ここでは,XBRL2.0の場合の,脚注リンクの上書きについて説明します。
脚注リンクの場合,アイテムまたはタプル要素が同一であると判断されたときに,該当するアイテムまたはタプル要素に記述されていたリソース(リソース型要素である<link:footnote>要素)が追加されます。
アーク型要素のuse属性がprohibitedの場合,そのアーク型要素の記述が無視されます。
脚注リンクは,アイテムまたはタプル要素が同一であると判断された場合に上書きされます。同一アイテムまたはタプル要素と判断されるのは,次の条件を満たす場合です。
priority属性がアーク型要素に記述されていても無視します。ただし,文法チェックは実行されるため,priority属性を記述する場合は,文法に誤りのないように記述する必要があります。
priority属性を指定してもリンクは上書きされないため,use属性の値がprohibitedのアーク型要素は無視されます。リンクの記述が無効になるため,メッセージは出力されません。