2.1 タクソノミー文書参照

タクソノミー文書は,インスタンス文書に記載する項目を定義するためのタクソノミー本体と,定義した項目間の関係などを記述したリンクベースとで構成されています。

ここでは,タクソノミー文書の参照について,説明します。

タクソノミー文書を参照する場合,タクソノミー文書が対応するXBRLのバージョンを指定する必要があります。デフォルトでは2.0になるため,XBRL2.1に対応する文書を操作する場合は,XBRLのバージョンを変更します。

また,タクソノミー文書がXBRL Dimensionsに対応している場合,XBRL Dimensionsのバージョンを指定する必要があります。その場合は,必ずXBRLのバージョンに2.1を指定してください。2.0を指定したときは,タクソノミー文書はXBRL2.0として処理されます。

指定方法
  • XBRLのバージョンは,プロパティやAPIなどで指定します。指定するプロパティを次に示します。
    cbrp.parse.XBRLVersion
  • XBRL Dimensionsのバージョンは,プロパティやAPIなどで指定します。指定するプロパティを次に示します。
    cbrp.parse.DimensionsVersion
指定方法の詳細については,「4.16.1 プロパティの指定方法と優先順位」を参照してください。
<この節の構成>
2.1.1 タクソノミー文書のXBRL DOMツリーへの展開
2.1.2 拡張されたタクソノミー文書の参照
2.1.3 タクソノミー文書の定義情報の参照