化時に,次の方法でプロパティを指定して,プロパティの値を変更できます。
各プロパティの指定がない場合,つまりプロパティ名(キー)がないか,値がnullまたは空文字列の場合は,デフォルト値が初期値となります。また,値が指定されていた場合で,各プロパティに許容される値以外が指定されていたときはエラー(例外)になります。