uCosminexus Business Reporting Processor 開発者ガイド
ユーザーデータ型とは,ユーザーが独自に定義したデータ型のことです。ユーザーは,独自にデータ型の定義をタクソノミー本体に記述します。
XBRL2.1の場合,<xsd:restriction>要素を使用して制約を追加する方法だけを使用できます。
ここでは,XBRL2.1の場合の,ユーザーデータ型と外部とのインターフェース,使用できるユーザーデータ型の条件,および定義例について説明します。
ユーザーデータ型と外部とのインターフェースについて説明します。
ユーザーデータ型とXBRLデータ型と区別するために,ユーザーデータ型では,データ型を表すコードが常にその他(OTHER_ITEM)となります。
ユーザーデータ型をXBRLデータ型から派生して作成し,使用できるユーザーデータ型の条件に合っている場合は,ユーザーデータ型が数値または非数値データ型かどうかが判断されます。条件に合っていない場合,ユーザーデータ型は文字列として保持・参照されます。さらにXBRL2.1の場合は,派生元のデータ型を取得することもできます。
それぞれの場合で使用できるメソッドを次に示します。
制約を追加する<xsd:restriction>要素と,<xsd:element>要素の定義は同一ドキュメント内である必要はありません。さらに,局所的な宣言も使用できます。
ここでは,大域的な宣言(グローバル宣言)の場合と局所的な宣言(ローカル宣言)に分けて,使用できるユーザーデータ型の条件を示します。
なお,完全な妥当性検証を実行した場合は,ユーザーデータ型にXBRL2.1で禁止されている定義内容がないかを検証します。この場合,xbrli:fractionItemType型以外から派生したユーザーデータ型が構造を持っているとエラーとなるため,次に示すユーザーデータ型定義(<xsd:complexType>要素)の子要素に<xsd:simpleContent>要素や<xsd:annotation>要素以外が使用されているとエラーになります。
<schema
:
xmlns:cbrpi="http://cosminexus.com/xbrl/"
:
<element id ="paymentOfdividends.preferredDividends"
name ="paymentOfdividends.preferredDividends"
type ="cbrpi:totalDigits"
substitutionGroup ="xbrli:item"
/>
:
<complexType name ="totalDigits">
<simpleContent>
<restriction base ="xbrli:integerItemType">
<totalDigits value="5">
</restriction>
</simpleContent>
</complexType>
:
</schema>
|
<schema
:
xmlns:cbrpi="http://cosminexus.com/xbrl/"
:
<element id ="paymentOfdividends.preferredDividends"
name ="paymentOfdividends.preferredDividends"
substitutionGroup ="xbrli:item">
<complexType>
<simpleContent>
<restriction base="xbrli:integerItemType">
<totalDigits value="5">
</restriction>
</simpleContent>
</complexType>
</element>
:
</schema>
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