uCosminexus Business Reporting Processor 開発者ガイド

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6.8.17 XBRLTaxonomyItemインターフェース

public interface XBRLTaxonomyItem
extends XBRLTaxonomyElement

XBRLのバージョン:
2.0および2.1

説明:
アイテムの要素宣言を表します。
タクソノミー本体で<xsd:element>要素によって記述される要素宣言のうち,substitutionGroup属性が「xbrli:item」のものが,アイテムの要素宣言となります。

フィールドの概要:
XBRLTaxonomyItemインターフェースのフィールドの概要を次の表に示します。

表6-109 XBRLTaxonomyItemインターフェースのフィールドの概要

項番 説明
1 static int MONETARY_ITEM
  このアイテムのデータ型はxbrli:monetaryです。
2 static int SHARES_ITEM
  このアイテムのデータ型はxbrli:sharesです。
3 static int PURE_ITEM
  このアイテムのデータ型はxbrli:pureです。
4 static int FRACTION_ITEM
  このアイテムのデータ型は分数です。
5 static int DECIMAL_ITEM
  このアイテムのデータ型はxsd:decimalです。
6 static int FLOAT_ITEM
  このアイテムのデータ型はxsd:floatです。
7 static int DOUBLE_ITEM
  このアイテムのデータ型はxsd:doubleです。
8 static int INTEGER_ITEM
  このアイテムのデータ型はxsd:integerです。
9 static int NONPOSITIVEINTEGER_ITEM
  このアイテムのデータ型はxsd:nonPositiveIntegerです。
10 static int NEGATIVEINTEGER_ITEM
  このアイテムのデータ型はxsd:negativeIntegerです。
11 static int LONG_ITEM
  このアイテムのデータ型はxsd:longです。
12 static int INT_ITEM
  このアイテムのデータ型はxsd:intです。
13 static int SHORT_ITEM
  このアイテムのデータ型はxsd:shortです。
14 static int BYTE_ITEM
  このアイテムのデータ型はxsd:byteです。
15 static int NONNEGATIVEINTEGER_ITEM
  このアイテムのデータ型はxsd:nonNegativeIntegerです。
16 static int UNSIGNEDLONG_ITEM
  このアイテムのデータ型はxsd:unsignedLongです。
17 static int UNSIGNEDINT_ITEM
  このアイテムのデータ型はxsd:unsignedIntです。
18 static int UNSIGNEDSHORT_ITEM
  このアイテムのデータ型はxsd:unsignedShortです。
19 static int UNSIGNEDBYTE_ITEM
  このアイテムのデータ型はxsd:unsignedByteです。
20 static int POSITIVEINTEGER_ITEM
  このアイテムのデータ型はxsd:positiveIntegerです。
21 static int STRING_ITEM
  このアイテムのデータ型はxsd:stringです。
22 static int BOOLEAN_ITEM
  このアイテムのデータ型はxsd:booleanです。
23 static int HEXBINARY_ITEM
  このアイテムのデータ型はxsd:hexBinaryです。
24 static int BASE64BINARY_ITEM
  このアイテムのデータ型はxsd:base64Binaryです。
25 static int ANYURI_ITEM
  このアイテムのデータ型はxsd:anyURIです。
26 static int QNAME_ITEM
  このアイテムのデータ型はxsd:QNameです。
27 static int NOTATION_ITEM
  このアイテムのデータ型はxsd:NOTATIONです。
28 static int DURATION_ITEM
  このアイテムのデータ型はxsd:durationです。
29 static int DATETIME_ITEM
  このアイテムのデータ型はxbrli:dateUnionです。
30 static int TIME_ITEM
  このアイテムのデータ型はxsd:timeです。
31 static int DATE_ITEM
  このアイテムのデータ型はxsd:dateです。
32 static int GYEARMONTH_ITEM
  このアイテムのデータ型はxsd:gYearMonthです。
33 static int GYEAR_ITEM
  このアイテムのデータ型はxsd:gYearです。
34 static int GMONTHDAY_ITEM
  このアイテムのデータ型はxsd:gMonthDayです。
35 static int GDAY_ITEM
  このアイテムのデータ型はxsd:gDayです。
36 static int GMONTH_ITEM
  このアイテムのデータ型はxsd:gMonthです。
37 static int NORMALIZEDSTRING_ITEM
  このアイテムのデータ型はxsd:normalizedStringです。
38 static int TOKEN_ITEM
  このアイテムのデータ型はxsd:tokenです。
39 static int LANGUAGE_ITEM
  このアイテムのデータ型はxsd:languageです。
40 static int NAME_ITEM
  このアイテムのデータ型はxsd:Nameです。
41 static int NCNAME_ITEM
  このアイテムのデータ型はxsd:NCNameです。
42 static int OTHER_ITEM
  このアイテムのデータ型は不明です。

