既存のタクソノミー文書を拡張し,新しいタクソノミー文書を定義することもできます。例えば,タクソノミー本体に<xsd:import>要素を指定してほかのタクソノミー文書をインポートし,タクソノミー文書を拡張できます。新しいタクソノミー文書を定義するときに,基になったタクソノミー文書を基底タクソノミー文書と呼びます。
uCosminexus Business Reporting Processorでは,タクソノミー文書が拡張されていた場合,基底タクソノミー文書も自動的に読み込み,拡張されたタクソノミー文書の集まり(DTS)として扱えます。物理的に複数のタクソノミー文書から構成されている場合でも,論理的な一つのタクソノミー文書として参照できます。
拡張されたタクソノミー文書の構成を,次の図に示します。
図2-2 拡張されたタクソノミー文書の構成
この場合,タクソノミー文書で<xsd:import>要素を使用して,基底タクソノミー文書を参照しています。
DTSを参照する場合,タクソノミー文書の読み込み範囲などをあらかじめ指定できます。DTSの読み込みに関する設定項目については,「2.5 DTSの読み込み」を参照してください。