メソッドの概要:
XBRLTaxonomyItemインターフェースのメソッドの概要を次の表に示します。

表6-110 XBRLTaxonomyItemインターフェースのメソッドの概要

項番 説明 XBRLのバージョン XBRL Dimensionsのバージョン
1 int getItemType()
  アイテムのデータ型を表すコードを取得します。
2.0および2.1 該当しない
2 int getBaseItemType()
  アイテムのベースデータ型を表すコードを取得します。
2.1 該当しない
3 boolean isNumeric()
  アイテムが数値または非数値のどちらであるかを調べます。
2.0および2.1 該当しない
4 java.lang.String getPeriodType()
  要素宣言のxbrli:periodType属性の値を取得します。
2.1 該当しない
5 XBRLDimensionalRelationshipSet getDimensionalRelationshipSet()
  アイテムに関連づいているDRSを取得します。
2.1 1.0
<この項の構成>
(1) getItemType
(2) getBaseItemType
(3) isNumeric
(4) getPeriodType
(5) getDimensionalRelationshipSet

(1) getItemType

public int getItemType()

XBRLのバージョン:
2.0および2.1

説明:
アイテムのデータ型を表すコードを取得します。
このメソッドを利用できるアイテムのデータ型は,XBRLのバージョンによって異なります。利用できるアイテムのデータ型とXBRLのバージョンの関係を次の表に示します。

表6-111 利用できるアイテムのデータ型とXBRLのバージョンの関係

項番 アイテムのデータ型 XBRL2.0 XBRL2.1
1 MONETARY_ITEM
2 SHARES_ITEM
3 PURE_ITEM ×
4 FRACTION_ITEM ×
5 DECIMAL_ITEM
6 FLOAT_ITEM
7 DOUBLE_ITEM
8 INTEGER_ITEM
9 NONPOSITIVEINTEGER_ITEM ×
10 NEGATIVEINTEGER_ITEM ×
11 LONG_ITEM ×
12 INT_ITEM ×
13 SHORT_ITEM ×
14 BYTE_ITEM ×
15 NONNEGATIVEINTEGER_ITEM ×
16 UNSIGNEDLONG_ITEM ×
17 UNSIGNEDINT_ITEM ×
18 UNSIGNEDSHORT_ITEM ×
19 UNSIGNEDBYTE_ITEM ×
20 POSITIVEINTEGER_ITEM ×
21 STRING_ITEM
22 BOOLEAN_ITEM
23 HEXBINARY_ITEM
24 BASE64BINARY_ITEM
25 ANYURI_ITEM
26 QNAME_ITEM
27 NOTATION_ITEM ×
28 DURATION_ITEM
29 DATETIME_ITEM
30 TIME_ITEM
31 DATE_ITEM
32 GYEARMONTH_ITEM
33 GYEAR_ITEM
34 GMONTHDAY_ITEM
35 GDAY_ITEM
36 GMONTH_ITEM
37 NORMALIZEDSTRING_ITEM ×
38 TOKEN_ITEM ×
39 LANGUAGE_ITEM ×
40 NAME_ITEM ×
41 NCNAME_ITEM ×
42 OTHER_ITEM

(凡例)○:利用できます。 ×:利用できません。


戻り値:
このアイテムの型を表すコードを返します。

(2) getBaseItemType

public int getBaseItemType()

XBRLのバージョン:
2.1

説明:
アイテムのベースデータ型を表すコードを取得します。
ベースデータ型は,ユーザーデータ型の派生元となっているデータ型のことです。アイテムがユーザーデータ型である場合(getItemType()メソッドがOTHER_ITEMを返す場合)は,getBaseItemType()メソッドを呼び出すことによって,派生元となっているデータ型を調べることができます。派生元のデータ型が不明な場合は,getBaseItemType()メソッドはOTHER_ITEMを返します。
このアイテムがユーザーデータ型でない場合(getItemType()メソッドがOTHER_ITEM以外を返す場合)は,このメソッドはgetItemType()メソッドが返す値と同じ値を返します。

戻り値:
このアイテムのベースデータ型を表すコードを返します。

例外:
XBRLDOMRuntimeException -
  • 操作対象のタクソノミー文書が準拠しているXBRLのバージョンが2.1でない場合にスローされます。[エラーコード:20100]

(3) isNumeric

public boolean isNumeric()

XBRLのバージョン:
2.0および2.1

説明:
アイテムが数値または非数値のどちらであるかを調べます。
このアイテムが参照するコンテキストが数値か非数値のどちらかは,このアイテムのデータ型によって異なります。アイテムのデータ型とisNumeric()メソッドの戻り値との対応関係を次の表に示します。

表6-112 アイテムのデータ型とisNumeric()メソッドの戻り値との対応関係

項番 アイテムのデータ型 isNumeric()メソッドの戻り値
1 MONETARY_ITEM true
2 SHARES_ITEM
3 PURE_ITEM
4 FRACTION_ITEM
5 DECIMAL_ITEM
6 FLOAT_ITEM
7 DOUBLE_ITEM
8 INTEGER_ITEM
9 NONPOSITIVEINTEGER_ITEM
10 NEGATIVEINTEGER_ITEM
11 LONG_ITEM
12 INT_ITEM
13 SHORT_ITEM
14 BYTE_ITEM
15 NONNEGATIVEINTEGER_ITEM
16 UNSIGNEDLONG_ITEM
17 UNSIGNEDINT_ITEM
18 UNSIGNEDSHORT_ITEM
19 UNSIGNEDBYTE_ITEM
20 POSITIVEINTEGER_ITEM
21 STRING_ITEM false
22 BOOLEAN_ITEM
23 HEXBINARY_ITEM
24 BASE64BINARY_ITEM
25 ANYURI_ITEM
26 QNAME_ITEM
27 NOTATION_ITEM
28 DURATION_ITEM
29 DATETIME_ITEM
30 TIME_ITEM
31 DATE_ITEM
32 GYEARMONTH_ITEM
33 GYEAR_ITEM
34 GMONTHDAY_ITEM
35 GDAY_ITEM
36 GMONTH_ITEM
37 NORMALIZEDSTRING_ITEM
38 TOKEN_ITEM
39 LANGUAGE_ITEM
40 NAME_ITEM
41 NCNAME_ITEM
42 OTHER_ITEM ユーザーデータ型が数値データ型から派生している場合はtrue,そうでない場合はfalseとなります。ユーザーデータ型の詳細については,「5.5 取り扱えるデータ型」を参照してください。

戻り値:
このアイテムが数値コンテキストを参照する場合はtrue,非数値コンテキストを参照する場合はfalseを返します。

(4) getPeriodType

public java.lang.String getPeriodType()

XBRLのバージョン:
2.1

説明:
要素宣言のxbrli:periodType属性の値を取得します。

戻り値:
この要素宣言のxbrli:periodType属性の値を返します。xbrli:periodType属性がない場合はnullを返します。

例外:
XBRLDOMRuntimeException -
  • 操作対象のタクソノミー文書が準拠しているXBRLのバージョンが2.1でない場合にスローされます。[エラーコード:20100]

(5) getDimensionalRelationshipSet

public XBRLDimensionalRelationshipSet getDimensionalRelationshipSet()

XBRLのバージョン:
2.1

XBRL Dimensionsのバージョン:
1.0

説明:
アイテムに関連づいているDRSを取得します。

戻り値:
このアイテムに関連づいているDRSを返します。このアイテムに関連づいているDRSがない場合は,nullを返します。

例外:
XBRLDOMRuntimeException -
  • このタクソノミー文書が準拠しているXBRLのバージョンが2.1でない場合にスローされます。[エラーコード:20100]
  • このタクソノミー文書が準拠しているXBRL Dimensionsのバージョンが1.0でない場合にスローされます。[エラーコード:22100]